こんにちは。
2025年最初の買い物はお高いドライヤーだった鈴木です。
ここ数年は、生活の質を少しでも上げるべく、毎日使う生活家電のアップデートを進めています。
本当は30万円くらいする乾燥機能付きドラム式洗濯機が欲しかったのですが、洗濯機を置く予定の脱衣所のドア幅が、あと2cm足りず通らないという悲しい現実に…南無…。
ところで皆さん、洗濯機をはじめとする家電製品の電源プラグについているアース端子、見たことはありますか?
見た目は、だいたいこんな感じの形をしています。
いやいや、コンセントって穴2つしかないやん。3本もあったら刺さらないやん。
…そう思った方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
その通りです。実は、アース端子は主に洗濯機や冷蔵庫、エアコンなど、水回りに関わる家電製品に多く使われています。
普段使うコンセントでアース端子が見当たらなくても、台所や脱衣所など、普段は抜き差ししない場所のコンセントを探すと、意外と見つかることがあります。
では、この「アース端子」、一体どんな目的で搭載されているのでしょうか?
早速結論から申し上げますと、アース端子の目的は一般的に「感電防止」です。
とはいえ、アース端子をつないでいないと必ずしも感電してしまうわけではありません。実は、電気製品が正常な状態であれば特に必要としないのです。
では、なぜ一部の家電製品にアース端子がついているのでしょうか?
それは、電気製品が**「正常でない状態」**になったときにこそ、アース端子の重要性が発揮されるからです。
では、この「正常でない状態」とは一体何でしょうか。
答えはずばり、**「漏電」や「過電圧」**です。
〇「漏電」とは・・・
漏電とは、機械内部の電気の流れが、本来通るべき配線や回路を外れて流れてしまうことを指します。
「経年劣化」「ネズミ・虫・ペットなどがかじったりして破損」「浸水」などが原因で、本来電気を通しにくいはずの絶縁処理がされたパーツから、電気が本来流れない部分に流れてしまうことがあるのです。
〇「過電圧」とは・・・
過電圧とは、機器の設計上の許容を超えて電圧がかかってしまうことを指します。
主に「落雷」や「トランスの故障」などが原因で起こります。
では、漏電や過電圧が起きると、何が危ないのでしょうか。
簡単に言うと、**「機器の故障」や「感電」、そして「火災の原因」**になり得るのです。
静電気のようにパチッときて「痛っ!」で済むならまだしも、場合によっては死亡事故につながることもあります。
過去には、これが原因で地域一帯が火の海になったケースもあったそうです。
こうした事故を未然に防ぐために、正常でない電気を地面に逃がす役割を持った保安用接地、つまりアース端子が必要なのです。
アースの効果
では、実際にアース端子がどんな働きをするのかを見てみましょう。
アースの役割は、電気製品の筐体などに流れた(漏電した)電気を地面に逃がすことです。
これによって、製品の筐体は大地と同じ電位になり、安全が保たれます。
もし、漏電した電気を地面に逃がしていない洗濯機に触ってしまうと、触った場所から体を通って地面に電気が流れます。
これが、いわゆる感電です。
しかし、アース(設置工事)がされている場合は安心です。
漏電が起きても、電気はアース端子の方に流れるため、触っても体に電気が流れることはありません。
つまり、アースがあることで感電のリスクを大幅に減らせるのです。
アース(設置工事)をきちんと行うことで、現代の生活に欠かせない家電製品をというわけですね。
ちなみに、設置工事の詳しい構造については下記のサイトが分かりやすくてお勧めです。
アース端子の種類
コンセントの形状は世界中でさまざまですが、日本で一般的に普及しているアース端子の代表例は、主に以下の2種類です。
・3P仕様
・2P+アース線仕様
●画像:2P+アース線
どちらのアース端子も、機能としてはまったく同じです。
ただし、対応するコンセントの形が違うため、使用時には注意が必要です。
ちなみに、これらを互いに変換するプラグも市販されています。
購入した製品のアース端子が自宅のコンセントと合わない場合は、変換プラグを使うことで接続が可能です。
・3P→2P+アース線
明工社
・2P+アース線→3P
明工社
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、生活家電のアースの役割について簡単に解説させていただきました。
・アース端子の目的は、万が一の感電防止のためにある
・アース端子の形状はいくつかありますが、基本的に変換プラグで対応可能
便利な家電製品を安全に使うために欠かせない機能だったんですね。
ちなみに、オーディオなどの音響機器では、アースは少し違った目的も持っています。
やっていること自体は同じで「大地と同電位にすること」ですが、主な目的は機器の動作を安定させるための基準作りだったりするんです。
詳しくは、また別の機会に・・・
少しだけオーディオにも踏み込んだ続編、ございます。
冬場の布団乾燥機と加湿器は神。
毎日使う物ほどお金を掛けるべきだと思う鈴木でした。
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