2018年8月20日月曜日

Let’s DIY!カールコードを自作しよう!

先日、お客様からカールコードについてのお問い合わせをいただきました。
「なるべく細いケーブルのカールコードって、どんなのありますかか?」と。
オヤイデ電気で在庫しているカールコードで一番細いものをご紹介したのですが、
もう少し細いものが必要とのことでした。
特注で細いものも製作可能の場合もあるのですが、
1本あたりの単価が高くなってしまったり、
ロットが数百本と多くなってしまいがちです。
「そんなにコストもかけずにカールコードを入手するには、どうしたらいいだろう?」
「そうだ!自分でカールコードを作ったらいいんじゃないか?」
今週の「週刊サンデン」は、自作カールコードのお話です。


用意するものはこちら。
・ケーブルを巻き付ける棒(ご希望の太さを用意してください)
 今回は直径10mmと4mmのものを用意しました
・インシュロック(太目のコードを棒に巻き付けるのに、あると便利)
・テープ(細いケーブルなら、棒に巻き付けるのに使えそう。今回は使用してません)
・カールさせたいケーブル
・ヒートガン
・冷蔵庫(冷水でも代用可能)
写真には写っていませんが、ヒートガンで熱をかけると、ケーブルや金属の棒が熱くなりますので、手袋などがあると便利です。


今回カールさせてみたケーブルは、下記の5種類
スーパーフレックスVVC2芯(外径3.4mm)
軟質シールド7/0.18x2芯(外径4.0mm)
HPC-26T V2(幅4.0mmx厚さ2.0mm)
モガミ2524(外径6.0mm)
G-SPOT CABLE(外径6.0mm)


さっそく製作開始!
スーパーフレックスVVC2芯
オヤイデ電気で在庫している中で、一番細い「2芯カールコード」。
これより細いものを作ってみようと思います。


まず最初に、棒の端にケーブルをインシュロックで固定します。

固定したら、グルグルとケーブルを巻き付けます。
なるべくビッチリと隙間無く巻き付けましょう。



巻き終わったら、反対側の端もインシュロックで固定します。



巻き付けた棒にヒートガンで熱風を当てていきます。
あまり近づけ過ぎず、全体に風を当てていきます。
近づけ過ぎたり、長時間当て続けると、ケーブルが溶けてしまいますので、
注意が必要です。



温め終わったら、軽く水道水で冷やした後に冷凍庫に入れてみました。
(冷凍庫に入れる前に、水で軽く冷やしておきました。冷凍庫の中のものが
溶けるのが気になっただけで、気にならなければ、やらなくても問題ないと思います。)



10分ほど、冷凍庫に入れてから、出したカールコードのインシュロックを切り離します。



見た目はいい感じですが、引っ張ってみると…。



全く戻りません。
うーん。熱の当て方が悪かったのか、冷やし方が悪かったのか、それとも巻き付け方が悪かったのか…。
もう1回、同じケーブルで、より時間をかけてやってみましたが結果は、ほぼ変わらず。


軟質シールド7/0.18x2芯(外径4.0mm)
作り方は、さきほどと全く一緒です。
完成したものがこちら。



引っ張ってみるとこんな感じです。


シールドがある分、スーパーフレックスVVC2芯より、
まとまりのある仕上がりになりました。
ただ、まだまだカールコードとしては、たよりない。
使っているうちにすぐに戻ってしまいそうです。
とここで、うちの店長から「そのカールコード、巻き直ししました?」
「ん?巻き直しって、なんでしょう?」
そう、「巻く→あたためる→冷やす→完成!ではなかった」のです。
巻き直しとは、カールコードを反対方向に巻き替えていく工程のこと。
上の写真のカールコードを巻き直したのが下の写真。


かなりバネ性が出て、引っ張りにも強そうなカールコードになりました。


HPC-26T V2(幅4.0mmx厚さ2.0mm)
直売店にあった、両端にプラグの付いたものをカールしてみました。





見た目は、まずまずですが、引っ張ると戻りません。


形状が丸型でなく、平型のため、バネ性が出ないと思われます。
って、ことで巻き返しします。


多少、バネ性は出ましたが、数回使用したら巻き直しが必要かと思います。

モガミ2524(外径6.0mm)


下のカールコードが巻き返す前のもの。上が巻き返した後のものです。



けっこういい感じの仕上がり。
左のケーブルが2mですが、今回巻き付けた10㎜の棒で作ると、右の長さにまで短くなってしまいます。30㎝弱といったところでしょうか。

G-SPOT CABLE(外径6.0mm)


上が巻き返しする前、下が巻き返した後です。



上の写真の右側が巻き返ししたところ。左半分が巻き返し前です。
こんな感じに、カールコードを裏返していく感じに処理していきます。


垂らしてみるとこんな感じ。
やっぱり巻き返したほうが、バネ性が強いです。

ついでに、家に転がっていたUSBケーブルもカールしてみました。



このUSBコードをカールしていきます。


カールするとこんな感じ。


巻き直すと、すごく短くなります。


比較するとこんな感じ。
データ転送には使用できました。
おそらく充電ケーブルとしても使用できると思いますが、
熱を持ちそうですのでやめておきます。

カール状にすることは簡単にできましたが、そこからバネ性を求めたり、実用面で考えると丸いケーブルでシールド付のもののほうが、作りやすそうです。
今回は実験的にやってみましたが、熱の当て方や冷却時間など、さらに良いものが見つかりましたら、またブログを書こうと思います。
ご不明な点や、お問い合わせは下記まで。

E-mail:webshop@oyaide.com
TEL03-3253-9351

以上、根津でした。










2018年8月17日金曜日

お手軽スピーカー自作!そしてプチカスタム!で音質の変化を楽しもう!

さてさて皆さん、ごきげんよう。このお休み、皆さんは何をしてらっしゃいましたか?
私はといいますと、この暑いのに不眠不休で馬車馬の如く鞭を打たれながら働いておりました。嘘です。

そうじゃなくて、まあそこそこ働いていたのは事実ですがそんな中、2冊のムック本をGETし、その付録であーだこーだしつつ、今日という日を迎えております。そのムック本というのが、


要はこの2冊でなんとフルレンジ・スピーカーがお手軽・簡単に出来ちまうという代物。これなら休みがなくとも片手間で自作スピーカーが作れちまう、ってんで早速やって!TRYしました!

とりあえずじゃあ何から手を付けるんだと畏まったのですが、蓋を開けてみると木工ボンドであれとこれをくっつけて固定して、ってたったそれだけなんですね。
それじゃあ簡単すぎるし味気ない。しかも電線屋だしちょっとカスタムでもしてみっかと、先ずはラッカースプレー缶を買ってきて下地を慣らし、塗装をかましてやりました。
お、これは中々スピーカーっぽくなるね。そういう意味でこういうひと手間もあり。

と、あまりにも順調に完成に近づくもんだから塗装の乾かぬ間に「じゃあターミナルでも変えてみっか」ということで、店でスピーカーターミナルをゲット。
ユニットの穴に丁度収まった。ということは、内部配線どーしようかと数本の配線を用意。
TUNAMI V2(のバラしたやつ。1本5.5sq)
3398-14(2sq。店舗・オンラインショップ限定品)
3398-16(1.25sq)

それにテクニカのファストン端子(M)を取り付ける。

内部配線を用意している間にユニットの塗装も終わったのでスピーカーを取り付け組み立てて配線して、
配線して
スピーカーユニットセットして
ネジ付けて
うわっ、もう完成しちゃった。

あまりにも順調にいざ試聴!と社内のちゃんとしたシステムで試聴してみました。
どデカい容量のアンプとの組み合わせて聴いてみてアンバランスかなと思いましたが、どうやらアンプさんが懐の深いお方で意外とマッチしてくれました。ちゃんと音が出てます。スピーカーの特性もよく分かります。まあサイズがサイズなのでレンジ感に限度はあるものの、8㎝のフルレンジ・スピーカーのパフォーマンスとしてはなかなかです。

そしてエンクロージャーの鳴りのバランスも悪くない。そうそう、そういえばエンクロージャー内部に中低域用の吸音材を仕込んでみました。
これ、効く。余分な箱鳴りを抑える効果がありました。これ、最近生け花とかフラワーアレンジメントなんかで直接花の茎をぶっさすやつ、あるじゃないですか。あれの吸音材バージョンで中低域をごっついカットしてくれるんです。グラスウールなんかより軽いしよっぽど吸音・遮音するのでお手軽に防音壁とかも作れそうな実に優れモノ。

話しがそれましたが、試聴。
TUNAMI V2:最初オーバースペックかなと思いつつ(中身の導体だけ)セットしましたが、いきなりこれがベストマッチでした。5.5sqのぶっとい導体でしたが高域~低域までちゃんと出る。しかも大味にならなくて高解像度。若干ドライ。精密導体102 SSC良さが存分に現れました。ナイス!
3398 -14:TUNAMI V2でベストマッチと言ってしまった手前、お勧めはTUNAMI V2でしょうと言うと思ったあなた、仮にあなたのお好みが繊細で伸びやかな質感を求めているとしたら、僕はこれをお勧めしたい。細身のケーブル(といっても付属品より全然太い)ではありますが、奥ゆかしさといいますか、品が良いといいますか、これにはこれの良さを発見できました。
3398 -16:いい加減これじゃパワー感ないでしょ、と思いつつ試聴。あれれれ、TUNAMI V2程はやっぱ出ませんよ、ドカンとは。でもいい感じの残響感。聴いてて気持ちいのはどれだ?これだ。

と、やっぱりそれぞれに傾向の違いが表れますよね。今回は手元にあった3種で試してみましたが、時間があったら他の線材ももちょっと試してみたいと思います。

TUNAMI V2はまあ5.5sqだし最強ですが、それにしても改めて思ったのは、3398、いい仕事しやがるぜ。サイズによってここまで適性・変化が感じられるなら、明日はスピーカーケーブルで色々試してみます。

え?何にでも使える3398には

22(AWG)の4本編み8本編みまである!しかもお値打ち!

「百聞は一見に如かず」ならぬ「百見は一聴に如かず」っつーことで、忙しいあなたも、そうでもないあなたも、スピーカーでも作りながら、色々カスタマイズしてみるってのも乙なもんですぜ。



2018年8月13日月曜日

あると便利な万能テープ?自己融着テープ4種の徹底比較!!


みなさまは自己融着テープという一風変わったテープがあるのはご存知でしょうか?

Nittoのホームページで分かりやすい説明が読めます。
テープの歴史館|自己融着テープ(1)|Nitto|Tape Museum|粘着テープの総合情報サイト

一言で言うと「接着剤のないテープ」です。対象物には付着せず、テープ自身がくっつくことで固定されます。
過去のブログでも紹介していますので併せてご覧ください。

古河電工の自己融着テープ、1個から販売してます!

オヤイデでは以下の4種類の商品があります。

古河電工 エフコテープ1号
 ▶▶ ご購入はこちらから

古河電工 エフコテープ2号
 ▶▶ ご購入はこちらから
日東電工 ブチルゴム自己融着テープ No.11
 ▶▶ ご購入はこちらから
日東のブチルゴム自己融着テープには『No.11(セパレートあり)』と『No.15(セパレートなし)』がありますが、基本性能はほぼ同じです。
※オヤイデではNo.15の取り扱いはありません。


古河電工 バルコテープ
 ▶▶ 20mm幅 ご購入はこちらから
 ▶▶ 40mm幅 ご購入はこちらから
上記3品と異なり、バルコテープはクロロプレンゴムが主成分となります。

これらの自己融着テープの使用例をネットで検索すると、

●経年劣化した電灯引込線の外装補修
●ロードバイクの組み立て
●屋外の同軸ケーブル接続部分の防水対策
●草刈り機のキャブレーター補修
●ピッケルのグリップ用
●スピーカーケーブル自作
●ケーブルに巻いて音質改善
●釣り餌の自作
●車のウインカーリレーの補修
●ドラム用バンブースティックの自作
●水道パイプの修理
●プラグ付きコードのモールド修理・補強
●充電用ケーブルのモールド修理・補強
●配線のハーネス用
●工具のグリップ用

などなど、ジャンルを問わず活用されているようです。


箱や画像だけ見ても違いが分かりにくいのと、自分が実際に触った事がなかったこともあり、
今回この4種を実際に巻き付けて比較してみました。


< 自己融着テープの使い方 >
・使用前に対象物の表面を洗浄します。
・テープの幅が少し狭くなるくらい引っ張りながら巻きつけます。
・巻いたテープの1/2が下のテープと重なるようにらせんを作ります。
・巻く際に、しわが寄ったり空気が中に入らないよう注意します。
・巻き終わったら上からビニール絶縁テープで覆う。(推奨)
 → テープではなく熱収縮チューブを被せる方法もあります。

 今回は単体の商品のみを巻き付けて、どのような違いがあるのかを見てみます。

< エフコテープ1号 >
粘着剤はついてないのですが、ベタ付くような手触り。
上から別のテープを巻いた方が良さそう。
手でぐねぐね成形してから必要な個所に充填することもできます。
< エフコテープ2号 >
実物を見た人みんな「これビニテ?」と聞くくらい外観はビニテそっくり。
※実際はビニールではなくポリエチレンです。
2層構造であり、自己融着とはいいつつも普通の粘着テープに近いつくりです。
< ブチルゴムテープNo.11 >
それなりに強く引っ張っても大丈夫なので仕上りが薄い。
引っ張る前はつやありなのに引っ張るとつや消しになるから不思議。
手触りめっちゃいい。
< バルコテープ >
肉厚で、巻くだけでテニスのラケットやゴルフクラブのグリップのようになりました。
 写真は20mm幅ですが40mm幅の商品もあるので広域に巻き付ける際は重宝します。


具体的に特徴をまとめると以下の通りです。


また、自己融着テープは粘着剤がついてないので、剥がしたあとも
跡が残らずべたつかない!!
こういった特性もあり、工作ブログや商品レビューを見ると「工具箱に1つ入れておくと便利!」「ビニールテープは粘着面がズレたりベタ付いたりするけど、自己融着だとピッタリくっつてベタ付かないから使いやすい!」など、万能テープとして重宝している方も多いようです。

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試しに身の回りの物も補修してみようと思います。
 明工社ME2616を使用した延長コード。
 使っているうちに被覆が引っ張られて中の線が露出してしまいましたが、接続済みのME2616は非常に分解しづらい。
 エフコ1号を適当なサイズで切って、
 
 二つ折りして根元に巻き付けます。
 その上から2号。
 補修完了!見た目はビニルテープのぐるぐる巻きにも見えますが、時間が経って粘着剤がべたべたする心配がないのはありがたいですね。
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あると便利な万能テープ、どれでも1巻からご購入できますので、「あ!こーゆうテープ欲しかった。」とか「昔よく使ってたけど最近近所で調達できない。」といった皆さまは是非お買い求めください。


↓お問い合わせはこちらまで↓
直売店舗 TEL:03-3253-9351 FAX03-3253-9353
本社 TEL03-5684-2151 FAX03-5684-2150(24h)
 E-mail:webshop@oyaide.com 

齋藤でした