私が以前の職場から馴染みのあるHOZANのBNCの圧着ペンチP-741を紹介しようと思い…
何げに過去の週刊サンデンを眺めていると…
なんと!!
一年前にウチのスタッフの本多氏が紹介しているではないですか!!
しかも私が書こうと思っていた内容と殆どダダかぶり・・・
内容をざっくり要約しますと・・・
カナレのBNCコネクターを圧着するにはカナレの圧着工具が必要なんですが、 純正のカナレの圧着ペンチは非常に値段が高い!!(税込¥20,900)
でもHOZANのP-741だと値段も安く手に入り(税込¥8,701)、カナレのコネクターが圧着できますよ~!
と言う話。
終わってしもたやん・・・(苦笑)
そこで、私は本多氏が最後に紹介しかけていた続きを勝手に頂いて(笑)、今回は 実際にBNCコネクターを圧着して使い方を紹介したいと思います。
今回使うのはカナレのBCP-A3と言うコネクター
BCP-A3(税込¥330) |
と、ケーブルは同社のL-3C2VS。
L-3C2VS(税込¥143/m) |
中心導体が撚り線になっていて柔らかく非常に取り回しが良いです。
それでは作っていきましょう。
まずケーブルに圧着スリーブを通します。
実は何を隠そうこの作業が今回もっとも重要なのです。
なぜなら!
この作業を忘れてしまうと手遅れになる時が来るんです。
コネクターが一つ無駄になります。
私は過去この作業を忘れて何個コネクターを無駄にした事か…
スリーブを制する者は圧着を制するのです。
次に外部シースを剥きます。 大体2センチぐらいですかね。
そしてシールドを半分ぐらいカットします。
後で微調整出来るので多少長めにカットしておいた方が良いかもです。
そして絶縁体の先っぽを剥きます。
3.5mmぐらいですかね。
そこに中心コンタクトを被せて
圧着ペンチの小さいほうの穴に挟んでギュッて潰します。
あ~圧着って気持ちいいですよね。(笑)
そして本体を被せてカチッと音がするまで差し込みます。
ここで、さっき私が言っていた、最初に圧着スリーブを通し忘れていた事に気付くと
OH!NO----!!
ってなるわけですよ。
「忘れたー!」と思って胴体を無理やり引っこ抜くと中心コンタクトは芯線ごと引きちぎれます。
圧着後の物だから、 もうその抜けた中心コンタクトは使えません。
さようなら・・・
そして最後にその圧着スリーブの存在を確認して本体に差し込みます。
この時に微調整として、もしシールドが外にはみ出ていたらカットします。
で、最後の圧着 ペンチの大きい方の穴、って言っても大きい方の小さい方の穴です。
大きい方の大きい方の穴は少し太い5C-2Vを加工する時に使います。
で今回は大きい方の小さい方の穴で挟んでムギューってやったら終わりです。
ほら、圧着スリーブが綺麗な六角形に
これで完成です。
もしもっとカッコよく仕上げたいなら圧着スリーブに熱収縮チューブを被せても良いですし、カナレから専用のブーツも発売されてます。
もちろん直ぐに取り寄せ可能です。
1つ20円ぐらいです。
CANARE CB-03 |
ちなみに余談ですが最後のムギューなんですが、私の感覚ではカナレの純正の圧着ペンチを使うと
スパン!!
と非常にキレのいい感じで圧着出来ます。
このHOZANだと、感覚的には
んむぎゅ!
って感じです。(笑)
本多氏が色んな種類のコネクターを圧着する方は純正を使った方が良いと書いていましたが、それと同時にもし圧着マニアの方で、より気持ち良い圧着の感覚を求めている方も純正を使った方が良いかもしれません(笑)
お値段高いですが…
以上葛下でした。
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