2026年8月7日金曜日

【USB-Cが電源ケーブルになる?!】DC-3398USB PDトリガーケーブルに<センタープラス仕様>が登場!【直営店限定商品】

USBから電源を供給するという、最先端のDCケーブル!
DC-3398USB PDトリガーケーブルに
【センタープラス仕様】が登場!

DC-3398USB PDトリガーケーブル<センタープラス仕様>【直営店限定】
ラインナップ:5V/9V/12V

0.3m¥3,400(税別)
1.2m¥4,000(税別)

https://shop.oyaide.com/products-dc-3398-usb-pdt-plus.html

USB PDトリガーケーブルとは?

USB PowerDelivery(USB PD)対応のUSB急速充電器やモバイルバッテリーと接続することで任意の電圧を取り出すことができるケーブルです。

近年ではGaN(窒化ガリウム)半導体の技術革新により、USB急速充電器の小型・軽量化と高性能化が進んでおり、従来のスイッチング電源と比べて高効率かつノイズが少ない製品が増えています。DC-3398USB PDトリガーケーブルは、そうしたUSB急速充電器の機能を用いて高音質かつ小型・軽量な電源ケーブルとして活用します。

これにより従来は改善が難しかったACアダプターのクオリティアップや、大電流を必要とする機器のDC電源として活用できます。

「DC-3398USB PDトリガーケーブル」は最大3Aの大容量電流が供給可能なため、幅広い機材に対応します。さらに音響用マテリアルを採用することでDC電源の音質改善効果も得られる優れものになります。

★楽器向け仕様としてセンターマイナス仕様もあります。

【センターマイナス仕様】

待望のセンタープラス仕様!

多くのDC電源に対応するべく、センタープラス仕様のDC-3398USB PDトリガーケーブルが登場します!

センタープラス仕様では新たに「5V仕様」をラインナップ。
小型のオーディオ製品などで5V(センタープラス)が普及しているため、さらに活用の場が広がります。
出力電圧はUSB-Cカバーに「レーザー刻印」されていますので、必ず電圧を確認の上ご使用ください。

さらに!
極性間違いを防ぐために「樹脂色を黒」に変更。
既にセンターマイナス仕様を使っている方も、一目で極性を判別することができます。

出力電圧はUSB-C側にレーザー刻印されています。
誤った電圧を印加しないよう、必ず確認してから使用しましょう!

センタープラス仕様は樹脂色が「黒」
センターマイナス仕様は樹脂色が「白」

メリット①:モバイルバッテリーが使える

USB-Cから電源が取れるということは、DC電源機器のモバイルバッテリー駆動が実現します!

AC電源・ACアダプターを介さないので、外部からのノイズ回り込みを予防できます。

さらにAC電源の位置を気にせずに使用することができるので、壁コンセントの制限に縛られず、好きな場所で機器を駆動できます。

ブログ:モバイルバッテリーでエフェクターを駆動させる【DC-3398USB PDトリガーケーブル】
https://oyaideshop.blogspot.com/2025/07/dc-3398usb-pd.html

メリット②:省スペース化

急速充電器は小型・軽量なので、省スペース化に貢献します!

ACアダプターは1つ1つが大きいので、複数使おうとすると意外と荷物が増えます。
急速充電器やモバイルバッテリーは複数のUSB-Cポートを備えていることが多いので、ACアダプターの数を減らすことができます。

ACアダプターが壊れた・忘れても大丈夫!
急速充電器やモバイルバッテリーがあれば、DC-3398USB PDケーブルでDC電源機器を駆動させることができます。
1本持っておくだけでリスクヘッジになりますよ!

USB-C×3口の急速充電器での使用例
アダプター1つでここまでできる!

※物理的なスペースの都合で、同時に接続できる本数は充電器仕様に依存します。

諸注意

DC-3398USB PDトリガーケーブルは全てのUSB急速充電器に対応するわけではありません。下記条件をよくご確認のうえ、ご使用ください。
  • 5V仕様はほぼ全ての急速充電器に対応。
  • 9V/12Vを使用する場合、急速充電器・モバイルバッテリーの対応出力は45W以上を推奨します。
  • 2ポート以上の出力が搭載されている場合、使用機器や充電器の仕様によっては複数ポートで使用できない場合があります。
  • 信頼性の高いUSB急速充電器・モバイルバッテリーをご使用ください。

【急速充電器は45W以上】
メーカーHPや充電器本体には必ず出力できる電圧/電流が表記されています。
特に12V仕様の場合はW数も大きくなりますので、必ず確認するようにしてください。

画像をクリックで拡大できます。

【2ポート以上の出力が搭載されている場合、使用機器や充電器の仕様によっては使用できない場合があります】
USB急速充電器は接続する機器に応じて各ポートの出力電力を制御しています。安定した動作を求める場合、単ポート使用の急速充電器やモバイルバッテリーをご検討ください。
画像をクリックで拡大できます。

【信頼性の高いUSB急速充電器をご使用ください】
モバイルバッテリーは使用方法を誤ると火災や事故のリスクがあります。
総務省は安全上の注意を啓発したり、Anker社は電気用品安全法に纏わる情報を公開しています。

・総務省/電気用品安全法トピックス

・Anker/PSEマークの基礎知識とAnkerグループの安全への取り組み

最近はメーカーの素性も分からない直輸入商品が増えています。日本国内でPSE認可を取得しているのかすら怪しい商品も見受けられるため、信頼性の高いUSB急速充電器をご使用ください。
音質的にもノイズが多い充電器は安価なものが多いです。高周波ノイズが低周波域まで下りてきて、大きなハムノイズが混入しているケースもありました。

最近はリチウムイオン電池の他にも、固体電池・半固体電池など火災リスクの少ないモバイルバッテリーも増えています。安全にご利用いただくためにも、モバイルバッテリーの品質も拘っていただくことをお勧めします!

オススメ急速充電器

オヤイデ推奨のUSB急速充電器は「CIO」製品です!

CIO

  • NovaSafety2.0、NovaIntelligenceにより、複数ポート使用時に接続が途絶えない。
  • 仕様に各ポート出力電圧・電流が公開されているため安心。
  • 出力電圧が高めに設定されている。(音質的有利)
画像をクリックで拡大

特にNovaSafety2.0が画期的です。
例えばUSB接続機器が起動中、別ポートにUSBケーブルを挿し込んだ場合、安全回路・出力電力制御のために全ての出力が切断→再起動してしまうため、通常であれば全ての接続機器の電源が落ちてしまいます。これは強制終了となるので機器の破損や不具合が起こる恐れが想定されます。

NovaSafety2.0があれば、既に接続している電源はONになったまま、別ポートのUSBを抜き差ししても電源が落ちません。これはかなり大きなメリットです。

もしCIO製品以外を使用する場合、1ポート出力の急速充電器を使用することを推奨します。



CIOホームページには、各製品ごとの接続パターンに応じた振り分け電力例を細かく掲載しています。他メーカーは合計電力で表記されることが多いため、どのように電力が振り分けられるのか不透明です。

(NovaPort TRIO 140W3C 電力自動振り分け例)
画像をクリックすることで拡大できます。


CIOホームページ)
NovaPort TRIO 140W3Cの仕様欄


【CIOオススメ型番 ※2026年8月現在】

【急速充電器】
【モバイルバッテリー内蔵型】

【Ankerオススメ型番 ※2026年8月現在】

【急速充電器】



DC-3398USB PDトリガーケーブル<センタープラス仕様>【直営店限定】
ラインナップ:5V/9V/12V

0.3m¥3,400(税別)
1.2m¥4,000(税別)

https://shop.oyaide.com/products-dc-3398-usb-pdt-plus.html

DC-3398USB PDトリガーケーブル<センターマイナス仕様>
ラインナップ:9V/12V

0.3m¥3,400(税別)
1.2m¥4,000(税別)


もしご使用環境や機器について質問等ございましたらコメントでお気軽にどうぞ!

以上、原田でした。


2026年8月3日月曜日

~ RCAケーブルをネジ止め式プラグで簡単に自作してみよう~ [オヤイデ基礎講座①]


こんにちは、本社新人アルバイトです。
突然ですが皆様、こちらのサイトは見ていらっしゃいますでしょうか?

http://www.oyaide.com/ja



こちら、弊社㈱小柳出電気商会のコーポレートサイトです。
オンラインショップでも、このブログでもなく会社自体の公式なホームページとなっていまして、OYAIDEブランドの各種製品情報や、お知らせなどを掲載しているのですが、

その中の下の方に行くと、

意外と凝ったアイコンの各種リンクたち

こんな風に各種リンクのアイコンがあるのですが、その中の上段右から2番目。



実は自作される皆様に向けた自作・工作集ページがあるんです。しかし…

線材が日立製のQAX-102…⁉

だいぶ手を付けられていないので内容の商品が古いものになってしまってますね…
私HTMLをある程度触れるため普段サイトの改修や調整などを行っているのですが、
まぁこういった部分の改修もできるだけしていきたい。
(ある意味公開当時を知る貴重な資料ではありますが…)

というわけで、ページの作り直し・写真撮り直しも兼ねて、
こちらのブログにも今一度基礎的な工作例として載せておこうかと思います。

今回は、まずは第一回として、

はんだ付けを使用しない、簡単なネジ止めでのRCAケーブルの作成例

をやっていこうと思います。


[続きはこちらから]

こちらの内容はオヤイデ電気コーポレートサイト自作・工作集にも掲載しております。ぜひそちらもどうぞ。

2026年7月31日金曜日

【オヤイデ電気 秋葉原直営店】8月の営業時間のお知らせ

 

【オヤイデ電気 秋葉原直営店】8月の営業時間のお知らせ

【オヤイデ電気直営店の詳細はこちらから】

【8月・営業時間のお知らせ】
臨時休業日:なし
 
★時短営業日:8月8日(土)~8月15日(土)、8月31日(月)は18時閉店とさせていただきます。
 オンラインショップの当日発送締め切り時刻も14時とさせていただきます。
 
       
今後営業時間が変更になる可能性もございますので、ご了承ください。

OPEN:10:30
CLOSE:19:00(土曜・祝日は18時閉店)
定休日:日曜


15時までの注文で即日発送も可能です。(在庫要確認・土曜祝日は14時最終受付。)
在庫品内外問わず、お客様のご要望に沿って御見積差し上げます。



<オヤイデ電気・直営店までの道順>



2026年7月27日月曜日

欲しい仕様を形に。オリジナル特注ケーブル作れます!

 こんにちは!鈴木です!



突然ですが、皆さまは


「欲しいと思った仕様のケーブルがない!」

「買いたくても、そもそもどこにも売っていない!」



という経験はありませんか?



「既製品では長さが合わない」

「このコネクタとこのケーブルを組み合わせたい」

「機器に合わせた専用ケーブルが欲しい」


必要なのにどこにも売っていない。

かといって、自分で製作するには工具や知識も必要で、なかなかハードルが高いものです。


そんなお悩みをお持ちの方に向けて、オヤイデ電気では通常ラインナップにはない両端コネクタ付き完成品の特注ケーブル製作を承っております!

産業用途はもちろん、オーディオ用途や楽器用途の特注ケーブルも数多く製作しています。


「実際にどんなケーブルが作れるの?」


ということで、今回はオヤイデ電気の特注ケーブル製作についてご紹介いたします。


どんなケーブルなら作れるの?

市販品では見つからないコネクタの組み合わせや、特殊な長さのケーブルを製作できます。

最近では、機器接続用のY字ケーブルに関するお問い合わせも多くいただいています。


●機器に合わせた専用ケーブル

■製作事例

バイノーラルマイク KU100用Y字ケーブル

仕様:XLR3極(オス)×2 → XLR5極(メス)

長さ:16m物


長さ:2.5m物

■ その他の製作事例

・特殊ピンアサイン対応ケーブル

・長尺マイクケーブル

・ヘッドホン用 片出しストレート/Y字ケーブル


●通常ラインナップの長さの変更

「できる限り長くしたい」

「もう少しだけ短くしたい」


そんなご要望にも対応可能です。

ギターケーブルやオーディオケーブルなど、ご希望の長さで製作いたします。

※一部モールド加工品(NEO d+シリーズなど)は対応できません。


納期はどのくらいかかるの?

ご注文いただいたタイミングによって異なりますが、通常は約1~1.5ヶ月程度となります。

※年末年始やゴールデンウィークなどの長期休業期間を挟む場合は、通常よりお時間をいただく場合があります。

注文するにはどうしたらいいの?

① お問い合わせフォームよりご連絡ください

ご希望のコネクタ、ケーブル、長さなどを、お問い合わせフォームよりお知らせください。

※お問い合わせ例

----------------------------------------------------------

「〇〇(ヘッドホン名)用のバランスケーブルが欲しい」

ヘッドホン側コネクタ:3.5mm 4極

プレイヤー側コネクタ:4.4mm 5極

ケーブル:HPC-26QUAD

長さ:3m

ご予算:○○円程度

----------------------------------------------------------

仕様が決まっていない場合でも、「こんな用途で使いたい」といった内容からご相談いただけます。


② 製作可否を確認し、お見積りいたします

ご希望の仕様が製作可能か確認し、使用部材や価格、納期をご案内いたします。

※部材の適合状況や在庫状況により、ご希望に添えない場合がございます。


③ 専用商品ページよりご注文

お見積り内容に問題がなければ、当店で専用の商品ページをご用意いたします。

内容をご確認のうえ、ご注文手続きをお願いいたします。


④ 製作・検品後に出荷

製作後、検品を行ったうえで出荷いたします。

お客様だけのオリジナルケーブルをお届けいたします。

逆に、できないことってある?

以下の場合は弊社では対応できない場合がございます。


①部材の持ち込みによる製作や、他社製品の修理・改造等

原則として対応しておりません。


②コネクタの適応外径を超える組み合わせ

各種プラグ・コネクタには対応できるケーブル外径の範囲があります。

※例:適応外径6mmまでの3.5mmステレオミニプラグに、外径10mmのケーブルを組み合わせることはできません。


③構造上組み立てができない組み合わせ

部材同士の寸法や構造上、物理的に製作できない場合があります。

※例:1芯シールドケーブル1本では、XLRバランスケーブルを製作することはできません。


④ピンアサインが不明の場合

特注ケーブルの製作には結線情報が必要です。

結線内容が不明な場合は製作を承ることができません。

※ご指定の結線で導通確認は行いますが、接続機器での動作保証はいたしかねます。


⑤当社取り扱い外のコネクタを使用したケーブル

当社取扱部材を使用した組み合わせでの製作が基本となります。

そのため、当社で取り扱いのないコネクタや、専用設備・特殊加工を必要とするケーブルについては製作を承ることができません。

※例:メーカー独自の特殊コネクタを使用したケーブル、海外独自規格、HDMIケーブル、光デジタルケーブル など


⑥法令や安全基準の関係で対応できない製品

製品の種類によっては、法令や安全基準への適合確認が必要となるため、特注製作を承ることができない場合があります。

※例:電源タップ、電源延長コード、その他法令対応が必要な製品 など

その他の諸注意など

・お支払いは原則として前払いとなります。代金引換はご利用いただけません。

・ご注文確定後のキャンセル、仕様変更、返品はお受けできません

・手作業による製作のため、ケーブル長には公差が生じます。厳密な長さでの製作はできかねますので、あらかじめご了承ください。

・ご注文数量が多い場合や、部材の在庫状況によっては、通常より納期にお時間を頂く場合がございます。

・製作した特注ケーブルの完成写真を、弊社ホームページやSNS、各種販促物等で使用させていただく場合がございます。


まずはお気軽にご相談を!


「この組み合わせで作れる?」

そんなお問い合わせも大歓迎です。


通常ラインナップに掲載されていない仕様でも製作可能な場合があります。

メーカー既製品では対応できない仕様や、特殊な長さ・結線が必要な場合は、ぜひ一度ご相談ください。


スタッフが内容を確認し、製作可否をご案内いたします!


鈴木でした。


~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~


秋葉原直営店に是非お越し下さい。

皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。



営業時間

平日:10:00~19:00

土曜、祝日:10:00~18:00 

定休日 : 日曜日

☎ 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353

メールでのお問い合わせは、こちらのアドレスより!


✉webshop@oyaide.com

2026年7月20日月曜日

USB Type-AよりUSB Type-Cの方が速く充電できるのはなぜ?~USB充電規格の進化を解説~


「Type-Cはコネクタが小さいのに、なぜType-Aより早く充電できるのか?」
と思ったこと、ありませんか?

近年スマートフォンやUSB Type-Cの普及により見かけるようになった「急速充電
これはUSB Type-C機器がUSB Power Delivery(USB PD)に対応していることで急速充電が実現しています。

一見すると不思議ですが、その理由はコネクタの種類ではなく、USB規格そのものの進化にあります。

今回はUSB充電規格の歴史を追いながら、その仕組みを分かりやすく解説します。

USB-Aはもともと「充電用」ではなかった


『USB』の誕生は1996年。
USB Type-Aが誕生した当初の目的は「マウス」「キーボード」「プリンター」などの周辺機器を同一規格で接続できるようにすることでした。

その際に規定されたUSB-A(USB1.0規格)の電力は
  • 電圧:5V
  • 最大電流:500mA
までしか供給しない仕様となっています。

つまり、最大でも
5V × 0.5A = 2.5W
しか送れない規格でした。




スマホの普及によりUSBケーブルの用途はさらに拡大し「もっと速く充電したい」というニーズが生まれました。

こうして2010年に誕生した規格が「USB Battery Charge Specification(USB BC)」です。
規格の対象となるコネクタは「USB-A または USB-B」。

USB BCでは、データ通信で使用する信号線を利用して、
「私は充電器ですよ」
という情報を伝えています。

代表的な接続方法は3つ
  • 信号線にかかる電圧を制御して識別する方法。
  • 信号線のD+線/D-線を200Ω以下の抵抗で接続する方法。
  • 信号線のD+線/D-線を短絡(ショート)する方法。

USB BCに対応した充電器がこれを検出すると、
「PCではなく充電用だから1.5Aまで流しても良い」
と判断します。

重要なのは、この仕組みは充電器側と機器側側だけで成立しているという点です。

※昔、充電用USBケーブルってよく見かけましたよね。あれはUSB BC専用ケーブルでした。



さらに高速充電を実現したのが、Qualcomm (https://www.qualcomm.com/) が策定した急速充電規格「USB Quick Charge(USB QC)」です。
規格の対象となるコネクタは「USB-A または USB-B または USB Type-C」。

USB QCでは信号線D+とD-に様々な電圧を印加することで、5Vよりも高い電圧を引き出せるようになりました。

つまり、
「電流を増やす」だけでなく、
電圧も上げる」ことで充電速度をさらに向上させています。

これも基本的にはケーブルへ特別なICを内蔵する必要はありません。

USB Type-C規格は専用の通信線が追加


USB Type-C最大の特徴は、
CC(Configuration Channel)
という通信線が追加されたことです。

従来のUSB-Aでは信号線で充電速度を制御していましたが、Type-Cでは役割が分離されました。

USB-A(D+/D-):信号線にかかる電圧で出力電力を制御
USB-C(CC線):機器側/ケーブル/デバイス側で情報をやりとりし、充電・接続方向・役割の交渉

このCC線を利用した急速充電規格こそUSB Power Delivery(USB PD)です。
規格の対象となるコネクタは「USB Type-Cのみ」。

では、なぜUSB-Cは大電力を流せる?


今までの話を振り返ると「USB-A規格は大電力を送る想定ではなかった」という背景が根底にあります。

ですが、USB-Aコネクタに対応した急速充電規格「USB QC」は「最大20V(QC3.0以上)」まで流せるようになっており、実はUSB PD3.0と供給能力に大差ありません。
では、どうしてUSB-Aで大電力を流す機器が普及していなかったのでしょうか?

それは「安全性」に違いがあります。

ここで誤解されやすいのが、
Type-Cだから大電力を流せる
という考え方です。

USB PD対応機器ではCC線を介して、
「この充電器なら20Vまで対応しています」
「この機器は65Wまで受けられます」
「このケーブルは5Aまで流せます」
とお互いが確認し合った上で電力を制御しています。

つまり、
USB Type-Cというコネクタ形状が大電力を流せるのではなく、USB PD規格によって大電力を安全に制御しているから。

USB QCにもいくつか安全回路は備わっているものの、「そのケーブルは安全か?」を識別する方法はありませんでした。

ケーブルともネゴシエーションを行うメリットは「電線の発熱」を予防することができます。USB-A/USB-Bはケーブルの仕様に関わらず大電力を流してしまう場合があるので、USBケーブルの状態や仕様によってはコネクタ損傷や発熱の原因になりかねませんでした。過度な発熱は銅線の劣化を促し、断線要因にもなってしまいます。

※そのせいか、USB-A/USB-Bの急速充電規格はあまり導入されておらず、世間的にはUSB3.0(5V/900mA)を大容量ケーブルとして扱っていることが多かった印象です。



これに対し、USB PDはCC線で機器側・ケーブル側・充電器側の3方向でネゴシエーションが行われます。

100%正しい表現とは言えませんが、あくまでイメージとして。
パターンCはOTG接続などイレギュラーな場合が想定されますね。
※画像をクリックすることで拡大できます。

といった感じで、機器側が要求しても必ず電力が送れるわけではなく、安全に電力供給が行われるよう3方向で管理されているのが最大の特徴です。

USB PD機器の充電制御は充電器やモバイルバッテリーに内蔵されている制御ICが電力を管理している状態です。決して一方的な命令で電力供給がスタートすることはありません。
USB Type-Cは安全に大電力を扱えるよう規格が策定されているため、ハードメーカーを筆頭にType-Cを使った電力供給が普及してきているのでしょう。

つまり、Type-Cの方が大電力が流せるように見えるのは、USB-Aが大電力を流せないわけではなく、
USB Type-Cは、USB-Aよりも安全に運用できるから」というのが現状です!

※今更USB-A/USB-Bに戻るか?と言われたら、、、もう戻らないでしょうね😅

まとめ

「USB-A/USB-B」と「USB Type-C」の違いを、分かりやすく比較表にしました。

項目

USB-A/USB-B

USB Type-C

標準充電

5V500mA

5~20V・最大5A

充電交渉

信号線(D+D-)

CC

急速充電

BCQC

USB PD

ケーブル識別

基本なし

eMarkerで識別可能

最大電力

数十W程度

最大240W

※USB Type-CもQC規格に対応している場合はありますが、前述の通りUSB PDを中心に考えた方が安全でしょう。なので、Type-CにおけるQCはあくまでオマケになりますね。

USB Type-Cは安全に利用できるよう規格化が進んでいるのですが、やはり粗悪品の流通も後を絶ちません。
規格が複雑化しているのに見た目だけでは仕様を判別できない問題も顕在化しています。

そんな時には「USBケーブルチェッカー」があると安心して運用できますよ。
オススメはBit Trade Oneさんの「USB Cable Checker2」「USB Cable Checker3」です!

※高スペックは太かったり硬かったり、柔らかいと仕様に制限があったり、シリコンケーブル系だと埃がつきやすかったりするので、自分にとって最適なケーブルを探すことが大切ですね。



オヤイデ電気ではオーディオ用ケーブルを多く製造・開発しています。

オーディオ用ケーブルは音響目的で効率の良い伝送を追求しているので、結果的に電源供給能力も高い仕様となっています。また強固な絶縁樹脂構造になっていますので、耐久性も抜群です!

・スペックに拘りたい方
・よく分からないUSBケーブルを使うのが不安な方

是非オヤイデのUSBケーブルをご検討ください!

SCI-04(USB4対応・USB PD3.0規格準拠)


d+USBケーブルシリーズ(USB2.0規格準拠。Type-CtoCのみUSB PD3.0準拠)


以上、原田でした。

※USBも歴史が長いので、もし誤植や補足などあればコメントで教えてください!👋