気が付けば9月も後半…
気を抜くともう年末…
早い…早すぎる…
こんにちは、葛下です。
弊社のオリジナルケーブルでQAC222(G)と言うケーブルがあります。
非常に高音に伸びがあってクリアな音質でギターシールドなんかに最適です。
このケーブル、2芯シールドケーブルなんですが、構造が2芯の上にさらに絶縁体が被っています。
この絶縁体がある事によって、制振効果等に非常に優れているのですが、加工する時には厄介なんです。
何も考えずにハサミで絶縁体をカットすると大抵こうなります。
中の芯線の被覆まで切っちゃうんです。
2芯が入っているんで形としては楕円形になるので2芯が重なっている外壁部分の絶縁体が非常に薄いんですよ。
楕円なので普通のストリッパーを使って剥く事も出来ません。
さて、何か良い方法は無いものかと考えていると、
ありました。
万能ストリッパーが。
その名もジャケッパ。
開けっぱでも、やりっぱでも、つるっぱでもありません。ましてゲロッパでもありません。
ジャケッパ。
この部分にケーブルを挟んでクルッと回して被覆を剥くのです。
刃を出す幅は調整が出来ますので色んな太さのケーブルに対応出来ます。
刃の部分は普通のカッターナイフの刃を取り付けてありますので交換が楽ですね。
で、このジャケッパの刃を極力少なく出すように調整して、先程の絶縁体を挟み、回します。
薄く切れ目が付く程度でいいんです。なんせ被覆が薄いですから芯線にすぐ傷が付きます。
で、この様に切れ目にそってケーブルを曲げてやるとパチンッと被覆が割れます。
この作業を4方向でやると完全に被覆が離れます。
そして引っ張って取ると…
美しい!!(笑)
ちなみに抜け殻の絶縁体です。
ケーブルの外縁部分が非常に薄くなっているのが判りますよね。
この薄さをハサミでカットしようとなると相当な慎重さが必要になります。
便利な万能ストリッパー、
その名もジャケッパ。
覚えましたか?
以上、前髪を上げると結構デコッぱの葛下でした…
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