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2021年5月7日金曜日

イヤホン断線修理の秘密道具を作る。

 
こんにちは!
金木です。

店頭に立っていると、よくお客様が
「イヤホンが断線したから修理する。」
と言って、ステレオミニプラグを買っていかれる事がよくあります。

いつも気になっているのですが、皆さん、どうやって右、左、グランドを確認しているのでしょうか?

リケーブルできるイヤホンケーブルなら、テスターを当てれば一発で確認できるのですが、リケーブルできないタイプのイヤホンは、そうはいきません。

当時、高校生だった私は、リケーブルできないタイプのイヤホンの断線修理で、丁寧にプラグを分解して確認していました。かなり大変だった事を今でも憶えています。


と、いう事で今回はそんなイヤホンケーブルの断線修理でピンアサインを簡単に確認する秘密道具をご紹介します!


それがこちら。



3.5mmステレオミニプラグとミノムシクリップを、はんだ付けしたものです。

断線箇所を切り落として、新しく剥きなおしたケーブルに、ミノムシクリップを繋げて、右、左、グランドの判別ができます。
また、3.5mmステレオミニプラグ以外のプラグを付けても使用できます。


実際に使ってみると、こんな感じです。


こちらは、ジャンクで買ってきたヘッドセット。



どこがジャンクかといいますと、ヘッドホン部分の端子が、千切れてしまっているのです。



ケーブルを剥いた所までは、よかったのですが、右、左、グランドがわかりません。



そこで、今回の秘密道具の出番です。
プレーヤーに繋ぎ、右、左、グランドを繋ぎ変えて確認していきます。

繋ぎ変えること5分
緑が右、青が左、緑透明がグランドと判明しました。
後は3.5mmステレオミニプラグを、はんだ付けし直すだけです。




修理完了です!
ちょっと短くなりましたが、これでまたヘッドセットを使えます!

そんなケーブル修理をグッと楽にする秘密道具、
作り方を、本当は内緒にしたいけど、ご紹介していきます!

用意するもの



ミノムシクリップ小      3個
適当なケーブル      10cmくらい

今回は、3.5mmステレオミニプラグでの修理に使える物を作っていきます。
右、左、グランドの確認だけですので予算はかなり安いです。
なんと総額539円(税込み)

ケーブルは、BX-S 0.08sqを使用しました。


作り方


ミノムシクリップについているキャップを外します。


ペンチでギザギザを引っかけると、外しやすいです。
また、力を入れすぎるとミノムシクリップが、変形してしまいますのでお気をつけ下さい。




ケーブルを、5mm程剥きます。



キャップを外したミノムシクリップに、ケーブルを引っかけ、はんだ付けします。



かしめて、ケーブルが抜けないようにします。



ケーブルの反対側からキャップを通し、クリップに被せます。

これでミノムシクリップ側の完成です!




ケーブルをツイストし、収縮チューブで止めます。
この時、長さは約10cm程が使いやすいです。



3.5mmステレオミニプラグのハウジングを、ケーブルに通します。
忘れないよう、お気をつけ下さい。



3.5mmステレオミニプラグを、はんだ付けします。



ハウジングを閉めたら完成です!



安く簡単に作れてケーブル修理が楽になる秘密道具のご紹介でした。
作っておくと、いざとという時、かなり楽になります。

以上!
金木でした!


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