2024年10月11日金曜日

【Thunderbolt3互換】新製品「SCI-04」・高品質USB4ケーブル

2024年10月18日(金)新発売!
【SCI-04 製品詳細ページはこちらから】

https://www.neo-w.com/neo_cables/digital_cables/sci-04/


オヤイデ電気は、プロフェッショナルなデジタルレコーディング環境の最先端を照準としたThunderbolt3互換USB4ケーブル「SCI-04」を発売します。USB4の多機能性により、音楽制作以外にもあらゆる用途でお使いいただけるのが魅力です。

昨今USB規格の高速通信化と互換性の多様化に伴い、プロのレコーディング現場ではThunderbolt接続やUSB2.0以上の機材が増え続けています。さらには音楽/映像制作環境のUSB Type-C化が加速し、ドッキングステーションやMacBook Proをシステムの中枢としているユーザーも珍しくありません。

私たちはデータ転送における基本概念を踏まえ、ノイズ対策や優れた電気的特性などアナログ環境におけるアプローチも応用しました。これにより確実なノイズ対策と高品質なケーブル設計を実現したのがUSB4ケーブル「SCI-04」です。

またオヤイデ電気が展開するDJ向けブランド「d+」では、ハイクオリティなUSBケーブルを全世界に多数展開しています。累計30万本以上の出荷実績を持つd+USBケーブルの信頼性は、もちろん「SCI-04」の高い品質にも反映されています。

新製品「SCI-04」は、プロフェッショナルな現場でも信頼できる性能を発揮するだけでなく、ゲーミングや映像制作者向けのDisplayPort Alt Modeや、スマホやノートPCの高速充電に対応するUSB Power Deliveryなど、多岐にわたる用途にお使いいただくことで、よりグレードアップした性能を体感できます。ユーザーの声に対して真摯に向き合ってきたオヤイデ電気が満を持してリリースする、これぞ次世代モデルのUSB4ケーブルです。

SCI-04の特徴

●高性能導体と電力線の強化
「SCI-04」の導体は「厚肉銀メッキ高純度無酸素銅」を採用することで、高速通信時における導体表皮効果を改善し、伝送効率を向上させています。また、AWG21まで強化された電力線によりバスパワー駆動機器やソフトウェアの安定性も向上しました。

●万全なノイズ対策
信号路は三重シールド(錫メッキ銅編組シールド、アルミマイラーテープ、銅マイラーテープ)によりノイズ耐性を高めた極細同軸構造を採用し、一般的なUSB4ケーブル(ツイストペア)に比べて伝導ノイズレベルを約25%低減しています。その結果、輻射ノイズによる干渉を防ぎ、安定した転送性能を誇ります。

●優れたコネクター設計
USB Type-Cコネクターには金属的バネ性と導電性に優れた「コルソン系合金」を採用。挿抜耐久性と伝送効率を高めた、信頼性の高いType-Cコネクターを搭載しています。さらに、オヤイデ/NEOロゴがプリントされたアルミニウムカバーとPVC樹脂の組み合わせは共振周波数を抑制し、端子への微振動を制御しています。
またコネクター内部はアルミニウムカバー+シェルシールドによりケーブル接合部をノイズから360度保護し、ケーブル末端までシールド効果の向上を追求しています。

デジタル転送においては反射ノイズを抑えるためにコネクター部の精度が重要になります。合計15芯で構成されたUSB4ケーブルは、完全自動化された最先端のハンダ接合処理により接点ロスを抑えることでインピーダンス整合性を保っています。

●耐久性の高い構造
「SCI-04」は加水分解の恐れが少ない高品質な専用TPEシース材を採用しています。高耐久性と柔軟性を実現し、長期使用においても優れたパフォーマンスを発揮します。
ケーブル外径と性能は比例する関係にありますが、SCI-04は取り回しの良さと耐久性とのバランスを重要視しました。特にプロの現場を想定し、利便性・耐久性・伝送性能のバランスを熟慮した結果、ケーブル外径は5.3mmと太めの設計を採用しています。

●目を惹くカラーデザイン
ケーブルカラーは「マットブラック」を採用。コンセプチュアルなステージにおいて、機材のケーブルカラーが制限される現場も増えていることに配慮しています。これに反してステージ上のセッティングやリカバリーなどの設営・オペレーションにおいてはケーブルの視認性も重要となります。そこでコネクターカバーに「ゴールドアルマイト」の視覚的アクセントを追加し、高級感と視認性が向上しました。

●最先端のUSB4規格
USB4はあらゆるUSB Type-Cインターフェースと互換性を持っています。プロフェッショナルなレコーディング環境でスタンダードになっているThunderbolt3との互換性を持っており、もちろんカスケード接続にも対応します。さらにはUSB2.0~USB3.2と下位互換をしているので、あらゆるUSB Type-C機器に使用することができます。

他にもDisplayPort Alt Modeを用いた映像制作/ゲーミング向けのディスプレイ・モニター接続や、iPhone および iPad (USB Type-C接続)などDP Alt Modeに対応したスマホの映像出力USB Power Delivery(最大60W)による高速充電/給電にも対応し、多種多様なUSB Type-C環境のグレードアップを実現します。

●世界基準の品質管理
コンパクトで利便性の高いType-C コネクター。小さく持ち運びやすいからこそ、耐久性の確保は不可欠です。「SCI-04」は徹底した品質管理の基で製造され、厳しいテストを通過したものだけが出荷されていきます。

挿抜耐久性、屈曲耐久性、荷重耐久性という実使用状況下のテストだけでなく、特性インピーダンステストであるTDR(Time Domain Reflectometry:時間領域反射)試験、環境面では高低差80℃以上の高温、低温環境下で48時間以上設置しケーブルの状態および電気特性の試験、加えて80%以上の湿度下や紫外線照射テストを経て、すべての試験をパスしたものだけが製品化されます。

●多彩なラインナップ
ケーブル長は0.7mから2.5mまで計4種類をご用意。「SCI-04 0.7m」は最大40Gbpsの転送速度に対応し、「1.2m」「1.8m」「2.5m」は最大20Gbpsの転送速度に対応しています。
また耐ノイズ性能を引き上げたことにより転送可能距離を2.5mまで延ばすことに成功。高い品質を保持しつつ、機材配置の自由度も拡張することができます。

製品ラインナップ

商品名

JAN

実勢価格(税込)

SCI-04/0.7m

4582387110092

9,240

SCI-04/1.2m

4582387110108

11,440

SCI-04/1.8m

4582387110115

14,080

SCI-04/2.5m

4582387110122

17,930


0.7m物はケーブル長を短くすることでノイズレベルも抑えられるため、最も音質的な恩恵が得られやすいです。また、最大40Gbpsの転送速度に対応するため「ドッキングステーション」のホストケーブルとしても最適です。

1.2m物/1.8m物は標準的な長さに近いため、多くのユーザーの選択肢となり得ます。オーディオインターフェース用USB/Thunderbolt3互換ケーブルとして、まずはどちらかの長さを検討いただくことをお勧めします。

実は、2.5m物には大きなメリットがあります。Thunderbolt3ケーブル(パッシブ)は最大2.0mまでと規定されているため、ケーブル長が足りず、オーディオインターフェースの配置場所に困っているユーザーが多数いらっしゃいました。高品質なThunderbolt3互換ケーブルとしてグレードアップしつつ、この50cmの延長により機材の設置場所や取り回し面が解消されるので、多くの機材を持っているユーザーほど重宝すること間違いなし!
※Thunderbolt4以降は3m物もありますが、純正品はかなり高価です・・・。

Q&A

SCI-04を導入するための予備知識として、「USB4ケーブル」について補足説明させていただきます。

Q:「USB4」とは何ですか?
A:2019年に登場したUSBの最新規格です。最大40Gbpsの高速データ転送に対応しており、大量のデータ転送をより高速に行えるようになりました。コネクタ形状はUSB Type-Cに統一されており、端子の裏表を気にせずに接続できます。(2022年には最大80Gbpsに対応したUSB4 Ver2.0も発表されています。)
USB4はThunderbolt3/DisplayPort Alt Mode/USB2.0~3.2/USB PowerDelivery(USB PD)など、幅広い互換性により多目的な使用用途に活用できる点が特徴です。
※Thunderboltは、IntelとAppleが共同開発した高速データ通信規格です。

Q:SCI-04で音質的な恩恵を得られる使用方法を教えてください。
A:主に「アイソクロナス転送」を行っている時が該当します。例えば下記のようなシチュエーションが想定されます。
  • オーディオインターフェースから出力されるLINE OUT、MONITOR OUT、HEADPHONE OUTの音質
  • USB Type-C接続を用いてリアルタイムに音声を転送するタイプの配信用マイクや楽器の音質
他にもバスパワー駆動やMacBook Proなど、USB Type-C給電の電源改善による影響も想定されます。

音質的な恩恵の他にはDisplayPort Alt Modeを使用し、ディスプレイ・モニターに出力される映像の色調やコントラストの改善にも寄与します。

Q:SCI-04の転送可能速度は「最大40Gbps」「最大20Gbps」とありますが、速度は早い方が音質向上しますか?
A:いいえ、転送可能速度によって音質は変わりません。ただし物理的な長さによってノイズレベルは変動するため、短いケーブルの方がノイズに対して有利ではあります。

Q:SCI-04はケーブル長によって「最大40Gbps」「最大20Gbps」とありますが、それぞれ違うケーブルを使用しているのですか?
A:いいえ、全て同じケーブルを使用しています。最大40Gbpsに準拠するケーブルを使用したとしても、USB4規格ではケーブル長により転送可能速度が制限されるためです。

Q:音声デジタルデータ・ファイルを保存・コピーする際に、SCI-04を通すことで音質は変わりますか?
A:該当の使用方法で音質は変わりません。デジタルデータを保存・コピーする場合は「バルク転送方式」が主流となり、入力データに対してエラー訂正が行われますので、出力データには一切影響を及ぼしません。

Q:DisplayPort Alt Modeを使って、iPhone および iPad (Type-C接続)などスマホの映像を出力したいが、ディスプレイ・モニターにHDMI入力しかありません。Type-C→HDMI変換アダプターを使えば映像を出力できますか?
A:はい、出力できます。

Q:USB Power Delivery(USB PD)において、SCI-04は100W出力に対応しますか?
A:SCI-04は60Wまで対応します。2021年にUSB PD規格から100W対応品の認証が取り消されており、SCI-04は最新の認証基準により製造しています。60Wを超える性能が必要な場合はUSB PD EPRという別規格のUSBケーブルが必要になります。


●オーディオ環境におけるUSBケーブルについて
USB接続におけるデータ転送方法は様々ですが、リアルタイムに音声/映像を転送する場合はアイソクロナス転送が一般的です。アイソクロナス転送はエラー訂正が行われないため、オーディオにおけるUSBケーブルはノイズ混入を抑制することが最も重要です。特に高速通信化が進んだUSB4規格においては電磁波や伝導ノイズの影響、インピーダンスの整合性、電気信号の減衰、コネクター接点部分の安定性など様々な要因に対する綿密な設計が必要となります。

またデジタルオーディオにおいて、クロック信号の品質が音質に影響を及ぼすことは広く知られています。クロック信号は電源の質やノイズ対策がAD/DA変換時に影響を及ぼすため、USBケーブルの電力線を用いて内部クロックを駆動しているオーディオインターフェース等においては、意外にも電源が重要なファクターとなります。

※Thunderbolt、MacBook Pro、iPhone、iPadは、米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標です。
※対応機器の仕様や性能により、一部機器でご使用いただけない場合があります。


【商品ページはこちらから】

2024年10月7日月曜日

VCTFの「F」ってなんなん?

 オヤイデ電気では、多くの種類の電線を販売しているわけですが、

電線の名前って似たようなものが多いんですよね。

アルファベットが1文字違うだけとか。(KIVとIVなど)

アルファベットの並び順が違うだけとか。(VCTとCVTなど)

今週の週刊サンデンは、そんな型番のお話です。






先週、お客様からの注文でこちらのケーブルを取り寄せたんです。




三ツ星 スターソフトS-VCTF3.5sqx2芯


通常、オヤイデ電気では3.5sqのキャブタイヤはVCTのみです。

灰色の被覆のこういうの。





VCTFとVCT。違いは何?って聞かれれば、

VCTFは300V耐圧、VCT600V耐圧。

その分ケーブル外径も変わってくるわけなんですが。


「はて?VCTFのFって何の略なんだろう?」という、

どうでもいいようなことを疑問に感じ始めてしまいまして。

VCTは

V:ビニル

CT:キャブタイヤ

の略なんだろうな。というところまでは想像できるんですが、「F」って何?


悩んだところで、まったく思いつかない・・・。

このご時世、ネットで調べればすぐ答えは出るだろうと思いまして、

すぐに検索したわけです。

「VCTF Fの意味」と。

出てきた答えは「Flexible」。

なるほどな!と思いながらも、

「いや、待てよ?VCTと比較してFlexibleって変じゃない?

確かに外径が細くなる分、柔らかい感じはするけど、それならソフトタイプのものもあるわけだし・・・」


と、別のページを検索してみると、

「FA(ファクトリーオートメーション)のFだ!」

ということを仰ってる方を発見。

これはこれで、何となくそれっぽい!

でも、これもいまひとつ納得いかない。

工場だったらVCTも使うこともあるんじゃなかろうか?


その他にも色々と検索してみた結果、VCTFの「F」は

どうやらFlexibleの「F」らしい。

が、個人的には、フレキシブルの「F」には納得いってない。

VCTと比較したって、そんなに大差なくないですかね?






で、冒頭のスターソフト。ケーブルの実物はこんな感じ。




光沢のある黒で、すごくしなやかなんですよ!

こういうのがFlexibleだと思うんですけどね・・・。


参考までに通常のVCTと比較すると、こんな感じ。




左側の灰色がVCT3.5sqx2芯 外径12.0㎜

右側の黒色がS-VCTF3.5sqx2芯 外径9.4㎜


スターソフトこそ、

Flexibleの中のフレキシブルだと思うんですけど。

オヤイデ電気で在庫している、

極東電線のスーパーフレックスVCTFよりも、柔らかいと思います!




スーパーフレックスVCTF2sqx2芯



今回は100m巻のお取り寄せでしたが、もっと少ない量でも

サイズによっては取り寄せ可能です。

在庫品ではないので、少しお日にちいただきますが、

お見積りさせていただきますので、お気軽にお申しつけください。


お問い合わせは下記まで!

TEL: 03-3253-9351

E-mail:webshop@oyaide.com


以上、根津でした。








2024年10月4日金曜日

東京ペダルサミット2024に「オヤイデ電気」が出展します!



エフェクターの祭典「東京ペダルサミット2024」にオヤイデ電気も出展します!


東京ペダルサミット2024には輸入代理店、メーカー、個人ビルダーまで、国内外から65以上の企業/ブランドが勢揃い!ブースによってはビルダーから直接エフェクターを購入することも可能です。
さらに東京ペダルサミットならではのセミナーや豪華景品が当たるスタンプラリー等、イベントも多数企画!

【入場無料】
□日時:
10月26日(土)11:00〜18:00
10月27日(日)10:00〜17:00

□会場:CITY HALL AND GALLERY GOTANDA <3Fホール>
〒141-0031 東京都品川区西五反田8-4-13 五反田JPビルディング3階


<アクセス>
〇電車をご利用の方
JR山手線「五反田」駅、西口から徒歩5分
東急池上線「大崎広小路」駅、徒歩1分
都営地下鉄浅草線「五反田」駅、西口から徒歩5分
JR山手線・湘南新宿ライン「大崎」駅から徒歩7分

会場を新たに「五反田」で開催!出来たてホヤホヤの新たな商業ビルです。
今回はブース内でのアンプ試奏が可能。(オヤイデ電気ブースは試奏無しです)
天井高が高いので開放的ですし、別途防音ブース「OTODASU」を併設しますので大きな音での試奏もOK!



オヤイデ電気ブースでは下記展示内容を予定。
  • 新製品「NEO SOLDERLESS G+シリーズ」の来場者参加型デモンストレーションを実施!
  • ハイエンドギターシールド「Ecstasy Cable」の展示(試奏ブースでの試奏は可能です)
  • エフェクターフリークに好評なOYAIDE/NEO製品を各種展示
  • オヤイデ電気秋葉原直営店で使えるクーポン券を配布!
  • ブースご来場者様には、もれなくノベルティをプレゼント!

さらに東京ペダルサミット出展記念として、特別な商品をご用意しております。
  • 今回もやります!エフェクターフリークに大好評な4N純銀DCケーブル「SSC-4 DC-Silver Snow Conductor TPS2024ver.
  • 新製品「NEO SOLDERLESS G+シリーズ(24K金メッキ & SLD-ZERO Silver)」と既存品「ニッケルメッキ & SLD-ZERO」の組み合わせを全て試せる「NEO SOLDERLESS比較セット
こちらの詳細は追ってご案内!!乞うご期待ください!!

※オヤイデ電気ブースでは、当日会場での販売はございません。
※東京ペダルサミット2024出展記念商品は「オヤイデ電気秋葉原直営店」のみで販売いたします。




クーポンサンプル。実際のデザインは変更されます。
【クーポン詳細】
●OYAIDE/NEO/d+製品が店頭販売価格から10%OFF!!
●使用期間は2024年11月9日(土)閉店時まで有効です。
●オヤイデ電気秋葉原直営店のみご利用可能です。
●お客様お一人様につき一回限り有効です。
※数に限りがございます。全数配布完了次第終了となります。予めご了承ください。
※オヤイデ電気直営店は日曜定休となります。

JR五反田駅からオヤイデ電気直営店(最寄り:JR秋葉原駅)までは山手線で約23分
クーポン使用期限も2週間と長めになってますので、東京ペダルサミットでじっくり検討して、お得にお買い物しちゃってください!

皆様のご来場を心よりお待ちしております!!

2024年10月3日木曜日

【オヤイデ電気 秋葉原直営店】10月の営業時間のお知らせ

 

【オヤイデ電気 秋葉原直営店】10月の営業時間のお知らせ

【オヤイデ電気直営店の詳細はこちらから】

【10月・営業時間のお知らせ】
臨時休業日:なし
 
★時短営業日:なし(土曜、祝日は18時閉店)
 
       
今後営業時間が変更になる可能性もございますので、ご了承ください。

OPEN:10:00
CLOSE:19:00(土曜・祝日は18時閉店)
定休日:日曜


15時までの注文で即日発送も可能です。(在庫要確認・土曜祝日は14時最終受付。)
在庫品内外問わず、お客様のご要望に沿って御見積差し上げます。



<オヤイデ電気・直営店までの道順>



2024年9月30日月曜日

ブリッジ?スダレ?フラットケーブルの種類

 こんにちは!
金木です!

今回の週刊サンデンはこちら!


フラットケーブルです!

先週ブログにてご紹介したリボンケーブルと一緒に見えますが、実は違うんです。




~フラットケーブル~


電線が平行接着されているという点ではリボンコードと一緒ですが、フラットケーブルの接着は更に精度が求められ、線間ピッチが1.27mmや0.635mmと一定になっております。



そのため、こういったフラットケーブル用のコネクターを使用する事が出来ます。
もちろん、そのまま裂いてハンダ付けも可能です。

また、各線が最後まで全て癒着されているブリッジタイプ、一定間隔毎に癒着されている部分と、癒着されていない部分が交互にあるスダレタイプ、癒着されていない部分がツイストペアになっているツイストペアタイプなど、様々な種類がございます。



例えば、スダレタイプですとこの様に途中が接着されていません。


スダレ型オキフレックス FLEX-S4



30mmの接着された部分と、70mm非接着部分が交互にあるスダレタイプです。

線間ピッチ:1.27mm
導体サイズ:AWG28

在庫芯数



スダレ型オキフレックス FLEX-S2



こちらも30mmの接着部分と、70mmの非接着部分が交互にあるスダレタイプですが、先程のFLEX-S4よりも更に細いハーフピッチタイプです。

線間ピッチ:0.635mm
導体サイズ:AWG30

在庫芯数


フラットシールド形オキフレックス FS-FLEX-B 



各線が最後まで接着されているブリッジタイプにEMI対策としてアルミラミネートテープによるシールドが施されているタイプです。

線間ピッチ:1.27mm
導体サイズ:AWG28

現在34芯のみ在庫しております。
切売販売は在庫限りで終了となります。


S字形シース付きフラットケーブル



スダレタイプのフラットケーブルを、丸くしてシールドとシースで覆ったタイプです。
ご覧のとおり、断面がSの字を書くように丸めてありますのでS字シース付きフラットと呼ばれます。
こちらも切売は在庫限りで終了ですので、少量で欲しい方はお早めにお願いします。

線間ピッチ:1.27mm
導体サイズ:AWG28

現在64芯のみ切売在庫がございます。
こちらも在庫限りで切り売り販売が終了となります。


ツイストスダレフラットケーブル



スダレ部分がツイストペアになっているため、耐ノイズ性が良好。更に曲げやすく自由に配線方向を変える事が出来ます。
私が触った限り、在庫しているフラットケーブルの中で一番柔らかいです。

線間ピッチ:1.27mm
導体サイズ:AWG28

在庫芯数

以上!
機器を分解してフラットケーブルが入っているとテンションが上がる金木でした!




~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~


秋葉原直営店に是非お越し下さい。

皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。



営業時間

平日:10:00~19:00

土曜、祝日:10:00~18:00 

定休日 : 日曜日



☎ 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353


メールでのお問い合わせは、こちらのアドレスより!


✉webshop@oyaide.com



2024年9月28日土曜日

d+ Seriesのclassって何が違うの?🟢🟠🟣

 


すべてのクリエーターのためのプロフェッショナルユースを目的としたオヤイデ電気の自社ブランド "NEO"

 

その中でも世界中のクリエーター、特にDJ業界で広く使用されている、ハイクオリティオーディオケーブルシリーズ"d + Series"

 

今回はNEOブランドの看板商品といっても差し支えないであろう"d + Series"のご紹介です。

 

 

d + Series

 

音楽ソース、音響機器など、時代と共にその環境も刻々と変化していきます。

 

DJPCオーディオという2つの異なるジャンルにおいて、現代のニーズに併せたハイクオリティでプロユースなラインナップをこれまでも展開してきました。

 

d +RCA Series

 


d +USB Series

 


プラグタイプは、"TypeA to TypeB""TypeC to TypeB""TypeC to TypeC""TypeA to C"の仕様をラインナップ。

 

d +XLR

 


d +TXM

 


片側TRSフォーンプラグ、もう片側がXLR3ピンオスプラグ仕様。

 

d +XFT

 


片側TRSフォーンプラグ、もう片側がXLR3ピンメスプラグ仕様。

 

d+TS

 


d +TRS

 


d+RTS

 


片側がRCAプラグ、もう片側がTSフォーンプラグ仕様。

 

d+RXM

 


片側がRCAプラグ、もう片側がXLR3ピンオスプラグ仕様。

 

d +MYR

 


片側が3.5mmステレオL型プラグ、Y字に分岐し、もう片側はRCAプラグ×2仕様。

 

d +MYTS

 


片側が3.5mmステレオL型プラグ、Y字に分岐し、もう片側はTSフォーンプラグ×2仕様。

 

d +C7

 


IEC C7型採用のメガネ電源ケーブル。

 

その他にもセット品であるd +RCA for TurnTabled +DJsetなどがございます。

 





この中でもRCA SeriesUSB Seriesは、多くのユーザーに支持されてきました。ステージ上でも映える緑色のケーブル=オヤイデ、という印象を持ってる方も少なくないのではないかと存じます。

 

そんなRCA SeriesUSB Seriesには通常仕様であるClassBタイプの他に、上位グレードが存在します。

(USBTypeA to TypeBのみ上位グレードがあり、その他のTypeClassBのみ)

 

"Class A""Class S"です。

 



ではこれら3種類は何が違うのか?

それらは音にどう影響を与えるのか?

ご紹介致します。


🟢Class B🟢

RCA

  • 導体  高純度無酸素銅(0.18mm×33
  • シース   PVC
  • 絶縁体   Polyolefin
  • 端子      24K金メッキ
  • ハウジング PBT + Glass Fiber
  • アウターカバー  PVC

USB

  • 導体       銀メッキ高純度無酸素銅
  • シールド ダブルシールド構造(錫メッキ線+アルミテープ)
  • シース   PVC
  • 絶縁体   Polyolefin
  • 端子       24K金メッキ
  • ハウジング         PBT + Glass Fiber30%
  • アウターカバー  PVC

TypeA to TypeB仕様の場合


🟠Class A🟠

RCA

  • 導体       102SSC AWG18
  • シース   Thermoplastic Elastomers
  • 絶縁体   Polyolefin
  • 端子       24K金メッキ
  • ハウジング         PBT + Glass Fiber
  • アウターカバー  アルミニウム

USB

  • 導体       102SSC(シグナル 25AWG、パワー 21AWG
  • シールド ダブルシールド構造(錫メッキ線+アルミテープ)
  • シース   Thermoplastic Elastomers
  • 絶縁体   Polyolefin
  • 端子       24K金メッキ
  • ハウジング         PBT + Glass Fiber30%
  • アウターカバー  アルミニウム


🟣Class S🟣

RCA

  • 導体       102SSC16AWG
  • シース   Thermoplastic Elastomers
  • 絶縁体   Polyolefin
  • 端子       プラチナ+ロジウムメッキ
  • ハウジング         PBT + Glass Fiber
  • アウターカバー  アルミニウム

USB

  • 導体       102SSC AWG22 / AWG18
  • シールド ダブルシールド構造(錫メッキ線+アルミテープ)
  • シース   Thermoplastic Elastomers
  • 絶縁体   Polyolefin
  • 端子       プラチナメッキ+ロジウムメッキコーティング青銅合金
  • ハウジング         PBT + Glass Fiber30%
  • アウターカバー  アルミニウム


各スペックを確認すると、ざっくり各Classの特色が見えてきますね。

大きく分けるとすると【導体】【シース】【端子】【アウターカバー】。

このあたりにそれぞれ違いがあるのがお分かりかと存じます。


【導体】

ClassBには高純度の無酸素銅が使用されています。

それと比較してClassAの場合は、オヤイデ電気オリジナルの精密導体102SSCが採用されていて、通常のOFCよりもより表現力豊かな出音が期待できます。

そしてClassSにも102SSCを採用していますが、ClassAよりも太い導体サイズを採用しています。

これにより、より低域や情報量が増し迫力のあるサウンドに仕上がります。


【シース】

ClassBにはPVCが採用されています。

それと比較してClassAとClassSでは、Thermoplastic Elastomersを採用しています。TPEと呼ばれていますね。

こちらはオーディオ用にチューニングしたエラストマーでして、PVCと比較しても優れた電気特性を発揮します。


【端子】

ClassBとClassAには24K金メッキを採用しています。

金メッキらしい、豊かな中低域と安定感が特徴と言えるでしょう。

それと比較してClassSでは、プラチナロジウムメッキを採用しています。

高い解像度と中音域の押し出しが魅力です。


【アウターカバー】

ClassBではシースと同様PVCを採用しています。

それと比較してClassAとClassAでは、アルミニウムを採用しています。

これにより、制振性に優れたサウンドとシールド効果を得られるでしょう。


私個人的にまとめますと・・・


🟢Class B🟢は、付属品からの買い替えやエントリーモデルとしては最適!

緑白のバランスがかわいい!DJ業界ではオヤイデと言えばコレ!


🟠Class A🟠は、一番バランスに優れた高いポテンシャル!

その特性上、実はレコーディング用途にも合っていたり!?


🟣Class S🟣は、とにかく派手なサウンド!高解像度高レンジで全部見える!


といった感想です。あくまで個人の見解なのでご参考程度にお願いします。


ご自身の用途にあったd+をお買い求めください!


以上!

三浦でしたー


~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~


秋葉原直営店に是非お越し下さい。

皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。



営業時間:10:00~19:00

 土・祝 10:00~18:00

定休日 : 日曜日(年末年始)


☎ 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353