2016年9月19日月曜日

ケーブルは見た目だけでは、わからない。ヨリ線のサイズの測り方。

世の中には、大きくわけて2種類のケーブルが存在します。
それは、「単線」と「撚線(ヨリ線)」。
今週の「週刊サンデン」は、「単線」と「撚線」のサイズの測り方です。





まずは、「単線」と「撚線」の違いからです。
「単線」とは、読んで字のごとく、絶縁体の中の導体が1本のものです。
例えば、VVFケーブルとか、オヤイデ電気で販売してるものだと、純銀単線などです。








「撚線」とは、絶縁体の中に細い導体が複数本入っているものです。
オヤイデ電気で販売しているものは、おそらく95%以上はこちらのタイプです。












で、「単線」のサイズを測るのは簡単なことです。
例えば、「H-HIV 1㎜」を使って測ってみます。必要なものは、「デジタルノギス」と、何かケーブルを切ることができるハサミかカッターです。








上の写真のようなデジタルノギスがあれば、100分の1ミリまで計測することが可能です。




こんな感じのケーブルの



被覆を剥いて




測るだけで、「単線」の場合はサイズはわかります。


では、「撚線(ヨリ線)」の場合は、どうしたらいいでしょう?
今回は「Bx-s0.5sq」を使って実際に測ってみます。


ケーブルの先端を剥いて、導体の本数を数えます。20本あります


剥いたケーブルの中から1本を測ります。0.18㎜です

ここからは、小学校で習った円の面積の求め方を思い出しましょう。

「半径x半径x3.14」です。これに当てはめますと、
0.09x0.09x3.14=0.025434」です。
0.025434㎜」の導体が20本入っていますから、
0.025434x20本」で、このケーブルの面積は、
0.50868㎡」ということがわかります。
ということで、おおよそ0.5sqということになります。
サイズがわからなくても、導体のサイズだけ測ることができれば、
すぐにケーブルの太さがわかりますね!

次に、下の写真をご覧ください。


左の黒いケーブルが、「KIV5.5sq」、右の黄色のケーブルが「IV5.5sq」と、
どちらも同じ5.5sqです。
写真ではわかりづらいですが、「KIV5.5sq」は0.32㎜x70本

IV5.5sq」は1.0㎜x7本で構成されています。
KIV5.5sq」は5.62688㎡、「IV5.5sq」は5.495㎡となります。
導体の素線構成が違っていても、おおよそ同じ太さになります。
両方を比較した場合、絶縁体の材質(ビニルやシリコンや、フッ素樹脂など)が同じであれば、
導体本数が多いほうが、柔らかくなります。

もっと顕著な例が下の写真です。


左側の黒いほうが、「Bx-s0.5sq」、右側の赤いほうが、「RSCB0.5sq」です。
Bx-s0.5sq」は0.18㎜x20本、「RSCB0.5sq」は0.08㎜x99本で構成されています。
右のRSCBのほうが、シリコン被覆ということもありますが、圧倒的にフニャフニャです!

最後にもう1枚写真をご覧ください。


左が今では、在庫も残りわずかとなってしまった、「UL1430 AWG18(PCOCC-A)」、
右が600V、105℃耐熱の「UL1015 AWG18」です。
写真で見ると違いがわかりづらいですが、「UL1430 AWG18(PCOCC-A)」が
仕上がり外径2.07㎜
右の「UL1015 AWG18」が仕上がり外径3.0㎜約1㎜の違いがあります!
導体構成は、どちらも0.18㎜x34本です。
つまり、導体のサイズが全く一緒でもケーブル外径が全く違うものも多数存在しております!
電線のサイズは見た目だけでは、サイズは判断できない場合が多々あります。
絶縁体の太さだけで同じものを選ばれると、事故が起こる場合もございますので、
お気を付けください。

秋葉原の直売店にケーブルのサンプルをお持ちいただければ、もちろんサイズをお調べさせていただきます!

ご不明の点は、下記までお気軽にお問い合わせください。

TEL03-3253-9351

以上、根津でした。





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