近年はAIや自動運転技術を筆頭に「人間がやっていた作業を機械が受け持つ」ことが浸透しつつあります。
この流れは分野によって差があり「まだまだ機械には置き換えられない」という領域も多々あると思いますが、その一方で自動化がすっかり定着している分野があります。
ずばり、工場です。
製品や部品などを製造する現場ではFAロボットと呼ばれる存在が活躍しています。
今回はそのFA(ファクトリーオートメーション)分野で活躍しているケーブルについてのお話です。
FA(ファクトリーオートメーション)とは・・・
ものづくりの生産工場などで「産業ロボットを導入して作業を自動化する事で、ヒューマンエラーを減らしたり生産効率を向上させよう」というシステムのことです。単一の動作を延々と繰り返す作業を機械に任せることで人件費を節減できたり、品質を均一に保てるなどのメリットがあります。
もちろん自動化できない作業もありますが、最近では協働ロボット(コボット)と呼ばれる 人と同じ空間で一緒に作業を行える産業ロボット も開発されて、ヒトとロボットが共同作業している現場もあるようです。DENSOさんのHPでは協働ロボットの活用事例も紹介されています。(DENSOさんのページは→こちら)
さて本題。ロボットの可動部などに使われるケーブルには従来のケーブル以上に高速稼働に耐えられる屈曲性・捻回性、また工場内で使用するものは機械油に強い耐油性などが求められます。
なるほど。
そもそも屈曲性とか捻回性ってどんな特性?
なるほど。
そもそも屈曲性とか捻回性ってどんな特性?
「柔軟性」「屈曲性」「捻回性」など様々な特性がありますが、一見すると「ぐねぐね曲げても大丈夫!!」のように似たような印象を受けます。しかしケーブルの取り回しにはいろいろな負荷があります。
百聞は一見に如かず。まずは以下の動画をご覧ください。
※いずれも太陽ケーブルテック株式会社様のYouTubeより引用
●移動曲げ試験
●曲げ試験
●U字折り返し試験
●屈曲試験
●折り曲げ試験(大型)
●折り曲げ試験(小型)
すべて30秒足らずの動画ですが、見てるだけでじわじわくるものがあります。笑
個人的なイチオシは曲げ試験。
このように様々な力の加わり方があり、ケーブルの仕様用途によって求められる特性が変わります。例えば高速可動する部分で使うケーブルは素早い動きに耐えられる屈曲耐久性、ゆっくり複雑な動きをする部分で使うケーブルは柔軟性や捻回性を求められるといった形ですね。
その他の特性を含め、ロボットケーブルの説明で見かける特性についての一覧はこちら!!
このような性質の違いとサイズや芯数が組み合わさると無数の選択肢になります。
すでに品名が分かっているご依頼も、必要条件しか分からず該当する電線をお探しのご依頼もどちらでも気軽にご連絡ください。
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齋藤でした
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