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2017年11月18日土曜日

オヤイデ電気で売ってる『JIS規格用 電源BOX自作セット』でオリジナル電源タップをつくってみました。





こんにちは、オヤイデ電気のウノツです。
今回もどうぞよろしくお願いします。


今回は、
僕だけのオリジナル電源BOXを自作してみました。
 
ざーっとこんな感じです
 
初めての方にはなかなか敷居が高く感じる
電源ボックス・タップの自作ですが、
作ってみると案外簡単なんですよ!

そんなわけで、ハウツーを簡単にご紹介したいと思います。
 


まず、用意するのは、

  • JIS規格用 電源BOX自作セット  ×1セット
  • お好みの電源プラグ       ×1個
  • お好みのJIS規格コンセント     ×2個
  • お好みの電源ケーブル      ×必要な長さ
  • 工具(ドライバー・圧着工具・ハサミ・ニッパー・カッターなど)
  • 挫折しない心(←スベってますねぇ)
こんな感じです。



今回は定番どころで
プラグ『WF5018K
コンセント『WN1318K
ケーブル『L/i50OFC
を用意しました。
 
お好みの部材を揃えましょう。
[クリック(タップ)で写真拡大]
 
今回は、家庭壁コンセント事情を考慮し
2P(アース無し)仕様でご紹介します。
では、さっそく、
作っていきましょう!


 
 
 1. 自作セットの中身を確認しましょう
JIS規格用 電源BOX自作セット
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これでもって1,400円(税別)です。結構お得です。
 

 
 2. 簡単な部分を組み立てましょう
ケーブルの通し忘れに注意です。
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ケーブルクランプは『FGA21L-14(グレー色)』
適合ケーブルは13.0mmまで対応しているので、
かなり太いケーブルまで選べますね。
ちなみに黒色も別売りしています。


 
 3. ケーブルの被覆を剥いていきましょう
ギザ付ハサミ(N-841)がとても便利です!アースを設ける場合はアース線を残しておきましょう。
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・『L/i50 OFC』の外装は、
綿編組なのでほつれやすいです。
テープなどを巻いてから切るとGOODです。
・青色の被覆は40.0mm(4.0cm)くらい剥きましょう。



 4. 差込用OFC単線 と L/i50OFCの芯線 
                           を 剥き出しましょう 
音にも影響しますので、素線を傷つけないよう優しく~。
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それぞれの被覆を12.0mmずつ剥きます。
このあとに出てくる『リングスリーブ』に
挿入したとき1.0mm程度はみ出るさです



  5. L/i50OFC をコンセントに 
 差し込めるよう"単線化"します 
ここがオヤイデ電気のこだわり!汎用の棒形端子を使わないんです。
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・ここがポイント!
スズメッキを施された汎用棒形端子を使わず、
OFCで差し込めるようにすることで
音質向上が図れますね。
・圧着工具は『P-77(リングスリーブ用)
使用します。
ペンチなどでやられる方もいらっしゃいますが、
安全面を保障できませんので適正工具を推奨



 6. きちんと絶縁しましょう 
絶縁キャップを被せて、こんな感じになりました。
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これで『L/i50OFC』が"単線化"されました。
あとはコンセントに挿すだけ!
(後でやりますので、まだ挿さないでくださいね)



 7. コンセントに結線していきましょう 
あとでプレートを付けるので、凹凸部がポイントです。
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 ネジは締め過ぎず仮止め程度にしましょう。
コンセント同士の距離が正しくないと、
あとでプレートがハマりません
凹凸部を合わせるところがポイントです!


 
 8. コンセント同士を渡らせる線(渡り線) 
                                を用意しましょう 
コンセントの裏に目盛りがついてます。
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渡り線の被覆剥きも、導体を傷けないように丁寧に。
渡り線に、
使う電源ケーブルの内部導体
単線ではなく撚り線
銅線ではなく銀線
などを使う、
自作家ならではなこだわりもあります。



 9. コンセントを渡らせます 
渡り線はゆるやかに曲げながら奥まで差し込みます。
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・『WN1318K』は裏側向かって左がホット、 右がコールドになってます。
"W"がコールド】と覚えておきましょう!
・渡り線が単線なのでコンセントの距離がほぼ固定されます。
さっきのポイントが大事になってきますね。



 10. ケーブル を コンセント に 
        結線しましょう 
片側のコンセントへホット/コールド同士に差し込みます。(見づらくてすみません...)
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差し込む箇所を間違えないように注意しましょう。
ちなみにケーブルを挿した側のコンセントが上流側になります。



 10-a. アースの結線 
圧着端子は別途用意してください。
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今回は2P(アース無し)仕様ですが、アースを設ける場合は写真のように
ケーブルのアース線 と コンセントのアース線 をまとめて圧着します。
圧着したらきちんと絶縁しましょう!



 11. コンセント側が完成 
コンセントをまるまるひっくり返してコンセント側は完成!
BOX内のケーブルに余裕をもたせてクランプを締めこみましょう
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・こうしたとき、写真左側が上流コンセントになってます。
異なるコンセントを2連で使う場合は覚えておきましょう!
・この時、プレートがハマるか確認しましょう。
この後の工程中に傷つくかもしれないので
取り付けは一番最後がオススメですね。
・『クリーニングスティックEC』などで
コンセントのブレード部を
ピカピカに磨いておくのも良いと思います。



 12. プラグに結線していきましょう 
シンプルな構造ですが、戻し方を忘れないように分解しましょう
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ネジを失くさないように・ケーブルの通し忘れに注意!!



 13. プラグ内部の確認 
プラグのケーブル挿入部はこんな感じ。
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内部のクリアなプレートに刻印があります。
コンセントのとき同様、コールド側は"W"の表記がありますね。
ケーブルの被覆剥きの長さも表記されてます。



 13-a. アースピン無し(2P)仕様にする場合は 
アースピンが必要な時にまた使えますので、必要に応じて保管しておきましょう。
[クリック(タップ)で写真拡大]
 今回は2P(アース無し)仕様ですが、アースを設ける場合はこの工程を省きます。


 
  14. またまたケーブルの被覆を剥いていきましょう 
素線がちぎれないように優しく剥きましょう。アースを設ける場合はアース線を残しておいてくださいね。
[クリック(タップ)で写真拡大]
・芯線の被覆を12.0mmずつ剥きます。
・青色の被覆は30.0mm(3.0cm)くらい剥きます。
剥きすぎると、後で、プラグカバーからはみ出てしまうので注意です。



 15. ケーブル を プラグ に結線しましょう 
汎用の棒形端子を使う場合もありますが、直接挿せるので接点減少で音質向上!
かしめネジのゆるめ過ぎ、締めすぎに注意です。
[クリック(タップ)で写真拡大]
・差し込む箇所を間違えないように注意しましょう。
・素線が4.0sqになり、太いので挿入部の穴径がギリギリかと思います。
ほつれないように慎重に挿入します



 16. プラグ側が完成 
元通り組み立てられましたか?これでプラグ側も完成!
[クリック(タップ)で写真拡大]
これでプラグも完成です。
ブレード部分を柔らかい布等で拭いてあげると良いですね。
そして……



 16. オリジナル電源BOX完成です! 
テスターで導通チェックを必ず行ってください。金属部分は仕上げに磨いてあげましょう!
[クリック(タップ)で写真拡大]
・プレートを傷つけまいとつけていなかったので取り付けましょう。
・最後に、
使用する前にテスターで導通チェックを必ず行ってください。
(万が一の事故の原因になります)
  かんせい!!  
お疲れ様でした。



どうでしたか!?
そんなに難しくなかったかなと思います。

L/i50OFC』なんかは綿編組シースなので
・ほつれ止めにテープを施したり、
ライターで炙ったり。
・プラグの根本を収縮チューブで固定したり

コンセント・プラグのブレードを
磨いてあげたり。

こだわるといろいろ発見できるポイントも自作の醍醐味ですね。



では、今回使った工具もささっと簡単にご紹介しますね。

細かいところにオススメな ギザなし『N-838』もあります。

プラス形3種類・マイナス形3種類 計6種類つかえて便利です。
裸圧着端子・スリーブ用の『NH 1』も重宝しますよ。
最後の導通チェックに使いました。導通チェックだけならオヤイデ『DB-2』でもOK!

あとはカッターや定規などがあれば十分です。
いかがですか?
圧着工具が必要なものの、少ない工具で自作始められますね。
思ったよりもシンプル




「〇〇のケーブルだとどうやって作るのー?」
「ここはどうしたらいいの?」
などなど、わからない点などありましたらお気軽にご質問ください
質問内容を参考に追記もしたいと思います
お近くでしたら秋葉原直営店にも遊びに来てくださいね!

 
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以上、ウノツでした



2 件のコメント:

  1. 元のFGが浮いていてるため、シールド効果が期待できないのではないでしょうか。
    また、安全性は、担保されますか。

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    返信
    1. 確かに今回使っている塩ビ製コンセントボックスはFGが取れておりませんので、塩ビ製コンセントボックスでのシールド効果は期待できません。
      こちらは自作例のご紹介になりますので、完成後はお客様ご自身で導通チェックを行っていただき、あくまで自己責任のもと製作ください。
      もし製作方法等で分からないことがあればオヤイデ電気までお問合せください!

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