このクソあつい中、冷房もつけずにやってみましたUSBケーブルの自作。
オーディオインターフェースやらMIDIコントローラー等のUSB接続機器は
皆様ご存知d+製のを使ってたんですが、外付けHDDのUSBだけは
付属のケーブルだったので、これじゃあ電線屋の名が廃ると思いやってみました。
今回の材料はこちら↓
左上から時計回りに
せっかく作るんだし、オーディオデータのやりとりをする外付けHDD用だしちょっと豪華にしてみようって感じです。
オヤイデオリジナルのContinental5sと線材は近いですね。
まずは4本のケーブルをTBCに通していきます。
TBCは一応筒状をしていますが、最初はぺったんこな状態なので何気に結構やっかいっす…指先が痛い…
TBCを通せたら上から高密度PETを被せたいのとTBCが裸の編組線で
もそもそするので PTFEテープをぐるぐるっと巻きつけちゃいます。
多分ここを銅泊テープ(こんなの)とかにすれば
2重シールドとなり、さらに外的なノイズを防げるでしょう。
(作った後に気づきました…)
TBCにPTFEテープを巻き付けたら高密度PETの中に通していきます。
(作った後に気づきました…)
TBCにPTFEテープを巻き付けたら高密度PETの中に通していきます。
プラグカバーも忘れないように通します。
下準備完了っつうことでケーブルの先端を剥きます。
そして銀線もPCOCC-A線も両方とも被覆が熱に強いのでハンダごての熱の心配があんまりないです。
いざハンダ付けなんですけども、音声ケーブルとは勝手が違うところがここでして…
写真だとわかりにくくて申し訳ないのですが、
USB Aプラグのハンダ付けする箇所には1・2・3・4と番号がふってございます。
1が電源+、2・3がデータ+/-、4が電源-という事らしいです。
なんとなく電源を銀線にしたらいかがなものかとも思ったんですが
はじめに書いた通り、Continental5sを意識して作り始めたので
電源をPCOCC-A(1番緑・4番赤)、データを銀(2番を青・3番を透明)にします。
自分が使っているハンダごてがコレでこて先がやや太いもんで
プルプル震えながら予備ハンダを丁寧にやったんですけども、
若干プラスチックを焦がしました…。まぁでも干渉はしてないから良しと。
ハンダはSS-47を使いました。銀入りハンダの中ではぬれ性が高いので
ハンダ付けするところが細いって事以外は困りませんでした。
ビバ!SS-47!
ハンダはSS-47を使いました。銀入りハンダの中ではぬれ性が高いので
ハンダ付けするところが細いって事以外は困りませんでした。
ビバ!SS-47!
ほんでハンダ付けしたところに黒いカバーのパーツをして、
ひっくり返して機器に接続する部分のパーツにくいっと押し込みます。
こんな感じでハンダ付けする部分は奥にしまわれるので
音声ケーブルよりちょっとケーブルを長めに見積もっておかないと
奥にしまわれるところに届かず1から出直しという事になりかねないので気をつけましょう。
そして意外と径が太くなってしまいPETチューブを熱収縮チューブで
固定しようとするとプラグカバーが入らなくなってしまったのと、どうせ見えないしいいや…と投げやりになりPTFEテープで
高密度PETは止めました。
そして意外と径が太くなってしまいPETチューブを熱収縮チューブで
固定しようとするとプラグカバーが入らなくなってしまったのと、どうせ見えないしいいや…と投げやりになりPTFEテープで
高密度PETは止めました。
次はシールド線のTBCをプラグの側部分のどこでも良いので
グランドとして落とし込みます。
が!この時ハンダ付けする場所に気をつけないと、この後嵌め込む金属カバーがはまらねぇのです。自分は1回やってもうたしてしまい、やり直しを強いられました…あんまりはじっこにやり過ぎるとはまらないのではじっこから2mmくらい隙間をあけると良しです。
グランドのハンダ付けが出来たら、プラグのおしりをかしめて、
先に通しておいた外側カバーをはめて完成!イェイ。
先に通しておいた外側カバーをはめて完成!イェイ。
次はB!暑いし細かいしちょっと嫌になってきましたがここまできたらあとちょっと。
Bプラグの方は残念ながらAプラグのように番号がふってございませんのです…
冷たいっす…
Bは左上から時計回りに1・2・3・4となってます。
Aの1~4番と同じように接続して、シールドをプラグの金属部分のいずれかに
グランドとして落とし込みます。やっぱりここも注意しないとカバーが
はまらないのであまり隅っこ過ぎないように気をつけましょう!
グランドのハンダ付けが終わればプラグカバーをはめこんで…
出来たーっ!
でもなんか味気ない…と思い自分の工具箱を見ていたらずーっと前から
使い所に迷っていたMWAシリーズのテープを発見致しましたので
ここぞとばかりに貼ってみました。メタリックカラーなので
ちょっと良いプラグみたいっす!(語彙がなくてバカみたいっすね…)
プチ感動します。うんうん、良々。
試聴環境はMacbook proとLacieの外付けHDDをこのケーブルでつなぎ、
オーディオインターフェースはRMEのFIREFACE UC、モニターはGENELEC8020、
ヘッドフォンはPHONON SMB-02でやってみました。
結果は驚く程変わるって事はないんですけども、全体的に綺麗に、
特に高域が綺麗に伸びつつも、歯切れの良い音になった気がします。
中低域も聴感上、情報量に変化はないのですがきっちり中身が詰まっているけど
分離が良くなって、スピード感もあがったかなという感じになりました。
そんな訳で写真も多くて説明も長くなってしまいましたが、
Continental5s欲しいけどお財布事情が…とか
音声は全部作ったけどUSBはまだ付属のから変えてない…等々、
そんなお客様いらっしゃいませんか?
意外と安くあがりますよ自作USBケーブル!
しかもいろんなパターンが試せるので面白いと思います。
近々、この線材でちょっとお得なUSB自作セットも
販売するかも??知れませんし、
そもそも、線材とプラグだけで考えたら3千円ちょっとだし、
取り回しもめちゃくちゃ良いですしオススメです!自作!イェア!
自作のUSBケーブルとかって、特性インピーダンスの整合とかの問題が出たりしないんでしょうか?
返信削除映像ケーブルのようにインピーダンスがはっきりしている同軸ケーブルとBNCコネクタをつなぐだけなら安心ですが、そうでない線を複数まとめて使用するのは、心配な感じがします。
コヤテン様
返信削除お問い合わせありがとうございます。
あくまで自作・自宅使用という範疇で今回はブログを書かせて頂きました。
製作して数日経過していますが今のところ、エラーも無く問題無く使用出来ています。
問題なくて良かったです。
削除いつもインピーダンスが不明な自作ケーブルの話を聞くと心配になるので今回も少し心配でした。。
でも、問題なく使えているみたいなので安心しました。
噂に聞いた話だと、FTVS-910 1本とFTVS-510 2本を使ってUSBケーブルを作ると素晴らしく音の良いものが出来るそうです。