こんにちは!
金木です。
今回の週刊サンデンはキャブタイヤケーブルです。
キャブタイヤケーブルとは、固定配線を必要としない移動用電力供給電線です。
キャブ(辻馬車)のタイヤのように、丈夫なゴムで被覆されている事が由来だそうです。
デスクトップパソコンや、掃除機などの電源ケーブルに使用されている身近にあるケーブルの1つですね。
キャブタイヤケーブルは身近な存在だけあって、沢山の種類がありますが、大きく2種類に分類されます。
耐摩耗性に優れたゴム系、柔軟性に優れたビニル系です。
まずはゴム系から紹介していきます。
2CT
2種天然ゴム絶縁キャブタイヤケーブル。
弾力のある強靭な天然ゴムを使用しているため、衝撃、摩耗、屈曲等に充分に強味を発揮し、絶縁抵抗、耐電圧等電気的特性に優れています。
鉱山、工業、農業、その他で用いる屋内の600V以下の移動用電気機器または配線およびこれに類する軽易な用途で外傷の恐れの少ない所で使用されます。
2PNCT
600V耐圧 2種EPゴム絶縁クロロプレンゴムキャブタイヤケーブル。
電気的特性及び耐オゾン性に非常に優れ、且つ、耐熱、耐寒、耐水にも優れた性能を有し、最高許容温度は80℃です。 シースにはクロロプレンゴムを使用しているため摩耗、引っ張り、衝撃、可とう性の酷使に耐え、耐油性、耐候性、難燃性等の特性に非常に優れています。 1CT、2CT、2RNCTと比べて、外径、質量が小さく、同一条件では他のキャブタイヤケーブルに比べ許容電流が大きくとれるのも特徴の一つです。
最近の屋外で使用するケーブルは主に2PNCTが使用されています。
ビニル系
ビニル系はさらに600V耐圧のVCTと、300V耐圧のVCTFと分けることができます。
VCTFは正確にはケーブルではなく、キャブタイヤコードなのですが、キャブタイヤではありますので、纏めてご紹介します。
VCT
絶縁体・シース共にビニル(ビニール)で出来た汎用のキャブタイヤケーブル。
交流600V以下、直流750V以下の移動用電気機器の電源回路の配線及び制御回路用の配線、その他可とう性が要求される場所で広く使用されます。
取り扱いサイズ
VCT222
600V耐圧で柔軟性に優れ配線がスムーズ 水中ポンプ用としても最適。
VCT531BX
VCTF
主に屋内で使用する300V以下の小型電気器具やFA関係(ファクタリーオートメーション)工場の、自動化用機器の配線等に使用されています。 多芯ケーブルとして細い外形が要求される場合に適しています。
パソコンの電源コードなどは、大体こちらが使用されています。
取り扱いサイズ
VCTF スーパーフレックス
絶縁体及びシースに使用するビニルは特殊軟質ビニルを使用し、製品はゴムと同じような弾力性があり、ソフトなタッチで可とう性に優れます。従ってフレキシビリティを要求する移動電動工具や外部露出の配線等に最適です。
VCTF23NXX
300V耐圧の耐震性に優れたシースを使用したVCTF。
以上!
身近なケーブルですが、実はこんなに沢山種類がございます。
使用用途に合わせて、最適なキャブタイヤを見つけて下さい。
もし、上記以外のキャブタイヤ(三ツ星 スターソフトVCT
など)をお探しでも、お見積りいたしますので、お問合せ下さい。
以上!
金木でした!
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