2014年11月29日土曜日

私のペダルボー道  ~簡単?! だけど慎重に!DCケーブルの作り方!! の巻~

好きなFUZZはPrescriptionのexperienceです(別にジミヘン好きという訳ではないです)
あとMUFF系です。
experience

 こんにちは、本多でございます、顔に似合わず声は高めです。最近髪を切りましてちょっぴりパンクな感じのツンツン頭で御座います、悪しからず。



前回の記事を見て下さったある方から「DCケーブルの作り方まで載せて欲しかった」とのご意見を頂きました。

実は当初作り方まで載せる予定だったのですが、先ずは興味だけでも持っていただこうと書いた記事でしたので、詳しい作り方は書かなかったんですねー



ですがご要望をいただいたからにはお答えしないわけには参りません!




今回は僕がDCケーブルを作る際の材料や工具、そして全行程を紹介させて頂きます!!









 先ず初めに




この記事に興味をお持ちの皆様はご存じとの事とは思いますが、エフェクターに使うDCケーブルはセンターマイナスです。結線を間違えてたり絶縁を怠ればすぐにショートしてしまいます。

最悪大事な大事な機材を昇天させてしまう結果に陥る事になりかねませんので、充分過ぎるほどに気を付けて製作して頂きたいです。







 さてさて、ではご案内いたしましょう。

今回はBx-s 0.75sqを使って作ります

長さは勿論お好きな長さでお作り頂けます。僕はとりあえず30cmで作りました。
色の組み合わせは写真の通りです、元D.A crewです。



先ず準備するモノはこちら


・Bx-s 0.75sq 32cm ×1 33cm×1
(ツイストをするとだいたい2㎝ぐらいは縮みますので作りたい長さ+2㎝で準備します。センターのコールド用は1㎝長く取ります)
・DCプラグL型×2
・kester44 適量(ハンダ)
ASF-110FR 5mm幅 12cm位(絶縁用のフッ素テープ)
・Hit Tube4mm 赤黒 各1.5cm程
・スミチューブA 黒 12π 1.2cm×2
・ハンダゴテ
・よく切れるハサミやカッター
・コテ先クリーナー
・ヒートガン(又はライターやバーナー等)






ではまず準備から

Bx-sの両端を3~4mmずつ剥きます。剥きましたら絶縁テープで保護しておきます。


剥きだした銅線をまとめたら予備ハンダをしておきます(省スペースでの結線作業となりますのでハンダを盛り過ぎないように注意しましょう)


プラグにも予備ハンダを。こちらは銅線より少し多めにしておきます


プラグカバーの出口が狭いので少し拡張しておきます(細い線材で作る場合は不要です)
プラ素材なのでカッター等で楽に切れます。

(左:拡張後 / 右:拡張前)
それでは片方を結線します。ホットの方からやるとやりやすいです。
(この場合のホットは通常のグランド=コールドの部分ですね)

マル信さんのDCプラグは熱に弱いのですばやく結線するのがポイントです。

結線しましたら絶縁テープで覆い、絶縁します


次にコールドの方も結線しましょう(電極が短いので少しやりずらいです。ハンダ付けする前に少し曲げ癖を付けておくとやりやすくなります。)

こちらにも念の為、テープで絶縁処理を行っておきましょう。


付け終わりましたらプラグをクランプなどで固定して線をツイストさせて行きます

コツは等間隔になるように意識しながら根気よく、丁寧にねじっていきます。

この時ツイストさせる間隔はだいたい2cmくらいを意識すると良いです。


端の方までツイストさせましたら一旦テープなどでほどけないように固定しておきましょう。

赤いHIT TUBEを通してつきあたりまで被せ収縮させます。

カバーをはめてスミチューブAを被せておきます(収縮させても良いのですが、最終確認の際に問題があると怖いので念のためにまだ収縮させません)


黒のHIT TUBEとスミチューブAを通してから反対側も結線します

カバーをはめて導通確認を行い、問題が無ければスミチューブAも収縮させて完成です!



お好みでスミチューブVの4mm辺りをかけてツイストが緩まないように固定してあげたり、PETチューブ1/8を被せて保護してあげるのもアリですね。

スミチューブVをかけたもの
番外編ですが4本のケーブルを編んで作ることも出来ます。

前回の記事でBELDEN 8503を使用して作ったケーブルがそうでした。



編み方はネット上にやり方動画が上がってますので探してみてください。

これは編み方で色の配置を調整できますし、なにより見た目がgoodですね!

あんまり太いとやりにくので0.18~0.3ぐらいがやりやすいかと。

(シンジ君が乗ってるアレぽい色で編んでみました。0.3のBx-sです)






 色々と調べてみるとわかるのですが、大手機材メーカーさん等ではDCケーブルの自作を推奨していません。

作りが甘ければ機材を壊してしまう危険が伴いますし、ちゃんとしたメーカーさんが作ったしっかりとした製品を使うのが一番安全です。



それでも、自分が選んだ素材で、手間をかけて作ったモノが、自分の音楽に彩りを与えてくれる喜びや実感というものは、何ものにも代えがたいもがあります。

まぁ、単純に利便性もよいです。好きな長さで作れますのでエフェクターボード内での配線が容易になります。余分なケーブルが這いまわっているとノイズや思わぬトラブルの原因にもなりますからね。






こんなところでしょうか?

「それじゃぁ甘いよ」とか、何か欠点的なものを発見されましたら容赦なくおっしゃって下さいね

僕自身の為というより、ケーブルを作られる皆さんの為になりますので。



それでは、また私のペダルボー道シリーズでお会いしましょう



本多でした!

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