こんにちは!
金木です。
あけましておめでとうございます。
本年もオヤイデ電気をよろしくお願いいたします。
さて、前回の週刊サンデンの
絶縁被覆の行方
配線材に30秒間はんだこてを当てるとどうなるか実際に検証したのですが、
思っていたより変化がなかったし、かなり地味なブログになってしまいました。
そこで私はなにが足らなかったのか考えました。
そうだ!はんだ!予備はんだ!
予備はんだをしたら変化がわかりやすいはず!
ということで今回の週刊サンデンは前回と同じ配線材に
予備はんだをして約20秒ほど温めてどう変化するか試してみました!
早速前回の配線材を剝きなおしました。
この線材たちに今からいつもより長く加熱し、はんだを多くして予備はんだを行っていきます。
今回は耐熱の高い順で
タナフロン
RSCB
BX-S
UL1007
KV
の順番でやっていきます。
タナフロン
フッ素樹脂被覆の配線材です。
耐熱温度は200℃で前回は全く変化がありませんでした。
先に言ってしまうと今回も変化がありません!!
取り回しが少し硬いですが、はんだでも被覆が溶けない配線材です。
写真ですと0.5mm被覆が後退したようにみえますが、被覆に変化はありませんでした。
RSCB
ご覧の通り全く変化がございません。
BX-S
予備はんだ前:9mm
予備はんだ後:10mm
約1mm被覆が後退し、根本にツヤが出ました。
多少溶けはしますがあまり被覆の後退はおきませんでした。
UL1007
予備はんだ前:10mm
予備はんだ後:13mm
これこれ!これを期待していたのです。
被覆が3mm後退して根本が焦げました。
こんな派手な変化をまっていました。
KV
予備はんだ前:10mm
予備はんだ後:12.5mm
被覆が2.5mm後退し、根本が焦げた上にボコボコになりました。
今回試した中では一番変化がありました。
これは予備はんだ時に要注意ですね。
ということで今回は派手に変化があり個人的には満足しています。
しかし被覆が後退してしまうのを恐れることはございません。
普段はここまで加熱時間とはんだを多くしませんし、
ビニール線でも約3mm程長くしてあげれば短くなりすぎてはんだ付けができない!!なんてことが少なくなります!
溶けて後退しやすい被覆でもうまく向き合ってあげればきちんと応えてくれます。
これで今年も良い自作ライフを!
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