ツイスト線はピッチで長さが変わる?
DC-3398LLのツイストをきつくしたり、緩くしたりして、長さが変わるのかを検証してみました!
検証に使用するツイスト線 DC-3398LL 3398-18白×黒をツイストしたコードを使用しています。 10cm/20cm/30cm/50cm/90cmの計5種類をラインナップ。 |
長さの測り方
画像はDC-3398LL 10cm物 |
製品では画像のように計測したものを標準長としています。
「意外と短く見える」って思いませんでしたか?自分もそう思ってました!
じゃあツイストを緩めたら長くなるのか?と気になりましたので、早速検証していきましょう!
実測!
DC-3398LL 10cm物 10cm物を1ピッチ緩くしています。 結果:約10.3cm |
あんま変わらない!!
DC-3398LL 10cm物 10cm物を1ピッチ多くしています。 結果:約9.7cm |
ちょっと短くなった!
これで1ピッチ±0.3cmという方程式が生まれました。
10cm物に関してはほぼ変わらないと考えて良いでしょう。
DC-3398LL 20cm物 2ピッチ緩くしています。 結果:約20.6cm |
DC-3398LL 20cm物 ゴリゴリ限界までツイストをきつくしました。 結果:約18.8cm |
ケーブルが長くなった分、ツイストピッチを過剰にきつくすることができました。
DC-3398LL 30cm物 さらにゴリゴリ限界までツイストをきつくしました。 結果:約27.7cm |
30cm物になってくると、かなりツイストピッチを狭くできました。
約-2cmは視覚的にもかなり大きな差になりそうです。
DC-3398LL 30cm (上)製品仕様 (下)限界までツイストピッチをきつくしたもの |
「50cm物」「90cm物」は画像で伝えにくかったので、きつくした時の結果だけお伝えします。
【DC-3398LL 50cm物】
→約46.5cm
プラグの向きを360度調整できるので、クランク(プラグが左右同じ方向を向いている)仕様もDIYできます。
ツイストを調整すればこんな形状も簡単! |
プラグの向きもエフェクターボード製作上では重要になってきますので、ツイスト線を採用するメリットも享受できるでしょう!
最後に・・・
強ピッチ・ブラザーズ |
「じゃあ最初からツイストピッチをきつくすれば、緩めた時に長さが出るのでは?」
という疑問が湧くと思われます。
しかしツイストの強さは「音質」に大きな影響を与えてしまいますので、必ずしもツイストを強くすれば良いとは言い切れません。
線材に強いテンションがかかるようなツイスト線は「線材にかかるテンション→金属に対する負荷」の影響も出てきます。
これによる影響は「レンジが狭くなり、音像感が強く出る傾向」になることが多いです。
本来DC-3398LLはレンジが広い傾向にあるので、逆に「レンジが広すぎる!」ということであれば、敢えてピッチをきつくするテクニックも使えそうですね!
DC-3398LLの長さをちょっと短くしたいんだよな~というニッチな悩みをお持ちの方、是非お試しくださいませ!
以上、原田でした。
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