こんにちは、葛下です。
ところでいきなりですけど、皆様、SDIってご存じですか?
デジタル化が進んだ昨今、映像ケーブルと言えば今やHDMI1強の時代になりました。
ところがこのHDMI、弱点があるのです。
それは
長く伸ばすことが出来ない!
ぜいぜい10mが限界です。
がしかし、SDIケーブルを使えば50m、いや、もっと、100m以上も伸ばす事が出来るのです。
つまり、長く伸ばせるHDMIだと思って頂いて結構です。
ちなみにSDIとは…
「シリアルデジタルインターフェイス」の略です。
ケーブルはどんな物を使うのか?
なんの事は無い。
75ΩのBNC同軸ケーブルで良いのです。はい。わたくし同軸おじさんの親友です。(笑)
ただ、今のところSDI端子が付いてる機器は少ないので、SDIとHDMIの変換コンバーターを使って中間だけBNCケーブルで延長して使う事が多くなります。
おそらく今後、もっと主流になっていくのではないかと思われます。
SDIの規格も種類がありまして、解像度の低い順から言えば、SD・HD・3G・12Gとなります。
解像度が高くなる程、同じケーブルを使うにあたっては伝送可能距離は短くなります。
使うケーブルによっても伝送距離は変わります。
当然太いケーブルの方が伝送距離は伸びるのですが、やはりデメリットがあります。
重い…
硬い…
よって取り回しが非常に不便…
なので50m以内で収まる距離であれば細いケーブルで取りまわす方が断然楽です。
ここで参考までにSDIに適したケーブルとメリット・デメリットを
FB:固定配線用。減衰特性に優れるが、ケーブルが硬い。比較的低コスト。
UHD:固定配線用。FBよりも減衰特性に優れるが、ケーブルが硬く、高コスト。
2VS:可動用。ローコストで柔軟だが、減衰特性は劣る。
FWS:可動用。2VSよりも減衰特性に優れるが、ケーブルが柔軟で、高コスト。
アルファベットの前に3Cとか5Cとか付くんですけど、数字が大きいほどケーブルが太いのです。
短い距離ならカナレのL-3C2VSを使ったBNCケーブルでも良いんですが、気を付けなければならないのが、スタジオ等で使用する場合、機器と機器を繋ぐケーブル自体は短い距離だったとしても、またその機器から別の機器へと繋がって行き、トータルで気付けば数十mとかになってる場合、細いケーブルだと伝送が途切れてしまう恐れがあります。
機器を含めた総トータルの長さで考えましょう。
あと、少し足りない場合、延長プラグを使ってケーブル同士を繋ぎ合せて延長する事が出来ますが、この場合も減衰しますんで少し伝送距離は縮みます。
上記を踏まえた上で弊社で扱ってるSDIに適したケーブルをいくつか紹介致しましょう。
全て受注生産になるので少しお時間を頂く事になりますがご了承下さい。
BNCケーブルがこれを機にまたブレイクしてくれると、同軸おじさんの私としては大変嬉しい所存で御座います。(笑)
以上、葛下でした。
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