ページ

2021年3月27日土曜日

良いケーブルとは

こんにちは、葛下です。

気が付けば桜も満開ですね。

緊急事態宣言も解除されて、ライブなんか行ったりしてストレス発散したいですよね~

ライブと言えば、バンド。

バンドと言えば楽器。


 当店では楽器用のケーブルも沢山置いております。

 (持って行き方が多少強引な感がありますが…(笑))

 

そこで楽器用ケーブルをお求めに来られたお客さんに言われて、いつも頭を悩ます言葉があります。


 「ちょっと良いシールドケーブルが欲しいんですけど!」


ん〜…

良いケーブル…

何をもってして…


 しかも「ちょっと」って…💦


一概に「良い」と言っても色々な定義があるんですよね。

 音質が「良い」、のか取り回しが「良い」のか、耐久性が「良い」のか…

 おそらく大半は音質の事をおっしゃってるお客様が多いと思うんですけど。

 我々としましたら、まず欲しい情報としまして、


今現在どういった環境でどういったケーブルを使っているのか。


 その上で、「もうちょっと高域が欲しいんだよな~」とか、「もっと柔らかい音が良いんだよね~」とか具体的な意見を頂くと非常にありがたいのです。

 何事にも比較対象は重要なのです。


 私、前職でバーテンダーをやっておりまして、

そこでワンショット(30ml)で4000円ぐらいする山崎18年とか響21年とかがありました。

でね、日頃ウイスキーとかあまり飲まない人がいきなり山崎18年を飲んでも絶対美味しさなんて判らないと思うんですよ。

 高額ウイスキーと言うのは、日頃サントリーの「角瓶」とか「Old」とか飲んでるお父さんが

 「今日はボーナスが入ったからたまには奮発するか!」

と勢いをつけて飲んでこそ


 わおぅ❤️


 ってなるんですよ。(笑)

 それと同じで、いきなり値段が高いケーブルを購入されても良さが判らないと思うんですよね~!

 音質なんかは特にそう思うんですよ。

 それに値段が高いケーブルを買ったからと言って必ずしも自分の好みの音が出るとは限らないですし。


 良い例を挙げると、毎年正月に「芸能人格付けチェック」の番組があるじゃないですか。

 今年も数億円するストラディなんとかって言うバイオリンと、数万円のバイオリンを聴き比べて数億円の方を当てるっていうのをやってましたね。

 で、回答者の答えは綺麗に半分に分かれるんですよね。


 これなんですよ。


 別に数万円の方のバイオリンを選んだ人は、その音が好きだと思ったんだからそれで良いと思うんですよね。

 まあクイズだから正解不正解はあるけど、音に正解不正解なんて無いんですよ。

 自分が聞きやすいと思った音が一番自分に合ってる音なんです。


 要は好みなんですよ。


 十人十耳と言われるように(言われないが)、人によっても音の聞こえ方が違うんですよね。

 私みたいなおじさんは高音の周波数帯が聞こえ辛くなるとか…そんな事はどうでもいいとして…

だから色んなケーブルを試して、いかに自分の好みの音を見つけて行くかってのが楽しいし醍醐味だと思います。

 いきなり値段の高いケーブルを買うんだったら、どうせならそのお金でいろんな種類のケーブルを買って聴き比べてみるのも良いと思います。


 と、ケーブル屋のくせに「好みですから!」と他人任せで終わらすのもどうかと思いますので💦、ここで定番の楽器シールドを簡単に何種類か紹介しておきます。

 まあ参考になればと・・・


 まずは定番ギターシールドCANAREの「GS6」

CANARE GS6 税込¥380-/m


私が楽器をやっていた頃(30年程前)は楽器屋で売ってるシールドと言えば殆どコレでした。

 非常に柔軟性があって取り回しがよく、耐久性に優れているのでPAやスタジオなんかでもよく使われています。

 特に癖なのない音質で何にでも合わせ易いです。


 次にこれも定番のMOGAMI「2524」

mogami  2524 税込¥176-/m


 良い意味で平凡、癖が無くスッキリとした感じの音質です。

 比較的MOGAMIのケーブルは全体的に癖が無いですし、お値段も安いので最初に使って比較対象にするのも良いと思います。


 お次はやはりBELDEN。

 BELDENでは「8412」「9778」「9395」が3兄弟と言われております。

ざっくり言いますと(ホントにざっくりね)、

BELDEN 9778 税込¥418-/m


 「9778」は低音が出にくい反面中音域から高音域が強調されます。 テレキャスターでカッティングなんて人には最適かも。

BELDEN 8412 税込¥748-/m


 「8412」は中音域が強く全体的に音圧を感じます。

 まあ、「8412」はBERDENを試したいという方にとって定番中の定番です。

 ちょっと外径が太目で多少固いので取り回しと言う面では少し劣るかも・・・

BELDEN 9395 税込¥440-/m


 「9395」は 中音域から低音域が強めに出ます。 ベースやヘビィサウンドのギター向けですかね。

 BELDENのケーブルは全体的にパワフルな印象です。


 あとはやはり自社製品も紹介しとかないとね(笑)

 OYAIDEではプラグ付のギターシールドの完成品として3種類用意しております。

 QAC-222G SS

 QAC-222G LS

QAC-222G SS 3m 税込¥5,500_ /  LS 3m 税込¥5,720_

QAC-222G SS 5m 税込¥7,040_ / LS 5m 税込¥7,260_

QAC-222G SS 7m 税込¥8,580_ / LS 7m 税込¥8,800_



Force'77G SS

Force’77G LS

Force'77G SS 3m 税込¥4,730_ / LS 3m 税込¥4,950_

Force'77G SS 5m 税込¥5,830_ / LS 5m 税込¥6,050_

Force'77G SS 7m 税込¥6,930_ / LS 7m 税込¥7,150_



G-spotケーブル SS

G-spotケーブル LS


G-spotケーブル SS 税込 ¥3,960_ /LS 税込 ¥4,180_ 

G-spotケーブル SS 税込 ¥5,115_ /LS 税込 ¥5,335_

G-spotケーブル SS 税込 ¥6,270_ /LS 税込 ¥6,490_


SS/LS はプラグの形がストレートかL型って事です。

 この3つに関しては、私が実際にベースで試した個人的な感想を述べたいと思います。

 あくまでも個人的見解ですからご了承を。


 QAC-222Gは一言で言って、美しい感じの音。

 高音に伸びがあって、美しく非常にクリアな感じを受けました。


 Force’77Gは、良く言うと落ち着いた感じ、悪く言うと少し籠った感を感じました。

 30年前にゴリゴリのハードロッカーだった私には少し物足りない感じを感じましたね~


 で、G-spot。

 中音・低音域がぐっと出て、非常にパワフルさを感じました。 私は非常にゴリゴリ系のベーシストだったのでこのケーブルが一番好みの音でした。

 色もカッコ良い!

 ゴリゴリ系の方には是非お勧めです。


 先に述べたようにこれはあくまでも個人的見解ですから使った事のある人は「え~!?」ってのは無しね(笑)

 人によって好みも聞こえ方は違うんですから!!💦


 と、定番のケーブルのみを紹介しましたが、オヤイデ電気ではその他もっともっと沢山の種類のケーブルを用意しておりますので、 気軽に相談して、色々試して好みの音を見つけてくださいね!!

 現役のバンドマンもおりますので私なんかより詳しく説明してくれますよ!(笑)

 以上葛下でした。





0 件のコメント:

コメントを投稿