こんにちは。小島です。
台風、すごかったですね。みなさんご無事でしょうか。
私はガッツリ台風の影響を受けました…さらに台風一過のこの暑さ…
今週のサンデンはこんな暑い日でも耐えられるテープをご紹介します。それでは週間サンデン、始めます!
今週ご紹介するのはこちら!
あまりお見かけする機会がないかもしれませんが、耐熱性があって薄〜いテープといえばまずこちらをご紹介します。ちなみに店頭ではこれを狙い打ちで買いにいらっしゃる方が多い印象です。
ポリイミド(カプトン)?
なんで名前が二つあるんだと思うでしょうが、「カプトン」というのが米国デュポン社の商標登録となっているのです。
ポリイミド自体の化学構造は古くから知られているものですが、フィルム製品として実用化させたデュポン社で、商品名がカプトンというわけなんです。へ〜。
このテープの特徴はまずはやはり耐熱性!
耐熱が定格200℃でございます。でもこれはフッ素テープと変わらないですね(十分すごい性能ですが)。
しかしこれだけじゃない!ポリイミドテープには難燃性(UL510 Flame Retardant)、と再剥離特性がございます。
熱に強く、ベタベタしません!
という訳で、実はポリイミドテープに触ったことがなかったので、ここで色々実験してみましょう。
実験① 再剥離テスト(紙に貼る)
テープ単体だと、少しパリパリした触感です。薄さも相まってクルンとカールします。簡単に伸ばせますが、くっつかないように注意しましょう。
クルンと丸まります。 |
では、いきなり難易度MAXの紙に貼ってみましょう。
ペタリ。けっこう色が濃い。 |
さすがに無理でした… |
さすがに紙から剥がすのは無理でしたが、他のツルツルした面では用意に再剥離できました。
実験② 燃やす (危険なのでマネしないでください)
ケーブルにポリイミドテープ、ビニールテープ、養生テープを巻いてライターで燃やしてみましょう。
左から、ポリイミドテープ、ビニールテープ、養生テープ Let's Fire! |
ポリイミドテープ 少し端が焼けていますが、概ね無事。 巻いていない部分は溶けています。 |
通常のビニールテープ 全体がグズグズです… |
養生テープ 全体が溶けてます。剥がせません…。 |
実験② 溶かす (危険なのでマネしないでください)
これまたケーブルにポリイミドテープ、ビニールテープ、養生テープを巻いて270℃のハンダごてをあてます。
左から、ポリイミドテープ、ビニールテープ、養生テープ Let's ハンダ! |
ポリイミドテープ 巻いていない部分は即溶けてしまいました。 テープを巻いてある部分は、テープに変容はないのですが、ケーブル が少し溶けております。 |
ビニールテープ 見るも無残な状態です… |
養生テープ これはお話になりませんね… |
結果は概ね予想通りでしたね。
基本的にはケーブルに巻きつけて使うより、基盤などに使うことが多いテープでございます。
そういえば昔のファミコンを分解したときにこの薄茶色のテープが貼ってあったな〜
そういえば昔のファミコンを分解したときにこの薄茶色のテープが貼ってあったな〜
他にもオヤイデ電気ではAIW (ポリイミド線)、ポリイミドチューブなどがございます。ぜひお試しください〜
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