こんにちは、葛下です。
今日は少しお勉強のお時間です(笑)
皆様、電気には電流と電圧があるのって知ってますよね?
もちろん聞いた事ぐらいはありますよね。
では両者の違いは知ってますか?
はい、三浦君!
・・・・
そうですか、判りませんか…
では先生が簡単に説明致しましょう。
電流とは電気の流れる量、いわゆる電気の子と書いて「電子」の数の事です。
その電子君達が一分間に流れる量を「A」(アンペア)と言います。
電圧とは、その電子君一人の勢いです。単位は「V」(ボルト)です。
つまり何人の電子君達=(電流)がどれだけのスピードで流れて行くのか=(電圧)と言う事なのです。
これが使うケーブルに深く深く関係して来ます。
考えてみて下さい。
電子君が道を歩いています。
おっと電子君が増えてきました!道に溢れてきました!
となると当然道を広くするしかないですよね。
そのままの状態にしておくとどうなります?気の短い電子君達はぶつかり合ってどんどん熱くなって行きますよね。
最後には乱闘の末、お互いの体に火が付いて自爆してしまいます。
そうならない為にも電子君達が気持ちよく通れるように、数に応じて道も広げて上げなきゃなりません。
それがケーブルの芯線の太さの意味なのです。
そして今度は電子君達が走ってます。
おっと、どんどん加速して来ました!速い!電子君、勢いが止まりません!
って、なった時、大勢の電子君達がドカドカ走れるようなしっかりした道路じゃないと壊れてしまいますよね。
か細い吊り橋なんかじゃすぐ崩壊しちゃいますよね。
これがケーブルの外被(絶縁体)の役目なのです。
今回はこの耐圧に注目してみましょう。
しっかりと耐圧の取れていないケーブルに高電圧をかけ続けると外皮(絶縁体)が破壊されます。
これが「絶縁破壊」と言う現象です。
絶縁破壊・・・
なんか凄く言葉も文字も恐ろしいですよね。
もちろん読んで時の如く、絶縁破壊が起きると一気に大量の電流が流れ出して世にも恐ろしい事が起こります。
そうならない為にも、高電圧で使用する場合はしっかりと耐圧が取れているケーブルを使う必要があります。
弊社で扱っている高圧ケーブルを何種類かご紹介致します。
シリコンの外被なので耐熱・柔軟性にも優れてます。
こちらはなんと耐圧50KVです。
見て下さい。外皮の厚さ!
このケーブルは倉庫に置いてあるのですが、切る時粉まみれになります。(どうでもいい情報です)
こちらの外被は架橋ポリエチレンです。シリコンケーブルに比べると細く使い勝手が良いです。
色がピンクと白の2種類あって耐圧20KVもモノもあります。
こちらはシリコンの30KV耐圧電線です。
なんと60KV耐圧です。
外装がポリエチレンの為、大変軽いです。
あとはシールド付きの高圧電線もあります。
あと街のネオン電灯等に使用されるネオン管に使われるケーブル
このように色んな耐高圧電線を揃えておりますので、高電圧で使用する方はしっかりと見合ったケーブルをお使いください。
「絶縁破壊」
恐ろしや・・・
以上、葛下でした
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