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2012年7月23日月曜日

オヤイデ横山のつるっと自作「MT-UB編」



皆様はじめまして、横山です。こんにちは。

先日のすーちゃんこと鈴木くんに続きまして下っ端店員のワタクシですが、タイトル通り、自作出来るあれやこれを紹介していこうと思っております。


僕はリスニング目的のオーディオも大好きですが、少しく音楽制作もしているので、リスニングとトラックメイクの両観点(聴点?)から今まであまり書かれていないような事(きっとしょうもない実験も…)を書いてみたいなぁなんて思っております。どうぞ末永く宜しくお願いします。 


というかそもそもシリーズ化すんのかいっ!!はい、します。ということで今回はたまたま本社に居た時に、良い感じの電源ボックス作りたいなーってぼそっと呟いたらボスにこれで 作って!→
そしてブログ書いて!とウィンク(脅し)しながら言われたのでこれでいってみましょう! 


これはMT-UBのプロトタイプらしくクロムメッキしていないものです。シャンパンゴールドっぽい綺麗なカラーリングです。かっくいー!
続きまして重要な中身です。







左から MT-UB 、電源ケーブルの直出しコネクターSWO-DX ULTIMOSWO-GX ULTIMO(コンセント)、P-029(電源プラグ)、
内部配線用のEE/F-S2.0の中身(PCOCC-Aの2.0mm単線)、BLACK MAMBA(電源ケーブル)です。

今回使ったツール類はハサミとプラスドライバーとテスターくらいなのでツールは割愛します。
まずはシャーシを開けて中から作っていきます。







こんな感じにつけば良いって事で距離感を計りつつ、




内部配線の被覆を剥きます。(被覆を剥く長さはコンセントの裏に描かれています)
被覆を剥くのはよく切れるハサミとかで全然大丈夫です。
ハサミを持った手をくるっと回して切れ目を入れたらハサミを持った手で右にぐいっとスライドすれば「すぽんっ」て感じに抜けます。まだ前半ですがここまでで長島名誉監督ばりの擬音ばかりで申し訳無いです。。




被覆を剥いたらコンセントの両サイドのネジを緩めてグイッと挿しこみネジを締め、固定します。この時コンセントに「N」と書いてある穴の方に白いケーブルを挿します。
後に出てくる電源プラグのケーブルには「W」と書いてある電極があるので
その裏の穴に白いケーブルを挿すってのが目安というか一般的です。要はコンセント側とプラグ側のケーブルが挿さっている穴に整合性が取れていないとショートしてしまうのでという事です。
全部連結させるとこんな感じ。



続きまして電源ケーブルを繋いでいきます。

今回はインレット/コネクターを付けずに男の直出しでいこうと思うので、←これ(直出しコネクタ)を使って電源ケーブルとコンセントを直接繋ごうと思います。

まずシャーシにプレートをネジ止めします。→







プレートが付いたら今度はケーブルクランプを取り付けます。









次は電源ケーブルをコンセントに繋ぎます。被覆を剥く長さを測って一番外側の被覆をこんな感じに剥きます。






そして電源ケーブルの導体の絶縁体を先ほど同様に剥いて連結させます。













連結がうまくいったらコンセントをシャーシにネジで固定します。











出来たっ!って事でシャーシの上部を付けつつ、電源ボックス用のインシュレーターも付けちゃいます。












あとは電源プラグを繋ぐだけです。まずは電源プラグを解体します。
←ネジを外すとこんな感じに

続いて電源ケーブルをプラグに繋げるんですが、分かりますでしょうか?
先ほどの「W」と書いてあるってのがこれです。
左側の電極の左下に小さいですが「W」の字が。→




ここで忘れちゃいけないのがケーブルに予めプラグのカバーを取り付けておくこと。これを忘れちゃったらもう一回やり直しなんてことにもなりかねません。

また先程同様BLACK MAMBAの被覆を剥いて、プラグの電極部分のネジを緩めて挿しこみます。プラグにも被覆はこれくらい剥くんですよって図解されているのでそれに合わせて剥けばOKです。







上記写真の部分のネジを緩めると電極部分に実際にケーブルと接触するプレートが緩むのでその隙間にケーブルを挿しこみます。抜けたら危険なのでしっかり挿しこんでネジもしっかり締めます。











しっかり固定出来たら電源プラグを元通りの状態に戻して、最後にテスターで問題ないかチェックです。







問題無しを確認して…完成!

かっけー!!!!!!!
オーディオファンの方だけでなくクリエイターの方もいかがでしょうか?
見栄えが良い電源タップがあるだけでヤル気が出てきませんか?もちろん出音にも影響してくるはずです。

今回はやめておきますが、次回あたりにオーディオ向けなコンセントやプラグ類を使ってシンセやリズムマシンの電源供給をしたらどうなるかってのを書いてみたいなとか思っています。(一般的には微妙と言われている気がしますが…)

という訳で今回はコンセントを豪華2種類使っているので早速アンプ、CDプレイヤーにそれぞれ試してみました。
あくまで僕の家の環境なので個人的な見解にはなってしまいますが…

まずはどの組み合わせでもこのタップを使わないで音楽を聴いた時には聴こえてこない部分(前に出てこない部分)が出てきました。それによって密度が濃い感じになります。

またやはり上も下も出るのでレンジの広がりを感じます。ものすごく大雑把に言うとリッチな感じがしますw。

次に色々な組み合わせ(SWO-DX-USWO-GX-U、アンプとプレイヤーをそれぞれすべてを組み合わせ)をしてみた所、うちの環境だとアンプとプレイヤー両方を SWO-GX-U に挿すとローがたっぷりな感じになり、すこしもたついてるかなという感じになってしまったので最終的にプレイヤーを SWO-GX-U に、アンプを SWO-DX-U に挿した状態にすると良い感じにローももたつかず、バキッとした解像度やハイの伸びも得られたと思います。

もしかしたらタップに使った電源プラグをP-037あたりにするとより気持ちいい感じになるかもしれません。

まぁ細かいディティールは抜きにしても、電源周りを変えると音楽がより楽しく聴こえてくる可能性があるのは間違いないと思っています。もちろん好きな音楽、環境はとても重要にはなりますが、一気にすべてを変えずとも少しづつ変えていく中でケーブルはこの方向なんじゃないか?電源周りはこっちの方がいいんではないかというような予想も出てくると思います。

そんな時、お近くの方はぜひお店に足を運んでみてください!上にも書きましたがなかなかお客様お使いの機材・オーディオの特徴まで捉えるのは難しいですが、ざっくりこうしたいというようなご要望であればご相談にのらせて頂けると思います!

今回使ったパーツはシャーシ以外すべて店舗、オンラインでご用意しております。そろそろ電源タップでも作ってみるか!と思っていらっしゃるお客様いませんか?

本編の写真でもわかる通り、そこまで精密な作業は必要ないので、まだ電源はいじっていないというお客様、是非自作してみてはいかがでしょうか?


ちなみに電源タップTUNAMI自作電源タップセットなんてのも好評発売中です!

それでは次回も何卒宜しくお願い致します!!!

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