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2018年6月7日木曜日

オヤイデ電気社内研修にて「電源プラグ&コネクター試聴会」を行いました!

「自社製品の音の違いを再度確認しましょう!」

という声からスタートし、実施しました。

   社内研修 電源プラグ&コネクター試聴会   

新作ARMOREDシリーズを筆頭に、
FurutechPanasonic製品なども併せて比較試聴を行いました。

オヤイデ電気で販売されている物も含めて、
合計20種類を徹底的に試聴!
画像をクリックすることで拡大できます。
今まではオヤイデ製品を中心に比較試聴会を行ってきましたが、
Furutech製品なども含めて社内試聴を行ったのは初めてとなります。

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全スタッフの共通認識として得られた感想がありました。
それは「OYAIDE製品」「FURUTECH製品」
明らかなキャラクターの差があったことです。

 【OYAIDE製品の音質傾向】 
音楽的な変化を主体としており、表現力豊かな改善効果を得られる。
全ラインナップにおいて中音域が安定しており、ピラミッドバランスが崩れにくい。
フラット傾向なタイプから、派手になるタイプまで様々。

 【FURUTECH製品の音質傾向】 
クリアで雑味がなく、音に色付けが少ない。
全種類通して音がスッキリとしており、量感は控えめ。
特に人気の高い「ロジウムメッキ」は、総じてシルキーな質感を得られる。

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何故"キャラクターの差"として傾向が出る?

大きな違いは3つあります。
それは「電極のマテリアル」「メッキの質」「ハウジングの素材・構造」の違いがあります。

 【電極のマテリアル】 
画像はオヤイデ電気製品における電極の製造工程。
"良い音"は”小さな拘り”から。

オヤイデ電気製品は「真鍮(銅+亜鉛)」「脱酸リン青銅」「ベリリウム銅」を使用し、
Furutech製品は「純銅」を使用しています。

オヤイデ電気製品は総じて「音質を考慮しながらも、バネ性の高い銅」を採用し、
長期的な使用において安定した音質を得られるよう設計しています。
この品質の高さが海外から高い評価を受けている理由の1つとなります。

対してFurutech製品の多くはAlpha-Process処理を施した「純銅」を採用しています。
オヤイデ電気製品が使用している素材よりも柔らかい素材となり、やはりバネ性は劣ります

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 【メッキの質】 
オヤイデ電気製品は多種多様で上質なメッキを用意しています。
耐久性を高める為にロジウムメッキパラジウムメッキを施し、
メッキ強度の向上、耐腐食性、外観の維持など安定した品質を得られるよう設計しています。

また肉厚24金メッキのP/C-079メッキ厚2.0ミクロンと贅沢にメッキを施すことで、
倍音豊かな音色耐久性を得ています(一般的な金メッキは0.1~1.0ミクロン)

対してFurutech製品は「金メッキ」「ロジウムメッキ」の肉厚は非公開。
しかし使用感としては肉薄の印象が強いです。
メッキを薄くすることで、電極とメッキ間の電位差を抑えることはできますが、摩擦耐久性は劣る傾向になります。
純銅を選択した意図と同じように、マテリアルによる色付けは抑えたいという意図が垣間見えます。

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 【ハウジングの素材・構造】 
画像はARMOREDシリーズの内部構造。

オヤイデ電気製品のP/Cシリーズは高剛性な肉厚ポリカーボネートを使用。
微弱振動をレスポンス早く減衰させ、振動特性を改善しています。

特にM1/F1は独創的かつ最高級のマテリアルによって完成されています。

ここで特筆すべきは「ARMOREDシリーズ」です。
メカニカルアースシステム」「デュアルハウジング」により、パーツ同士の振動は完全に排除され、正確性のある音質へとグレードアップしています。

対してFurutech製品は「ナイロン」「ポリカーボネート」「ステンレス削り出し」とバリエーションが豊富です。
それぞれ振動特性が異なり、この部分だけでも音質の差が違いました。

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オーディオケーブルの中で最も影響力があるとされる「電源ケーブル」ですが、
電源プラグ/コネクターは音色のベースとなる音質(EQ)的な変化」「解像度」「倍音感」「音場感」「音量感
といった様々な要素に影響を与えやすい為、
お客様の好みに応じて細かく使い分けることができます。

今ならスタッフ全員がお客様のシステムに最適な組み合わせを一緒に考え、ご提案できるかと思います!


この機会に電源ケーブル強化してみませんか?


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今回も個人的に気になった電源プラグ/コネクターをピックアップしたいと思います!

使用するアンプやスピーカーの種類・構成よっても改善効果は大きく変動しますので、
個人的な主観も交えながら、環境別にお勧め電源プラグ/コネクターをご紹介します!

   ●Panasonic WF5018 + Schurter 4781   
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入門としてよく採用される組み合わせで、可もなく不可もなくといった印象でした。
解像度・レンジ感の改善はケーブルの効果に依存しますが、全体像にメリハリが出て、音の押し出し感が得られます。
ケーブルによる改善効果を重要視するのであれば、コスパが高い組み合わせと言えます。

オススメ:コスパ重視の方」

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   ●HUBBELL 8115V + Schurter 4781   
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他のプラグ・コネクターに比べて解像度が劣る印象ですが、大味でマイルドな音質が特徴。
歪み感が増え、ピュアオーディオには不向きな傾向ですが、音が元気で荒々しくなったという声も多く、
楽器用アンプの電源ケーブルの組み合わせとして非常にお勧めできます

オススメ:「ロック・ポップス向け」「楽器用電源ケーブル

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   ●OYAIDE AP-029 + AC-029   
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人気の「真鍮非メッキ」仕様のプラグ・コネクター。
低域の量感がすっきりとしており、乾いた印象を与える音質。
解像度を向上させつつも音への脚色を減らせる為、フラットバランス志向の方にお勧め!
ケーブルの特徴を確認したいリファレンス的な使い方にも使えそうです。

オススメ:「オールジャンル向け」「楽器用電源ケーブル」「モニター志向」

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   ●OYAIDE AP-037 + AC-037   
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オヤイデ電気製品で最もポピュラーな「銀+ロジウムメッキ」のプラグ・コネクター。
従来のP/C-037よりも音の硬さが取れ、自然で広がりのある音場感を獲得しました。
それでいて従来より人気のある「音のメリハリ」「スピード感」「タイトな低音」が気持ち良い!
小規模なシステムでもワイドレンジに鳴らしきる万能プラグ・コネクターで、
最初のオーディオ用電源プラグ・コネクターとしても非常に使いやすい。

オススメ:「ピュアオーディオ向け」「DJ・クラブミュージック向け」

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   ●OYAIDE AP-004 + AC-004   
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オヤイデ電気最新の電源プラグ・コネクターのフラッグシップモデル。
「ベリリウム銅電極+プラチナ・パラジウムメッキ」の濃密で音圧感の強い音色傾向に加え、
ARMOREDシリーズは「迫力がありながらも滑らかで、解像度の改善効果が大きい」と大多数の意見が共有されました。
特にピュアオーディオシステムには「TUNAMI V2」と組み合わせがお勧め!
パワーアンプ部に採用することで、超低域から高域まで濃密に再生してくれます。

オススメ:「ピュアオーディオ向け」「オールジャンル向け」「楽器用電源ケーブル」「ハイエンド志向」

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   ●Furutech FI-15M Plus(G) + FI-C15(G)   
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Furutech製品の中でもコストパフォーマンスに優れたモデル。
「24k金メッキ+純銅電極」と「ナイロン+グラスファイバー」により、
滑らかで耳馴染みの良い音質になっていると評判の1本。
Furutech製品はロジウムメッキが人気ですが、この組み合わせだと付帯音が少なく使いやすい!

オススメ:「オールジャンル向け」「楽器用電源ケーブル」

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   ●Furutech FI-50M NCF(R) + FI-50 NCF(R)   
>>> 「FI-50M NCF(R)/FI-50 NCF(R)」をオンラインショップで見る。 <<<
ステンレス削り出しハウジングを使用した、Furutech製品のハイエンド電源プラグ・コネクター。
Furutech製品の中でも低域の再生能力が抜群で、
クリアで澄み切った高音と、地鳴りのように深い低音の再生が得られる。
暑苦しくなるような押し出し感はなく、むしろ空間を柔らかく埋めてくれる。
どんなジャンルでもそつなく鳴らせますが、スピーカーの能率が高ければ高いほど効果を発揮することでしょう。


オススメ:「ピュアオーディオ向け」「オールジャンル向け」「ハイエンド志向」

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如何でしたか?

電源ケーブルにおいて「電源プラグ」「電源コネクター」は音質に大きな影響を与えます。
かなり奥が深いながらも、オヤイデ電気スタッフならお客様の要望を細かくお伺いし、
お客様の使用環境に適した電源プラグ・コネクターを提案したいと思っております。

特に最新の「ARMOREDシリーズ」はかなり評価高かったですよ!
構造による音質の違いを比較できたことで、
オヤイデ電気製品の最高級品「M1/F1」の優位性も納得しやすい結果となりました。
是非一度お試し頂きたいところです。

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楽器弾き向けとなっておりますが、オーディオユーザーにも当てはめてみることができます。
>>> 過去ブログはこちらから <<<
過去ブログに電源プラグ・コネクターの音質チャートを作成したものがございます。
こちらも是非ご参考までにご覧いただければ幸いです!

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もし興味を持っていただけた方・お悩みの方がいらっしゃいましたら、
オヤイデ電気直営店」もしくは「オンラインショップ問い合わせ窓口」より
お気軽にお声掛けください~!


以上、原田でした。

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