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2021年9月7日火曜日

銅箔テープの粘着面の導通性は本当に電気を通すのか!アルミ板に貼って確かめてみました!


こんにちは!
金木です!

今回は銅箔テープの粘着面についてです。

突然ですが問題です!




こちら、アルミ板に貼られた銅箔テープ3種類
上から
銅箔エンボステープ スコッチNo.2245
導電性粘着面の銅箔テープ CU7636R
普通の銅箔テープ #831S
この中で下地にしたアルミ板と導通している物はどれでしょうか?

⇩正解は後ほど⇩


まずは、使用している銅箔テープをご紹介いたします。

銅箔エンボステープ スコッチNo.2245

エンボス加工がされた銅箔にアクリル系粘着剤を塗布した銅箔テープです。
エンボスの凸部が、張り付けられた物と直接接触するため、安定した導通が取れます。



サイズは


粘着面にテスターを当てると、エンボス加工でデコボコしているため、導通が取れる箇所と取れない箇所があります。
はたして、エンボス加工のお陰で、アルミ板との導通は取れるのかッ!


銅箔シールドテープ 導電性粘着面

 CU7636R


アクリル系粘着剤に、ニッケル粉とカーボン繊維を混ぜた高性能粘着剤を使用した銅箔テープです。
粘着面に導電性がありますので、貼り重ねても安定した導通がとれます。


サイズは



裏面はカーボン繊維の色なのか真っ黒です。
もちろん、テスターを銅箔面と粘着面に当てると導通します。
安定した導電性の粘着面で上記の問題の正解の筆頭です。

銅箔テープ#831S


導電性・熱導電性及び加工性に優れた一般的な銅箔テープです。
比較的安価で取り扱いサイズも豊富にあります。

サイズは
があります。


アクリル系粘着剤を使用していて、銅箔面と粘着面に導電性はありません。
粘着面には導通性がありませんが……



さて、先ほどの問題に戻りましょう。

答えは全部アルミ板と導通していました。
#831Sは粘着面に導通性はありませんが、どうやら、しっかり貼り付けた際に銅箔テープの端っこが接触するみたいです。
何回やっても、同じ結果でした。
これには、私も予想外でした。

危うく#831Sの粘着面には、導電性は無いからと、前回のブログのテルミンの回路パターンの銅箔を重ねて作ってしまう所でした。
もし重ねていたら、間違いなく動作しなかった事でしょう。
重ねなくても、動作しなかったワケですが

今回わかった事は
#831Sは粘着面に導通が無いとは言え、しっかり貼ると、端っこが触れて導通してしまうので、導通させたくない所は、下に絶縁テープを貼る等、しっかりと絶縁する事が大事です。
●張り付けた物と安定した導通性が必要なら、CU7636RNo.2245がオススメです。


ここからはオマケ。

CU7636RNo.2245の個人的な使い分けをご紹介します。
ズバリ、ハンダ付けするか否かです。


こちらがアルミ板の上でハンダ付けした様子です。
下地がしっかりしていると、3つとも安定してハンダ付けでしますが、


こちらは画用紙の上。
右側のハンダが新しく垂らしたハンダなのですが、
このように柔らかい物の上ですと、CU7636R#831Sは熱で皺ができてしまいます。
この皺から、銅箔テープが切れやすくなってしまいます。
対して、No.2245は皺ができていません。
エンボス加工により、丈夫になっていますのでハンダ付けでも、ビクともしません。

銅箔テープにハンダ付けするならNo.2245がオススメです!

以上!金木でした!

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