こんにちは、葛下です。
前回のサンデンでSDIケーブルの紹介を致しましたので、今回はBNCプラグの取り付け方について説明したいと思います。
BNCプラグは圧着式・芯線だけハンダ付けで組み立てタイプ・全部ハンダ付けタイプがあります。
圧着式の取り付け方は前に説明しましたので、今回は全部ハンダ付けタイプを取り付けて行きましょう。
ハンダ付けタイプの利点は、圧着式はケーブルの芯線の太さにによってそれぞれの規格に合った中心コンタクトのプラグを用意しなくてはならないのですが、ハンダタイプはオールラウンドです。
弊社でご用意しているハンダタイプはCANAREのBCP-H3B・BCP-H5B
BNC-117NAがあります。
CANAREの方は3Cと5Cで線径が違うので別々のプラグになりますが、BNC-117NAはゴムプッシュの使用で、3Cでも5Cでも双方取り付ける事が出来る優れたヤツなんです!
今回はこのBNCP-117NAを取り付けて行きます。
使うケーブルはCANAREのL-3C2VS
コネクターをばらすとこんな感じです。左からシェル・ホルダー・締め付け金具・ゴムブッシュと呼びます。
まずケーブルに締め付け金具・ゴムブッシュの順に通します。(5Cの場合はゴムブッシュは付けません)
シースを1cm強で剥きます。
シールドを二つに分けます。
絶縁体を約3mmで切り取って芯線を出します。
二つに分けたシールドを捩じってホルダーの中へ入れます。
で、芯線を中心コンタクトにハンダ付けします。
次にシールド部分をホルダに巻き付けるようにしてカットします。
この時、捩じりを少し戻してなるべく平らになるようにします。
で、二か所ともハンダ付けします。この時ハンダが盛り上がらないようにするのがポイントです。
盛り上がり過ぎてると締め付けナットに入りません。
あとはシェルを被せて締め付けナットをねじ込みます。
スパナで締め付けて
完成です。
芯線だけハンダ組み立てタイプよりも簡単です。高い圧着ペンチも要らないですし、量産しない方はお薦めコネクターです。
以上葛下でした。
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