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2024年10月11日金曜日

新製品「SCI-04」・高品質USB4ケーブル

2024年10月18日(金)新発売!
【SCI-04 製品詳細ページはこちらから】

https://www.neo-w.com/neo_cables/digital_cables/sci-04/


オヤイデ電気は、プロフェッショナルなデジタルレコーディング環境の最先端を照準としたThunderbolt3互換USB4ケーブル「SCI-04」を発売します。USB4の多機能性により、音楽制作以外にもあらゆる用途でお使いいただけるのが魅力です。

昨今USB規格の高速通信化と互換性の多様化に伴い、プロのレコーディング現場ではThunderbolt接続やUSB2.0以上の機材が増え続けています。さらには音楽/映像制作環境のUSB Type-C化が加速し、ドッキングステーションやMacBook Proをシステムの中枢としているユーザーも珍しくありません。

私たちはデータ転送における基本概念を踏まえ、ノイズ対策や優れた電気的特性などアナログ環境におけるアプローチも応用しました。これにより確実なノイズ対策と高品質なケーブル設計を実現したのがUSB4ケーブル「SCI-04」です。

またオヤイデ電気が展開するDJ向けブランド「d+」では、ハイクオリティなUSBケーブルを全世界に多数展開しています。累計30万本以上の出荷実績を持つd+USBケーブルの信頼性は、もちろん「SCI-04」の高い品質にも反映されています。

新製品「SCI-04」は、プロフェッショナルな現場でも信頼できる性能を発揮するだけでなく、ゲーミングや映像制作者向けのDisplayPort Alt Modeや、スマホやノートPCの高速充電に対応するUSB Power Deliveryなど、多岐にわたる用途にお使いいただくことで、よりグレードアップした性能を体感できます。ユーザーの声に対して真摯に向き合ってきたオヤイデ電気が満を持してリリースする、これぞ次世代モデルのUSB4ケーブルです。

SCI-04の特徴

●高性能導体と電力線の強化
「SCI-04」の導体は「厚肉銀メッキ高純度無酸素銅」を採用することで、高速通信時における導体表皮効果を改善し、伝送効率を向上させています。また、AWG21まで強化された電力線によりバスパワー駆動機器やソフトウェアの安定性も向上しました。

●万全なノイズ対策
信号路は三重シールド(錫メッキ銅編組シールド、アルミマイラーテープ、銅マイラーテープ)によりノイズ耐性を高めた極細同軸構造を採用し、一般的なUSB4ケーブル(ツイストペア)に比べて伝導ノイズレベルを約25%低減しています。その結果、輻射ノイズによる干渉を防ぎ、安定した転送性能を誇ります。

●優れたコネクター設計
USB Type-Cコネクターには金属的バネ性と導電性に優れた「コルソン系合金」を採用。挿抜耐久性と伝送効率を高めた、信頼性の高いType-Cコネクターを搭載しています。さらに、オヤイデ/NEOロゴがプリントされたアルミニウムカバーとPVC樹脂の組み合わせは共振周波数を抑制し、端子への微振動を制御しています。
またコネクター内部はアルミニウムカバー+シェルシールドによりケーブル接合部をノイズから360度保護し、ケーブル末端までシールド効果の向上を追求しています。

デジタル転送においては反射ノイズを抑えるためにコネクター部の精度が重要になります。合計15芯で構成されたUSB4ケーブルは、完全自動化された最先端のハンダ接合処理により接点ロスを抑えることでインピーダンス整合性を保っています。

●耐久性の高い構造
「SCI-04」は加水分解の恐れが少ない高品質な専用TPEシース材を採用しています。高耐久性と柔軟性を実現し、長期使用においても優れたパフォーマンスを発揮します。
ケーブル外径と性能は比例する関係にありますが、SCI-04は取り回しの良さと耐久性とのバランスを重要視しました。特にプロの現場を想定し、利便性・耐久性・伝送性能のバランスを熟慮した結果、ケーブル外径は5.3mmと太めの設計を採用しています。

●目を惹くカラーデザイン
ケーブルカラーは「マットブラック」を採用。コンセプチュアルなステージにおいて、機材のケーブルカラーが制限される現場も増えていることに配慮しています。これに反してステージ上のセッティングやリカバリーなどの設営・オペレーションにおいてはケーブルの視認性も重要となります。そこでコネクターカバーに「ゴールドアルマイト」の視覚的アクセントを追加し、高級感と視認性が向上しました。

●最先端のUSB4規格
USB4はあらゆるUSB Type-Cインターフェースと互換性を持っています。プロフェッショナルなレコーディング環境でスタンダードになっているThunderbolt3との互換性を持っており、もちろんカスケード接続にも対応します。さらにはUSB2.0~USB3.2と下位互換をしているので、あらゆるUSB Type-C機器に使用することができます。

他にもDisplayPort Alt Modeを用いた映像制作/ゲーミング向けのディスプレイ・モニター接続や、iPhone および iPad (USB Type-C接続)などDP Alt Modeに対応したスマホの映像出力USB Power Delivery(最大60W)による高速充電/給電にも対応し、多種多様なUSB Type-C環境のグレードアップを実現します。

●世界基準の品質管理
コンパクトで利便性の高いType-C コネクター。小さく持ち運びやすいからこそ、耐久性の確保は不可欠です。「SCI-04」は徹底した品質管理の基で製造され、厳しいテストを通過したものだけが出荷されていきます。

挿抜耐久性、屈曲耐久性、荷重耐久性という実使用状況下のテストだけでなく、特性インピーダンステストであるTDR(Time Domain Reflectometry:時間領域反射)試験、環境面では高低差80℃以上の高温、低温環境下で48時間以上設置しケーブルの状態および電気特性の試験、加えて80%以上の湿度下や紫外線照射テストを経て、すべての試験をパスしたものだけが製品化されます。

●多彩なラインナップ
ケーブル長は0.7mから2.5mまで計4種類をご用意。「SCI-04 0.7m」は最大40Gbpsの転送速度に対応し、「1.2m」「1.8m」「2.5m」は最大20Gbpsの転送速度に対応しています。
また耐ノイズ性能を引き上げたことにより転送可能距離を2.5mまで延ばすことに成功。高い品質を保持しつつ、機材配置の自由度も拡張することができます。

製品ラインナップ

商品名

JAN

実勢価格(税込)

SCI-04/0.7m

4582387110092

9,240

SCI-04/1.2m

4582387110108

11,440

SCI-04/1.8m

4582387110115

14,080

SCI-04/2.5m

4582387110122

17,930


0.7m物はケーブル長を短くすることでノイズレベルも抑えられるため、最も音質的な恩恵が得られやすいです。また、最大40Gbpsの転送速度に対応するため「ドッキングステーション」のホストケーブルとしても最適です。

1.2m物/1.8m物は標準的な長さに近いため、多くのユーザーの選択肢となり得ます。オーディオインターフェース用USB/Thunderbolt3互換ケーブルとして、まずはどちらかの長さを検討いただくことをお勧めします。

実は、2.5m物には大きなメリットがあります。Thunderbolt3ケーブル(パッシブ)は最大2.0mまでと規定されているため、ケーブル長が足りず、オーディオインターフェースの配置場所に困っているユーザーが多数いらっしゃいました。高品質なThunderbolt3互換ケーブルとしてグレードアップしつつ、この50cmの延長により機材の設置場所や取り回し面が解消されるので、多くの機材を持っているユーザーほど重宝すること間違いなし!
※Thunderbolt4以降は3m物もありますが、純正品はかなり高価です・・・。

Q&A

SCI-04を導入するための予備知識として、「USB4ケーブル」について補足説明させていただきます。

Q:「USB4」とは何ですか?
A:2019年に登場したUSBの最新規格です。最大40Gbpsの高速データ転送に対応しており、大量のデータ転送をより高速に行えるようになりました。コネクタ形状はUSB Type-Cに統一されており、端子の裏表を気にせずに接続できます。(2022年には最大80Gbpsに対応したUSB4 Ver2.0も発表されています。)
USB4はThunderbolt3/DisplayPort Alt Mode/USB2.0~3.2/USB PowerDelivery(USB PD)など、幅広い互換性により多目的な使用用途に活用できる点が特徴です。
※Thunderboltは、IntelとAppleが共同開発した高速データ通信規格です。

Q:SCI-04で音質的な恩恵を得られる使用方法を教えてください。
A:主に「アイソクロナス転送」を行っている時が該当します。例えば下記のようなシチュエーションが想定されます。
  • オーディオインターフェースから出力されるLINE OUT、MONITOR OUT、HEADPHONE OUTの音質
  • USB Type-C接続を用いてリアルタイムに音声を転送するタイプの配信用マイクや楽器の音質
他にもバスパワー駆動やMacBook Proなど、USB Type-C給電の電源改善による影響も想定されます。

音質的な恩恵の他にはDisplayPort Alt Modeを使用し、ディスプレイ・モニターに出力される映像の色調やコントラストの改善にも寄与します。

Q:SCI-04の転送可能速度は「最大40Gbps」「最大20Gbps」とありますが、速度は早い方が音質向上しますか?
A:いいえ、転送可能速度によって音質は変わりません。ただし物理的な長さによってノイズレベルは変動するため、短いケーブルの方がノイズに対して有利ではあります。

Q:SCI-04はケーブル長によって「最大40Gbps」「最大20Gbps」とありますが、それぞれ違うケーブルを使用しているのですか?
A:いいえ、全て同じケーブルを使用しています。最大40Gbpsに準拠するケーブルを使用したとしても、USB4規格ではケーブル長により転送可能速度が制限されるためです。

Q:音声デジタルデータ・ファイルを保存・コピーする際に、SCI-04を通すことで音質は変わりますか?
A:該当の使用方法で音質は変わりません。デジタルデータを保存・コピーする場合は「バルク転送方式」が主流となり、入力データに対してエラー訂正が行われますので、出力データには一切影響を及ぼしません。

Q:DisplayPort Alt Modeを使って、iPhone および iPad (Type-C接続)などスマホの映像を出力したいが、ディスプレイ・モニターにHDMI入力しかありません。Type-C→HDMI変換アダプターを使えば映像を出力できますか?
A:はい、出力できます。

Q:USB Power Delivery(USB PD)において、SCI-04は100W出力に対応しますか?
A:SCI-04は60Wまで対応します。2021年にUSB PD規格から100W対応品の認証が取り消されており、SCI-04は最新の認証基準により製造しています。60Wを超える性能が必要な場合はUSB PD EPRという別規格のUSBケーブルが必要になります。


●オーディオ環境におけるUSBケーブルについて
USB接続におけるデータ転送方法は様々ですが、リアルタイムに音声/映像を転送する場合はアイソクロナス転送が一般的です。アイソクロナス転送はエラー訂正が行われないため、オーディオにおけるUSBケーブルはノイズ混入を抑制することが最も重要です。特に高速通信化が進んだUSB4規格においては電磁波や伝導ノイズの影響、インピーダンスの整合性、電気信号の減衰、コネクター接点部分の安定性など様々な要因に対する綿密な設計が必要となります。

またデジタルオーディオにおいて、クロック信号の品質が音質に影響を及ぼすことは広く知られています。クロック信号は電源の質やノイズ対策がAD/DA変換時に影響を及ぼすため、USBケーブルの電力線を用いて内部クロックを駆動しているオーディオインターフェース等においては、意外にも電源が重要なファクターとなります。

※Thunderbolt、MacBook Pro、iPhone、iPadは、米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標です。
※ご使用機器の仕様や性能により、一部機器でご使用いただけない場合があります。


【商品ページはこちらから】

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