2013年3月12日火曜日

キャブタイヤ構造屋内配ケーブルの音質比較


季刊 AudioAccessory 148 SPRINGの

「旬の音本舗 福田屋」にて

の性能が検証されましたが、
平行構造Fケーブルの他にキャブタイヤ構造ケーブルの音質も比較されてます。

その記事の内容は・・・




(1mあたり399円)
安定したバランスで十分に帯域を広げ、
滑らかな中間帯域で弦の旋律が良好である。
繊細な中・高域の表現を要求するバロック音楽になると、
解像度やSN比が弱く適していない。
ヴォーカル帯域を主体にいろいろ音楽をこなすが、
コントラストや締まり、中低域の締まりや分解力など、
あまり精度の高い表現は要求できない。
総合点で70点はあるがフォーカスはソフト。
初めての入門用には手頃だが、フジクラの場合、
上級モデルになるほど価格に比例して透明度、解像度も高くなる。



(1mあたり525円)
明快さのある中音。
高域特性も繊細性のある良好な解像力で、十分に伸びて帯域を広げる。
バロック音楽にはまだ物足りない面もあるが、
伸びのあるヴォーカル、音場空間も広がり、
総合点として76点になるため、
音にこだわる人にはこのクラスからが薦められる。
ただ、音像の陰影表現、低域の締まりはあまり強くない傾向がある。
明るく透明性のあるきれいな音質を持っていて魅力である。


(1mあたり693円)
力と透明度の高い音で、SN比も高い。
彫りの深い、混濁の少ないきれいな音質が魅力。
高域特性も繊細な倍音の表現を美しく表現。
低域の伸びも十分にバランスが整う。
バロック音楽にも適する冴えた繊細性があるが、
低域の締まりはそう強くない。
24時間経過後では、ややふくらみのある音像だが、
滑らかで柔らかく透明度の高い音質で、クオリティは高い。
コントラストが関係し、総合点は78点、
CPは十分に高い内容だ。

(1mあたり3,948円)
コントラストが高く、明確に描く性能が魅力。
高SN比、高解像度で極めて混濁が少なく、
音像の緩みが少ない。
引き締まり、輪郭は正確で力もある。
瞬発力がよい。
バランスはニュートラルで一定、
高域は繊細な解像度で精度が高い。
冴えている。
バロック音楽の繊細な音楽にも魅力を発揮し、
スピーカーケーブルとしても使ってみたい。
このケーブルは製造メーカーが変更されているようだが、
現在のバージョンはより精度が高く洗練され、性能が高い。
総合点は90点。
静寂な雰囲気や微細な余韻を表現し、
低域は彫りが深くダイナミックで透明度が高い。


(1mあたり6,552円)
導体が太く、
このことが低域のエネルギーを豊かにすることにより、
高域は比較的デッドなバランスとなっている。
帯域特性はEE/F-S2.0の方が広く有利だ。
バランスの傾向は初期製品と共通するが、
最近の製品は製造メーカーの変更で引き締まり、
SN比やダンピング、コントラストが強化されている。
多少ローバランスな雰囲気だが、重低音の力は最強といえる。
総合点としては84点クラス。



以上は福田先生のご意見ですが、宜しければご参考下さい。

どうぞよろしくお願い致します。




佐々木でした。

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