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2024年9月9日月曜日

まだまだ暑い! ならば放熱だっ!

こんにちは。

冬にも弱ければ夏にも弱い鈴木です。


2024年の夏も終盤ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は寒いのも暑いのも大の苦手でして、毎年夏になると「少しでも涼しくなりたい・・・」と、HANDSやLOFTで最新の暑さ対策グッズを漁っています。


最近ですと、昨年辺りから出始めた28℃以下で凍るネックリング。これが案外いい物でした。ダサ・・・こほんっ、決しておしゃれとは言い難いですが、少しでも豊かな生活をする事には代えられないですね・・・

ただ、同じ素材の、帽子の中に入れるフリスビーみたいなタイプは、個人的にとっても微妙でした。1回しか使ってない。



さて、暑さ・・・もとい熱に弱いのは何も、人間を含めた生物だけではありません。

機械もまた、熱の影響で本来のパフォーマンスが維持できない場合があります。


例えばご自宅でデスクトップパソコンをご利用の方。ここ最近、ケース内部の掃除はしましたか?


「え? パソコンって掃除が必要なの?」って方も案外多いんじゃないでしょうか。

エアコンはワンシーズンに一回フィルター掃除をするのに、パソコンは買ってから何年もそのまんま、って方もいると思います。


デスクトップパソコンを含め、パソコンの内部というのは常に熱が発生しています。

その熱を外に逃がす為に、本体に放熱用のファンが付いている場合が多いのですが、これが空気清浄機のように埃も吸い込んでしまうわけで、知らないうちにケース内部に埃が蓄積してしまいます。


この溜まった埃が原因で放熱が上手くいかず、内部に熱がこもってしまい、パソコンのパフォーマンスが下がることがあるのです。

スマートフォンでゲームをしていて、本体が熱くなってアプリが落ちる。そんな経験をしたことのある方も多いんじゃないでしょうか。大体そんな感じです。


また、この埃が原因でショートして、パソコンが壊れることもあるようなので、なおさらメンテナンスは重要となります。


そんなわけで今回は、オヤイデ電気で販売しているアイテムを使って、会社のパソコンを綺麗にメンテナンスしていきたいと思います。

※簡易的な内容になりますので、自作ガチ勢の方はご容赦ください・・・



では早速、デスクトップパソコンを用意しましょう。

今回綺麗にするのは、本社の出入り口付近に置いてある配送手続き用のパソコンです。社内でもトップレベルに外からの埃を吸っていると思います。


ちなみに私が入社するよりもずいぶん前からあるパソコンなので詳しいことは分かりませんが、5年以上は誰も掃除はしていないみたいです。これは期待できますね。

あっ、当たり前かもしれませんが、事前にちゃんと電源は抜いて、放電させましょう。感電注意。


で、実際に中を開けるとこんな感じ・・・

わーお。

これはひどい。


最近動作が重いなーって思っていましたが、この大量の埃が放熱を阻害する要因になっていそうです。

まあ決して新しい物ではないので、純粋にスペック不足なのもありますが・・・一先ず、この埃をぶっ飛ばしていきましょう。


使用するのはこちらの私物の電動エアダスター

サンワダイレクト製。缶の物と違って冬でも継続使用できるのでお勧めです。ただしものすごい爆音です。ドライヤーなんて目じゃない。


静電気に注意しながら、内部の埃をぶっ飛ばします。

部品の隙間など、細かいところは帯電防止ブラシなんかがあるといいですね。今更ですが、冬場の静電気が発生しやすい時には静電気防止手袋も必須です。

内部だけでなく、外回りの各種端子付近なんかにもたんまり埃が溜まっているので、隅々まで綺麗にしていきます。


色々あって、埃を取り除いた姿がこちら。

これだけでも、もはや新品。


普段の定期的なメンテナンスであれば、これで十分だと思います。

ただ、今回の場合は長期間で掃除していなかったので、もう少ししっかりメンテナンスしていきましょう。



〇CPUとヒートシンクのメンテナンス

メンテナンスする場所はCPUとヒートシンクの間。通常グリスが塗ってある部分です。


なぜこの部分かといいますと、CPUはいわばパソコンの頭脳

人間も熱を出すと頭がまともに働かなくなるように、CPUも温度が高くなりすぎると熱暴走が起こり、正常な動作が出来なくなってしまいます


通常その過剰な熱をヒートシンクを使って放熱している訳ですが、CPUとヒートシンクは別のパーツなので、接触面はお互い板状で、どうしても隙間ができてしまうのです。

そんな隙間を埋めて、熱を少しでも効率よく逃がす為に使われているのがグリスです。


で、実はこのグリスというのは経年劣化します。調べる限り、2年に一度くらいは塗り直すことを推奨されているようですね。

そんなわけで今回使用する商品がこちら。

150℃の使用環境下に耐える放熱用シリコーンです。

CPUとヒートシンクの間に使用することで、お互いを固定した上で、隙間を埋める事で冷却効率を高める効果があるお品物。つまりはグリスと同じように使用することができます。


オヤイデ電気ではそんな放熱用シリコーンをなぜか常時在庫をしています。

主な理由としては過去のブログで紹介した通り、ケーブルの傷の修復なんかにも使用できるからです。

過去のブログはこちら


今回はせっかくですし、正規の使い方をしていきたいと思います。



〇SCV-22の使い方

使い方はいたって簡単。

①基板からヒートシンクを取り外し、元々ついている古いグリスを乾いた布などでふき取ります



CPUとヒートシンク両方にSCV-22を塗り広げます。




③ヒートシンクを元の場所に戻し、しっかりと固定します。


完全に硬化するまで24時間放置します。


⑤最後に正しく組み立てられたかケース全体をよく確認してから、電源をつないで起動しましょう。


問題なく動作すれば、これでデスクトップパソコンの簡易的メンテナンスが完了です。

今回メンテナンスしたパソコンも無事動いたので一安心。心なしかファン周りの空気の取り込みもスムーズになった気がします。



〇まとめ

いかがでしたでしょうか。

何年も掃除してない、掃除することすら知らなかったというそこの貴方。ぜひ一度パソコンの内部を覗いてみてください。

もしかしたら、想像を遥かに超えた地獄が待っているかもしれません。


というわけで、不要な熱は生物にも機械にも有害!

効率よく放熱させて快適ライフを!


最新のネッククーラー、ソニーのREON POCKET5が気になる・・・でも高い・・・ぐぬぬ。

おそらく来年も安いネックリングで夏と戦うことになるであろう、鈴木でした。


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