2020年3月31日火曜日

アース、おぼえていますか ~ニッチ過ぎたエフェクターアース実験再び~

どうもおはこんばんにちは。
小倉です。

皆様。
私がブログに参加し始めた頃のこと、覚えていらっしゃいますでしょうか。

なんだこいつ??????????
みたいに思われてるんじゃなかろうかと思いながら投稿した初めての記事、

それがこの、

関係ないと思っていたそこの機材好きの貴方へ。~GND-47エフェクターで使ってみた①~




アースケーブルGND-47を楽器用エフェクターに使ってみちゃったシリーズ。
元はといえば、主にアナログオーディオで注目されていたオーディオ機器の筐体間の電位差をアースケーブルを使って無くすことにより、音質のブラッシュアップを図ろうというお話。
その筐体間の電位差はエフェクターでも発生するのでは?という予想からやってみたら思ったよりちゃんと効果が出た。ということで昨年の今頃から始まった三回分のこの実験。

実は。

先日この続きが発生しまして。

とある日の店舗での仕事中。
本社オーディオ担当より内線が入り。
「はい小倉です~」
『あ、小倉君さぁ、前アースケーブル色々比較とかしてたじゃん?』
「はい、導体の質とか撚りか単線かで結構変わりましたね」
『でさ、それ受けてちょっと他にもやってみたらさ、』

『Yラグのところのメッキの質でも変わるっぽいんだよね』

………はい??????????

『というわけでちょっとサンプル作るからやってみてくれない?』
「わかりました~!」

…………ホンマですか??????????

というわけではい、どん。




約1年の時を経て実験に加わったサンプル2本。

まず左側が3398‐16+銀ロジウムメッキY端子
3398EYのY端子をGND-47で使われている銀ロジメッキのものにした仕様ですね。こちら今までの実験と同じで長さは0.7mに合わせてあります。

そして右側が3398-14+金メッキY端子
こちらは3398EYから今度は導体の太さを太くしてみたもの。そういえばそこの太さの比較はしていなかったですね…?という訳で今回の実験のもう一つのラインナップ。

そうしてこの二つを去年の記事のその①その②と同じく、私のエフェクターボードのパワーサプライ←→スイッチャー間で接続して実験していきます。

まず、GND-47を単純に接続。
今の自分のボードの通常状態の音ですね。去年の実験以来GND‐47はずっと使っています。そんな変わるの?と思って当然ぐらいのニッチ過ぎる部分だと思います。本当に微調整に過ぎない差。でも最早無いとやっぱり解像度や音のもたつきが気になってしまう。自分の感覚では、確実なブラッシュアップをしてくれる一本です。

そして次に、3398-16+金メッキの過去に比較用に使ったものを接続。
やはり銀単線と比べて重心が高く、刺さるような音の印象。これがなんとも不思議なところですがオーディオ担当の方ともこの特性はオーディオで出ることも確認済み。なんとも不思議なアースワールドです。

さて、ここからが今回のメインディッシュ。

次に、3398-16+銀ロジウムメッキY端子を試してみますと…

………あれれ?????

変わったのはY端子だけです。導体は全く同じ、102SSCの1.25sqの銅撚り線。
なのに、重心が落ちました。

さて、オーディオケーブルを多数嗜んでらっしゃる皆様。普段ラインケーブル、スピーカーケーブル、電源ケーブルにおいて、プラグ部分のメッキの違いはよくご存じかと思います。
金系メッキは角が取れて音が柔らかく、重心が低いような印象。
銀・ロジウム系メッキは広域の伸びやはっきりした音の印象。
と、思ってらっしゃる方が大多数かと思います。

アースケーブル、なんとそれも通用しませんでした。

GND-47の時に感じた、広域から低域まで広くブラッシュアップされる感じは、単に銀泉が特性として持つものだと思っていましたが、まさかのY端子部分のメッキの影響も大きいようです。

嘘でしょ????と思いながら金メッキの方と3,4回入れ替えましたが、どうやら微々たる差ながら銀ロジY端子は重心が落ちる模様。

一先ず「?」を大量に残しつつももう一本へ。

再び3398-16の金メッキY端子を接続し、その後今度は3398-14の金メッキY端子を繋ぐと…

またしても音の重心が下がる方向に。
しかし、こっちは何となく普段ケーブルを使うときのセオリーと少し似ていますね。ライン、スピーカー、電源で普段言えるのは太い方が低域の情報量が増えて押し出し感が強くなる事。それと似たように太くして抵抗値を落とすと重心が下がるという。

ちなみに先の内線をくださったオーディオ担当の方は、3398-14+銀ロジウムY端子の組み合わせも試されていたようで、しかしその組み合わせの場合重心が下がり過ぎてあまり印象が良くなかったのだそう。



ここまでの実験を振り返ってみると、どうやら筐体間につなぐアースケーブルでは、端子まで含めたトータルでの抵抗値によって変わってくるのではないか?という予想が立ちます。

これは…沼の予感…

ですが、アースケーブルで狙った音質を出すのに、少しだけ法則性が見えてきたかもしれませんね。

2020年3月30日月曜日

よりコンパクトに配線したいあなたへ、ミラクルベース 「MB-15」

こんにちは、本多です。

世間はコロナの影響で混沌としてきていますね。
弊社はリモートワークとは無縁の会社ですので、今日も満員電車に揺られての出勤でした。

更にはとても悲しい訃報まで…本当に残念でなりません。
心からお悔やみを申し上げます。

最近は自粛自粛で正直ウンザリしている方も多いでしょうが、それでも日々をより良いものにしていくために、各々の小さな気付きや楽しみを大事にしていきたいものです。

という訳で、今週も産業用電線に関係した情報をお届けする、週間サンデンにお付き合い頂ければと存じます。



 前回の最後に電工試験の勉強方法をば…などと言っておりましたが、まだ試験の受付が始まったばかりですし、他人の勉強法ほど当てにならないものはないとも申しますので、今週は予定を変更してオヤイデ電気で取り扱っている配線アイテムをご紹介します。

まずはこちら、
MB3A

ケーブル類をインシュロックで壁面などに固定する際に使用するマウントベースです。裏に両面テープが付いており、色んな所にケーブルを固定するのによく使われます。
サイズも色々有り、固定するものや場所によって選ぶことができます。

一例として、黒いマウントベースとインシュロックでケーブルを配線している様子
音楽やってる方の中には、コイツにお世話になってる人、多いんじゃないでしょうか?(私はお世話になりまくりです)

ケーブルを綺麗に這わせることに情熱を燃やす方には必須のアイテムですが、LEDなどの細めのケーブルに対してはマウントベースが大きすぎていまいち固定がし辛かったりと、惜しい感じにもなりがちです。



そこで、今回ご紹介するのがコチラ、
「ミラクルベース MB-15」
MB-15
ミラクルな小ささのマウントベースです。

サイズを比較してみましょう、

左がMB3A、右がMB-15

MB3Aは19.0mm✕19.0mm
MB-15は14.5mm✕14.5mm

5mmの違いしかありませんが、高さもある分MB3Aの方が大きく見えます。



続きまして、実際に配線した様子を…ご紹介したかったんですが、現状びっちり配線できる場所がありませんでしたので(悔しい…)、今回は小さいマウントベースならではの活用法をいくつかご紹介します!

①ケーブルガイドとして

こちら、私のデスクのディスプレイ台の足です。
下にある黒いのはマウスやキーボードのケーブルでちょっと邪魔だなーと思っていました(後方が汚いのは無視して下さい)


そこで、台の内側にMB-15をペタリ。
ちょうど収まりが良い感じです(この後、後方はお掃除しました)


で、ここにインシュロックで輪を作り、ケーブルを通すだけで簡単なケーブルガイドに!
この後、後ろに写っているキーボードとペンタブのケーブルも、それぞれガイドに通して整理しました(その写真は録り忘れました!)


②断線予防に

コチラは外付けHDD用のアダプター。
いっつも細い並行ケーブルに付いたフェライトコアがブラブラしていて、ケーブルの根元が心配でしたので、簡単に固定してみました。
そのままにしておくよりは根元へも負荷がかかりにくくなるはずです。
ケーブルも一度にまとめて固定したい場合は、MB3Aなど大きめなベースで一緒に固定してあげると良いですね。

③スタンダードに狭い場所の配線に

先程のマウスとキーボードのケーブルをディスプレイアームの根元にマウントベースを取り付けて、デスク上をズルズルと這わないでいいように浮かしてあります。
アーム根元の小スペースにもこの大きさのマウントベースならちょうど良く収まりました。




こんなところでしょうか。
ちなみに接着面はそれなりに強度がありますが、あまり重量のあるものを固定するのにはオススメしませんので悪しからず。

最後に販売単位について。
オヤイデ電気では100個で税別1,000円で販売しています。

オンラインショップはコチラから!

秋葉原店、オンラインショップどちらでもご購入可能ですので、ちょっと小さいマウントベースが欲しかった、って方はこの機会に是非お求め下さい。

以上、本多でした。



2020年3月23日月曜日

【マイクケーブルに必要な3つの要素とは?】Sommer Cable / Galileo 238 を徹底解剖!【マイクケーブルの新機軸】

今、プロのエンジニアに選ばれているマイクケーブル、『Sommer Cable / Galileo238』切り売り開始!

2心マイクケーブル・逆方向2重スパイラルシールド
Sommer Cable / Galileo 238 \620/m(税別)

BeldenやMogamiとは違い、もちろんオヤイデとも全然違うキャラクターを持った「Galileo 238」。一体どのような特徴を持っているのか、徹底解剖しちゃいます!

Sommer Cableとは?


ドイツのシュトラウベンハルトにあるSOMMER CABLEは、ヨーロッパでトップシェアを誇るケーブル専門メーカーとして知られています。
OFC(無酸素銅)線による圧倒的な伝導率と独自のシールド技術、そして他に類を見ない「ケーブルのしなやかさ」が特長です。他メーカーと比べ、電気特性の驚異的な正確さと誤差の少なさが認知され、現在では115ヶ国以上で採用されています。
SommerCable GmbH(English) » http://info.sommercable.com/

Galileo 238の特徴

プロの現場においてマイクケーブルに求められる要素は3つあります。
  • 音質
  • 柔らかさ
  • 耐久性
これら全てにおいて優れた特性を持ったマイクケーブルは世界広しと言えどもなかなか見つかりません。業界スタンダード・マイクケーブルとも言える「Canare L-4E6S」の場合、柔らかさと耐久性は申し分ないですが、音質については他のケーブルに比べて解像度が劣る感じが否めません。
その点、この「Galileo 238」は3つ全てを兼ね備えた貴重なマイクケーブルと言えるハイスペック仕様なのです。

Galileo 238は基本的な2芯マイクケーブルの構造に加え、音質と柔らかさを保持しながら耐久性を向上させる特別な工夫が織り込まれています。

Galileo 238のケーブル構成


ケーブル屋目線でGalileo 238の特徴を挙げるとすれば「2重PVC絶縁層」「逆方向2重スパイラルシールド」「OFC導体」の3点が肝と言えます。

白いPVC被覆。
まず画像の通り「2重PVC絶縁層」が付いていることが特徴です。通常だったら内部導体・介在を押さえるために紙テープポリエステルテープが巻かれているところを、「踏みつけ等の外傷対策」「シールド線との密着性・安定性」を改善する為に2重PVC絶縁層を採用しているのは非常に珍しいです。これにより柔軟性を維持したまま耐久性を向上させており、業界スタンダードである「Canare L-4E6S」並みの使い勝手を持っていると言えるでしょう。
※業界的に探しても、同じような構造を持っているのは「オヤイデ電気 QAC-222」ぐらいだったりします。




外側のシールドは「左巻き」
内側のシールドは「右巻き」
Galileo238は「逆方向2重スパイラルシールド」を採用しています。シールドの付け方によってメリットデメリットがあるのですが、通常の横巻シールド(1回巻くだけ)の場合は下記の様な特徴となります。
  • メリット:外径を細くできる。可撓性を保てる。静電容量を抑える。
  • デメリット:繰り返し曲げを行うことで、ケーブル内部のシールド構成が乱れやすい。曲げたところからノイズ混入の可能性が増える。

ノイズ混入によるデメリットが一番悪影響を及ぼすので、横巻シールドケーブルは稼動部で使うよりも、ケーブルをあまり動かさないレコーディング向けとして採用されることが多いです。

そこでGalileo238は更に横巻シールドを1層追加し、逆方向で巻き付けることにより、編組シールド並みの耐久性と、横巻シールド並みの柔らかさを両立させています。
さらに内側シールド線の編組構成が崩れないよう、内部PVC層とシールド線が密着している為、横巻シールドで起こりがちだった「繰り返しの折り曲げに対してもシールド構成が乱れにくい」=シールド遮蔽率が安定しているという特徴も持っています。

外側の横巻シールドをほどいても、内側の横巻シールドがPVC被覆に密着しており、
横巻シールドの構成が乱れていません。


ちなみに主流なマイクケーブルとシールド構成を比較してみました。
それぞれの特性を理解して、適材適所でお使い頂くことをお勧めします。

4種類のシールド構成を比較。見た目だけでも全然違いますね。

Mogami 2534 / 横巻シールド
シールドの隙間から内部導体が見えてきました。編組密度が落ちてくると極端に耐ノイズ性能が下がるので、長年横巻シールドケーブルを使用している方が「あれ、こんなにノイズが多かったっけ。」と気付いた時にはケーブルの劣化が要因だったこともしばしば。

Canare L-4E6S / 編組シールド
さすがカナレ!といったところで、繰り返し曲げても全く編組密度が乱れませんでした。またシールド線もスズメッキされており、酸化防止面においても耐久性を考慮した構造となっています。

Belden 8412 / 編組シールド
スペックシート上ではシールド編組密度が 「85%」となっており、画像を見ると85%がどの程度のものなのか、はっきりと分かりますね。意外と隙間が多いような気もしますが、編組密度を上げるとケーブルが硬くなってしまうので、耐久性と取り回しを両立させてバランスを取った結果なのでしょう。
ちなみに編組密度が85%でも、編組密度95%以上とシールド性能は大差ありません。


Sommer Cable Galileo 238 / 逆方向2重スパイラルシールド
隙間を埋めるように双方向の横巻シールドが見えています。外径7.0mmのマイクケーブルとは思えない可撓性で、2534の硬さと大差ないと言っても良いでしょう。



さらに重要なポイント!The Spirit XXL同様にGalileo 238はシースが厚くなっており、耐久性の向上にも起因しています。その肉厚は約1.5mm!通常のマイクケーブルは1.0mmが主流ですので、実際に剥いてみるとびっくりします。

(左)Belden 8412 (右)Sommer Galileo 238

音質傾向

●オーディオ用ラインケーブル
低域から高域までバランスが良く、フラットかつ濃密な出音が得られる。

●マイクケーブル
高い分解能と腰の低い低音が得られ、情報密度の濃い収音が得意。

●ギターケーブル
ギター&ベース用シールドケーブルとしても最適で、低域の分厚さとレンジの広さを持ち合わせている。

性能比較表

最後にマイクケーブルの特性について、性能比較表を作成してみました。贔屓目抜きに評価してみましたので、ご参考になれば幸いです。

※画像をクリックで拡大できます。
※画像をクリックで拡大できます。
※Galileo 238は最大約100mの長距離使用が可能。

完成品もあります

裏技的ですがGalileo 238はギター&ベース用ケーブルとしてもとても良い感じです。実際に使ってみるとBelden 8412のグレードアップバージョン」といった印象で、音の厚みを保持しながら解像度とレンジの広さが感じられます。しかもBelden 8412よりも柔軟軽量でありながらも耐久性が高いので、今までBelden 8412を愛用していた方にもお試し頂く価値アリですよ!

というわけでお試し頂くために完成品も用意しちゃいました!オンラインショップと直営店でお買い求めいただけます。
Sommer Cable / The Spirit XXL
S-S 3m \5,000/1本(税別)
S-S 5m \6,360/1本(税別)

Sommer Cable / The Spirit XXL
L-S 3m \5,200/1本(税別)
L-S 5m \6,560/1本(税別)





他にもSommer Cableのハイエンドギターケーブル「The Spirit XXL」も売れてます!

The Spirit XXLのブログも是非覗いていってください!
>>> ブログへGO! <<<

ギターケーブルの完成品も充実!
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実はSommer Cableの殆どのラインナップは「切り売りでの取寄せ対応が可能」となっています!カタログに載ってて気になっていたアレやコレ、「とりあえず数メートル試してみたいな?」なんて時もご相談ください。

ケーブル屋目線で紐解くと奥深い”Sommer Cable"たち。まだまだ個性的なケーブルが勢揃いしています。皆さんの声によってはどんどんラインナップ拡げていくことも前向きに考えてます。皆さんが使ってみた感想やご意見もどしどしお寄せ下さいませ!

以上、原田でした。

斜ニッパー!シャニッパー?ナナメニッパー?

東京はもう桜が咲いております。
暖かくなってきましたが、日本中、いや世界中がコロナ問題で大変ですね。
色々なイベントが中止やら延期になっていますが、テニスの全仏オープンも5月から9月に延期になったんですって。
まー、テニス以外にも大きなイベントはほとんど中止や延期が発表されていますけど。
で、テニスと言えば錦織選手。最初から読めました?「ニシコリ選手」って。
昭和生まれにとって錦織さんといえば、「ニシキオリさん」じゃないですか?
少年隊の。
たぶん錦織選手も何回も何回も「ニシキオリさん」って呼ばれてきたと思うんですよ。
世の中の「ニシコリさん」はみんな初対面の人に
「よく間違われるんですけど、ニシコリって読むんです」
って言ってきたんじゃないかと思うんですよね。
私の苗字も根津と書いて実は「ネツ」と読みます。
「いえ、ネヅでなくネツです」って必ずこのやり取りがありましたんで。
変わった読み方の苗字あるあるです。
見積もり依頼のFAXに「熱」とか、時には「捏」なんて漢字で届いたことも。
いや日本のどこかに捏さんがいるかもしれませんけど・・・。
日本語って難しいですね。今週の「週刊サンデン」はそんな読み方不明な、
でも便利な工具をご紹介。
お時間ありましたら、読んであげてください。


で、今週紹介するのはこちらの工具です。




2,497円

切断刃が斜めについていて、狭い場所での切断にも大変重宝する便利ニッパー!
もちろん普通の銅線や鉄線の切断にも使用できます。
単線でしたら、MAX2.6㎜。撚線であれば、2sqまで切断可能です。



単線が2.6㎜まで何で撚線は2sqまでなのか?単線で2.6㎜であれば数値的には撚線なら3.5sqまで切れるんじゃないかと思ったわけで、実際に切ってみることにします。


上の青いケーブルがKIVの3.5sq。下の緑に黄色のケーブルがKIVの2sqです。まずは2sqのほうから切ってみます。


当たり前ですがスパッと切れました。
次に3.5sqを切ってみます。




あっさり切れました・・・。
もう少し太いのもいけたかも。

で、次に単線も切ってみます。
まず2.6㎜。VVFケーブルを切ってみます。



被覆の上からでは無理でした。もっと力を加えれば切れるかもしれませんが。
では中の電線だけ切ってみます。



簡単に切れました。
では、これより太いのはどうでしょう?
2.9㎜のPEW(俗にいうエナメル線です)を切ってみます。



切れちゃいました。先に試した時は切込みが入ったぐらいで切れなかったんですけど。

注:撚り線にしろ、単線にしろメーカー公表値より太いものも切れるには切れますが、
無理して切るのは、ほどほどに。刃が破損してしまうことがございます。


ケーブルの切断以外に、こんな使い方も。



お問い合わせは下記まで。
で、結局「斜ニッパー」は「シャニッパー」らしいです。
「ナナメ」は「斜め」でしょうから。
以上、根津でした。

2020年3月20日金曜日

NEO by Oyaide Elec. Presents,『Live Wiring Report』-WOZNIAK-


 オヤイデNEOが現場の声と熱量をお届けする「Live Wiring Report」
2回目となる今回は、ちょうど1年前に行われたWOZNIAKのワンマンライブにおけるフルワイヤリングの模様をお届け致します。


【先日のNONA REEVESの記事はコチラから!】


「 強弱やニュアンスが恐ろしく聴こえるので、本番で力を発揮しやすくなると感じました 」



Artist Profile


DALLJUB STEP CLUBやOUTATBEROなど複数のバンドを同時進行中の星優太によるソロプロジェクト。
2014年、2017年にcatuneよりアルバム、2018年10月に同レーベルより”VICTIM”を配信リリース。
2019年夏から自主レーベル”77ROMANCE”を立ち上げ、“Vortex EP”を皮切りに続々と作品をリリース中。
ひたすらミニマルであることを軸にしながら、テクノ・ポストロック・電子音楽・ギターロックなど多様な音楽を通過した絶妙なバランスの楽曲と、それら全てを解放するライブを展開中。

ソロ転向から6年が経ち、様々な音楽性やライブ編成に形を変え続けているWOZNIAK。
近年は星がドラムを担当、ギター2名・ベースのサポートメンバーを迎えた4人編成を中心としつつ、様々なミュージシャンのサポートや飛び入りゲストなど、その日その時で編成が変わる予測不可能なライブは加速し続けている。
近年では音楽のみらならず、全グッズのデザイン・ディレクションも自身が手がけ、クリエイティブユニットとして変化を遂げている。

http://wozniakband.com/


-User Review & Report-

2019/03/20/ WOZNIAK First Oneman Live "MAGNE"



 去る2019年3月20日。 
豪華な客演と満員のオーディエンスの中で行われ、大成功の内に幕を閉じたWOZNIAK First Oneman Live "MAGNE"。  
弊社オヤイデ電気は、ステージのフルワイヤリングという形でサポートを致しました。 

今回、主催であるWOZNIAK・星優太氏と、PAエンジニアとしてフルワイヤリングに協力頂いた新宿MARZ店長、川端武志氏のお二人に、ワンマン公演を終えてそれぞれがフルワイヤリングで体感した事について言葉にして頂きました。




NEO(以下N):フルワイヤリングを体験してみて、演奏する側からはどう感じたか、感想を頂けますか?


自分が演奏するドラムの音が的確に聴こえすぎて、困惑しました。  
モニターしやすいの向こう側と言いますか、ちょっと上手い表現ができないくらい、ジャストでした。  
返しの音量そのものはいつもと同じですが、近いというか感覚的に「デカい」音でした。 
これが解像度ということか!をまざまざと体感しましたね。  
強弱やニュアンスが恐ろしく聴こえるので、本番で力を発揮しやすくなると感じました。

N:ケーブルの解像度によるモニタリングのしやすさが際立っていた、ということですね。 ドラマーとしての立場からは、ワイヤリングに対してどうお考えでしょうか?


「目の前で叩いた音が、聴こえたままスピーカーから鳴って欲しい」というとても単純な願いがありながら、 ドラムはその実現が最も難しい楽器だと思います。
 自分が叩いてからモニタースピーカーに音が返ってくるまでにかなり長いケーブルを経ている訳ですから、 ドラムは余計にフルワイヤリングの効果を如実に感じる楽器なのかもしれません。

N:確かにその通りかもしれませんね。その部分においても、弊社のケーブルが一役買えたことが誇らしいです。ワンマンライブお疲れさまでした!


Comment by Yuta Hoshi



N:川端さんからは、使用して頂いた3種類のマイクケーブル、「QAC-222」「PA-02」「TUNAMI TERZO」について、それぞれ使い所などを教えて頂けますか?



QAC-222 XLR
川端まず「QAC-222」はOH、TOMなどのドラム周りや、Gtアンプ、VOマイク等に使用しました. 他の2種と比べて取り回しがし易く、また適度な外皮の硬さもあり安心して使用できました。 
音質に関しては変な癖がなく、普段使用しているケーブルと比べて若干MIDからHIMIDにかけての抜けがよいと感じました。総じてバランスの良いケーブルだと思います。



PA-02 V2
次に「PA-02」ですが、BassやSYN、SAMP、SN等のラインに使用しました。
音質に関してはこのケーブルが一番好みでした。 LOWMID、HIMIDの楽器の美味しい部分がうまく引き出せる様な印象で、QAC-222よりも太さ、抜け共によく特にシンセやサンプラーのライン楽器との相性がよいと感じました。
ケーブル自体に硬さがあるので取り回しは少しやりづらく、マイクや場所を選んで使用しました。
 



TUNAMI TERZO V2
 「TUNAMI TERZO」はKICKやBassアンプのマイク等に使用しました。
 ケーブル自体の太さと取り回しのしにくさもあり、転換がある場所の使用には向いてないと感じました。
音質に関してはLOWの量感がUPする印象でMIDからHIにかけては他の2種よりはおとなしい印象でした。

太さが欲しい楽器には向いているような気がします。

N:有難うございます。それぞれの特色を生かしつつ、取り回しなども考慮した上で使用していただいた、ということですね。最後に総評もお願いできますでしょうか?


川端全体的な印象としては音の抜けが良くなる方向性の物が多く感じたので、全部のケーブルを統一させるというよりは、際立たせたい楽器に要所要所で使用するのが効果的に感じました。  
PA-02は最近PC周りの持ち込みでもよく見かけますがやはり取り回しに苦労するので、そこが改善できれば設備なんかのワイヤリング等でも選択肢として上がるのではと感じました。

N:貴重なご意見まで…痛み入ります。今回はご協力頂き有難うございました!


Comment by Takeshi Kawabata(PA/新宿MARZ店長)
  



最後に、当日の様子をライブフォトを通してほんの少しだけご紹介します。
ライティングの妙や、演奏の熱量を切り取った最高の瞬間を是非御覧ください!



 



Photo by 石崎祥子