2023年9月27日水曜日
【速報!】オヤイデ直営店の奥から、「純銀リッツ線」を発掘しました!
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2023年9月25日月曜日
ギターアンプの電源の長さの目安を知ろう!
店頭でギター/ベースのアンプ用の電源ケーブルを求めるお客様に長さを、どれ位の長さであれば良いか、説明するのは難しいので、目で見て分かる様にして行きます。
使用環境によって変わってくると思いますので、目安の一つとして読んで貰えると嬉しいです。
それでは、繋いで参ります。
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秋葉原直営店に是非お越し下さい。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。
営業時間
平日:10:00~19:00
定休日 : 日曜日
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W=A×V
こんにちは、葛下です。
よくお客様で
「〇〇ワットで使えるケーブル欲しいんですけど・・・」
と言った問い合わせを受ける事があります。
がしかし、
実際ケーブル選びに必要なのはワット(電力)じゃなくてアンペア(電流)やボルト(電圧)なんですよね~
私、昔ブログで電流と電圧について語った事があるのですが、(こちらから)
電力と電流と電圧の関係はずばり
電流(A)×電圧(V)=電力(W)
電流と電圧を掛け合わせたのが電力なのです。
誰でも知ってそうな事だと思ってたんですけど、意外と知らない方が多いいんですよね~。
ちなみにご家庭の15Aの定格のコンセントは15(A)×100(V)で1500(w)までの電化製品を使用できます。
ためになったねえ~(もう中学生の声で)
〇〇Wで使えるケーブルと言うのは何Vの環境で使うのか分かればすぐ電流値が導き出せます。
例えば100Wの電球を作動させるのに一般家庭では100Vなので
100(W)÷100(V)=1Aの電流が流れます。
ところがこれを自動車で作動しようとすると
100(W)÷12(V)=8.3Aの電流が流れます。
当然掛け合わせる訳ですから、どちらかの数値が高いとどちらかの数値は低くなりますよね。
よく高耐圧のケーブルを探しておられる方に電流値を訪ねると、殆どの方は
「いや、電流はほとんど流れないんだよね~」
とおっしゃられるのもこう言う事なんでしょうね。
日本の場合は100V・200V・自動車の12V・トラック等の24Vがほとんどなので、環境を考えればすぐに電流値は導き出されます。
同じW数のものでも家の中と車で使うのでは電流が大きく違って来ると言う訳です。
当然電流が高くなればケーブルも太いケーブルを使う必要があります。
前回の電流・電圧の話の時には耐高圧ケーブルを紹介しましたが、高電流に耐えられる電線は中の心線がどんどん太くなって行きます。
そして当然重さもどんどん重くなって行きます。我々スタッフの最もたる敵です。
現在オヤイデ電気の在庫している中ではKIVの22sqが一番太い単芯のケーブルとなっております。
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仕上がり外径は10.5㎜です。許容電流は115Aになります。
38sqを常時在庫にしようかと言う話も出てきているのですが、今のところは取り寄せ商品です。(我々…いや私としてはそんな重たいモノを常時在庫にはしたくないのですが…)
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取り寄せと言ってもメーカーに在庫があればすぐに入荷いたしますので遠慮なく申し出て下さい。
そうそう、この間お客様からKIVの100sqのケーブルの注文がありました。
やばく無いですか?この太さ!
100sq・・・許容電流はなんと298Aです。
長年ケーブルを売っていた私でもこんな芯線が太いの初めて見ましたね。
仕上がり外径を測ったら約2cm強ありました。
うちで在庫してる一番太いKIV22sqと比べてもこの違いです。
ちなみにBXーSの0.08sqと比べてみると、この有様です。
犬で言うとチワワとセントバーナードぐらい違います。(笑)
私は昔からチワワとセントバーナードを単なる「犬」という種類で括ってもいいのだろうかとずっと疑問に感じているのですが、
この二つは・・・ただの電線の括りで良いと思います。て言うか電線です。(笑)
オヤイデ電気ではこういった特殊なケーブルも取り寄せ出来ますからどんどんお尋ねください。
間違っても100sqのケーブルは常時在庫はしませんから!絶対嫌です!(笑)
以上、万年腰痛持ちの葛下でした。
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2023年9月23日土曜日
あなたはもう7N-D.U.C.C ACを試したか!?
9月ってこんなに暑かったっけ?と毎年言っているような気がしている三浦です。
ですが、都内ではまだ日中35℃にまで行く日もあったりと、今年は本当に暑いですよね。
日中外出される際は、まだまだ熱中症対策を怠らぬようお気をつけて〜。
*
さて、今日ご紹介するのは、こちら。
オーディオメーカーのアクロリンクとオヤイデ電気のコラボレーションによって開発された、7N高純度銅採用のハイエンドオーディオケーブルです。
オーディオ機器の内部配線、スピーカーケーブル、ヘッドホンケーブルなどにご利用頂けます。
弊社では一年近く前から店頭、オンラインショップにて展開していまして、至高の音を追及されるオーディオマニアの皆様からご好評頂いています。
そもそも7N銅とは?
オーディオケーブルなどで頻繁に耳にするNとは、ケーブルに使用している銅の純度を表したものになります。
例えば、オヤイデ電気オリジナルの精密導体102SSCをはじめとした多くの国内メーカーのオーディオケーブルは4N銅を使用していまして、これは純度99.99%のものになります。9(Nine)が4つあるから4Nと呼ばれていて、無酸素銅、OFC(Oxygen Free Copper)とも呼ばれています。
そうなると今回の7Nは、銅の純度が99.99999%という事になります。
私みたいな人間は、「もう100%でええやん」と思ってしまいますが、そうもいきません。
同じ銅でも純度が高い方が導電率も高くなります。
これにより、高品質で密度が高く、歪みのない音が生み出されるという事になります。
7N-D.U.C.C ACの特徴
まずは使用している導体です。
先述した通り7Nの高純度銅を使用していて、滑らかで歪みの少ない高解像度を実現しています。
D.U.C.C(Dia Ultra Crystallized Copper)とは三菱電線の登録商標で、銅の結晶組織を制御する事により、通常の数十倍以上の結晶にし、結晶の方向性を揃える事によって、伝送ロスを極限まで抑制した高純度導体です。
そこにアクロリンク独自のストレスフリー加工が加わります。
ストレスフリー加工は、導体同様にアクロリンクの大きな特徴です。これは、ケーブルに加わる様々な外部からの力に対して、独自の特殊焼鈍処理と高純度銅の特性によるセルフアニール現象によって、銅の組織を健全な状態に再生する効果です。
7N-D.U.C.C ACでは、これらのこだわり抜いた高純度銅をAWG16(1.25sq相当)の大容量でお届けします。
これによりどっしりとした量感の低域を得ることが出来、また線材が持つハイレベルな情報量を余す事なく活かす事が可能で、スピーカーケーブルとしてもお使い頂けます。
そしてアクロリンクといえば、ケーブルの被膜(シース)も特徴的です。
自社開発の高分子ポレオリフィンを採用する事により、優れた振動抑制効果と静電容量を得られます。
これにより帯域や位相のバランスのチューニング、音のスピード感やレスポンスを高いレベルで再生する事が可能になります。
7N-D.U.C.C ACの音質傾向としては、まず私が感じたのは、とてもスムースで滑らかだという点です。
キメが細かく品があり、左右前後の広がりを感じます。
優しいテクスチャで表現力豊かなので、聴いていてとても心地が良いです。
こちらの7N-D.U.C.C ACですが、昨年発売された音楽之友社様のMOOK本『ONTOMO MOOK スピーカーキット 2022』の拡張キットにも使用されていました!
『2022 ONTOMO SP MOOK Oyaide "SPECIAL" Set』
私楽器を弾くものでして、エフェクターのDCケーブルなんかでも使用したりしています。
楽器用途でも、歪みの少ない高解像度とスムーズなサウンドは健在です。
オーディオライクなサウンドですが、ふくよかで優しいテクスチャが用途によってはマッチします。
(正直なところ楽器で使うには、必要のない帯域まで出てくるのですが、、、後からEQでこねくり回します笑)
皆様もぜひお試し下さい♪
*
なぜ音が良いのか?なぜこういった音になるのか?
ケーブルの構造を紐解いていくと、メーカーの様々なこだわりや思想が見えてきて、面白いですね。
今後も電線屋目線で面白い構造のケーブルがありましたら、ご紹介致します!
以上!
三浦でした〜。