2026年10月26日月曜日

FURUTECH新製品のご案内【2026年10月23日発売】

 FURUTECH新製品のお知らせです!

下記製品が2026年10月23日の新発売となりました。


Origin Line NCF(RCA) ハイエンド・グレード ラインケーブル(1.2mペア)

税込価格:148,500円 → 133,650円




Origin Line NCF(XLR) ハイエンド・グレード ラインケーブル(1.2mペア)

税込価格:165,000円 → 148,500円


特徴

フルテックの美しく仕上げられた Origin Line NCF series ケーブルによって実現される、広帯域で滑らか、ノイズ感のない、完璧な音楽的プレゼンテーションは、綿密なエンジニアリングとさまざまな適切な素材の注意深い選別によるものです。

α(アルファ)OCC 60 本 / ∅ 0.18 mm 導体、2 層シールド、および伝送線路と共振減衰素材(シース内のナノ単位のセラミック/カーボンパウダー化合物)をさらに減衰させる絶縁材料を備えた高品質のポリエチレン誘電体を備えています。

特別なワンピース構造設計の CF-102(R) RCAコネクタ、CF-601M-N1(R)/CF-602F-N1(R) XLRコネクタは、ロジウムメッキのピンを備えたマルチマテリアルカーボン素材とステンレスで仕上げられています。

その結果、非常に高解像度で、低いノイズフロア、サウンドステージングと画像の向上、音楽的で魅力的な「ラウンド」ミッドレンジ、タイトで制御された低音、さらにパワーとダイナミクスに余裕があります。





Origin Digi NCF(RCA) ハイエンド・グレード デジタルケーブル(1.2m 1本)

税込価格:79,200円 → 71,280円


特徴

フルテックの美しく仕上げられた Origin Digi NCF ケーブルによって実現される、広帯域で滑らか、ノイズ感のない、完璧な音楽的プレゼンテーションは、綿密なエンジニアリングとさまざまな適切な素材の注意深い選別によるものです。

RCA 仕様はα(アルファ)OCC 29 本 / ∅ 0.18 mm 導体、二層絶縁オーディオグレード PE および高密度ポリエチレンフォーム、0.12mm 編組α(アルファ)OCC 導体シールドおよびバリア層、オーディオグレードのシースフレキシブル PVC を使用し、信号伝送を改善します。

特別なワンピース構造設計の CF-102(R) RCAコネクタは、ロジウムメッキのピンを備えたマルチマテリアルカーボン素材とステンレスで仕上げられています。

その結果、非常に高解像度で、低いノイズフロア、サウンドステージングと画像の向上、音楽的で魅力的な「ラウンド」ミッドレンジ、タイトで制御された低音、さらにパワーとダイナミクスに余裕があります。



Origin Digi NCF(XLR) ハイエンド・グレード デジタルケーブル(1.2m 1本)

税込価格:88,000円 → 79,200円


特徴

フルテックの美しく仕上げられた Origin Digi NCF ケーブルによって実現される、広帯域で滑らか、ノイズ感のない、完璧な音楽的プレゼンテーションは、綿密なエンジニアリングとさまざまな適切な素材の注意深い選別によるものです。

XLR 仕様はα(アルファ)OCC 60 本 / ∅ 0.18 mm 導体、2 層シールド、および伝送線路と共振減衰素材(シース内のナノ単位のセラミック/カーボンパウダー化合物)をさらに減衰させる絶縁材料を備えた高品質のポリエチレン誘電体を使用し、信号伝送を改善します。特別なワンピース構造設計の CF-601M(R)/CF-602F(R) XLR コネクタは、ロジウムメッキのピンを備えたマルチマテリアルカーボン素材とステンレスで仕上げられています。

その結果、非常に高解像度で、低いノイズフロア、サウンドステージングと画像の向上、音楽的で魅力的な「ラウンド」ミッドレンジ、タイトで制御された低音、さらにパワーとダイナミクスに余裕があります。





●FURUTECHのプロフィール

FURUTECH(フルテック)は1988年に設立され、リファレンスグレードのオーディオおよびビジュアル用ケーブル、コネクター、電源タップ、各種アクセサリーの設計・製造を行っています。

すべての製品は、エンジニアリングの粋を集めた設計と、最高水準のパフォーマンスを実現するための精密なクラフトマンシップに基づいています。

当社の革新の核となるのは、多様で高度な導体素材の採用です。

超高純度のOCC 、単結晶銅、Alpha処理された純銅、銀メッキ銅、銅銀合金、さらにはナノリキッドで強化されたOFC(無酸素銅)など、多彩な素材を応用しています。

また、三菱マテリアルトレーディング社からライセンスを受けたDUCC(Ultra Crystallized High Purity Copper)や、連続結晶構造によるPC-Triple C(Pure Copper–Continuous Crystal Construction)といった先進技術も導入。

これらは、結晶粒の最適化により、優れた信号忠実度と伝送特性を実現します。

すべての導体材料には、FURUTECH独自のマルチステージ「α-Process~アルファプロセス」が施されます。

このプロセスは超低温処理と特殊電磁界処理を組み合わせることで、超低歪、最適な導電性、そして高い信号純度を確保します。


●革新技術:NCF(Nano Crystal² Formula)

近年の革新として、NCF(Nano Crystal² Formula)シリーズがあります。これは、静電気を除去するマイナスイオンを発生させ、熱エネルギーを遠赤外線に変換し、音の明瞭さ、音場の奥行き、音色の純度に明確な向上をもたらす独自の結晶素材を採用しています。

このテクノロジーは、電源コネクター、コンセント、インラインフィルター、各種アクセサリーなど、FURUTECHの製品群に幅広く応用され、実際のオーディオ体験に確かな違いを生み出しています。


価格は10%OFFです!

この機会にお試しくださいませ!!




佐々木でした。

2026年10月19日月曜日

【オヤイデ電気】東京ペダルサミット2026レポート【G1-3】

皆さま、お元気でしょうか?丸山です。

 スピンオフを除くと2年振りの東京ペダルサミット2026

10月10日、10月11日に【東京・五反田 CITY HALL & GALLERY GOTANDA】

で開催された、東京ペダルサミット2026のレポートです。

CITY HALL & GALLERY GOTANDAを入って
エスカレーターを上った先には
ペダルサミットのフラッグがお出迎え!
それでは会場に進んで行きます。

ペダルサミット会場内のマップがあるので
気になるブースのチェックが容易ですね!
マップで見るより広いんですよ!

今回のオヤイデ電気ブースです。
実は毎回レイアウトが違うんですよ!

東京ペダルサミット2026出展記念の
G-SPOTカールコードの展示
※画像のSPIRIT XSカールコードは店頭で販売済みですが特注製作可能です。

↓カールコードについてはこちら↓

カールコードと言えば全部カールしているのですが
カールを一部分にする事で重くなり過ぎずステージでは動き易くなります。
タイト目なカールなので伸びすぎる事がない仕様です。


ソルダーレスケーブルの製作体験
ボードに組み込んで頂けている皆さま、ありがとうございます。
初めましての方には、簡単に作れる!
そして堅牢さを感じて貰えたのではないでしょうか?
SLD-ZEROシリーズのプラグとケーブルの組み合わせで
自分の好みに合わせられるのも強みです。

お隣のブース
BEETRONICS様もソルダーレスに興味津々

オヤイデ電気ブースがあるギャラリー
来場者で溢れる前に少ないタイミングで撮影しております。
それでは、各所をぐるりと巡ります。





人の居ないタイミングでザっと巡ってみました。
会場では自分のギターを持ってきて試奏する方も多かったです。

それでは最後に

配布致しましたクーポンの利用は10月24日土曜日まで
になりますので是非ご利用ください。

店頭では出店記念のカールコードだけではなく
店舗オリジナル品もありますのでアップグレードに是非
※商品は店頭のラックに御座います。


東京ペダルサミット2026は
多くの方のご来場に恵まれ、大盛況。
オヤイデ電気ブースに立ち寄って下さった方々、
本当にありがとうございました。
以上、丸山でした。


~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~


秋葉原直営店に是非お越し下さい。

皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。



営業時間

平日:10:30~19:00

土曜、祝日:10:30~18:00 

定休日 : 日曜日


☎ 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353


メールでのお問い合わせは、こちらのアドレスより!


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2026年10月12日月曜日

バランス接続ってなんぞや?

 こんにちは、葛下です。

あれやこれやでもうすぐ年末ですね。

はたして「あれやこれや」って何なのでしょうね?

なんか判らないけど、色んなモノが詰まってそうですね…「あれやこれや」の中に…(笑)



さて皆さま。

ラインケーブル接続で「バランス接続」「アンバランス接続」っ言葉、1度は耳にした事はあると思います。


今回は単刀直入に


「バランス接続ってなんぞや?」


と言う議題に迫ってみたいと思います。




一言でバランス接続とは何かと言いますと、ノイズが入りにくい接続です。


反対にアンバランス接続はノイズが入り易い接続です。



以上!


・・・


え~っと…これで終わったらマジで怒られそうなので、何故ノイズに強いかと言う事を構造で説明しましょう…か?


ちょっと難しいですよ?


では簡単に説明しましょう。



バランス接続とは、1つの音声を2種類(HOT・COLD)の音声信号に分けて送っています。

その2本に、アース(GND)と合わせて3本の電線を使用して信号を送る伝達方式の事です。


それに対して、1つの音声をHOT・GNDの2本だけの電線で信号を送る伝達方式をアンバランス接続と言います。


バランス接続で2種類に分けた音(HOT)は通常の音声(正位相と呼びます)なのですが、2つ目の音(COLD)はこの波を全く逆にした状態になります。(逆位相と呼びます)



この2つの音声を合わせるとエネルギーが打ち消し合って音が消えるのです。



音消えたらあかんやん!!と思われると思いますが、なんとミキサーに入る前に

逆位相の音声だけ再び反転させて正位相にするのです。



ここ重要です。覚えておいて下さい。


さて、ノイズ信号ですが、コイツは正位相・逆位相の信号に対して常に正位相の信号をして入り込みます。

そしてミキサーに入る前に逆位相の音声だけを反転させると言いましたよね。



するとどうなりますか?


そう、正位相のノイズ信号は反転して逆位相になりますよね。


なのでノイズ信号だけが打ち消し合って消えるのです。




どうですか皆さん!理屈が判りましたか?ちょっと難しいですか~?



長い距離の伝送にはバランス接続の方が断然良いですが、数メートルの短い距離の伝送ならアンバランス接続でも問題はありません。


よくステージ上で、特にベーシストの人はDI(ダイレクトボックス)にプラグを差し込むでしょ?


これはアンバランス信号を距離のあるミキサーに伝送する為にバランス信号に変換しているのです。



さて、ここで問題です。

この中で主にバランス信号に使用されるプラグはどれでしょうか?



RCAプラグと6.3φモノラル(TS)プラグは2極しかないからアンバランス接続にしか使えませんね。



XLR・6.3φステレオ(TRS)プラグは3極あるのでバランス接続に使われる事が多いです。



ではコイツ。3.5φステレオミニプラグ


これも3極あるのでバランス接続かと思いきや、ミニプラグは基本的にLR(左右)の音声信号を送るために使われます。



バランス接続は最初に言ったように1つの音声を2種類の信号で伝達する方法なので、3極あってもそれぞれにL・Rと別の2つの音声を流すという事はそれぞれがHOTとGNDの2つの信号でしか流していないのです。(GNDはLR共通)

ミニプラグは3極あってもアンバランス接続なのです。


ちなみに6.3φのステレオフォンプラグもヘッドホン接続等でLR信号を伝送する時はアンバランス接続になるので、必ずしもバランス接続専用だとは限らないです。




いや~、為になりましたね~



それにしても、昔の人って凄いですよね!理屈を考えるだけでも凄いのに実際にやってのけるとは…


位相の反転とかどうしてそんな事が出来るのでしょうかね?考えた人は天才ですよね。(笑)



以上、超凡人の葛下でした。




秋葉原直営店

  • 〒101-0021
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    状況により、営業時間、対応期間は変更となる可能性がございます。

  • *今後営業時間が変更になる可能性もございますので、ご了承ください。



  • 本社





2026年10月5日月曜日

わしゃ、強そうなベース用シールドが欲しいんじゃい!!

 どうもどうも、新入社員の榮です!

ぼちぼち新入社員じゃなくなるのでは?と思ってますが、もう少し新入社員でいさせてよ。

心はフレッシュなままさ!ライムのようにね!!   はっ?

とまあ、そんな僕は楽器を弾くタイプなのでエレキベースを嗜んでおりましてね。

電線に対する知識は先輩方と比べると圧倒的に少ないのですが、楽器を弾く人視点でブログを書いてなんとかやっていこうと今回はそう思っておるんですよ。えぇ、えぇ。


そこで、ベーシストの皆様にちょっとしたご提案といいますか、忘れていませんか?という話なんですけど…

D.I.を使う機会ってたくさんありますよね?あるって言ってよね!

ライブの際などPAさんが入って人前で演奏する際には使う事がほとんどだと思いますし、レコーディングの際にも必須だと思います。

オーディオインターフェースから入力するときにも使うと思います。使わない時もあるか。いや使おう!

そんなD.I.からアンプにいくケーブルのこと忘れてませんか?あいつの事、真剣に考えたことあるのかよ?っていう話がしたくてですね。えぇ、えぇ。

この部分ですよ
アンプに繋がってるこのケーブルはなぜか家にあった謎のケーブル

僕はもちろん忘れてました!!

考えたこともありませんでした!!

ライブハウスにD.I.は持っていくのに、ここのケーブルはライブハウスで借りてました!

そういうところが僕の愛らしいところですね!

気に入ってるシールドケーブル、気に入ってるエフェクターを使って最後の部分には初対面のケーブルが入ってくるというちょっとしたサプライズ!

ということで、ここに使うカッコいいケーブルを作ろう!

強そうなケーブルを作るぞ!!



はい、突然生まれてきました。

こちらTUNAMI TERZO V2とP-285M

オヤイデのラインケーブルの中で一番太いものをチョイス。

強そうなやつが良いからね。

パワーこそ正義。パワーこそ力。

しかし、まさかの大きすぎる落とし穴。

入らない!という茶番

入らない!!

入らないぞ!

これはプラグの適合径を見ればすぐわかるッ!!!!

そこでこちら!

けっして拷問器具ではない。

テーパーリーマーくんの登場です。

これは穴を広げる不思議な道具です。

人体につかうものではないんですね。

覚悟しなはれ。
もとの身体には戻れませんで。


こうやってゴリゴリと穴を削ってあげてTERZOが入るサイズまで穴を広げてあげましょう。

ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ…

無限かと思う時間、削り続けました…

すると、あーら不思議!

受け入れてくれたね!

入るようになりました!

ふぅ、ようやく準備できたぜ

あとは、はんだ付けしていくぞ!

一応説明しますと、今回の狙いとしては、アンプの出音のレンジ感を広げつつアンプはモニターとしての役割もはたしてもらいたいので音程感とミドルの輪郭の向上。豊かな低音。この音色を狙うためにケーブルはTERZO、はんだはHMX-CuLP113。どんな形のアンプ、D.I.にも繋げるようにプラグはストレートタイプ。


これをちょちょいと剥きまして。

実際はけっこう大変でした。
ちょちょいとやったってした方がカッコいいかなって…
テヘッ

シールド部分をこうしまして。

かたつむりができました。
なぜ?

黒い被覆と銅箔シールドはカットしちゃいます。

そして、これをはんだ付けします。






はい、ここでトラブルです!!

はんだ付けに夢中のあまり写真撮り忘れました…

まぁそういうこともありますわ!

許してあげよう、自分を

というわけで、かーんせーい!!


パールホワイトに金色の印字が映えるね
カッコいいぞ!!

やったね、ハッピー!

今回は音にフォーカスして作成してみましたので、楽器に繋いでみましょう!




こんな感じに繋ぎまして。

ついでにアンプを繋がない状況も想定して

最近はこんな感じで録音することも多いですよね。


実際に使ってみてレンジがかなり広がったことが実感できました!

思ったよりも下が広がったことに驚きましたし、高音の解像度が向上したことによりエッジが効いた音に。スピード感も出ました。

こいつぁ、めちゃくちゃ良いぜッ!!!

ほぼほぼ狙い通りな気がします!

難点としましては、ケーブルの太さゆえの取り回しの難しさと作る際のプラグを削る作業がとても辛いという点ですね。

ぜひ、みなさんもこだわりの短いケーブル作ってみてください!

今度作るときは、はんだをHMX-Pb113にして作ってみても面白そうなので、そっちにしてみますね。


以上、榮でした!!



~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~


秋葉原直営店に是非お越し下さい。

皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。



営業時間

平日:10:30~19:00

土曜、祝日:10:30~18:00 

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2026年9月30日水曜日

🎸ギターシールドは何でもいい?電線屋が考える5つの選び方


「🎸ギターシールドは何でもいい」
そんなことを思った経験はありませんか?
でも、よく考えてみると、実は何でもよくない。

実際には「何でもいい」と言いながらも、

少し高くても丈夫なものを選んだり、
柔らかくて扱いやすいものを選んだり、
安心感のあるメーカーを選んだりすることはないでしょうか?


じゃあ「何でもいい」ってどういうこと?😕


今回はギターシールドのデファクトスタンダード「CANARE(カナレ) GS-6」を参考に、電線・ケーブルを扱う立場からギターケーブルの構造や電気的特性について解説します。

CANARE GS-6の特徴

CANARE GS-6
https://shop.oyaide.com/products/gs6.html
●耐久性
CANARE製品を紹介する上で欠かせない特徴が「耐久性」です。

耐久性は単純に頑丈な素材を使えば実現できるものではありません。
特に導体やシールドに使用している「銅線」は、どの電線でも使用している「銅」そのもので、GS-6の銅が強いなんてことは有り得ないわけです。

では、なぜ耐久性が高いのか?
耐久性とは電線の構造や各部材の組み合わせそのものです。単純に「この部材を使っているから耐久性が高い」とは言い切れません。

CANARE公式では「中心導体をφ0.1mmのOFC細線127本で構成し、耐久性を向上させている」と説明されています。
電線屋の視点から見ると、耐久性はこの導体だけで決まるものではありません。

基本的には「導体構成」「絶縁体」「シールド構成」などが相互に作用することで耐久性が確保されているため、GS-6の構造そのものが高い耐久性を持っていると言えます。

CANARE公式で紹介されている編組シールドの耐久性
同じ編組シールド構成で作れば、必ずしも同じ耐久性が得られるわけではありません。
ソース元:https://www.canare.co.jp/products/cables/index.php?tid=4_016

●取り回しの良さ
CANARE製品全般に言える特徴として「取り回しの良さ」が挙げられます。

取り回しを左右する要素としては
  • 柔らかさ:柔らかすぎると、電線がふにゃふにゃで扱いにくい。
  • 絡まりづらさ:柔らかすぎても絡まりやすい。電線に曲げ癖があっても困る
  • 手触り・質感:表面がベタベタしたり、摩擦が強くて滑りにくかったら取り回しにくい。
などがあります。

主に「絶縁体の品質」や「可塑剤」が影響していますが、導体やシールドなど金属部分も大きく関係していることがあります。

CANARE公式では「外部導体は Φ0.1mm OFC細線による編組構造で、屈曲性能に優れている」と説明されています。
この言葉の意味合いとしては「細い線を使ってるから硬くならないようにしてる=屈曲性能を上げているよ」という主観的なものだと思います。

GS-6はこれらのバランスが良く、取り回しやすさにおいてストレスを感じにくいケーブルです。
ギターシールドは動きのある中で使用するものなので、この取り回しやすさも定番として選ばれる理由のひとつと言えるでしょう。

●安心感のあるメーカー
CANARE GS-6は発売から40年以上が経過した現在も、世界中のさまざまな現場で使用されています。
長年にわたり安定した品質を供給してきたメーカーだからこそ、そこから得られる安心感は何物にも代えがたいものです。

オヤイデ電気は日々、さまざまな電線を扱っています。
同じ型番の電線を長年扱っていると、ロットによる微妙な違いや、メーカーによる品質管理の違いを感じることがあります。
完全なNG案件だとこんなこととか、こんなこととか、こんなこともありました。。。

そういった問題が起きにくい、信頼性の高い品質管理もCANARE製品の魅力だと思います!

CANARE GS-6は完璧なのか?

ここまで見ると非の打ち所がないように思えますが、現代では若干気になる部分もあります。

●音質面
GS-6は静電容量160pF/mと、現代のギターシールドの中では比較的高い容量を持っています。

ケーブルの静電容量が大きくなると、ケーブルの使用長が長くなるにつれて高域のロールオフが顕著になり、ピックアップとケーブルによって形成される共振点が低い周波数へ移動します。

その結果、高域の出方や共振ピークの位置が変化し、音の明るさや輪郭の感じ方にも違いが生まれます。

ハイインピーダンス伝送路におけるケーブル特性
※画像をクリックで拡大できます

昨今ではアンプキャプチャー技術やアンプシミュレーターの性能が飛躍的に向上したこともあり、ギターシールドの特性が顕著に出てくる場合もあります。
例えば、モダンな歪みやクリアな音色を求める場合、静電容量の低いケーブルを選んだ方が好みの音質に近づけられる可能性があります。
※静電容量が高いケーブルを使った場合、具体的には「中音域の癖が残りやすい」「必要以上に高域をブーストする音作りをしてしまう」「ケーブルを変えた時の差が大きくなる」等の状況が想定されます。

GS-6は低容量タイプと比較すると、聴感上高域の伸びやレンジが狭く感じる場合があります。ただし、これも一概に欠点とは言えません。こうした特性を含めて、昔ながらのギターサウンドを好む人にとっては、むしろ「GS-6の魅力」になる場合もあります。

画像をクリックで拡大できます。

実際の音質は「プラグ」「ハンダ」の組み合わせに加え、「エレキギター内部の回路」「アンプのインピーダンス」なども影響しますから、意外と単純な話ではありません…

例えばモガミ2524もデファクトスタンダードの1つですが、現代のトレンドに対応する低容量タイプとして新製品「モガミ3368(70pF/m)」が登場しています。CANAREからも低容量タイプが出たら、、、個人的にはめっちゃ嬉しい!

●見た目
最近は様々な見た目のケーブルが登場しています。「何でもいい」なら、なおさら見た目には拘りたい方も多いのではないでしょうか?
GS-6は全6色のラインナップがありますが、市場にはもっと選択肢があります。メッシュチューブや半透明なシース、布巻、カールコードなど、見た目に拘るとさらに選択肢は広がります。

「何でもいい」の正体とは?!


つまりは、これらの要素を取捨選択した結果だと思います。

これらを全て気にせず「音が鳴ればいい」という人だったら、本当に何でもいいのかもしれません。
しかし、まったく気にしない人は少ないのではないでしょうか。

つまり、大切なのは「何でもよくない理由」に目を向けることなんですね。👏
電線にはそれぞれ一長一短がありますので、自分にとって大切な要素を理解していくことが、より有意義なケーブル選びに繋がることでしょう。

ギターシールド選びに「正解」があるわけではありません。
「何でもいい」じゃなくて「これがいい」
電線屋としては、そうやってギターシールドを選んでもらえると嬉しいですね。



ちなみに、今回の要素には「価格」をあえて入れていません。
今までの話を踏まえると、単純に「価格が安いからお買い得」とは言い切れないからです。
「自分にとってどれだけ価値があるか」を考えたとき、初めて「費用対効果」が見えてくるのではないでしょうか。


以上、「Ecstasy Cableもよろしく」と、こっそり伝えておきたい、Ecstasy Cable開発者の原田でした。