2020年2月29日土曜日

Pure Tone Jack新製品【PTT1BN ブラックニッケルメッキ】が登場!

50年以上変わることのなかった問題点を改善させた画期的なギター用ジャックメーカー

Pure Tone Jackより新製品が登場

”Black Nickel"という名前の響きもカッコいい。
PTT1BN ¥900(税別)
【 商品ページはこちらから 】

これによりモノラル仕様が3種類になりました!
ブラックパーツに取り付ける場合はブラックニッケルの方が合いますね。
(左)ニッケル (右)ブラックニッケル
実際に取り付けてみました。

実は見た目だけでなく、音色の違いも感じられるので、どのメッキも一度はお試し頂く価値ありですよ!

(左)ニッケル (中)ゴールド (右)ブラックニッケル
過去ブログと内容が重複しますが、おさらいも兼ねてPure Tone Jackについて解説しますね。



ギターやエフェクター、アンプの入出力端子で多く使用されている「フォン端子」。
特にSwitchcraft「11B」は安価・軽量・堅牢で業界スタンダードのパーツとして多く利用されています。

しかし50年以上も変わる事の無かったこの機構は「接点が小さい為、電気的ロスが多い」「プラグの質や状態によってガリノイズが発生しやすい。」等、ごく当たり前のように蔓延している問題を抱えていました。

そこで登場したのが“Pure Tone Jack”の革命的構造を持ったフォンジャックなのです。


Twitterに投稿してみたところ、物凄い反響があり、注目度の高さが伺えます!


4つの接点

従来はTipを抑える1接点でフォンプラグを固定していた為、フォンプラグの質や状態でガリノイズが多く発生していました。Pure Tone Jackは4つの接点でフォンプラグを強固に固定!フォンプラグのガタつきを抑えつつも、伝導率を向上させています。
がっちりとしたホールド感があります。

接点の形状

フォンプラグはいわば「丸い棒」です。丸い棒に対して接地面積を広く設けることで抵抗値が低減。ロスのない信号伝達を実現しました。
丸いくぼみを設けることにより、
接触面積を稼ぎつつ、脱着も容易になっております。

ガリノイズとおさらば!

従来はグラウンドの接地をスリーブ(円柱状の接点)で行っていましたが、フォンプラグの公差サイズやサビ等の状態によって「ガリノイズ」を発生してしまう問題がありました。Pure Tone Jackはスリーブとは別にスリーブ用接点を設けることで、ガリノイズの解消と安定した接点を確保!

従来のスリーブ接点は摩耗により錆が発生しやすかったので、
スリーブ用端子は”目から鱗”の構造ですね!

扱いやすい寸法

スタンダードなフォンジャック「Swtichcraft 11B」に比べて、Pure Tone Jackは全長が約5mmほど短く、色んなボディ形状に適用しやすくなっています。例えば「ストラトの船形ジャックのザグリが狭い為にジャックが当たってしまう」といった問題も解消しやすくなります!
ねじ山もロングシャフト仕様になっている為、テレキャス用のジャックにも使用可能。


寸法は下記の画像をご確認ください!

全体寸法
結線パターン

配線材のグレードアップで音質改善!

ジャックをアップグレードしたら、内部配線材も拘ってみませんか?楽器のポテンシャルを発揮する配線材から、積極的に音質改善を目指す配線材まで、多種多様に取り揃えています。下記の「内部配線材の特集記事」をご参考ください。詳細はバナーをクリック!



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さらにPure Tone Jackのステレオ仕様も入荷しました!
これでオヤイデ電気では「Pure Tone Jack全種類」をラインナップ!

 モノラル仕様 


PTT1 (ニッケルメッキ)¥720(税別)
【商品ページはこちらから】
「Switchcraft 11B」に比べて芯の太いサウンドが得られる。
解像度も向上し、音の元気が良くなったかのような改善効果が得られる。

PTT1G (金メッキ)¥1,350(税別)
【商品ページはこちらから】

「Switchcraft 11B」に比べて芯の太いサウンドが得られる。
ニッケルメッキPTT1よりも音が太く、エフェクターの乗りも良くなり、倍音豊かな音質が得られる。

PTT1BN (ブラックニッケルメッキ)¥900(税別)
【商品ページはこちらから】
「Switchcraft 11B」に比べて芯の太いサウンドが得られる。
ニッケルメッキPTT1よりもコンプ感が強く、
PTT1だと伸びていた高域が少し落ち着いて、柔らかい質感が残る。
3種類の中で最も腰が低い安定した音質が得られる。


 ステレオ仕様 

PTT2 (ニッケルメッキ)¥990(税別)
【商品ページはこちらから】

「Switchcraft 11B」に比べて芯の太いサウンドが得られる。
解像度も向上し、音の元気が良くなったかのような改善効果が得られる。

PTT2G (金メッキ)¥1,530(税別)
【商品ページはこちらから】

「Switchcraft 11B」に比べて芯の太いサウンドが得られる。
ニッケルメッキPTT1よりも音が太く、エフェクターの乗りも良くなり、倍音豊かな音質が得られる。



個人のお客様の改造にはもちろん、楽器業界全体に広まって欲しいほど革新的なジャックだと思っておりますので、是非楽器メーカー工房の方も標準採用をお願いします!

Pure Tone Jack、是非お試しください!


以上、原田でした~。


2020年2月24日月曜日

吸取線と吸取器、どっちつかったらいいの?

こんにちは金木です!

今回の週刊サンデンはこちら!

はんだ吸取線吸取器です。

はんだを吸い取るという結果は同じなのですが
よく「どっちがいいの?」と問い合わせを頂きます。


という事で今回は実際に使ってみながらその疑問にお答えしていきます。


では早速

はんだ吸取線 HOZAN No.3738


吸取線はフラックス入りの特殊編組線で古いハンダを溶かして編組線に吸わせる工具です。


こちらに用意しましたのはケーブルから切り離した後のプラグ。
まずはケーブルを外します。

ココからはんだ吸取線の出番です。

はんだ吸取線は使う前に少量のはんだを染み込ませ斜め45°にカットしておくと熱が伝わりやすくなり使いやすいです。

では吸取していきましょう!
 はんだ吸取線をよく温めてまずは上の端子
次に下の端子。

吸取したあとがこちら

かなり綺麗に古いはんだが除去できます。
約8cmほど吸取線を使いました。
私があまり上手でないこともあり結構使ってしまいました。

簡易はんだ吸取器 ハッコースッポン 20G

シャフトをカチッと音がするまで押し込み、先端を吸引したいはんだ部分に当て黄色のボタンを押して溶かしたはんだを吸引します。


こちらに用意したのは先ほどのプラグにハンダを盛りなおしたもの。

これにはんだ吸取器を使っていきます。

上の端子と
下の端子

吸引した後がこちら

簡単に多量のはんだの除去ができました。
が矢印のところ、少しはんだが残ってしまっています。

そんな時は吸取線で綺麗にしてあげましょう。

これで綺麗になりました。

使った吸取線は約1.5cm
かなり吸取線を節約できました。

吸引が終わった吸取器はシャフトを外して中に溜まったはんだを掃除することができます。
今回のはんだを吸引しただけでももう汚いです。

ブラシなどで綺麗に掃除してあげると長く使用することができます。


使ってみた結果

はんだ吸取線は古いはんだを綺麗に除去することができるが消耗品で、
はんだ吸取器は消耗せずに多量のはんだ除去できるがはんだを取り切れない。

ということは

少量のはんだを除去するには吸取線
多量のはんだを除去するには吸取器
がオススメです。

以上!吸取線と吸取器を普段どっちも使っている金木でした!

~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~~:~


秋葉原直営店に是非お越し下さい。

皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。




営業時間:10:00~19:00

定休日 : 日曜日(年末年始)

☎ 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353


メールでのお問い合わせは、こちらのアドレスより!


✉webshop@oyaide.com






2020年2月22日土曜日

壁コンセントプレート、バリエーションを試作中!

壁コンセント用プレートのバリエーションを試作中!

皆さんはどれが好きですか?

従来の壁コンセントプレートってこんな感じ。

白で塗装したもの

黒く塗装したもの

ステンレスやアルミの金属プレート

WPC-ZやFurutech 104-Dのカーボンファイバー


外観が良い壁コンセント用プレートはカーボン素材や塗装物ばかりでしたが、もっとオシャレな壁コンセントプレートがあっても良いんじゃないかと思うのです。もちろん音質面も配慮しつつ。。


ということで試作品を作ってみました!

ブラウンレザー

大理石

ブラックレザー

うん、かっこいい。

壁コンセントプレートに素材感を追加し、高級感を演出します。是非直接触って、質感を確かめてみてください。
プレート裏面には「電磁波吸収シート」を貼り、見た目のみならずオーディオの機能面にも配慮してます。

こちら数量限定で試作品を1枚1,200円にて販売!
※極少数在庫につき売り切れ御免
※取り扱いは秋葉原直営店のみ。

店頭にお立ち寄りの際には是非感想も教えて頂けますと幸いです!今後の参考にさせて頂きます!😆


以上、原田でした。

2020年2月21日金曜日

NEO by Oyaide Elec. Presents,『Live Wiring Report』- NONA REEVES -




 昨年1222日に渋谷CLUB QUATTROで行われたNona Reevesのライブ「ノーナとHiPPY CHRiSTMAS 2019」のワイヤリングをオヤイデがサポートしました。
実は12月の公演に先駆けて、10月に新代田FEVERで行われたアルバムリリースツアーTHE FUTURE」追加公演にて既に一度ノーナのライブのワイヤリングをオヤイデでサポートをさせていただいたことがあり、今回再びライブでのフルワイヤリングが実現する運びとなりました。

駆けつけたファンの皆さんでパンパンだったQUATTOROにて、大盛況のうちに幕を閉じた当日の様子を弊社のケーブルと共に一部ご紹介します!


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Artist Profile

左から、奥田健介・西寺郷太・小松シゲル
Nona Reeves
19955月、西寺郷太が「ノーナ・リーヴス」名義での活動を開始。ほどなく早稲田大学で同じ音楽サークルに所属していた小松シゲル、奥田健介が加入。
1997
11月、ワーナーミュージック・ジャパンからメジャー・デビュー。ソウル、ファンク、80sポップスなどに影響を受けた独自の音楽スタイルで、確かな支持を集めてきた。
現在ではメンバーそれぞれがバンド外でも活躍。西寺郷太は音楽プロデューサー、作詞作曲家、執筆、MCとして。奥田健介は作曲家、及びレキシや坂本真綾などのギタリストとして。小松シゲルは佐野元春、オリジナルラブ、YUKIなどのサポート・ドラマーとして活動。

メジャー・デビュー20周年を迎えた2017年、古巣ワーナーミュージック・ジャパンに復帰。
3月にベスト・アルバム『POPN SOUL 20The Very Best of NONA REEVES~』、10月にはアルバム『MISSION』をリリース。
2019
313日には16枚目となるオリジナル・アルバム『未来』をリリース。


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 先ずはこの日のワイヤリングを紹介しましょう。
ボーカルマイクやギターアンプに設置したマイクのケーブルに、オヤイデのケーブルの中でもその取り回しの扱いやすさや音の解像度やレンジの広さなど、全てにおけるバランスの良さにも定評があり、LIVE現場でハイレベルなサウンドを求める人々の信頼を獲得している定番とも言える「QAC-222をチョイスしました。

QAC-222(https://oyaide.com/catalog/products/qac-222-xlr.html

パーカッションセクションの音録りにも
ベースのDIや、パットの出力には「PA-02 V2」ケーブルを使用し、より広いレンジをカバーしました。
PA-02 V2」の特徴は、やはりそのレンジの広さと解像度の高さ!ベースの気持ちいいフレーズやパットの音色をしっかりと送り届けてくれていました。

PA-02 V2(https://oyaide.com/catalog/catalogsearch/result/?q=PA-02+V2


パーカッションセクションのミキサーからのアウトに
ベースアンプのマイキングとDIからのラインに
佐野元春やYUKI、オリジナルラブなどでもサポートメンバーを務める小松シゲル氏が担当するドラムのマイキングは、太鼓から金物に到るまで全てのケーブルを「TUNAMI TERZO V2を贅沢に使用し、白いケーブルがドラムを囲む様子がルックス的にもとても圧巻でした。
TUNAMI TERZO V2」といえば、太くパンチがあり、ヌケの良い音色が特徴のマイクケーブルですが、ダイナミックマイクとの相性がよく、ドラムなどの迫力のある箇所での使用ではその効果が如実に現れます。加えて再生できるレンジも広く、太皷には勿論のこと、金物のマイキングにもお使い頂くことが可能です。

TUNAMI TERZO V2https://oyaide.com/catalog/catalogsearch/result/?q=TUNAMI+TERZO+V2

オールTERZOによりワイヤリングされた圧巻のドラムセット!
(奥にこの日のサポートベーシストでオヤイデneoのヘビーユーザーでもある村田シゲ氏が)
そして、各楽器やアンプ、PCなどへの電源供給には、「OCB-1 AX」とOCB-1 SX V2の二つの電源タップをご用意させていただきました。
OCB-1 AX」は、ケーブルに「AXIS-303」が搭載され、ワイドレンジ且つ高解像度、正確無比な音像表現と、誇張し過ぎないバランス感が特筆すべきで、この日のLIVEではアンプの電源やパワーサプライへの電源供給用として使用。

もう一方の「OCB-1 SX V2」は、「BLACK MAMBA V2が搭載されており、よりフルフラット志向のハイクオリティーなサウンドを追求する電源タップとして、多方面のユーザーから絶大な信頼を獲得している電源タップで、PCや鍵盤周辺の電源として使用致しました。
赤いコンセントが「OCB-1 AX」、左の黒いコンセントが「OCB-1 SX]

そして、ギターを担当する奥田健介氏の足元には、オヤイデNEOのギター・シールドの中でも、密度の濃いサウンドに帯域ごとのスピード感を与え、出音に豊かさと抜けのよさを両立しているという高い評価を得ているエース級のケーブルでもあり、奥田氏が長年愛用いただいている「QAC-222G」のプロトモデルがインストールされています。

またエフェクターには、高解像度、広レンジかつフラットであり、余計なノイズも乗りにくいDCパワーケーブル「DC-3398 LLもご愛用いただいております。

QAC-222G(https://oyaide.com/catalog/products/qac222gls.html
DC-3398LL(https://oyaide.com/catalog/products/dc3398ll.html

奥田さんのセット
パッチケーブルにはG-Spot Cableをお使い頂いています
このようにフルワイヤリングをオヤイデのケーブルで行うことによって、それぞれのパートの音質一つ一つが向上し、各ケーブルの能力を引き出し合うことによって、高い演奏力を持ち実力派と呼ばれるノーナの音楽の全ての音が、会場にいるオーディエンスの皆へしっかりと耳元まで気持ちよく届き、無意識のうちに体内へと吸い込まれていくようなハイクオリティーなサウンドを実現しました。
それによって、ただでさえ聴き応え、見応えのあるノーナのLIVEが、さらに素晴らしいものへと昇華されていったと思います。

通常ではなかなかこのようなフルワイヤリングでオヤイデのケーブルを使用することは難しいかもしれませんが、それぞれの楽器やパートに合わせたそれぞれのケーブルの特徴を活かすことによって、十分に音質の向上や高い音像の変化を望むことも可能だと思います。
皆さんも是非LIVEの現場やスタジオなどでオヤイデのケーブルを採用いただき、音の変化を楽しんでください!

 最後に当日のLive Photoをどうぞ!






Photo by Oyaide Elec.