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2017年10月7日土曜日

音の良い電源タップを作りたい?オヤイデ電気製「MT-US」でハイクオリティ電源タップを作ろう!


知ってますか?
オヤイデ電気比較的安価で音の良い『自作用電源ボックス』を販売していることを!
シャーシのみ「MT-US」
全6口の電源タップを作ることができます。

【   オヤイデ電気の製品紹介ページを見る   】

実は2002年発売から継続して販売しており、
未だに売れ続けている人気商品なのです!

しかし、今までMT-USの作り方を紹介したことがありませんでした。
「これではお客様は買いにくい!」ということで、
直営店スタッフ原田」がMT-USの作り方をご紹介いたします!

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【まずはMT-USの特徴を見ていきましょう】
ステンレス製でしっかりとした作り。
MT-USはUL規格の壁コンセント対応の6口用電源ボックスで、
比較的安価でハイクオリティに作れるのが特徴です。

インレット取り付けタイプを標準としており、別途電源ケーブルが必要となります。
収納時や移動時に便利だったり、電源ケーブルのキャラクターを変えたり、
これもまた自作の楽しみの一つですね。

「インレットを使うと接点が増えてしまう!」と音質が気になるマニアの方、
是非「直出しコネクターセット」を一緒にお買い求めください。
これを使えばインレット無しでケーブルを直接繋げることが出来ます。
※ケーブル直径13mmまで対応。

真鍮製スパイクインシュレーターが標準装備です。
電源タップもインシュレーターで効果が出るんです。
音がシャープになり、音像がしっかりと見えてきます。

製品版では「MTS-6」がMT-USのシャーシを使っています。
リン青銅無メッキコンセントを搭載し、
シャープでキレのある、スピード感を強調した元気の良いサウンドを求める方にお勧めです。



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それでは、MT-USを作っていきましょう!

【準備編】

MT-US以外に必要な部材は下記の通り。
●壁コンセント 3個
●インレット
●内部配線材
●電源ケーブル
以上、4点です!

壁コンセントは「R0(ゼロ)」を選択。
ベリリウム銅・無メッキ電極が特徴で、
私個人的に「音のスピード感・高解像度・定位感の良さ」が好きなのです。
インレットには「174R」を選択。
ロジウムメッキのインレットで、音場感がしっかり出てくるのが特徴です。
直出しコネクターの使い方は、希望があればご紹介したいと思います!!

内部配線には「Black Mamba V2」を使用し、中身だけを取り出します。
電源タップを作るときは単線が選ばれがちですが、
撚線の方が作業性が良いのでBlack Mambaを採用しました。

【製作編】

【1】壁コンセント中心のネジを外す。
中心のネジは使いませんので取り外しておきましょう。

【2】シャーシの上に壁コンセントを配置します。
作業中の台座として活用します。
シャーシが傷つくので、気になる方はシャーシ側を保護しておきましょう。

壁コンセントの向きに注意して配置してください。
壁コンセント同士の距離がシャーシと合わないと、取り付けネジ穴が合わなくなる為、
シャーシを作業台とすると失敗しないで作れますよ。

【3】内部配線を用意する。
BlackMambaの中身だけを取り出します。
ハサミやカッターで被覆を剥いて、なんとか頑張って引っ張りだしましょう(笑)
銅線のストリップゲージは壁コンセントに刻印されています。
電線をあてがいながら、剥きだす長さを確認しましょう。

【4】壁コンセントと配線を繋ぐ。
壁コンセント脇のネジで内部配線を固定します。
壁コンセントには「N」と記載されている方がマイナスとなります。
極性を揃えて、数珠繋ぎのように配線していきます。
色は極性を識別できれば良いので、実際は黒白どちらでも構いません。

【5】アース線を用意する。
写真のようにYラグ(3.5Y-4)を圧着するか、
アースターミナルに電線を巻き付けて、アースを結線します。


【6】インレット用配線を取り付けて、内部配線は完成。
壁コンセント3つ繋いだ後、
インレット接続用に内部配線材を3本だしておきます。
この線が後でインレットに接続されます。

【7】壁コンセントをシャーシカバーに取り付ける。
シャーシを裏返して、壁コンセントをネジとナットで取り付けます。
ナットやワッシャーの取り付け順序は「取扱説明書」に記載されております。

【8】シャーシカバーと土台と合わせて、インレット穴から内部配線を出す。
このようにインレット取り付け用の配線をインレット穴から出します。

ポイント!
シャーシカバーを少し外側へずらした後、
インレットにハンダ付けできる長さまで切ります。(約30~40mm)

シャーシカバーがずれている分だけカットするイメージです。

【9】13mm程被覆を剥き、予備半田を行う。
インレット「174R」のボディが半田の熱で溶けてしまうので、
予備半田をしておき、すぐ取り付けできるようにしておきます。

【10】インレット側も予備半田を行う。
ボディが溶けないように、こちらも予備半田を施しておきましょう。

【11】半田づけを行います!
緑はくっついているように見えても、半田に覆われていないので密着率が弱く、経年変化が心配です。
白・黒のように「半田に覆われている状態」だと密着率が高いです。
半田が苦手な人は「ファストン端子が使えるインレット」を使うのも良いでしょう。

電線が太くなれば太くなるほど苦労しますので、自分で選んだ内部配線と相談して半田を行ってください。

【12】インレットの絶縁処理を行います。
私は手軽にASF-110を巻き付けて終了としました。(雑ですみません・・・・)
見栄えを重要視する方は収縮チューブを使うと良いと思います。

【13】カバーをずらして、シャーシにインレットを取り付けます。
カバーをズラすと自然とインレットが定位置に入り、取り付けが容易になります。
多少押し込むこともあるかと思いますが、上手くシャーシの中に収めていきます。


シャーシを固定ビスで全て締めれば・・・


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    完成!   

ステンレスと白の組み合わせで清潔感のある電源タップ!
オリジナリティが出ると、自作独特の満足感を得られますね。

気になる音質傾向は・・・

高解像度で、キレのある音像。
レンジが広くなり、深い低音の表現力と、余裕のある音場の広がりの双方が得られる。
音のスピード感が出てくるので定位感も改善。
MTBは低域に量感が生まれるのに対し、MT-USは非常にスッキリしている。

電源ケーブルは別途用意が必要になります。
さらに、どの電源ケーブルを組み合わせるかによって、
音の傾向を大きく変えることが出来ます。

例えば今回の仕様と「相性の良い電源ケーブル」だと・・・

・L/i50 OFCシリーズ
中~低音域の厚みが加わり、すっきりした印象からファットな印象へ
特にL/i50EXsは音の厚みが加わり、音の壁感が前に出てきます。

・TUNAMIシリーズ
高解像度傾向にMT-USのポテンシャルを存分に引き出します。
特にTUNAMI GPX-Rは音の重心が図太くなり、MT-USとの相乗効果が濃いです。

などなど・・・
自分なりの理想の音質をコーディネートしてみてくださいね!



もしどうしても作れない!という方はご相談ください。

以上、原田でした。

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