こんにちは、葛下です。
突然ですが、皆様の『推しのケーブル』ってありますか？
やっぱ服でも鞄でも食べ物でも人それぞれ好みが分かれると思いますが、やはりケーブルの好みも人それぞれ分かれると思います。
と言っても服や鞄のように見た目では非常に判断が付きにくいモノなので、最初は人づてに教えて貰うしかないですよね。
勿論その為の我々店員なのですが、やはり店員個々によっても好みの差は出て来ますよね。
私は「迷ったらカナレ！」って感じでいつもカナレを薦めています。
そこで今回は私の推しケーブル「CANARE」をご紹介したいと思います。
『CANARE』
カナレと読みます。
たまに年配の方で「カレナ」とか言われる方がいらっしゃいますが、「カナレ」です。
また、稀に業界で「カメラ」の事を「キャメラ」と言うような感じで「カナレ」の事を「キャナレ」と言われる方がいらっしゃいます。
業界っぽい言い方はしなくて良いです。
「カナレ」は「カナレ」です。はい。
私がなぜカナレが推しなのかと言うと、私がバンドをやっていた３５年ほど前ではギターシールドと言えばほぼカナレ一択でしたし、
やはり一番馴染みのあるメーカーです。
そしてなんと言っても１番の利点はしなやかで使い易く、それでいて丈夫なトコロです。
スベスベした手触り感も私は好きです。
ちなみに私はベルデンのしっとり感が苦手です…
レコーディングスタジオでも多く使われており、昔からカナレを使っていれば安心的なトコがありますからね。
中でも私がお勧めなのは「ＧＳ６」
１芯のシールドケーブルなんですが、素材はＯＦＣ（無酸素銅）を使っております。
最大の魅力は芯線の太さで、1.0sqと言う楽器のシールドケーブルの中でもトップクラスの太さです。
ＭＯＧＡＭＩの定番シールド「２５２４」と比較しても芯線の太さがこれだけ違います。
当然芯線が太いとそれだけ信号量が多くなる訳ですから低音が出易くなります。
そしてシールドもしっかりしています。
「２５２４」(下)は横巻シールドなのに対して「ＧＳ６」はしっかりとした編組シールドになってます。
それなのにこのしなやかさ！
そして、私がカナレを推す理由の一つとして、加工がし易い！
楽器シールドって絶縁体の周りにこのような導電ビニールや導電クロスが巻いてあるモノが多いのですが、
これがメーカーによってはかなり剥き辛いモノがあるのですが、「ＧＳ６」は少しハサミで切れ目を入れるだけでスッコーン！って剥けます。
スッコーン！！って剥けます。（２回言うたった・・・）
この様に使うだけの人にも加工する人にも大変勝手が良いケーブルなのです。
カナレのケーブルって他にも種類は沢山ありますけど、みんな加工し易いです。
なのでケーブル作製初心者の方には絶対私は勧めております。
ちなみにこの紹介した「ＧＳ６」、ギターシールドだけではなくＲＣＡを付けてＬＩＮＥケーブルとして使っても良い味を出します。
前の職場で赤白ペアでＲＣＡを付けてオーディオケーブルとして売っていたのですが、大変評判が良かったです。
オヤイデ電気でも何度か作って表に置いてましたが、いつも知らない内に売れてます（笑）
また暇があれば作って置いておきます。
以上、私葛下の推しケーブル、キャ…カナレの「ＧＳ６」でした〜
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