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2021年10月29日金曜日

自作スピーカーで5.0chサラウンドをやってみた!!

~長年の夢が(数日限りでしたが💦かないました~

こんにちは、オヤイデ電気事務方担当(オーディオ好き)です。

今回は今年発売になった「これならできるスピーカー工作20217,700円(税込)と「これならできる特選スピーカーユニット2021年版オンキョー編」6,930円(税込)を作って5.chサラウンドをやってみました。


なぜ自作スピーカーでサラウンドか?

私が自作スピーカーでサラウンドをやろうと思ったきっかけは去年の「これならできるスピーカー工作2020」と「これならできる特選スピーカーユニット2020年版マークオーディオ編」のオヤイデブログを自分が書いた時に、金額的にもサイズ的にもサラウンドで使ったら面白そうだと思ったのがきっかけです。それと、私は2chステレオだけをずっとやってきて、自分の持っている映画や音楽ソフトに入っているサラウンドがどんなものか聴いてみたいとずっと思っていたというのもあります。

今年の自作スピーカーの特徴は?

これが今年の自作スピーカーの完成品です。          

完成したスピーカー

このスピーカーの特徴についてはオーディオ評論家の生形三郎先生が、以前にオヤイデYOU TUBEチャンネルで解説して下さっている回がありますので是非そちらをご覧下さい。

このスピーカーユニットは非常に凝った複雑な形状をしています。これはオンキョーの技術の方が限られたコストの中で色付けのない自然な音を目指した結果とのことです。

  

オンキョー製スピーカーユニット

また、今年も生形先生が設計されたエンクロージャーはダブルバスレフ型です。スピーカーの内部を2つの部屋に分けることでより豊かな低域を実現しているということです。

 

ダブルバスレフ型構造

内部配線セット、今年もやってます。

今年発売の「これならできるスピーカー工作2021」の中にも付属の内部配線材が付いていますが、オヤイデ電気の内部配線材でアップグレードして頂くと更にいい音になります。

内部配線材は2種類でセットは4パターンあります。1つは「2021 ONTOMO SP Oyaide Bronze Set」(オヤイデ ブロンズセット)5,500円。こちらは内部配線材3398-16、スピーカースパイクOSP(8個)と電磁波吸収テープ30cmが入ったセット。2つ目は「2021 ONTOMO SP Oyaide Silver Set」(オヤイデ シルバーセット)7,150円。こちらは内部配線材が4N純銀線でスピーカースパイクや電磁波吸収テープは先ほどのブロンズセットと同じものが入っています。

他にもスピーカースパイクが付いていないお求めやすい"LITE" Set(ライトセット)もご用意しています。詳しくはオヤイデオンラインショップをご覧下さい。

私の内部配線材の音の印象としては、3398-16は低域がよく伸びてなめらかな音になる印象。4N純銀線は高域がとても美しく繊細な印象を受けました。今回は映画の視聴もしたいので迫力のある音を目指して3398-165本全てのスピーカーに使うことにしました。

 

俺の自作スピーカー

私の作ったスピーカーについてですが、AVスピーカーというと黒にするとそれっぽいかなと思い、艶ありでスプレー塗装してみました。私は工作はあまり得意な方ではありませんが、それでもいい感じで出来ました。          

塗装したスピーカー

色まで塗ると一層愛着がわきますね。でフロントの3本だけ黒く塗装して後ろの2本は塗っていないスピーカーを使うことにしました。

 

AVアンプやアクセサリーなどシステムについて

テレビは東芝の液晶テレビ。

ブルーレイプレーヤーはパナソニックDP-UB9000。このプレーヤーにつないだ電源ケーブルはAXIS-303GX             

AXIS-303GX

私はAVアンプをもっていないので、今回マランツさんのご好意でお借りしたNR1711FNを使用。薄型の人気機種です。このアンプにはBLACK MAMBA-Σ V2をつなぎました。

NR1711FN
            

BLACK MAMBA-Σ V2


 これらの電源ケーブルはOCB-1 DXsOCB-1 DXsの旧タイプ)を介して壁コンセントから電源をとっています。      

       

OCB-1 DXs

       

 

 スピーカーケーブルには5本全てにEXPLORER V2 1.25を使いました。                        

EXPLORER V2 1.25

 

 スピーカースパイクには今回、INS-USを使用。                 

INS-US

 

フロントはこんな感じに設置しました。

   リアはこんな感じに・・・
                                 

 まずは映画を視聴

 用意したソフトは4K ULTLA HDで「レディ・プレーヤー1」と「インターステラー」。

レディ・プレーヤー1とインターステラー
 
ブルーレイディスクで「トランスフォーマー最後の騎士王」、「ワイルドスピード アイスレイク」、「ダンケルク」などです。                         
私は自宅でサラウンドをするのは今回が初めてで、サラウンドを比較するものが映画館と家電量販店などで視聴させてもらった経験くらいですが、実際に家で視聴してみてとても臨場感があったし、音の透明感もありました。自分だけのコンパクトな映画館がもてた感じです。やはりスピーカーの特性がフラットに近くないとこのようには聴こえないのではと思いました。
特に「インターステラー」のクライマックスで異次元に入っていく時の緊張感は2chでは得られないものだったし、アカデミー賞の録音賞と音響編集賞を受賞している「ダンケルク」では、音響の素晴らしさをこのシステムでも感じることが出来ました。

映画館と比べてしまうと地響きのような低域はさすがにむずかしいです。スーパーウーハ   ーを付けたらどんなだろうと想像しますが、ご近所の手前もあり私の8畳の部屋ではこれくらいがちょうどいいのかな、とも思います。

 

音楽ライブも視聴


TONY BENNETT&LADY GAGA    CHEEK TO CHEEK LIVE!

トニー・ベネットとレディ・ガガのライブを2ch Dolby True HD.chの設定で比較    試聴。

開始そうそうのオーディエンスの歓声に包まれる感じが2chとはまるで違いますね。2人の声もとてもきれいだし、2chよりも立体感が増して聴こえます。2ch以上に細かい音まで聴こえているように感じます。私は映画の音以上に気に入りました。これは実際に体験してみると、サラウンドで聴かないのはもったいないと思いました。


最後にブルーレイ・オーディオを試聴

サイモン・ラトルがベルリンフィルを指揮したシューマンの交響曲です。

シューマン:交響曲全集

このサラウンドは5.DTS-HD MA 24-bit/96kHzのデータが入っています。これも2chと5.chで比較してみます。

          視聴中の動画はコチラ

当たり前ですけど、2chは前から音の圧を感じていましたが、5.chにすると圧が分散されて全体的に音がおとなしく、静かになったように感じます。やはり響きの中に包まれている感じがします。これは、かなりリアのスピーカーからも楽器の音がはっきり出ているため、そう感じるのだろうと思います。トニー・ベネットとレディ・ガガでは、オーディエンスの歓声はリアのスピーカーからはっきり出ていましたが、ボーカルや楽器はホールの響きが入っているようで、それほど強い音ではありませんでした。私は自分でサラウンドをやるのは初めてなのでこういう音の作り方の違いが分かるのもとてもおもしろいですね。

 

まとめ

今回、自作スピーカーを使った5.chサラウンドで初めて自宅で映画や音楽ライブなどを視聴してみましたが、2chステレオとはまた違ったオーディオ体験をする事が出来ました。スケールダウンした映画館を自然な感じで聴くことが出来ました。楽しかったですね。内部配線のグレードアップセットを付けてもスピーカー1本あたり1万円くらいでいい音が出せたし、私のような初心者はこの辺から始めて徐々にシステムをグレードアップしていくのもありだと思いました。みなさんも是非、自作スピーカーを作って楽しんでみて下さい!

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