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2024年5月8日水曜日

実証!ツイスト線はピッチで長さが変わる? featuring DC-3398LL

ツイスト線はピッチで長さが変わる?

DC-3398LLのツイストをきつくしたり、緩くしたりして、長さが変わるのかを検証してみました!

検証に使用するツイスト線
DC-3398LL

3398-18白×黒をツイストしたコードを使用しています。
10cm/20cm/30cm/50cm/90cmの計5種類をラインナップ。

長さの測り方

画像はDC-3398LL 10cm物
製品では画像のように計測したものを標準長としています。
「意外と短く見える」って思いませんでしたか?自分もそう思ってました!

じゃあツイストを緩めたら長くなるのか?と気になりましたので、早速検証していきましょう!

実測!

DC-3398LL 10cm物
10cm物を1ピッチ緩くしています。
結果:約10.3cm

あんま変わらない!!

DC-3398LL 10cm物
10cm物を1ピッチ多くしています。
結果:約9.7cm

ちょっと短くなった!

これで1ピッチ±0.3cmという方程式が生まれました。
10cm物に関してはほぼ変わらないと考えて良いでしょう。



DC-3398LL 20cm物
2ピッチ緩くしています。
結果:約20.6cm

DC-3398LL 20cm物
ゴリゴリ限界までツイストをきつくしました。
結果:約18.8cm

ケーブルが長くなった分、ツイストピッチを過剰にきつくすることができました。
±1cm程度ですが、ボード内の微調整にはかなり効きそうです。



DC-3398LL 30cm物
定規の中に収まる程度に、雰囲気ツイストを緩くしました。
結果:約31cm

DC-3398LL 30cm物
さらにゴリゴリ限界までツイストをきつくしました。
結果:約27.7cm

30cm物になってくると、かなりツイストピッチを狭くできました。
約-2cmは視覚的にもかなり大きな差になりそうです。

DC-3398LL 30cm
(上)製品仕様
(下)限界までツイストピッチをきつくしたもの



結論、ツイストを緩めても大して変わらないけど、きつく撚るとかなり短くなることが分かりました。
「50cm物」「90cm物」は画像で伝えにくかったので、きつくした時の結果だけお伝えします。

【DC-3398LL 50cm物】
→約46.5cm

【DC-3398LL 90cm物】
→約83cm

90cm物はかなり調整が効きそうですね!

おまけ

ツイスト線のメリットは長さの調整だけではありません。
プラグの向きを360度調整できるので、クランク(プラグが左右同じ方向を向いている)仕様もDIYできます。

ツイストを調整すればこんな形状も簡単!

プラグの向きもエフェクターボード製作上では重要になってきますので、ツイスト線を採用するメリットも享受できるでしょう!

最後に・・・


強ピッチ・ブラザーズ

「じゃあ最初からツイストピッチをきつくすれば、緩めた時に長さが出るのでは?」
という疑問が湧くと思われます。

しかしツイストの強さは「音質」に大きな影響を与えてしまいますので、必ずしもツイストを強くすれば良いとは言い切れません。

線材に強いテンションがかかるようなツイスト線は「線材にかかるテンション→金属に対する負荷」の影響も出てきます。
これによる影響は「レンジが狭くなり、音像感が強く出る傾向」になることが多いです。
本来DC-3398LLはレンジが広い傾向にあるので、逆に「レンジが広すぎる!」ということであれば、敢えてピッチをきつくするテクニックも使えそうですね!

DC-3398LLの長さをちょっと短くしたいんだよな~というニッチな悩みをお持ちの方、是非お試しくださいませ!

以上、原田でした。

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