こんにちは、葛下です。
私、よくサウナに行くのですが、
先日サウナ内でボーッとしていたらケーブル管が目に入ったのですよ。
サウナ内で、オートロウリュ機能や照明が灯ったりするので当然ケーブル配線されているのです。
それで「サウナ内で使うケーブルって耐熱温度が何度のどんなケーブルを使っているのかな～」
なんて思い始めたら色々なケーブルが頭の中に出てくるのですよ。
完全に職業病ですよね。（苦笑）
人がせっかくくつろいでいるのに頭の中に出て来ないで頂きたい。耐熱ケーブルの面々達。
と言う訳で、せっかくなので頭の中に出てきた彼等には少し試練を与えてみる事にしました。（笑）
エントリーされた光栄なケーブル達
白：KIV（対比の為の普通の塩化ビーニール：耐熱温度60℃）
赤：UL1007（耐熱塩化ビニール：耐熱温度80℃）
緑：BX-S（架橋ポリエチレン：耐熱温度90℃）
黄：UL1015（耐熱塩化ビニール：耐熱温度105℃）
青：RSCB（シリコン：耐熱温度：180℃）
銀：タナフロン（フッ素樹脂：200℃）
まずはこの子達を鍋で沸騰させたお湯の中に無慈悲に放り込みました。
題して『釜茹で地獄』
煮えたぎるお湯の中で30分間グツグツと煮る。
～結果～
全く何も変わらず・・・
石川五右衛門もびっくりですな・・・
まあ、言っても100℃ですからね～
次、被覆を剥いて40Wの半田ごてをケーブルの芯線に30秒間当ててみる
題して『根性焼きの刑』
最初、そのまま直に半田ごてを当てても何の変化も無かった為、急遽溶岩の如く半田を流し込む。
鬼畜の所業ですな・・・
～結果～
普通のビニールのKIV（白）はみるみる溶けて行きました。
耐熱ビニールのUL1007（赤）UL1015（黄）も結構溶けました。
1015に至っては耐熱105℃を謳っている割には口ほどにも無いヤツ・・・
頑張ったのが架橋ポリエチレンの緑のBX-S。
少しテカリが出たぐらいで殆ど溶けてません。
シリコンのRSCBと、フッ素樹脂のタナフロンに至っては全く無傷です。
さて、最後の拷問・・・いや検証は、ポケトーチを使って直火で炙ってやりました。
題して『火炎放射地獄』
5ｃｍ離れた所から5秒間の火炎放射。ファイアー！！
～結果～
KIV(白)は火を付けた瞬間からボウボウ燃えだしました。危険を感じたのですぐ放射を止めました。5秒間持たず。
UL1007(赤)と1015(黄)は焦げましたが、5秒間当てても燃え広がりはしませんでした。
そして、またまた頑張ったのはBX-S(緑)です。
ちょっとテカリが出て黒ずんだだけです。
この子は出来る子です。うん。
RSCBは少し変色しただけで耐え抜きました。
そしてタナフロンは全くの無傷です。
全くの無傷だと？・・・
ドSの私の心に火が付きました。
こうなったら0距離から放射！死ねぃ‼️
結局1分間以上放射し続けるもその結果・・・
溶ける訳でもなく、ほんの少しだけ焦げ目が付いただけです。まさにかすり傷程度。
「効かね～な～」
敵（フッ素樹脂）が肩をコキコキしながら言い放った威圧的なセリフが、絶望に満ちた私の体を踏みにじるように上から降り注いで来ました。
ちなみにシリコン線への直火は１０秒程で焦げました。
こうなったら最終手段、先日購入した「卓上ミニチュアロウリュセット🔥」の中に放り込んでやりました（笑）
題して『サウナストーンからのロウリュ地獄〜ととのい〜』
あ～いいですね～、情緒があって・・・
ちょっとロウリュの音聞いてみましょうか？
これ、アロマ水なので香りもいいんですよ～
いいですね~・・・
そんなこんなで火が消えるまで２０分強、十分にロウリュを満喫してタナフロンを取り出してみました。
ほとんど無傷・・・
熱された石って大概な高温になると思うんですけど。
完敗です。
ここに「フッ素樹脂最強伝説」が誕生しました。
ちなみに弊社で在庫しているフッ素樹脂電線は、田中電線の「タナフロン」の他、潤工社の「ジュンフロン」「ETFE」、日星電気の「ハイフロン」等があります。
タナフロン共々最強フッ素樹脂電線よろしくお願い致します。
結局『卓上ミニチュアロウリュセット🔥』の自慢がしたかっただけでは無いのか？と疑いのかかってる葛下でした。（笑）
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