今、一番旬なギターケーブル「モガミ / 3368」を使って
色んなフォンプラグを組み合わせてみました!
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3368は発売したばかりの最新ギターケーブル。
音質の劣化を最小限に抑える為の構造と、
フラットで癖のない音質、程良い音圧が得られる素晴らしいケーブルです。
3368は電線としてはしなやかで柔らかいのですが、
外径が約8mmとちょっと太いのがネック(参考:モガミ2524は約6mm)
それに伴い、3368に使えるプラグ類も制限されています。
確かにオヤイデプラグは音が良いとしても、
それしか使えないケーブルって逆に使いにくいような・・・
それしか使えないケーブルって逆に使いにくいような・・・
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なので、使えるプラグを検証してみました!
まずはこれ!
使用したのはこれ↑ |
「取り付け最大径8.0mm」となっているのですが、
実際に3368を入れるのは実は至難の業なので、解説します。
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被覆は丁度良い感じに採寸して剥きます。
大体30mm~40mmぐらい被覆をカットします。
画像に出ている黒い"カーボン層"は綺麗にカットして処理しましょう。 ホット部分と導通してしまうと発信するなど問題が生じます。 |
---ここで3368豆知識!---
3368のシールドは銅線と繊維の混成編組構造となっています。
お客様の作り方を聞くと、繊維はカットし、銅線のみをシールド線としてハンダづけしてる方もいらっしゃるかと思いますが、、、
実は、その必要はありません!
画像のように一緒にまとめて予備ハンダすることが可能です。
予備ハンダ時に繊維は熱で融解し、そのままハンダ付けができます。
一緒にするメリットとしては、繊維が溶け出すことでシールド線の断線防止に繫がります。
デメリットがあるとすれば繊維をまとめることで音に影響があった場合ですが、
自分がやってみた感想では、繊維の有無が音へ影響を感じられたことはありませんのでご安心を!
---3368豆知識・終了---
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普通にチャックを付けると画像のように外径が太くなってしまい、
ハウジングとブッシュをちゃんと締めることができません。
このままでは太すぎます。 |
なのでこうします!
カット後 |
チャックのサイズと同じ分だけカットしちゃいます。
※プラグ内の被覆がなくなった分、ケーブルとしての耐久性が落ちる可能性がありますので自己責任でお願いしますね!
そのまま締めようとするとチャックがシールドを傷つける等、断線の原因になりかねないので、
簡単に破れにくく絶縁性能の高いフッ素テープASF-110で補強します。
サイズを合わせて被膜を剥けばこんな感じに! |
ケーブルはロットによって外径に誤差が出ることがあり、ブッシュを入れるのが大変な時もあるで、
被膜の端をカッターなどで少し薄くして、回しながらねじ込めばスルスルっと入っていきますよ。
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完成!!
凄い強そうです。
このプラグを使うと、3368の持つパワー感を強調するようなサウンドと、低音がより分厚く出る印象です。
プラグ本体が重量がどっしりと重いので、取り回しの際はプラグが抜けないよう注意が必要です!
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次のプラグはこちら!
Pro Audition / ASシリーズ
オンラインショップページはこちらから
バネ取り付け時は6.5φまで、
バネ取り外し時は8.5φまで入るマルチっぷり!
しかもケースサイズが「ショート」と「ロング」の二種類をご用意しておりますので、
エフェクターボード内のパッチケーブル配線などにオススメ!
※ちなみにL型はありません。
中身はこんな感じ。 |
中身 その2 |
画像を見て分かる通り、ホット部に穴が開いてるので作業性が良いです。
音質については、オヤイデプラグに比べて低域が少し軽くなった感じになりますが、
高域の歪み感が少なく、スッキリした印象を受けます。
ニッケルは¥360(税抜)、金メッキは¥420(税抜)という価格からは想像できない、
コストパフォーマンスに優れたプラグだと思います!
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他にもNeutrikやSwitchcraftでも、加工を施せば使えるものもありますが、
Neutrikはラージブッシュを用意してもつけにくい場合があり、
Switchcraftはリーマーという工具が必要なので紹介は控えます。
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それぞれプラグによって音が異なりますので、
色んなプラグを付けてバリエーションを用意しても良いかもしれませんね。
ハウジングの大きさ比較 |
アイデア次第で色んなプラグが使えます!
見た目も音も図太い「モガミ 3368」使ってみては如何でしょうか!
3368に使えるプラグが集結! |
原田でした。
お見事です。
返信削除ありがとうございます!
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