goot 加熱式はんだ吸引器 はんだトルゾー TP-30
しかしTP-30は、これ1本ではんだを溶かし吸取まで行えるため、片手で作業可能です。

使用方法
※ピストンを押し下げる際は、ノズル先端をカス受け等へ向けて行ってください。高温のはんだやガスが噴出することがあります。
もう2月なんですか?
そんなことより最近寒すぎませんか?
コタツから出たくない日々を過ごす本多です。
こう寒いと何でもカチカチになりがちです。
オヤイデのケーブルといえば二言目ぐらいに「硬い」と言い張る方がたくさんいらっしゃいますが、硬いのにも理由があるんですよ…
構造上、太くなればなるほど、本数が多くなればなるほど硬くなっていくのが電線の性ってもんです。
それでもやっぱり硬いと使いづらいよね…それも大いにわかりますとも。
「柔らかい電線が欲しいんですが…」は、オヤイデ電気で働いていて耳にするワードの中でもトップ10に入るんじゃないでしょうか(個人調べ)
そんな時、何をお客様にご案内するのか。
ビニール電線ですか?
ノンノン、勿論シリコン電線ですよ!
という訳で、本日はシリコン電線のお話です。
合成樹脂被覆シリーズ最後のお題目はシリコン樹脂です。いつシリーズしたのかとか野暮なことは言ってはいけません。
さて、シリコンといえば何を思い浮かべるでしょうか?
中学生男子の妄想はさておき、柔らかくて弾性がある素材を想像できると思います。
身近なものですと、シリコーンゴムとしては様々な場所のゴムパッキンやボールペンなどの滑り止めとして使われていたり、台所用品なんかでスクレーパーなどのヘラやターナー(フライ返し)、ボウルなどに使われているのを見かけます。
シリコンといえば耐熱性、耐寒性、耐候性、電気特性、撥水性、離型性などの多くの特性がある素材です。
電線の被覆としてのシリコンは、耐熱性、耐寒性、そして柔軟性に優れた品として機器の内部配線に重宝されている品です。
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シリコン電線といえばオヤイデ電気!
先ずは弊社の稼ぎ頭を紹介します。
・RSCB 柔軟性シリコンコード
裸軟銅線にシリコーンゴムを押し出し被覆した銅線です。
-60℃~180℃という幅広い耐熱・耐寒性能を持っています。
そして何よりも柔らかいんです!ビニール電線なんか目じゃないくらいフニャフニャ!
シリコン電線を使うメリットはコレに尽きます。
実は柔らかさの秘密は被覆だけではありません。0.05mmや0.08mmといった極細の銅線を何十本も束ねてあることで、より柔軟な電線へと仕上がっているのです。
RSCBは、0.1sq/0.2sq/0.5sq/0.75sq/1.25sq/2.5sq/3.5sq/5.5sq/8.0sq/と、9サイズで展開しています。
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8.0sq以外のサイズ比較 |
また、0.1sq~0.75sqまでは黒/赤/黃/緑/青/白の6色、1.25sq~5.5sqは黒/赤/青/白の4色、8.0sqは緑のみで在庫しており、細径であれば色数も多く選びやすいのもポイントですね。
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0.1sq~0.75sqまでの色ラインナップ |
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1.25sq~5.5sqまでのラインナップ |
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RSCB 8.0sqは緑のみです |
全てを1mから切り売り販売してますので、柔らかい電線が少しだけ欲しいそこのあなた!
オヤイデ電気にならあります!
お買い求めはこちらから~
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さて、実はシリコン電線には亜種も存在しており、その辺も簡単に紹介しておきましょう。
・RSU
スズメッキ軟銅線にシリコンゴムを押出し被覆した電線で、耐寒性・耐熱性・柔軟性・難燃性に優れた電線です。
ちょっとファットなシリコン電線、RSUシリーズ。
こちらは30kV耐圧という恐ろしく高い耐圧値を持つ電線です。
もちろん、シリコンなので太いですが柔らかく、取り回しも良好。
AWG22 30kV / AWG16 30kV / AWG14 30kVの3種類を在庫しています。
こちらも1mから切り売り可です。
・UL3239
先に出てきたRSUの強化版的立ち位置のUL・CSA規格認定品です。
こちらも耐圧は10kV以上と耐圧値が高めです。
UL3239F AWG22 10kV / UL3239G AWG22 20kV / UL3239G AWG14 20kV の3種類に加え、弊社オリジナルでAWG22 50kV耐圧という極太耐圧ケーブルもございます。
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芯線に対するシリコン被覆の厚さがすごい… |
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最後にシリコン電線のデメリットになると思われる部分も隠さず紹介!
それはめちゃくちゃホコリが付きやすい、ということ。
静電気が起こりやすく、電線を切っているときに触るとたまにバチッと来る事があります。(私の体質のせいなのか、季節柄なのか…)
静電除去剤やエタノールなんかで拭いてあげると綺麗にしやすいです。
まぁ内部配線なんでそんなに気にならない部分でしょうが、クリーニングの際等の参考までに。
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やっぱりRSCBしか勝たん。
それではまた次回、
本多でした。
細いケーブルって絡まりやすいですよね?
グチャグチャになってしまって、
結果として使い物にならなくなってしまったりして・・・。
そんなときはどうしたらいいかしら?
といったわけで、細いケーブルは以前からボビンに巻いて
販売してきておりました。
オヤイデ電気で販売している撚り線の中では一番細い!
引っ張ったら切れるぐらい細い!
ちなみに6色セットでお買い求めいただくと、2,640円で単体で購入されるより660円もお得!
こちらはオヤイデ電気で販売している中で最も細い単線。
ポリウレタン銅線。いわゆるエナメル線と呼ばれるもの。
ちなみに日本人の平均的な髪の毛の太さは0.08㎜とのこと。
UEWのボビン巻は、0.05㎜~0.18㎜まで販売しております。
抵抗線と呼ばれるものですね。
こちらは0.07㎜~0.16㎜までボビン巻で販売しております。
もちろん1m~の切り売りも可能です。
でも、絡まりやすいですよ・・・。
ボビン巻にすると下記のようにメリットも多いです。
そんなボビン巻シリーズに新しい仲間が入りました。
オヤイデ電気の精密導体102SSCを使用した極細リッツ線。
イヤホンのBA配線、トーンアーム内のリード線など
細部まで拘りたい方にオススメ!
ちなみにこちらのケーブル、1m~切り売りもしております。
お気づきかとは思いますが、5mボビン巻で購入されると、
ボビンに巻いてあって使いやすいのに、220円お得!
ボビンに巻いてるとホントに使いやすいです!
ちなみにボビン単体の販売もしております。
こちらのボビン単体も割引価格がございます。
10個~44円
100個~33円
今回紹介しきれていないボビン巻の商品もございます。
こちらからご確認ください。
以上、根津でした!
こんにちは。
先週に引き続き鈴木です。
前回担当させていただいたサンデンにて、生活家電についているアース端子の大まかな役割についてご紹介させていただきました。
まだ見てないよーって方は、是非こちらから先にご覧ください。
さて、前回の内容を簡単に復習すると、一般的にアース端子・・・保護接地(保安用接地)は万が一の「感電防止」の為にあり、特に水回りで使用する家電製品に多いと説明させていただきました。
しかし、いざ見渡してみると水回りとは遠く離れた場所でもアース端子を見かけることがあります。
例えば・・・AV家電やオーディオ機器などのコンセントプラグ。こういったところにもアース端子やアース線が見つかるかもしれません。オヤイデ電気が誇るオーディオ用の電源ケーブルにもアース端子がありますね。
この水回りから遠く離れたアース端子、いったい何の為にあるのでしょうか。
前提として、アース端子は水回りとは離れた場所であったとしても感電防止が最も重要な役割となります。どのような製品も電気を扱う以上、漏電や過電圧が起こらないとは限りません。
とはいえ接地を施すことにより感電防止以外にも受けられる効果があり、その目指す効果によって、いくつか異なる種類が存在しています。
その中の一つが、今回紹介する「機能接地」です。
この機能接地、一言で表すと「機器自体の動作を安定させる為」に使用します。
では、具体的に何をしているのでしょう・・・?
接地に使用されている地面、つまり「大地」は「地球上で最も大きな物体」です。
機能接地とは、この大きな物体に対し、
・回路を動かす上でのゼロ電位の基準として利用する
・機器内の回路から放たれる電磁波により帯電してしまったエネルギーを逃がし、想定外の誤動作を防ぐ
これらを行うことで、機器自体の動作を安定させる為に使用することを指します。
大きな物体をゼロ電位の基準にした方がいい理由については様々な考え方があるわけですが、大きな物体ほど、多少の外的要因があっても影響を受けにくいと考えればわかりやすいかもしれません。
基準が変化なくしっかりしていれば、その基準を元に設計したものは、設計通りに動作します。
仮に"立ち幅跳びをする"という動作をする回路を作るとして、基準となる足元がどっしりとした大きな大地なら設計した通りに安定して跳ぶことができます。
しかし、足元が柔らく不安定なマットだったならどうでしょう。もしかしたら跳ぶ毎に結果が変わってしまうかもしれません。
回路も同じで、基準がしっかりしていることは、安定した動作を目指す上でとても大切だということです。
なお機能接地と保護接地は仕組み自体は変わりません。アース棒を地面に刺して電線を取り付け、コンセントを通して家電製品と地面を繋ぐイメージです。つまり保護接地のアース端子は、機能接地の役割も兼ねています。※逆もまたしかり
ここまでの話だけを聞くと「機能接地も必ず接続しないといけないのでは」と思われるかもしれませんが、実際の所、"機能接地"は法的に義務付けられている訳ではありません。
機能接地に関しても保護接地のアース端子と同様に、アース線を接続せずとも電化製品は動きます。
※水回りの"保護接地"は2016年より内線規程改定に伴い義務付けられています!
部屋のコンセントが対応していないから、オーディオなどのアース端子はそのまま浮いているって方も多いのではないでしょうか。
これには理由がありまして、機能接地に関しては、実はコンセントに頼らずとも機器の内部で完結している場合が大半です。
細かな部分は機器の設計によるところも大きいですが、日本国内の場合、大抵は機器の外装などを代用しており(フレームグランド)、大地アースに繋がなくとも問題なく動作するように作られています。
※メーカーが推奨している場合は大地アースへの接続をしてください。
よく考えてみれば、仮に「大地アースを使用しないと動作が安定しない」となると、「スマホのようなポータブル機器は安定した動作をしない」なんて話になりますよね。
そういうわけもあって、大地への"機能接地"に関しては必ずしも必要というわけではないのです。
とはいえ、そんな大地への機能接地を追加で施すことにより、想定していなかった恩恵が生まれることもあります。
ことオーディオにおけるアースの効果や考え方は非常に複雑で、ユーザー毎だけでなくメーカー毎でも様々な見解があり、一概にどれが正解でどれが間違いと指摘することはできません。
とはいえ、大概のオーディオ機器におけるアースの効果で最も多く挙げられるのが「ノイズ減衰によるS/N比の向上」です。
もちろん機能接地の根本は「機器自体の動作を安定させること」にあり、機能接地がノイズを吸い取っている訳ではありません。
しかし、もしも「回路内の帯電や貧弱な基準が原因でノイズが発生している」と仮定した場合、それらの原因を解決する大地アースに接続することで動作が安定し、結果としてノイズが減衰する可能性があります。
また、それぞれの機器を大地アースに統一することにより、機器同士の電位差を無くすのもノイズ対策の一環です。
これは単純な電気の話ですが、電位に差があると、電位の高いところから低いところへ電流が流れます。この電流が、メーカーの想定していないノイズの原因になることがあるのです。
よって接続した機器毎の電位差を無くすことで、こういったノイズの発生を防止することにも繋がります。
さらに、メーカーは通常「大地への機能接地は用いない上で動作する」ことを前提に製品を設計していることが多いので、上記の効果も相まって、メーカーの想定以上の性能を発揮してくれる可能性もあります。
色々な可能性があってワクワクしますね・・・
時々あるお問い合わせで、こういうものがあります。
「ノイズ対策でオーディオ機器のアースを取りたい。"エアコンや台所のアース端子"から引っ張ってきても問題ないですか?」
これに関しては正解はないとは思うのですが、個人的には「あまり推奨できない」というのが正直なところです。
なぜかというと、大抵の場合そういったアース端子は、建築時に「保護接地用」に取り付けられたものになるかと思います。
もちろん保護接地用のアース端子は機能接地も兼ねているので、ノイズが減衰して幸せ!になる可能性はあります。しかし、このアースを繋いだことにより、アースが逆に悪さをする場合もあるようです。
これにも様々なパターンがありますが、よくある一例として
・長いアース線がアンテナ替わりになってしまい、かえって周囲のノイズを拾う
・ブレーカーでアースを共有した他の家電製品からノイズが逆流してくる
などが挙がります。
これに関しては必ずしも起こるわけではないので、環境により大きく変わる可能性が高いですが、下手なアースに繋ぐくらいなら、むしろ浮かせた方がいいという意見もある程です。
つまり、もし「ノイズ対策」を最重要の目的として考えている場合は、既存の保護接地用のアース端子は使用せず、独立した機能接地専用の接地工事を行うことも視野に入れなければいけないかもしれません。
とはいえ「正しいアースを施工したら音が変わった!」となればいいですが、「あまり変わらなかった・・・」「むしろ好みの音から遠のいた・・・」という場合ももちろんあるわけで・・・
やってみないと結果がわからないというのも、オーディオの奥深いところですよね・・・
いかがでしたでしょうか。
今回はアースのもう一つの機能についてお話しさせていただきました。
・アースの役割には、感電防止以外にも「機器自体の動作を安定させること」がある
・「ノイズ対策」を目的にして「保護接地用のアース」につなぐと、良いことだけではないかも・・・?
かなりざっくりとした内容になってしまったので、ツッコミどころも多いかもしれません。厳密に言えば「アースとGNDは意味が違う!」「差し込みピンが増える分、少なくとも制震制が上がる!」など、色々なご意見があるかと思います。
この辺りも、いずれは詳しく突っ込んでいきたいところ・・・(これはもはやサンデンなのか・・・?)
何はともあれ、オーディオに限らず「これはどうなの?」っというご意見やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。皆様と一緒に、様々な可能性を考えていければと思います。
正解がないかもしれないからこそ追及するのが楽しい・・・
色々あって先週に引き続いた鈴木でした。
10月の営業時間
平日:10:00~19:00
オンラインショップ当日発送受付時間15時までとなります。
土曜日:10:00~18:00
オンラインショップ当日発送受付時間14時までとなります。
定休日:日曜日
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(画像はTUNAMI V2) |
当時のリリースノート |