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2026年7月20日月曜日

USB Type-AよりUSB Type-Cの方が速く充電できるのはなぜ?~USB充電規格の進化を解説~


「Type-Cはコネクタが小さいのに、なぜType-Aより早く充電できるのか?」
と思ったこと、ありませんか?

近年スマートフォンやUSB Type-Cの普及により見かけるようになった「急速充電
これはUSB Type-C機器がUSB Power Delivery(USB PD)に対応していることで急速充電が実現しています。

一見すると不思議ですが、その理由はコネクタの種類ではなく、USB規格そのものの進化にあります。

今回はUSB充電規格の歴史を追いながら、その仕組みを分かりやすく解説します。

USB-Aはもともと「充電用」ではなかった


『USB』の誕生は1996年。
USB Type-Aが誕生した当初の目的は「マウス」「キーボード」「プリンター」などの周辺機器を同一規格で接続できるようにすることでした。

その際に規定されたUSB-A(USB1.0規格)の電力は
  • 電圧:5V
  • 最大電流:500mA
までしか供給しない仕様となっています。

つまり、最大でも
5V × 0.5A = 2.5W
しか送れない規格でした。




スマホの普及によりUSBケーブルの用途はさらに拡大し「もっと速く充電したい」というニーズが生まれました。

こうして2010年に誕生した規格が「USB Battery Charge Specification(USB BC)」です。
規格の対象となるコネクタは「USB-A または USB-B」。

USB BCでは、データ通信で使用する信号線を利用して、
「私は充電器ですよ」
という情報を伝えています。

代表的な接続方法は3つ
  • 信号線にかかる電圧を制御して識別する方法。
  • 信号線のD+線/D-線を200Ω以下の抵抗で接続する方法。
  • 信号線のD+線/D-線を短絡(ショート)する方法。

USB BCに対応した充電器がこれを検出すると、
「PCではなく充電用だから1.5Aまで流しても良い」
と判断します。

重要なのは、この仕組みは充電器側と機器側側だけで成立しているという点です。

※昔、充電用USBケーブルってよく見かけましたよね。あれはUSB BC専用ケーブルでした。



さらに高速充電を実現したのが、Qualcomm (https://www.qualcomm.com/) が策定した急速充電規格「USB Quick Charge(USB QC)」です。
規格の対象となるコネクタは「USB-A または USB-B または USB Type-C」。

USB QCでは信号線D+とD-に様々な電圧を印加することで、5Vよりも高い電圧を引き出せるようになりました。

つまり、
「電流を増やす」だけでなく、
電圧も上げる」ことで充電速度をさらに向上させています。

これも基本的にはケーブルへ特別なICを内蔵する必要はありません。

USB Type-C規格は専用の通信線が追加


USB Type-C最大の特徴は、
CC(Configuration Channel)
という通信線が追加されたことです。

従来のUSB-Aでは信号線で充電速度を制御していましたが、Type-Cでは役割が分離されました。

USB-A(D+/D-):信号線にかかる電圧で出力電力を制御
USB-C(CC線):機器側/ケーブル/デバイス側で情報をやりとりし、充電・接続方向・役割の交渉

このCC線を利用した急速充電規格こそUSB Power Delivery(USB PD)です。
規格の対象となるコネクタは「USB Type-Cのみ」。

では、なぜUSB-Cは大電力を流せる?


今までの話を振り返ると「USB-A規格は大電力を送る想定ではなかった」という背景が根底にあります。

ですが、USB-Aコネクタに対応した急速充電規格「USB QC」は「最大20V(QC3.0以上)」まで流せるようになっており、実はUSB PD3.0と供給能力に大差ありません。
では、どうしてUSB-Aで大電力を流す機器が普及していなかったのでしょうか?

それは「安全性」に違いがあります。

ここで誤解されやすいのが、
Type-Cだから大電力を流せる
という考え方です。

USB PD対応機器ではCC線を介して、
「この充電器なら20Vまで対応しています」
「この機器は65Wまで受けられます」
「このケーブルは5Aまで流せます」
とお互いが確認し合った上で電力を制御しています。

つまり、
USB Type-Cというコネクタ形状が大電力を流せるのではなく、USB PD規格によって大電力を安全に制御しているから。

USB QCにもいくつか安全回路は備わっているものの、「そのケーブルは安全か?」を識別する方法はありませんでした。

ケーブルともネゴシエーションを行うメリットは「電線の発熱」を予防することができます。USB-A/USB-Bはケーブルの仕様に関わらず大電力を流してしまう場合があるので、USBケーブルの状態や仕様によってはコネクタ損傷や発熱の原因になりかねませんでした。過度な発熱は銅線の劣化を促し、断線要因にもなってしまいます。

※そのせいか、USB-A/USB-Bの急速充電規格はあまり導入されておらず、世間的にはUSB3.0(5V/900mA)を大容量ケーブルとして扱っていることが多かった印象です。



これに対し、USB PDはCC線で機器側・ケーブル側・充電器側の3方向でネゴシエーションが行われます。

100%正しい表現とは言えませんが、あくまでイメージとして。
パターンCはOTG接続などイレギュラーな場合が想定されますね。
※画像をクリックすることで拡大できます。

といった感じで、機器側が要求しても必ず電力が送れるわけではなく、安全に電力供給が行われるよう3方向で管理されているのが最大の特徴です。

USB PD機器の充電制御は充電器やモバイルバッテリーに内蔵されている制御ICが電力を管理している状態です。決して一方的な命令で電力供給がスタートすることはありません。
USB Type-Cは安全に大電力を扱えるよう規格が策定されているため、ハードメーカーを筆頭にType-Cを使った電力供給が普及してきているのでしょう。

つまり、Type-Cの方が大電力が流せるように見えるのは、USB-Aが大電力を流せないわけではなく、
USB Type-Cは、USB-Aよりも安全に運用できるから」というのが現状です!

※今更USB-A/USB-Bに戻るか?と言われたら、、、もう戻らないでしょうね😅

まとめ

「USB-A/USB-B」と「USB Type-C」の違いを、分かりやすく比較表にしました。

項目

USB-A/USB-B

USB Type-C

標準充電

5V500mA

5~20V・最大5A

充電交渉

信号線(D+D-)

CC

急速充電

BCQC

USB PD

ケーブル識別

基本なし

eMarkerで識別可能

最大電力

数十W程度

最大240W

※USB Type-CもQC規格に対応している場合はありますが、前述の通りUSB PDを中心に考えた方が安全でしょう。なので、Type-CにおけるQCはあくまでオマケになりますね。

USB Type-Cは安全に利用できるよう規格化が進んでいるのですが、やはり粗悪品の流通も後を絶ちません。
規格が複雑化しているのに見た目だけでは仕様を判別できない問題も顕在化しています。

そんな時には「USBケーブルチェッカー」があると安心して運用できますよ。
オススメはBit Trade Oneさんの「USB Cable Checker2」「USB Cable Checker3」です!

※高スペックは太かったり硬かったり、柔らかいと仕様に制限があったり、シリコンケーブル系だと埃がつきやすかったりするので、自分にとって最適なケーブルを探すことが大切ですね。



オヤイデ電気ではオーディオ用ケーブルを多く製造・開発しています。

オーディオ用ケーブルは音響目的で効率の良い伝送を追求しているので、結果的に電源供給能力も高い仕様となっています。また強固な絶縁樹脂構造になっていますので、耐久性も抜群です!

・スペックに拘りたい方
・よく分からないUSBケーブルを使うのが不安な方

是非オヤイデのUSBケーブルをご検討ください!

SCI-04(USB4対応・USB PD3.0規格準拠)


d+USBケーブルシリーズ(USB2.0規格準拠。Type-CtoCのみUSB PD3.0準拠)


以上、原田でした。

※USBも歴史が長いので、もし誤植や補足などあればコメントで教えてください!👋

2026年6月8日月曜日

【6/19(金)開催】耳福レコード by OYAIDE【OTOTEN2026】

”耳福”なレコードの音をHi-Endオーディオスピーカーで体験してみよう!


OTOTEN 2026
https://www.jas-audio.or.jp/audiofair/

🎵”耳福(じふく)レコード”とは?

今年のオヤイデ電気ブースは、㈱エレクトリ様提供のMAGICO A3スピーカーとHEGEL H600プリメインアンプを使用した総額800万円のオーディオシステムをセットアップします。
さらに、6/19(金)プレミアムデー限定企画としてスイートスポットの中心に椅子を一脚だけ配置し、このシステムを独占して鑑賞いただける企画をご用意しました。

もし音源(レコードor CD)を持参いただいた場合はその1曲と、弊社スタッフが厳選した”耳福レコード”から1曲(持参なしの場合は2曲)の計2曲(各曲5分程度)を鑑賞できる、今回だけの贅沢な体験となります。

6/19(金)プレミアムデーは入場料¥1,100(税込)が必要となります。(要事前登録・当日チケット無し)
※当日ブース(ガラス棟 4F G401)にて先着順受付。参加費無料。
※混雑状況に応じて早期受付終了となる場合がございます。予めご了承ください。

6/19(金)限定 オヤイデ電気ブース設営イメージ
椅子はもう少し前に配置することになると思います。

***
6/20(土)21(日)は入場料無料
両日セミナー以外の開催期間中は耳福レコードプレイリストから楽曲を再生する形式になります。

オーディオマニアやレコードマニア、音楽好きの方なら大歓迎ですので、お気軽にお立寄り下さい!

耳福レコード(邦楽編プレイリスト)

普段ストリーミングで音楽を聞く世代に向けて、現代の邦楽レコードの音を感じていただける様に、近年発売された音質が良いレコードを中心にセレクト。 長年の輸入盤レコードコレクターの選者も認める「現在の日本製レコード」の音を聞いていただくために、音楽性を考慮して幅広い世代に受けいれられる様な選曲をしました。

全てアーティスト名/曲名

1. Sweet Williamと青葉市子/からかひ

7. YOASOBI / ハルカ

2. くるり/ばらの花(Rei Harakami remix)

8. Friday Night Plan/ Plastic Love

3. 柴田聡子/ Synergy

9. 星街すいせい/ ムーンライト

4. 満島 ひかり/ 踊るノアール

10. Asound/ 新月

5. 羊文学/ More Than Words

11. 青葉市子/ Meringue Doll

6. 坂本慎太郎/ 麻痺 (Numb)

12. Kirinji/千年紀末に降る雪は (2025 Re-cutting)

耳福レコード(洋楽編プレイリスト)

いわゆるオーディオマニアに知られた楽曲は少ないかもしれませんが、音楽好きには響く2000年以降の洋楽レコードを中心とした楽曲を、ジャンルレスに選曲をしました。 いわゆる高音質盤と謳っているレコードではありませんが、もしかすると新しいタイプの音楽的な興奮が発見出来るかもしれません。
特にクラブ系音源のレコードを現代のHi-Endオーディオシステムで試聴体験できる機会はなかなか珍しいので、この機会にぜひどうぞ。

全てアーティスト名/曲名

1. Raye/Oscar Winning Tears

7. Solange/ Things I Imagined

2. Thee Sacred Souls/ Can I call you rose? 

8. James Blake/ Limit to your love

3. Michael Mayo/ Four

9. Boards of Canada/ Alpha & Omega (33rpm play!)

4. Bruno Mars / Cha Cha Cha

10. Ricardo Villalobos/ Chromosul

5. Snarky Puppy/ Something ft. L. Hathaway

11. Massive Attack/ Angel

6. Billie Eilish/ Future

12. Robert Glasper Experiment/ Dillalude #2

耳福レコード(近年高音質リイシュー盤編プレイリスト)

キーワードは音の凄み」。
音楽性は勿論の事、著名なカッティングエンジニアがオーディオマニアやレコードマニアに向けて、アナログマスターテープを元に原盤のスタンパーを製作した「近年の高音質再発盤の定番曲」をジャンルレスに選んでみました。  近年の高音質再発盤を最新のHi-Endオーディオシステムで聞いてみて、高音質レコードの”今”を体験できるセレクトです。過去に高音質リイシュー盤に疑問符を持ったオリジナル盤マニアも大歓迎です。

全てアーティスト名/アルバム・タイトル名

  1. バッハ:無伴奏チェロ組曲/シュタケル (45rpm Analogue Production 2020 & 33rpm Speaker Corners 2004)
  2. ストラヴィンスキー:春の祭典/ショルティ (45rpm Decca Pure Analogue -2025)
  3. Cantate Domino/カンターテ・ドミノ (AudioNautes 2025 & FIM 2014)
  4. Steely Dan/ Aja (2023 BG remaster - 45rpm Analogue Production & 33rpm Geffen)
  5. Bob Marley/ Exodus (45rpm Analogue Production 2025)
  6. Donny Hathaway/ Live (Rhino reserve 2026 )
  7. Marvin Gaye/ What’s going on ( UMe 2022)
  8. Erykah Badu/ Mama’s Gun (Vinylphile 2026 )
  9. A tribe called quest/ Low End Theory (45rpm - VMP 2022)
  10. Chick Corea Elektric Band/ Eye of the Beholder (LP Candid 2023)
  11. Duke Ellington/ Jazz Party in Stereo (33rpm - Classic Records 2012 & 45rpm Analogue Production)
  12. Billie Holiday/ Lady in Satin (45rpm - Analogue Production 2022)


レコードマニアには再生機器の重要性を、そしてオーディオマニアには再生ソフトによる音質の違いを改めて感じていただけたらと思います。

レコード再生におけるケーブルやアクセサリー等についてのお悩み相談も承ります。



https://www.jas-audio.or.jp/audiofair/

6/20(土)・6/21(日)もブース内イベントを予定しております。
詳細は後日お知らせいたします!

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2026年5月15日金曜日

【新製品】音響専用はんだ”SS-47”に2m巻が登場!

2026年5月22日(金)発売!
SS-47(2m) ¥1,980
(税込)
https://shop.oyaide.com/products-ss47-2m.html



今までSS-47を購入いただく場合、「φ1.0は50g(約9m)」「φ0.6は20g(約10m)」が最小単位でした。
ちょっとした修理や改造に使うには「ちょっと多いな・・・」と言われることもしばしば。

「2m巻」の登場により、必要最小限のコストで、”SS-47”の性能を最大限にご体感いただけます。

簡易梱包で、ボビンレス。

サクっと使う分には丁度良い量だと思います。
2mもあれば10本程度のシールド/マイクケーブルは作れると思いますよ。




各サイズの重量と価格早見表も公開!

※2026年5月現在の価格となります。
※画像をクリックで拡大できます

実はハンダって細い方がグラム単価が高いんです。
さらに、実は電線も細い方がグラム単価が高いんです。

何故かというと、どちらも太い線を徐々に細くして目的の太さを作るからです。
細くするために作業工程が多くなりますから、どうしても高くなってしまうんですね。

用途に応じて最適なサイズを選定してください!

おまけ

過去ブログに「ハンダの音質」を一挙比較したものがありますので、こちらもぜひ!

【永久保存版】”ハンダ”で音が変わる?【音質比較】



以上、原田でした。

2026年4月22日水曜日

【延長ケーブル】新製品”IEX”シリーズ vs ”HPSC”シリーズ【どっちが良い?】

 
(左)HPSCシリーズ (右)IEXシリーズ

NEO新製品「IEXシリーズ」が登場!

IEXシリーズについて早速こんな質問が・・・

「従来品”HPSC-35J/63J”も延長ケーブルだけど、何が違うの?」
「HPSCとどっちが良いの?」

今回は「それぞれの特徴」と「仕様の狙い」の違いを徹底解剖します💥

新製品「IEXシリーズ」についてはコチラからチェック!

従来品「HPSCシリーズ」についてはコチラからチェック!

IEXシリーズ vs HPSCシリーズ

HPSCシリーズは、白/黒の絹糸(シルク)で編み込まれた外観です。
IEXシリーズは、黒被覆のケーブル+プラグ根元に保護チューブが追加されています。


一番分かりやすいのは「見た目」ですが、、、これだけだと何が違うのか分かりませんね😅

というわけで、それぞれスペックを比較するとこんな感じ!

【スペック比較表】
画像をクリックで拡大できます。

導体断面積が太いのは「HPSC」ですが、芯数が多いのは「IEX」
「HPSC」はシールドがありますが、「IEX」はシールドがありません。

IEX-28-6Uの内部構造
電極に2芯づつ結線しているため、もし1芯断線してもすぐには音が途切れません。
1芯断線することで音質のバランスが変化し、断線の予兆を聞き取ることができる新設計。
よりプロの現場での使用を見据えた仕様となっています。

HPSCシリーズの絹糸(シルク)は帯電しにくく、静電気を空気中に逃がす特性があります。その分コストも高価となり、非常にこだわったマテリアルとなります。
IEXシリーズはPVC+PES層の2重シースに加え、ポリエステル系合成繊維の介在を中心に備えています。ケーブルに硬さを出さず、振動対策と耐久性向上に寄与しています。

柔軟性の比較。
シールド線はケーブルの巻き癖がつきやすいので、巻き癖に逆らうと画像のような状態になります。
PVC+PES層は厚みを0.1mm単位でコントロールすることで、電線のばね性を付与しています。
絡まりにくくなり、鞭のようにしなる取り回しは非常に使い心地が良いです。
取り回しの感触としては「C社」「M社」のマイクケーブル相当だと想像していただければ何となく伝わるかなと思います!

電気特性的にはHPSCの方が優れてるように見えますが、銅線の使用量が多いので、電線としては硬くなります。
IEXは延長ケーブル使用前と同等音質が得られるよう特殊なチューニングを施しつつ、現場での使用を見据えた実用的な性能を重視しています。

ちなみに公表スペックではありませんが、電線自体の重量はどちらもほぼ同じでした。

同じ外径4.0mmのケーブルでも、深堀してみると全然違うんですよ~。

【製品特徴】
画像をクリックで拡大できます。

音質におけるHPSCシリーズ唯一の特徴は「プラグが銀+ロジウムメッキ」になっている点!
音にメリハリを与えてくれるので、脚色はあれど、音が派手になる印象もあります。
「聞いてて楽しい音」かもしれませんが、フラットな特性かと言われると少し違うかもしれません。

IEXシリーズのプラグは「IEX-63Jが無電解ニッケル」「IEX-35Jが金メッキ」です。
この意図はずばり原音忠実な特性を得るために、プラグやメッキで脚色を与えないようにするためです。
色んなメッキを試作してみましたが、結局はスタンダードな組み合わせに落ち着きました。



これらを踏まえて、それぞれの特徴を簡単にまとめると・・・

●HPSC:オーディオ向け。高解像ですが、音色の脚色もあり!
●IEX:原音忠実。取り回しが良いので、ステージ演奏やレコーディングなどのプロ向け!

ピュアオーディオユーザーでも、「現状のシステムに満足しているから、延長ケーブルで音質は変化して欲しくない」という方にとってはIEXシリーズもオススメできます。

おまけ

イヤモニガチ勢はスクリュー付や登山用のカラビナを使ってますね😮

ステージ上でイヤモニ延長ケーブルを使う時、大体のミュージシャンは「カラビナ」を使います。カラビナはベルトフックなどに取り付けて、演奏中の動きの妨げにならないようにするためです。

しかし、現場ではインシュロックが外れて、延長ケーブルが抜け落ちてしまうトラブルがちらほら・・・
ガチプロの現場ではカラビナと延長ケーブルが外れないよう、2重にも3重にも固定している現場をよく見ます。

そんなガチプロに朗報!
HPSC/IEXで使用しているJ-3.5は、実はカラビナ使用にとっても便利な構造になっています!

カラビナの固定にはインシュロックを使用します。

画像のようにカラビナを固定することが多いのですが・・・

J-3.5外周にインシュロックがぴったりハマる溝があります。
ここに引っ掛かりますので、カラビナを強固に固定することができるわけです。

樹脂製コネクターにインシュロックで固定した場合、インシュロック自体も樹脂製なので、インシュロックが滑って抜けやすいというトラブルがありました。
なので、HPSC/IEXはそういったトラブルを予防することができます。

***

もし、これ以上に強固なホールド力を求める場合、J-3.5の周りに「滑り止めの収縮チューブ」を被せ、その上からインシュロック+カラビナを取り付けると完璧です!
釣り竿や野球バット・テニスラケットのグリップ部のような摩擦抵抗が得られますので、どれだけホールド感が増すかはイメージしやすいと思います。
自作知識が必要なプロ向けTipsですが、ぜひ覚えておいて欲しいですね!
チューブの重さで若干の重量感が増しますが、これでインシュロックが滑り落ちることはまず無いでしょう。

是非お試しください!

以上、原田でした。

2026年4月17日金曜日

【新製品】プロ向けイヤモニ延長ケーブル”IEX Series”が登場!

音質・耐久性・取り回しバツグンのプロ向け延長ケーブルが登場!



●IEX-63J(3.5mmステレオミニジャック - 6.3mm標準ステレオフォンプラグ)

●IEX-35J(3.5mmステレオミニジャック - 3.5mmステレオミニプラグ)

2026年4月24日(金)発売!

”音を変えない延長ケーブル”という新コンセプト


延長ケーブルは、現場に応じて必要になる場面も多い一方で、ミュージシャンにとっては“使わざるを得ない“というジレンマを抱えています。理想を言えば、モニター環境に余計な要素を加えたくないというのが本音でしょう。
市販されている多くの延長ケーブルは一般音声用であり、プロの耳を満足させる製品はほとんど存在しませんでした。結果として「延長ケーブルの使用前後で音が変わってしまう」という問題が発生してしまいます。これはモニター環境のバランスが変化してしまうという点で大きなデメリットとなります。
 
オヤイデ電気はこうした問題を解決するべく「音を変えない延長ケーブル」というコンセプトのもと開発をスタート。伝送効率に優れたマテリアルの選定はもちろん、最終的には綿密な設計を施すことにより、プロフェッショナルな現場に応える高品質な延長ケーブルに仕上げました。

耐久性の高い構造

極厚のPVCシースとPES層の2層構造により、高い耐久性を実現しました。導体の中心にはクッション性の高いポリエステル系合成繊維を配置し、介在を導体と同軸に配列することで、ケーブル内部の導体構成を安定させています。これにより踏みつけなど外部からのストレスにも耐え、繰り返しの屈曲にも強い構造となっています。加えて、導体にはアラミド繊維を撚り合わせることで引張強度を強化。過酷な現場環境でも安心して使用できる設計です。
 
IEXシリーズ専用ケーブル」最大の特徴は「6芯構造」であること。
導体断面積を多く確保できるだけでなく、断線に対するリスクヘッジとして非常に有利に働きます。仮に6芯のうち1芯が断線した場合でも、音が突然途切れることなく、音質の変化として断線の予兆を察知できます。通常のケーブルでは1芯でも断線すれば即座に音が途絶えてしまうため、現場の進行に致命的な影響を及ぼしかねません。
 
こうした極厚の2層シース構造と、断線の予兆を察知できる6芯構造という“二段構え”の設計は、プロフェッショナルな現場において大きなアドバンテージとなります。万が一、断線の兆候が確認された場合は、完全断線に至る前に修理または交換されることを推奨いたします。

高い柔軟性を持ったシース材


柔軟性の高いマテリアルを使用するだけでは単に“柔らかい”だけで、実用的な取り回し性能を得ることはできません。マテリアルがゴムのように柔らかすぎると巻き癖が付きやすくなり、長期使用においては耐久性の低下にも繋がります。
IEXシリーズ」はこの『実用的な取り回し性能』に着目し、ステージ上の動きを妨げない最適な取り回しを実現。PVCとポリエチレンの2層構造シースを採用することで、鞭のようにしなるバネ性と形状保持力を両立。演奏者のパフォーマンスを妨げることなく、ステージ上での扱いやすさを徹底的に追及しました。

導電効率を向上させた音響用銅線

導体には、オヤイデ電気が開発した音響用銅線「精密導体102SSC」を採用。精密導体102SSCはリサイクル銅含まない4N無酸素銅(JIS C1011)をμ単位で機械ピーリングし、銅表面の不純物を100%除去することで導電効率を向上しました。(導電率102.3%IACS)
精密導体102SSCの特性を最大限に引き出すため、平滑化された導体表面にウレタン樹脂のコーティングを施すことで、素線間における表皮効果を改善。導体間で発生する線間歪みや電磁界の乱れによるノイズを抑制しながらも、周波数特性を向上させています。

2種類のプラグと専用ジャック

■プラグ
P-240TIEX-63J):真鍮製・無電解ニッケル仕上げの非磁性フォンプラグ。3.5mm6.3mm変換プラグを使用せずとも、ミキサーやオーディオインターフェースなどと直接接続することができます。

  P-3.5GIEX-35J):金メッキ処理された高品質ステレオミニプラグ。国内外問わず世界的に評価の高い3.5mmステレオミニプラグで、ノートPCやスマートフォン、IEMレシーバーとの接続などに適しています。
 
いずれのプラグも、TIP端子は真鍮棒からの削り出しによって製造されており、接点からハンダ付け部まで一切の溶接を行わない構造となっています。そのため、金属加工上の無駄な接点が生じない、理想的な設計です。

  ■ジャック
J-3.5 SpecialIEXシリーズのために音質を最適化した高品質ステレオミニジャック。中継コネクタとして一般的なフォーク端子構造とは異なる独自設計の「板バネ式構造」を採用。プラグを多接点でしっかりと挟み込むことで挿入時にクリック感があり、最大20N以上の高い保持力を実現しています。これは一般的な3.5mmジャックと比較して1.5倍以上の保持力となります。さらにJ-3.5には抜去力をサポートするスプリングが入っており、強力にプラグをホールドしながらも、無理なくプラグを取り外すことが可能になっています。
この構造により、ステージ上での不意な脱落を防ぎながら、滑らかな挿抜感を実現しています。

現場に応じた長さラインナップ

1.8m/3.0m2種類をラインナップ。「ミキサーやオーディオインターフェースが近くにあるドラマーやキーボーディスト」「音質の維持を重視するマニピュレーター」「レコーディング現場での長さ延長」には1.8mを、「ステージ上で動きを求められるシチュエーション」には3.0mを推奨します。

仕様

製品名

IEX-35J

導体

精密導体102SSC 0.16sq

導体処理

ウレタン被膜絶縁

導体強化繊維

アラミド繊維

中心介在

ポリエステル系合成繊維

絶縁体

PES

シース

軟質PVC

ケーブル外径

4.0mm

プラグ

P-3.5G (3.5mmステレオミニ)

ジャック

J-3.5 Special (3.5mmステレオミニ)

長さラインナップ

1.8m / 3.0m

 

製品名

IEX-63J

導体

精密導体102SSC 0.16sq

導体処理

ウレタン被膜絶縁

導体強化繊維

アラミド繊維

中心介在

ポリエステル系合成繊維

絶縁体

PES

シース

軟質PVC

ケーブル外径

4.0mm

プラグ

P-240T (6.3mmステレオ標準フォン)

ジャック

J-3.5 Special (3.5mmステレオミニ)

長さラインナップ

1.8m / 3.0m

 

商品詳細はここまで!
次のブログでは「どんなユーザーにお勧めなのか?」について深堀していきます!

以上、原田でした。


※「EXT」は太陽ケーブルテック株式会社の登録商標であり、本商品の表面表示は同社の許諾を得て使用しています。
なお、本商品は太陽ケーブルテック株式会社が製造又は販売する商品ではありません。