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2016年6月28日火曜日

CANARE(カナレ電気)楽器用OFCラインケーブル「GS-4」の取り扱い開始!

ケーブルメーカー最大手"CANARE"から、
楽器用OFCラインケーブル
GS-4」の取り扱いを開始致しました!
外径4mmの楽器用1芯ケーブルです。

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GS-6との外径比較。
GS-4は外径4mmで非常に柔軟
昔から標準ギターケーブルとして有名なGS-6と同等の構造を持っています。

導体断面積も0.3sqと通常のギターケーブルと同等のサイズで、
音質の劣化を極力抑える構造となっております。


シールドは耐ノイズ性屈曲性能に優れた編組シールド」を採用。
編組率は93%以上で外来ノイズをシャットアウト。
さらに高い屈曲性能が断線リスクを軽減しています。

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日の出光機製作所「L111」を組み合わせて使った製作例
日の出光機製作所「L111」はGS-4のサイズを基に設計されているので、
L111と組み合わせることでしっかりとしたケーブルを作ることができますよ!

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日の出光機製作所のGS-4用ソルダーレスプラグもございます。
精度の高さと汎用性が評判となり、使用者急上昇中の
日の出光機製作所製 GS-4専用L111SL」「S120SL」もございます!

専用プラグとして開発することにより、
確実な接点と耐久性を獲得しております。

プラスドライバーで締めるだけなので簡単!
皿ネジを採用したことで、「ネジが導体まで貫通」という加工ミスが限りなく0%に近くなっております。


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GeorgeL's 155シリーズにも使えます。

惜しくも国内輸入代理店が取り扱いを止めてしまった、
楽器用ソルダーレスケーブルの先駆者である
「GeorgeL's」

こちらの155シリーズのプラグにも使用することが可能。
ただし被覆が厚めになっているので、
イモネジは強めに締め込み、必ず導通チェックを行ってから使用してください。

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しかも低価格!
これだけ汎用性の高いケーブルの価格が何と!

1m / ¥120(税別)
10m以上 / ¥100(税別)
100m1巻 / ¥80(税別)

>>>オンラインショップページはこちらから<<<

このクオリティで、かなりお買い得ですね。

是非お試しください!!


原田でした~。

2016年6月27日月曜日

CVとCVSとCVV。おまけにCVVS

こんにちは。根津です。以前、このブログで似ている名前のケーブルの話を書いたんですが、
詳しくは、こちら(水野美紀と水野真紀。VCTとCVTの話。)から。
梅雨真っ只中の6月最後の週刊サンデンは、似た名前のケーブルの話、第二弾です!



まずはこちらのケーブルから。





絶縁体に架橋ポリエチレンを使用し、シース材にはビニルを用いた一般的な電力ケーブルで、
定格600V、絶縁体の許容温度は90℃です。
ポリエチレンは化学薬品にも強く、耐水性にも優れていますので、
屋外などでも使用することが可能です。


上記3点は店頭に在庫しておりますので、1m~切り売り販売可能ですが、
その他のサイズは10m単位でのお取り寄せになります。





そして、次がこちらのケーブル。




CV-S

もともとは、ビルや工場などの配線に使われていたケーブルですが、オーディオ用の電源ケーブルとしても多くのユーザーに使用されております。
「CV」との違いは銅箔テープのシールドがあることによって、
外来ノイズに対して威力を発揮します!
ひとつ難点を挙げるとすると、銅箔シールドがあるためにケーブルが固いこと。
特に5.5sqは固いです。秋葉原直売店のお近くの方は、お店に触りに来てください。



その他サイズも取り寄せ可能です。
価格や納期はお気軽にお問合せください。





で、倉庫で見つけた、下のケーブル。
実は今回一番押したいケーブル。









CVと1文字しか違わない。(シースに型番が書いてありますが)

CVV

何故か、2sqx2芯のみ束で置いてありました。
どうやら、うちのスタッフが間違って発注してしまったらしい・・・。



主に600V以下の制御用ケーブルとして使用されます。絶縁体も、
シース材もどちらもビニルですので、原則として屋内使用向けです。
CVと比較すると、絶縁体もビニル製ですので、若干軟らかいです。
在庫サイズは2sqx2芯のみですが、その他サイズも取り寄せ可能ですので、
お気軽にお問合せください。


CVV-S


もう、おわかりかと思いますが、「CVV」のシールド付きバージョンです。
おそらく「CVV」より硬いかと思われます。
(すみません。実物触ったことないです…。)

1.25sqx2芯~8sqx10芯あたりまでは、取り寄せ可能です。
それ以上の太さや芯数をお探しの方は、お問合せください。

これ以外にも、1文字違いで、ケーブルの使用用途が全然違ったりしますので、お問合せ際はお間違いのようにお気を付けください。

お問合せは下記まで。

TEL03-3253-9351

以上、根津でした。






2016年6月24日金曜日

【オヤイデ電気店舗限定】オーグラインに新しい撚り線"オーグライン+α(アルファ) 撚り線(0.14sq)"が登場!

オヤイデ電気店舗限定の商品である、オーグラインに新しい「撚り線」が登場!
その名も「オーグライン+α(アルファ) 0.14sq撚り線


青のラインがかっこいい!

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オレンジはプラチナ入りの目印
日本のみならず、海外でも人気急上昇中オーグライン+pt撚り線 0.14sq」は、
+によるオーグ合金に、プラチナを配合することで
高解像度&ワイドレンジ&濃密な中音域が得られます。

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の含有率を3倍程度引き上げたオーグ合金!

その音質傾向は、、、

アナログ的な音の厚みを持ちながら、
オーグライン本来の持つ高解像度&ハイスピード感を得られます。

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ということで早速MMCXリケーブルを製作し、
Shure SE846」聴いてみましたよ!

色の相性もGood!!
まず一聴してオーグライン+pt撚り線とかなりキャラクターが違うのが分かりました。

低域から超高域まで濃密な情報量だけでなく、
オーグライン+pt撚り線に比べて、頭の中に響き渡る広い音場感が印象的でした。

またエージングによって音の硬さが徐々に取れてきますので、
落ち着いてくるとスムースで広がりのある音質になるのが特徴です。

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¥2,800/mで販売中!


是非お試しください!

以上、原田でした~

2016年6月20日月曜日

ふにゃんふにゃんなチューブあります

突然ですが、シリコンシリコーンの違いはご存知でしょうか?
実はこれ、マクドナルドを人によって「マック」と呼んだり「マクド」と呼んだりするのとは違って、そもそもが違う言葉なのです。
このあたりついて信越シリコーンさんのHPに分かり易い説明が書いてありました。

オヤイデでもお馴染みの信越シリコーン



つまり金属のケイ素を表す「シリコン(Silicon)」と、ケイ素を元に作り出された化合物を表す「シリコーン(Silicone)」のそれぞれの名称があるわけです。


オヤイデを始め電線・電材界隈で見かけるゴムっぽい材質のあれは「シリコン」ではなく、正しくは「シリコーン」なんですね。 
でも結局みんなシリコンと呼んでしまう(書いてしまう)んですけどね。




https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjHws0IIMMH1k4G0D-KMiK66sPdOt8vP6SdEWKwaG2fSYx7A0Q2iBC1mqkLD2JaLqV0Sh4X6BCPGZZlpHwEgtOrZKNxWszajkf8MvjZhPbpFvxk-D1JhNxmfvt_YutgULHMRfxSykDfXcEZ/s1600/%25E9%2580%25B1%25E5%2588%258A%25E3%2582%25B5%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2586%25E3%2582%2599%25E3%2583%25B3LOGO_2+%25281%2529+%25281%2529.jpg




さてさて、オヤイデの古参商品にシリコンゴムチューブ、またの名をRSチューブと呼ばれる商品がございます。






薄くてふにゃんふにゃんなチューブです。
連続使用できる温度範囲は+180℃まで。


世間的にはシリコンチューブと言うと、半透明でコシ(?)のある肉厚タイプもあるようです。
耳のピアスホールを開けた後に、穴がふさがらないように数週間挿入しておくシリコンチューブも、
自動車のライトメイクに使われているのも肉厚半透明のタイプです。


では、なぜオヤイデにあるのは薄くてふにゃんふにゃんな方のシリコンチューブなのか!?
それはなんと言っても、可とう性に優れる点でしょう!



ちなみに「可とう性」とは、以下のような意味で使われます。
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可とう性

読み方:かとうせい
別名:可撓性,フレキシビリティ
【英】flexibility 可とう性とは、物体が柔軟であり、
折り曲げることが可能である性質のことである。
可とう性の「とう」は「撓」で、たわめることである。 
対義語としては「剛性」を挙げることができる。
力が加わっても折れないようにすることで、 
災害などが起きても破壊から免れるなどのメリットが得られる。
(Weblioより)
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つまり、医療機器やロボットなど稼働の多い箇所にうってつけのチューブと言うわけです。



そんなシリコンゴムチューブも、例によって切売 or 袋売りで小分け販売しております!




仕込み中の風景。まるで手打のうどんのよう(笑)


シリコンはうっかり床に着こうものなら、静電気の影響でホコリや毛ゴミを吸い寄せて汚れてしまうので、扱いに注意が必要です。
同じ材質のRSCB(シリコンゴム電線)などもやはり床に着くと 汚れますのでご注意ください。

内径1φ~4φは10mカット品5φ~10φは1mから切売販売しております。


実験研究や工作、機器配線の絶縁・耐熱保護など、ご入用の際は是非お問い合わせください。




↓お問い合わせはこちらまで↓
直売店舗 TEL 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353
  本社 TEL 03-5684-2151 FAX 03-5684-2150

齋藤新でした。




仕込みをしていて頭をよぎった、新宿にある「」のざるうどん。
先日久々に食べに行きました。美味ひ。

2016年6月17日金曜日

大事なんだけど実は何だかよく解らない「オヤイデのケーブル」のお話し

オヤイデ電気をご贔屓の皆様も初めましての皆様もご機嫌如何お過ごしでしょうか。

先日、ケーブルの価値のお話しとか言ってグダグダとBlogCable of the people, by the people, for the people!)を書きました。文末に「ケーブルの話の本題に続く!」と随分と威勢のいいセリフを言ってしまったことを後悔しつつ、本日は大事なんだけど実は何だかよく解らない「オヤイデのケーブル」のお話しをしたいと思います。

オヤイデ電気と言えば電線。電線というのは導体あるから通電します。その材料は金属で主に銅がよく使われています。何で銅が使われれるのかという一つの理由として「導電率(電気伝導率)」があります。実際Ag(銀)が世の中で最も導電率が高く、次いでCu(銅)。しかし銀と銅では価値が全然違いますよね。かたや貴金属ですから。純銀だけで電線を作ることも出来ますが余程の事情がない限り、大概はコストパフォーマンス的に銅です。性能によっては鉄とかアルミとか色々ありますが、オーディオ(音)的な観点ではケーブルの殆どが古今東西、銅線を使用しています。銅を使ってますよといっても、銅にもクオリティがあります。要は「質」ですね。銅の純度だったり導体の表面加工だったり。オヤイデ電気ではその「質」にこだわった結果、精密導体「102 SSC」を開発するに至ったわけです。

そもそも銅には幾つかの種類があります。純度は高くないけど(といっても99.9%以上)導電率の高いタフピッチ銅、はんだ付け特性に優れた脱酸銅、そして99.99%以上の純度を持つ無酸素銅など。殊オーディオ界に関しては無酸素銅(OFC)が主流と言えます(多くのオーディオ用ケーブルメーカーがOFCを採用)。そのOFCの結晶粒界をコントロールした導体が日立のLC-OFCであり、古河のPCOCCだったりする訳です。他にも三菱のDUCC、古河PC-UHD、PC-CCC、日立C1011、HiFC(銅合金)、海外まで目を向けると数多の銅素材がありますが、おそらく品質管理の観点から日本のケーブルメーカーの多くは国内産のどれかを使用しています。そこにプラスアルファの技術を加えたり独自開発にまで至っているのが数社。その中の一社が弊社の「102 SSC」ということになります。

ここでちょっと思い出話なのですが、これまでオヤイデ電気は古河のPCOCCを採用し、アニール処理を施したPCOCC-Aという素晴らしい銅素材をオーディオ市場に広めてきて、多くのPCOCC-Aユーザーを得てきた中で、ユーザーの声と共にそのPCOCC-Aの良さと必要な要素を検証し続けてきました。そしてPCOCC-Aの流通の隆盛期に思ったことは、オーディオユースの導体としてPCOCC-Aは他の素材と比べても優れているということ実感するとともに、このPCOCC-Aという素材に対して、どのような構造・素材のケーブルとして完成させればどういう音質傾向に落とし込めるのかということも学び続けました。

その副産物がケーブルに合うプラグであり、はんだであることは、組み合わせ・落とし込みたい音質にするための必然的な開発だったのです。それだけこだわるのは本当に必然的で、素材の組み合わせの妙が、欲しい音質に近付けるための要素なんですね。で、さらにオヤイデ電気は事実上ユーザーに向けたケーブル販売のパイオニアです。ケーブルに対する愛情と知識はおそらく他の追随を許すことはないんじゃないでしょうか。なんて自画自賛してもしょうがないのですが、多くの種類のケーブルを取り扱い、知識を持っているという点で、ケーブル開発を行う上で大きなアドバンテージになっていることは揺るがない事実です。

その上でオヤイデ電気はPCOCC-Aの後継導体として自社開発という決断をしたのには理由があります。マクラがちと長すぎるキライがありますが、ここからが本題!オヤイデ電気の精密導体「102 SSC」のお話しです!
偶然か必然か、PCOCCの製造終了を機に各社が狼煙をあげケーブル戦国時代に突入したのが2014年、本来戦い嫌いのオヤイデさん(物議を醸しそうですが本当です)は戦いを避けるべく導体を一から開発しようじゃないかと素材の入手、特性やら傾向をリサーチしまくりました。とにかく他社との競合は避けたいし、クオリティは高くありたいと思うのは商売人の常。しかもユーザーの手に取りやすい逸品が必要です。となると必然的に高い価格で他社の導体の供給を受けることはユーザーライクではない。となると大きなリスクを覚悟してでも、より良い素材をユーザーの手に取りやすい価格で提供することがオヤイデ電気の使命と、「102 SSC」の開発に着手したのです。

オヤイデ電気のオリジナル精密導体「102 SSC」は導電率102%以上を誇るスペシャルサーフェスなカッパー。要は精密な表面加工によって高い導通特性を実現した高純度銅ってことですね。ではなぜ精密な表面加工にメリットがあるのか? それは電気は導体の表面を通る特性があり、電流はその表皮効果に依存します。導体表面が鏡面化されていることによって物理的に電流はスムースに流れるのです(ここポイント)。

でもだったら単線の方がよりスムースに電流が流れるじゃないか!だったら単線に断然アドバンテージがあるだろう!と思う方、まあ慌てずに。電線(電流・信号の伝送)には幾つかの要素があります。これはケーブルのことを知らない同業者に対するネタバレになってしまいますが、確かに単線の良さは電流をダイレクトに伝送するという点にメリットがあり、特に大容量の電流などには効果絶大です。だからというわけではありませんが、屋内配線など太い単線に用いられるのは納得いきますよね。だって大量の電流をバーッて流せるんですから。理に適ってます。そりゃパンチも出るし所謂早い音を実現するには持って来いです。その上銅の純度が高かったり表面処理が精密ならばそれだけ細密な、高解像度の音(笑)を得ることも可能です。

そうした特性を知り尽くしているのが我々オヤイデ軍団! やれプラシーボだ、錯覚だ、ご飯がおいしく炊けましただ、データ出せだなどという声にもめげず、雨にも負けず風にも負けず、夏の暑さにバテながらも開発をしています。思いより客観性を重視し、且つ物理と理論の整合性を重視したモノづくりをすることで、魔法使いのような表現を辛うじて避けてきているオヤイデ軍団!あんまり言うと完全にネタバレするぞと注意を受けつつも、「102 SSC」の性能を伝えたいがために皆様が知りたいことを言いたい!

さっきから表面処理云々言っているのは銅線を作るとき、ぶっとい銅線の状態でまずは「ピーリング」という皮剥き工程を行うんです。そこでまずは表面の酸化不純物と取り除きます。しかも銅というやつは空気に触れた時点で酸化し始めてしまうんですね。そういう意味では新鮮な生ものみたいなもんです。その生もの(銅ですけど)を素早く次の「伸線」工程へと進めるのです。ここがミソ。伸線というのはいくつものサイズのダイスという器具を通ることで任意のサイズまで銅線を伸ばすわけです。
ピーリング前
ピーリング後
そのダイスという器具は銅線が通るための穴が開いていてその穴のサイズで仕上がりサイズが決定します。そのダイスの穴にはダイヤモンドが使われていて、通常その殆どが人工ダイヤモンドなんです。通常そこまでこだわるメーカーもないのが実情だしそれほど気にかけていらっしゃらないのかもしれません。しかしそのダイヤモンド、天然か人工かで銅の表面平滑度が全然違うのです。我々オヤイデチームはそれを証明したいがためにマイクロスコープを導入し、断然コストがかかってしまいますが天然ダイヤモンドダイスを使用し、徹底的な品質管理のもと「102 SSC」の表面平滑度を証明しています。母材にはバージン銅を使用しJIS C1011に準拠した高純度銅が数々の工程を経て、オーディオ機器・機材のためだけに導体を開発した結果が「102 SSC」なのです。そうしたプロセスを経て我々オヤイデ電気は「102 SSC」という導体を使ったケーブルを作っているのです。
天然ダイヤモンドダイス
天然ダイヤモンドダイスによる伸線
以上を余談と言ってしまうと語弊がありますが、大事なのはここから。実はケーブルというのは導体が良ければ良い音に直結するわけではありません。同じく単線だからダイレクトに音を引き出すということでもないのです。まず銅線には絶縁体が必要です。裸のままだと感電したりショートしたりしますからね(笑)。その組み合わせでも随分と性格は変わっていくものです。そして導体と絶縁体を組み合わせるにあたり、導体サイズに対して絶縁体の素材や厚さがどれだけ影響を与え合うかといったテストもしまくり絶縁体以外の材料の特性や相性、単線がいいのか撚り線がいいのかなどなど。おそらくこれは導体を自社開発し、多くのケーブルを作っているからなせる業でもあると自負しております。
要するに既存のフォーマットに則ってケーブルづくりをしているだけではなく、オーディオや機材ユースに最適なケーブルを作るにはどういった組み合わせで作るかにこだわるがために、他に類を見ない構造のケーブルが出来上がってしまったりします。十字絶縁構造のACROSSシリーズなんかは超理にかなった構造ですが、一般的には見かけない構造なので奇を衒ってるんじゃないかなんて思われるかもしれませんが、そうでもありません。材料のすべてに使う理由があり、音質のチューニングを果たす結果をもたらします。オヤイデ電気には同じ製品のサイズ違いがあったりもしますが、分かりやすく言いますとサイズが違うだけで音質傾向が同じでもレンジ感の重心に変化をもたらし、使用している機器の性格に合わせたサイズ選びで、理想の出音を狙う事が出来るという寸法です。そのような必然が現在の製品ラインナップです。なぜPCOCC-Aの時にデザインした構造のケーブルを「102 SSC」を使いV2としたのか、それは全て「102 SSC」の良さを引き出すために他ならないのです。

そのようにケーブルにかかわる素材ひとつひとつを理解し、目的に対して何が必要なのかということを熟知しているには当然訳があります。それは産業用ケーブルも同じことで、ユーザーは目的を持ってケーブルの性能を選びます。用途、容量、インピーダンス、太さ、外径、柔らかさ、素材、などなど。何せこちとら60年間そうした要素を必要としているユーザーに直接対応してきた電線屋の老舗、今も脈々とユーザーと深くかかわっております。だから店舗では無暗矢鱈に自社製品をお勧めするよりも適材適所に優れたものをお勧めするのです(わからないことがあれば何でもお問い合わせください)。

そうした対応によってお客様の要望も窺い知ることが出来ますし、プラスアルファの要素として何を欲しているのか、何が要らないのかなどなど、お客様からの声が大切な情報として有効化され、製品開発にも役立たせて頂いているのです。こうした実績に基づいた、一朝一夕とはいかない知識と経験を活かし製品の開発を行っているということが、他の追随を許さないオヤイデ電気の優位性といったところです。だから多分オヤイデ製品はコストパフォーマンスが良い方なんじゃないかと思います。そういう意味では国産でオヤイデ価格に近付けることのできるメーカーさんは相当な努力をされているんだと思います(リスペクト!)。

だからというわけではありませんが、ユーザーも選ぶ目と知識で良いものを買って頂きたい!という指針となるか分かりませんが、良いものって何なのか、その理由を知るだけでも価値のあることだと思います。だから「102 SSC」製品をお勧めしたいのです!

嗚呼、これだけの文字数を費やしても尚、伝え足りないことだらけですが、質問・疑問・お問い合わせは下記リンクにて







さあ、あなたのお好みでケーブルは選びたい放題です!
ENJOY CABLE LIFE!



2016年6月16日木曜日

祝発売!DC-3398 LL

お久しぶりです、本多です

遂に発売されました!DC-3398 LL!!

皆様もうお買い求め頂けたでしょうか?

このブログをご覧の皆様にはなじみ深い白黒ツイストケーブルに、DCケーブルでは珍しい金メッキプラグを採用したオヤイデNEOの新製品です

102SSC導体の高解像度でワイドレンジ、そしてフラットな特性がお使いのエフェクターの性能を底上げしてくれます!

いえ、本来の力を発揮してくれる、と表現した方が良いのでしょうか?

とにかく、このDCケーブルを使うのと使わないでの差は歴然です!

個人的には空間系で使用した際の音の広がりを是非体感して頂きたいですねー



ケーブルのサイズは全部で5種類

10/20/30/50/90cmとありますが、こちらはケーブルのみの長さです

モールドプラグ部を含めますと+5cmぐらいになりますので、
正確には15/25/35/55/95cmになります

ご参考までにどうぞー


ちなみにこちらは僕が個人で使用しているエフェクターボードを、DC-3398 LLの発売を記念して(?)入れ替えてみたものです



手前の両端のエフェクターには50cm、その他には20cmと30cmを使用しました

中央の青いエフェクターには10cmを使ってます

Snall Cloneに使用しているケーブルは20cmのケーブルを自分で3.5mmモノフォーンに改造してあります

ボードのサイズは50×35位です

ご参考までに

この3.5モノプラグはオヤイデ電気で販売していますよー




ちなみにちなみに、こちらは普段のボードの写真

自分で使う分はテキトーに作ってしまうあるある

分かりにくいですが全て仕様の違うDCケーブルを使っています

こちらが普段使っているDCケーブル
普段は銀の撚り線や3398と同じ102SSC導体のケーブルや他の導体を使ったケーブルを、それぞれのエフェクターの個性を伸ばしたりする狙いで使い分けています

DC-3398 LLはフラットな音特性を持ったケーブルを使っていますので、正直どんなエフェクターとも相性は良いですよ

その音を気に入るかどうかは個人の好みによりますが、新たな発見があるはずです

是非是非!


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現在リハスタ様にご協力頂き、DC-3398のレンタルキャンペーンを実施中ですので色んなところでDC-3398 LLを試すチャンスが御座います(詳しくはオヤイデのTwitterをチェック!)

是非是非実際にサウンドを聴いた上でご購入頂ければと思います!



それではまた次回

本多でした!









2016年6月13日月曜日

お手軽、簡単!電源タップを自作編!

こんにちは!『週刊サンデン』ブログです。



冒頭から唐突ですが、
2012年1月13日から電気用品安全法改正に伴い、
テーブルタップ・延長コードが「延長コードセット」として、
電気用品安全法の対象になってるんです。


どういうことかと申しますと、
近年、テーブルタップや延長コードの事故が増加。
(主な事故原因として、コードの損傷や定格容量を超える使用など)


従来から『マルチタップ』・『コード』・『差し込みプラグ』などの単体の基準はありましたが、
セット品としての基準は無かったので、これ以降は「延長コードセット」を
製造・販売する場合、経済産業省への届出、所定の手続きが必要に。

詳しくは、こちらをクリック




そういった事で、

今回は、販売を目的とせず、自身で使用する為の電源タップを自作しましょう!



お手軽電源タップ自作編です。

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用意するものは、


ベターテーブルタップ パナソニックWH2163K × 1

プラグ付きコード HHFF0.75sqプラグ付コード 2m × 1 
※3mモノも在庫してます













まずはプラグ付きコード切りっぱなし側を剥いて銅線を露出します。



※丸端子の圧着には必ず圧着端子専用工具を使用してください。



剥いた導線部分に、裸丸端子R 1.25-4 を取り付けます。




次に、テーブルタップ を開けます。


先に端子を付けたプラグ付きコードを
上の画像のように、テーブルタップ に取り付けます。


テーブルタップの蓋を取りつけて完成です。





完成したら、テスター使って、導通チェックをわすれずに。

 デジタルマルチメータ  ホーザン DT-124





画像のように、白色や4口タイプのテーブルタップ
 パナソニック WH2164K で製作可能です。





プラグを180℃可動式のプラグに変えれば、
家具裏などの狭い場所にも容易に使えますよ。








今回使用した各商材は
オンラインショップからご購入いただけます。
各商品名をクリックして下さい。


●ベターテーブルタップ パナソニックWH2163K(3口) \324(税込 

●ベターテーブルタップ パナソニック WH2164K (4口)  \648(税込) 

●プラグ付きコード HHFF0.75sqプラグ付コード 2m  \518(税込)

●デジタルマルチメーター ホーザン DT-124  \4,579(税込)

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是非、秋葉原直営店にお越し下さい。
あなたのご来店をスタッフ一同お待ちしております!

梅雨の晴れ間の秋葉原オヤイデ電気前


オヤイデ電気秋葉原直営店

営業時間:10:00~19:00
東京都千代田区外神田1-4-13

☎ 03-3253-9351FAX 03-3253-9353 


メールでのお問い合わせは、こちらのアドレスより!

 ✉webshop@oyaide.com