9月ってこんなに暑かったっけ?と毎年言っているような気がしている三浦です。
ですが、都内ではまだ日中35℃にまで行く日もあったりと、今年は本当に暑いですよね。
日中外出される際は、まだまだ熱中症対策を怠らぬようお気をつけて〜。
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さて、今日ご紹介するのは、こちら。
オーディオメーカーのアクロリンクとオヤイデ電気のコラボレーションによって開発された、7N高純度銅採用のハイエンドオーディオケーブルです。
オーディオ機器の内部配線、スピーカーケーブル、ヘッドホンケーブルなどにご利用頂けます。
弊社では一年近く前から店頭、オンラインショップにて展開していまして、至高の音を追及されるオーディオマニアの皆様からご好評頂いています。
そもそも7N銅とは?
オーディオケーブルなどで頻繁に耳にするNとは、ケーブルに使用している銅の純度を表したものになります。
例えば、オヤイデ電気オリジナルの精密導体102SSCをはじめとした多くの国内メーカーのオーディオケーブルは4N銅を使用していまして、これは純度99.99%のものになります。9(Nine)が4つあるから4Nと呼ばれていて、無酸素銅、OFC(Oxygen Free Copper)とも呼ばれています。
そうなると今回の7Nは、銅の純度が99.99999%という事になります。
私みたいな人間は、「もう100%でええやん」と思ってしまいますが、そうもいきません。
同じ銅でも純度が高い方が導電率も高くなります。
これにより、高品質で密度が高く、歪みのない音が生み出されるという事になります。
7N-D.U.C.C ACの特徴
まずは使用している導体です。
先述した通り7Nの高純度銅を使用していて、滑らかで歪みの少ない高解像度を実現しています。
D.U.C.C(Dia Ultra Crystallized Copper)とは三菱電線の登録商標で、銅の結晶組織を制御する事により、通常の数十倍以上の結晶にし、結晶の方向性を揃える事によって、伝送ロスを極限まで抑制した高純度導体です。
そこにアクロリンク独自のストレスフリー加工が加わります。
ストレスフリー加工は、導体同様にアクロリンクの大きな特徴です。これは、ケーブルに加わる様々な外部からの力に対して、独自の特殊焼鈍処理と高純度銅の特性によるセルフアニール現象によって、銅の組織を健全な状態に再生する効果です。
7N-D.U.C.C ACでは、これらのこだわり抜いた高純度銅をAWG16(1.25sq相当)の大容量でお届けします。
これによりどっしりとした量感の低域を得ることが出来、また線材が持つハイレベルな情報量を余す事なく活かす事が可能で、スピーカーケーブルとしてもお使い頂けます。
そしてアクロリンクといえば、ケーブルの被膜(シース)も特徴的です。
自社開発の高分子ポレオリフィンを採用する事により、優れた振動抑制効果と静電容量を得られます。
これにより帯域や位相のバランスのチューニング、音のスピード感やレスポンスを高いレベルで再生する事が可能になります。
7N-D.U.C.C ACの音質傾向としては、まず私が感じたのは、とてもスムースで滑らかだという点です。
キメが細かく品があり、左右前後の広がりを感じます。
優しいテクスチャで表現力豊かなので、聴いていてとても心地が良いです。
こちらの7N-D.U.C.C ACですが、昨年発売された音楽之友社様のMOOK本『ONTOMO MOOK スピーカーキット 2022』の拡張キットにも使用されていました!
『2022 ONTOMO SP MOOK Oyaide "SPECIAL" Set』
私楽器を弾くものでして、エフェクターのDCケーブルなんかでも使用したりしています。
楽器用途でも、歪みの少ない高解像度とスムーズなサウンドは健在です。
オーディオライクなサウンドですが、ふくよかで優しいテクスチャが用途によってはマッチします。
(正直なところ楽器で使うには、必要のない帯域まで出てくるのですが、、、後からEQでこねくり回します笑)
皆様もぜひお試し下さい♪
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なぜ音が良いのか?なぜこういった音になるのか?
ケーブルの構造を紐解いていくと、メーカーの様々なこだわりや思想が見えてきて、面白いですね。
今後も電線屋目線で面白い構造のケーブルがありましたら、ご紹介致します!
以上!
三浦でした〜。
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