2014年6月23日月曜日

あると便利!簡単延長ケーブルの作り方!(電源編)


皆さん、こんにちは!
産業系の電材にスポットを当てたブログ、週刊サンデン。

今回は、いつもと趣向を変えて、
電源用延長ケーブルの自作です。

週刊サンデン以外のオーディオ系のブログなんかでは
よく出てくる電源ケーブルの自作ですが、
ここでは、そういった、嗜好品的なこだわりのある物では無く、
日常的にあると便利な電源延長ケーブルを自作していきたいと思います。




まず、自作する事の良い点は、
●好みの長さにできる。
●好みのパーツで組み合わせられる。
●一流メーカーの製品を使用しても、完成品に比べてコストを抑えられる。(当店比)

など、が挙げられます。
特に、電源系の自作はハンダ付けの必要もありませんし、
使用する工具も、最低限プラスのドライバーと
よく切れるハサミ、又はカッターがあれば
初心者の方でも、比較的、簡単に自作ができると思います。

因みに、今回は
切れ味がよく先端が細い為、
自作ケーブルなどの工作に最適なハサミ、ヘビースニップ(ホーザン)
1本で2サイズ使える便利なドライバーD-44(ホーザン)を使いました。
ヘビースニップ(ホーザン)

D-44(ホーザン)さらに、電線とプラグ、コネクターの接地をしっかり固定する為、
圧着端子を使います。
この端子は圧着するのに専用の工具が必要になりますので、
今回は、圧着工具NH-1(ニチフ)を使用します。
NH-1(ニチフ)



《自作開始!》

電線はH-VFF0.75sq 透明(田中電線)
透明の平行線ですので、目立たない箇所の配線に最適な電線です。

プラグ(画像左)は首が180度稼働するWH4021
コネクターはWH4615(右)
(ともにPanasonic製)

今回は電線の接地をしっかりさせる為に、
圧着端子はR1.25-4(ニチフ)を使用します。

まずはケーブルを真ん中で裂くように二つに割ってください。
その後、ハサミを使って絶縁被覆(透明)を片方づつストリップします。

※電線のストリップ長は各端子によって異なります。
今回は約5mmストリップしました。


絶縁被覆をストリップした電線を圧着端子に挿入します。


圧着工具を使って、端子とケーブルをかしめます。
圧着端子がR1.25ー4なので、
圧着工具の1.25の部分に挟んでかしめてください。


かしめるとこんな感じです。


次にプラグのフタを外し、中を開きます。

圧着端子の付いた電線を、
画像のようにプラグに固定します。


あとは、外したフタを閉め、ネジ止めすれば作業終了です。
もちろん、反対のコネクター側も同じようにしてください。

完成!

作業時間15分、コストも今回は長さ2mで作って、
材料費だけならだいたい500円位で作れました。

この延長ケーブルを自作する最大のメリットは何といっても
好みの長さに作る事ができる事でしょう。
長さが自由なら、必要な所にもドンピシャ!
見た目にもスマートに出来上がります!


それと、圧着工具を持っていないという方は、
圧着端子を使わず、プラグ、コネクターのネジに
電線を撚ってネジの下に入れて固定するやり方でもできます。

その際には、2本の導線が接触しないように!
電線同士が接触するとショートしてしまいます。
安全面を考えれば、圧着工具を使用したほうがベターでしょう。



それでは、また!
柳沢でした。



オヤイデ電気秋葉原直営店
☎ 03-3253-9351
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2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    良い情報をありがとうございます。

    100-240v対応のファンで、普通の家庭のコンセントに差し込むものを作ろうと思います。海外旅行時にも使いたいので100-240vのものを選んでいるのですが、ケーブルやプラグ、端子などは、通常のものでも大丈夫でしょうか。それとも100-240v用のものがあるのでしょうか。
    初めてで判らないことだらけです。お教え願えたら幸いです。

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  2. コメント有難うございます。
    安全面の観点より、使用するボルテージ・アンペアに応じてコネクタの形状は異なります。
    お持ちのファンが100V~240Vまで対応している場合、プラグや端子の形状が合っているなら大丈夫かと思います。
    現物を見ていないので正確なことは申し上げられませんが、もし詳細を頂けるようであれば、下記の問い合わせフォームよりお問い合わせください。

    https://oyaide.com/catalog/contacts/

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