【オヤイデ電気 秋葉原直営店】10月の営業時間のお知らせ

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★時短営業日:10月30日(金) 社員研修のため18時閉店とさせていただきます
OPEN:10:00
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自作スピーカーをチューンアップ!!
~ オーディオアクセサリーを聞き比べながら自分好み音に ~
Ⅰ. はじめての自作スピーカー
こんにちは、オヤイデ電気事務担当(オーディオ好き)です。
8月に発売になった「ONTOMO MOOK Stereo編これならできるスピーカー工作2020エンクロージャーキット」と「ONTOMO MOOK Stereo編これならできる特選スピーカーユニット2020年版マークオーディオ編」はもうお聴きになりましたか。
遅ればせながら私も自分で作ってみました。
これはとてもよく考えて作られた優れたスピーカーで、せっかく自分で作ったものでもあるので、今回は電源ケーブルなどのオーディオアクセサリーをいくつか試しながら自分好みの音にチューニングして、私の好きな女性ボーカルをよりよい音で鳴らすという企画にしました。肌合いのよさと高域の美しい響きを目指したいと思います。
試聴盤を使ってそれぞれのアクセサリーの音を確認しながら、最後にお気に入りのディスクがはたしてどんな音で鳴るか試していきます。
このセットの購入を検討されている方にひとつだけお伝えしておきたいことがあります。それはスピーカーの内部配線材をオプションで用意していますが、スピーカーを作った後では交換が出来ないので、もしオプションの内部配線材を使われたい方は自作セットと同時に購入し、オプションの内部配線材を使ってスピーカーを組み立てて下さい。
オヤイデ電気では102SSCの導体を使ったBronze”LITE”Setと4N純銀線を使ったSilver”LITE”Setの2種類の
内部配線材を用意しています。高域の美しさを期待して私はシルバーセットを選択しました。これらの内部配線材の音質の違いについては生形三郎先生がオヤイデYOU
TUBEチャンネルの中でレポートして下さっているので、こちらを参考ください。
Ⅱ. オーディオアクセサリーのラインアップ
今回、用意したオーディオアクセサリー。
スピーカーケーブル
①VFF SP 1.25sq (税込198円/m※)
②EXPLORER V2 1.25sq (ONTOMO MOOK推奨SPケーブル 税込880円※)
どちらも末端処理はせずに試聴。
電源ケーブル
①アンプやCDプレーヤーなどに付いてくる一般的な3Pの電源ケーブル(おそらく500円くらい)
②共立電子×オヤイデ 電源ケーブル KYO-POW020(共立電子産業㈱とオヤイデ電気の共同開発 共立エレショップで販売 2020年9月発売 税込11,990円)→以下、共立電子電源ケーブル
③オヤイデ電気製 電源ケーブル・プレミアム(完成品)STEC-002(昨年発売した電源ケーブルキットをリファインした完成品 ONTOMO Shopで販売 2020年9月発売 税込8,250円)→以下、ONTOMO電源ケーブル
① INS-CFX(ハイモジュラスカーボン 税込7,920円※)
② INS-BD(ヘマタイト 税込4,048円※)
③ INS-SQ(天然煙水晶 税込4,048円※)
※の価格は2020年9月現在のオヤイデオンラインショップの価格を掲載
試聴方法はスピーカーケーブルと電源ケーブルの組み合わせを決めた後、3種類のインシュレーターを聞き比べて音決めをする。
試聴盤について
①SACD : レディ・キム「レフト・アローン」Eighty-Eight’s(以下、「ボーカル」)
②SACD : ANNE-SOPHIE MUTTER「KORNGOLD. TCHAIKOVSKY VIOLIN CONCERTOS」GRAMMOPHON 輸入盤(以下、「クラシック」)
Ⅲ. 自分好みの音にチューニング
1.
スピーカーケーブルでどう変わったか
まず一般的な3P電源ケーブルとVFF1.25mmで試聴盤の音を確認(電源ケーブルはプリメインアンプにつなぎ変え)。その後スピーカーケーブルをEXPLORER V2 1.25に変えて試聴。
一般的な3P電源ケーブル+ EXPLORER V2 1.25の組み合わせで「ボーカル」を聴く。
2曲目「アフロ・ブルー」。VFF1.25mmに比べEXPLORER V2 1.25は低域がしっかり出てくるので曲の冒頭のベースのボディが感じられる音になる。またボーカルの質感がなめらかになり、高域もスッときれいに伸びる。
曲の中盤でドラムソロが入り左右へドラムが動くのがチェックポイント。VFF1.25mmよりはよく動いているが、まだ足りない。このあたりの音像の定位感はもう一息。
「クラシック」ではEXPLORER V2 1.25に変えることによりムターのバイオリンが艶やかさを更に増し、あたかも妖しい光を放っているかのような表現に変わった。思わずしばし聴き入る。バイオリンが最高域まできれいに伸びきり、美しく音を響かせるのは、おそらく銀線を選択した賜物だろう。音場感的にもミニチュアのホールが目の前に現れたかのようで、より大きなスピーカーでは得られない、小型スピーカーならではの楽しさが味わえた。
バイオリンとオケのバランスも、とてもいい。本当によくできたスピーカーと思う。
スピーカーケーブルは迷わずEXPLORER V2 1.25を選択。
2.
電源ケーブルを変える
次に2つの電源ケーブルとEXPLORER V2 1.25の組み合わせ。
共立電子電源ケーブル+
EXPLORER V2 1.25
「ボーカル」では冒頭のベースが1歩も2歩も前に出てくる感じになる。低域の再現もこのスピーカーサイズとは思えない驚きの量感。ボーカルは歌手の唇の動きが分かるような生々しさがある。ただし、ちょっとサ行が強いか。
ドラムは左右へよく動くようになった。皮をスティックで叩いている様が見えるようなリアリティがスゴイ!シンバルでもスティックで真鍮を打ち付けて生まれた細かな音の破片が空中へ拡散していく様が見えるようで、スケールダウンしたドラムセットが目の前に現れたかのように感じられる。
この組み合わせは全体として締まった低域を聴かせ、上等な質感を湛えている点が大変に好ましいと感じた。
ONTOMO電源ケーブル+ EXPLORER V2 1.25
この電源ケーブルを聞いてまず感じたのは音の重心が若干低くなること。
「ボーカル」も今まで聴いた中では一番落ち着いた雰囲気になり、ジャズを聴くにはとてもいいバランスと思う。
またドラムの音の再現は共立電子電源ケーブル以上と思った。ドラムの左右への動きが一層明瞭になる。やはり質のいい低域の得られるケーブルを使わないとこのSACDの定位感は十全に再現できないのだと認識させられた。また共立電子電源ケーブルより音の輪郭をはっきり描く傾向で、このSACDの持つウォームでアナログ的な雰囲気もよく伝えてくれる。
私は前々回の自分のブログでたまたまこの電源ケーブルの元となっている自作ケーブルを聴いており、改めて聴いてみたが、やはり今回の完成品ケーブルは音の広がりよりもちょっと重心を落として音を中心へギュッと集中させている印象を持った。
「クラシック」でも低域の量感が出るのでオケのスケールの大きさを感じさせるし、高域は艶やかで美しい。こういった「クラシック」もフワッと聴かせるというよりは、引き締める方向の音として提示する。
共立電子電源ケーブルとONTOMO電源ケーブルのどちらを選択するか迷うが、今回はより銀線の音が生きる方にしたいと思い共立電子電源ケーブルに決めた。ONTOMO電源ケーブルもすばらしかったが、中高域のレンジ感と私の音の質感の好みを優先させた。
3. インシュレーター3種を試す(スピーカー1台つきインシュレーター3つをスピーカーとスピーカースタンドの間はさんで使用)
共立電子電源ケーブル
+ EXPLORER V2 1.25の組み合わせでインシュレーター3種を試してみた。
結論としてはハイモジュラスカーボンのINS-CFXが抜群の定位感で一番よかった。スピーカーの中心にボーカルが立ち現れドラムなどの楽器も立体感が増して聴こえた。次に良かったのが天然煙水晶のINS-SQ。INS-CFXほどではないが、定位感の向上がみられた。
今回の結果は使用した金属性のスピーカースタンドとの相性もあるだろう。
Ⅳ. 共立電子電源ケーブル + EXPLORER V2
1.25 + INS-CFX で 矢野顕子「Home Girl Journey」(Epic Records)を聴く
完成した組み合わせでお気に入りのディスクをじっくり聞いてみたい。
ニューヨークのプライベートスタジオで録られた本作は、スタジオの残響音が収められライブに近い音の録り方で、きちんと調整されたシステムで聴くとあたかも彼女のスタジオに招かれて聴いているような臨場感が得られるユニークなアルバム。
1曲目の冒頭、彼女が手拍子でリズムを取った時の反響音の鮮明さにまず驚く。そして、おそらくはインシュレーターの影響だろうがピアノの輪郭が明瞭で、今まで自分のシステムで聴いてきた音はボーカルの後方に若干ピントが甘い感じでピアノが鳴っていたが、今回の組み合わせで得られた音は、ちゃんとピアノを弾きながら歌っている距離感であり、弾き語っている姿が目に見えるようだ。
時に語り、時にささやくように歌う彼女の声の質感のなめらかな美しさ。スタジオの空間を感じさせる緻密な表現力はまさにオーディオ的快感そのものだ。
今回の組み合わせで得られた音はスピーカーサイズを超えた臨場感を得られると同時に、小型スピーカーだからこそ得られる音。ちょっと音楽を俯瞰して聴く感じ・・・たとえて言うなら細部までよく作りこまれた箱庭を上からながめるような楽しさもこのスピーカーにはあるのだ。
以上、オーディオ事務方でした。
こんにちは!
金木です。
オヤイデのお店には梯子がありましてこれを登っていくと在庫置き場が上にあります。
オーディオ専門誌、月刊Stereo誌面と連動した新企画『オヤイデ放談』がスタートしました。
この連載は、オヤイデ電気の「顔」としてオーディオ界周辺で精力的に活動する近藤正隆をホストに、毎回様々なゲストをお招きしてオーディオに纏わる事象についてたっぷりと語ってもらった動画を、YouTubeのオヤイデチャンネルにてアップしていきます。
第一回目のゲストは、大のオヤイデファンであり、オヤイデ親善大使を公言する平間至さんと、月刊Stereoではカメラマン、ライターとして活躍している高橋慎一さん。
オーディオ好きの写真家であるお二人に登場いただき、「写真と音楽、カメラとオーディオ」というテーマで語ってもらいました。
前編では、お二人のオヤイデとの出会いやオーディオにハマるきっかけについてや、テーマである「カメラとオーディオ・写真と音楽」について、オーディオ好きの写真家ならではの視点で色々とお話いただきました。
後編では、そのテーマをさらに深掘りしつつ、お二人の現在のオーディオシステムや、最近はまっているオススメの音楽についてもたっぷりと語ってもらっています。
第一回『オヤイデ放談』前編
第一回『オヤイデ放談』後編
そして、第2回目のゲストは、第1回目に続いて、写真家の平間至氏に登場いただき、今年リニューアルした新製品である、オヤイデ電気の電源タップ『OCB-1』シリーズを特集しました。
前編では、主に『OCB-1』についての歴史を振り返りながら製品の誕生についてなどを語り、中編では「OCB-1STⅡ」と「OCB-1DXsⅡ」の構造やリニューアルしたポイントを解説しながら比較試聴を行いました。
後編では「OCB-1EXsⅡ」について掘り下げ、さらにゲストの平間氏による『OCB-1』シリーズの応用編なども紹介し比較試聴を行なっています。
第二回『オヤイデ放談』前編
第二回『オヤイデ放談』中編
第二回『オヤイデ放談』後編
オーディオアクセサリーの中でも一際重要な電源タップの絶大な効果を少しでもこの動画を通じて皆さんにお伝えできたら幸いです。
『オヤイデ放談』では今後も、ゲストの方達と共に皆さんにとって興味深い事柄を色々と取り上げていく予定です。
また毎回、月刊Stereo誌面でも『オヤイデ放談』をまとめた連載も掲載されていますので、誌面と動画を併せて是非お楽しみください。
皆さんのオーディオライフが、より充実して今まで以上に楽しくなるような、様々な視点からオーディオについて掘り下げていく文化的な番組を目指していきますので、これからも『オヤイデ放談』をよろしくお願いします!!!
また何か取り上げて欲しい企画や製品、ジャンルなどございましたら、皆様のご意見ご要望、感想なども是非動画のコメント欄などへご投稿ください。
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\買う前に試す/
家電のレンタル『Rentio』にて、オヤイデ電気の製品を買う前に試せるレンタルキャンペーンを実施中です。
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