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2018年3月26日月曜日

あなた色に染めます!ケーブルのカラーリング承ります。



突然ですが、買い物する時、現金派ですか?それともクレジットカード派ですか?
私は断然現金派です。
オヤイデ電気の秋葉原直売店でも、3年ほど前からクレジットカードの取り扱いを始めています。使用できるのは下の3種類です。


オンラインショップでは、上記の3社に加えて、下記の2社もご使用可能です。



で、先日仕事帰りに三菱東京UFJ銀行に行ったんですが、
入り口にこんなものが貼ってあったんです。見たことある方も多いかと思いますが。




使用できるカードなんかが、ズラーーっと表示されているのですが、左上のここに、




VISAとかJCBとかおなじみのカードが載ってる中で、




Master Cardの横に、



Maestro?
マ、マエストロ?

現金派の私は、初めてお目にかかりました。



MastereCardと、デザインがまるで一緒。
違っているのは色だけ。
こんなに露骨にパクっちゃって大丈夫なのか?と心配になるぐらいですが、
どうやら、ヨーロッパで銀行開設時にキャッシュカードにデビットカード機能として、
Maestroカードを発行していることがあるんですって!
日本はおろか、本州からもほとんど出たことない私が知らないはずでした。

前置きが長くなりましたが、今週の「週刊サンデン」は、そんな色についてのお話です。




オヤイデ電気では、数えきれないほどの電線を販売しているのですが、
ほとんどものが単色なんですよ。
2色のものっていうと、




こんなツイスト線や、


こんなリボン線などです。

1本のケーブルに2色のものって、ほとんどないんですよね。
唯一販売しているのが、この「KIV2sq」ぐらい。


世間一般には、ストライプって呼びそうですけど、バーチカルって言うんですって。
で、このケーブルはちょっと写真じゃわかりづらいんですけど、
緑のケーブルの上から黄色の色を着色しているわけでなくって、
緑のビニルと黄色のビニルでできてるんですよ。
どうやって作ってるんでしょうね?
ちなみに在庫品は緑ベースに黄色のラインですが、黄色の面積の多い黄色ベースに緑ラインのものも取り寄せ可能です。200m巻になってしまいますが。
こういった感じで、色を2色使っているケーブルって、あまりなくって、
車用のものだったりするとあるんですが、
製作品だったりして納期がかかってしまうんですよ。
じゃー、どうしよう?そうだ塗ってしまおう!
ということで、先日あるお客様からご依頼をいただいたものが、こちらです。



お預かりしたのが、こちらのもの。真っ白なビニルの配線材です。
これにスパイラル状のカラーリングのご依頼をいただきまして。
仕上がりは、こんな感じ。








黄色


今回は、この他のものも合わせて10巻ほどのご依頼をいただきましたが、
納期は10日程度です。
写真は3色のみですが、もちろん他の色でも対応可能です。
価格はご依頼いただくサイズにもよりますので、お手数ですが、こちらからお問い合わせください。
ケーブルをお持ちでない場合も、ケーブルの代金を含めたお見積りをさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
ご依頼いただく際の注意点といたしまして、
・お客様がお持ちのケーブルに対応できない場合があること
UL規格のもの(弊社在庫品ですと、UL1015やUL1007など)にカラーリングをした場合、UL規格が取得されていないものと見なされますので、ご注意ください

お問い合わせは下記まで。
E-mail:webshop@oyaide.com
TEL03-3253-9351
以上、現金派の根津でした。




2018年3月23日金曜日

【DIY講座】『USBケーブル』を自作する!≪USB Bタイプ編>

新製品『オーグライン USBデジタルケーブル』を使って、
USBケーブルの作り方をご紹介していくブログでございます。




今回は【USB-B】コネクタを製作します!

*

使うケーブルはこちら!
日本初の【オーディオ用高品質USBケーブル】切り売り販売を実現しました。
しかも世界でオヤイデ電気のみが販売している特注仕様です!
100cm未満:¥2,000/10cm単位
100cm以上:¥1,800/10cm単位


 【  商品ページはこちらから  】 

かなり高価ですが『確実なシールド処理』と『インピーダンスマッチング』が取れている為、
容易に整合性を持ったUSBケーブルを作ることができます。
特にUSB DACなどデータ通信用途にオススメします。

*

ちなみに”オーグライン”とは・・・
武藤製作所が製造している【+の合金線】=【オーグライン線】というオーディオ線材であり、
既製品USBケーブル同じクオリティの線材を、オヤイデ電気限定で切り売り販売しています。

【 武藤製作所のHPはこちらから 】

*

それでは早速DIYしていきましょう!

基本的な流れはUSB-Aと同じになります。

※随時「MiniBタイプ」「MicroBタイプ」のブログも更新していきます。
※ブログ最下層に追記していきますので、完成まで暫くお待ちください。

   1:ケーブルの構造解説・剥き出し作業   


 ケ―ブルの被覆を約15mm剥く。

 被覆を剥くと編組シールド+アルミテープが出てきます。ノイズ耐性抜群です。


 編組シールドをほどきます。すると中から「ドレンワイヤー」が出てくるので探し出してください。
 ドレンワイヤーとはアルミテープと編組シールドを導通させる為の線になります。
 ドレンワイヤー以外の編組シールドを切り落とします。ハンダ付けスペースが狭い為、作業性を考慮してドレンワイヤーのみ処理します。
 アルミテープを剥きます。このが「電源線」になります。


 紫のアルミテープを剥くと、の「信号線」と、ドレンワイヤーが出てきます。


 ドレンワイヤー2本を撚り合わせます。最後にシャーシグラウンドと導通させ、シールド効果を発揮させます。


 ここまできたら準備完了!合計5本の線を使ってUSBケーブルを作ります。


   2:USBコネクタの半田付け   



 USB-Bコネクタの内部。全部で4点のパーツで構成されています。


 USB-Bコネクタの商品ページはこちら。 


【USB-Bの結線図】
1:(+5V) →
2:DATA- →
3:DATA+ →
4:GND →


角が取れてる方が上面(&)
平面になっている方が底面(&)

※画像をクリックして拡大

まずカバーをケーブルに通しておきます。

※写真はケーブル剥く前ですがお気になさらず・・・

結線図に従い半田付けをします。
予備ハンダも忘れずに。


底面から見た半田付け部。



金属ハウジング(大)を取り付けます。
導体の長さは金属ハウジングの中に収まるようにします。
ドレンワイヤーを金属ハウジング(小)に半田づけします。
金属ハウジング(小)のカシメと、金属ハウジング(大)のカシメを纏めて固定します。
最後にカバーを被せて・・・・
*

完成しました!



如何でしたか?
USB-Aコネクタが作れれば、こちらも問題ありませんね!

もし分からないことがあればオヤイデ電気までお問い合わせください。



  ~他のUSBコネクタ自作例は下記の通り。~  


オヤイデ電気 秋葉原直営店
住所:東京都千代田区外神田1-4-13
営業時間:10:00~19:00
定休日 : 日曜日(年末年始)

☎ 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353

メールでのお問い合わせは、こちらのアドレスより!
✉webshop@oyaide.com


2018年3月19日月曜日

ふたつのUL、違いは何?リスティング認証のケーブルあります。

まずはこちらをご覧ください。



どちらもULのマークですね。
ULについては過去のブログでも取り上げましたが、概要は以下の通りです。


*UL(Underwriters Laboratories Inc)とはアメリカの企業名で、
材料や部品の状態から完成品まで、機能や安全性に製品安全規格(UL規格)を策定し、同時に評価方法を設定、その評価に合格したものにUL認証マークの使用が認められています。

つまり上のマークは「UL試験合格マーク」というわけです。
UL規格対応/UL認証/UL電線など、呼び名は資料やメーカーごとにまちまちですがこれらは同じ意味合いです。

さて、ブログ冒頭にあるようにULには主にふたつのマークが存在します。
実はこのふたつのマーク、下図のようにきっちりと適応範囲が分かれています。

リスティング(Listing)認証は「ULの安全基準を満たした製品ですよ」という認証で、ケーブルに限らず機器そのものに対しても取得できます。
一方、リコグニッション(Recognition)認証とは「リスティング認証された製品に組み込む用途なら、安全基準を満たしています」といった条件付きの認証です。



このように米国の産業機器にはULリスティング認証が欠かせない条件となっています。
機器全体で認証を取らなくてもULリスティング認証を取得している部材のみで組み立てた場合も、ULの安全基準を満たしたと解釈して良さそうですね。

(※ 上記はあくまでも米国での基準なので、ULを取得していないケーブルでも安全に使用できる製品はたくさんあります。また日本ならJIS規格やPSE(電気用品安全法)、欧州ならEC指令、中国ならCCC(中国強制認証制度)など国や地域のよって安全基準が異なります。)

つまり、リスティング認証ケーブル(=リステッド対応ケーブル)のメリットは、
「米国産の製品に使用できる/米国向け製品の部材として組み込みやすい 」といった部分なんですね。


そんなリスティング対応ケーブル、オヤイデでも販売しております。

通信用 CM(UL444)>
取り扱いサイズはAWG26、AWG24

取り扱いサイズはAWG26、AWG24

取り扱いサイズはAWG22 ~ AWG16

取り扱いサイズはAWG22 ~ AWG16
KDF
取り扱いサイズはAWG25、AWG23、AWG21

KDF-SB
取り扱いサイズはAWG25、AWG23、AWG21
電力制限回路用 CL2、CL3(UL13)
取り扱いサイズはAWG24 ~ AWG16

取り扱いサイズはAWG24 ~ AWG14

取り扱いサイズはAWG24 ~ AWG18
いずれもオヤイデオンラインショップで1mからご注文可能です。
※ご注文からお届けまで2~3日ほどの納期となります。予めご了承ください。

上記以外にもCEマーキング品など各規格認証品もお取り寄せ致します。
○○規格といった条件で電線をお探しの際は是非ご相談ください。


↓お問い合わせはこちらまで↓
直売店舗 TEL:03-3253-9351 FAX03-3253-9353
本社 TEL03-5684-2151 FAX03-5684-2150(24h)
 E-mail:webshop@oyaide.com