こんにちは!
金木です!
大変な事が起こってしまいました!
細物ケーブルを絡ませてしまいました!
皆様ご存じのとおり、オヤイデ電気の販売している品物のほとんどは、切り売りのケーブルでして、絡ませないよう細心の注意を払って作業していますが、時には絡ませてしまう事があります。
そんな時は丁寧に解くか、戻す事が不可能の場合は破棄してしまいます。
今回は、私が絡ませてしまったケーブルを使いながら、解いていくコツを説明していきます。
という事で絡ませてしまったケーブルを用意しました。
⇩衝撃画像なので、心して見て下さい。⇩
モガミ電線 極細1芯シールド2444 200mです。
オヤイデで取り扱っている1芯シールドで1番細い物です。
細いシールド線なので、柔らかいが故に形が崩れやすく、
200mでカットした途端に写真のとおり、ぐにゃってなってしまいました。
やってしまった私は、仕事中に本気の「どうしよう……」が口からでてしまうレベルです。
破棄になる1歩手前なのですが、まだ元に戻せると考えた私は解く事にしました。
ダンゴムシみたいに丸まっている所を広げてみると、うわぁ……。
寒気がしてきました。
最後まで解くことができるか不安になってきますが、
今回は細物ケーブルを絡ませてしまった際の秘密道具を用意しました。
それがこちら。
P-1ボビンです。
今回のように細物ケーブルの場合は、ボビンに巻きながら解いていくと、解きやすいです。
ボビンに巻き始めてすぐ、このようにケーブルの内側に通ってしまって捻じれている所が出てきました。
このような時に、引っ張ってしまうと結び目ができてしまうので気を付けてください。
このような場合はボビンごと、内側に通っている所を通して解きます。
この作業をやりやすくするために、ボビンが必要なのです。
ケーブルが絡まってしまった際の面倒なトラブルは、ほとんどコレです。
後は根気よく解いていくだけです。
この根気よくって所が、一番大変なのですけどね(笑)
解く時に気を付けないといけない事がもう1つあります。
このようにクルクルしている場合。
通常は捻じれを直しながらボビンに巻いていきますが、
うっかり引っ張ってしまうと、よくない事が起こります。
引っ張った結果がこちら。
ケーブルに折り目がついてしまいます。
この場合、折れ曲がった所でケーブルの特性が変わってしまいます。
特性が変わってしまった部分は、ケーブルのプロとしては販売するわけには、いきませんから折れ曲がってしまった部分を切り取り破棄します。
密かに目標としていたケーブルを1度も切らずに解くが、達成できなくなってしまった瞬間でした。
⇩そうして根気よく解いて延べ10時間⇩
途中1回だけケーブルが折れたので切ってしまいましたが、
ようやく解き終わりました。
とんでもなく大変だったので、やはり絡ませない事が1番です。
万が一、絡ませてしまった際は上記2つの事を気を付けて解いて下さい。
そして、根気が何より大切です。
皆様もケーブルを扱う際は、お気をつけください。
以上!
金木でした!
0 件のコメント:
コメントを投稿