2013年9月9日月曜日

週刊産業電線創刊!


全国のオヤイデ電気ファンの皆様こんにちは!

このブログを読んでいただいている方の多くがイメージされるオヤイデ電気とは、
オーディオ用製品や、ヘッドフォン用ケーブルを作っているメーカーではないでしょうか?

こんなのとか







こんなのとか






こんなのとか


もちろん、それもオヤイデ電気なんですが、




同軸ケーブルや、ビニールケーブル、テープやチューブなど、
オーディオやヘッドフォンとは全く関係のなさそうな、
いわゆる産業用電線・工業用製品
売っているのも、オヤイデ電気なのです




そんな産業用電線などについて書いていこうというのが、このコーナー






創刊号の第一回は、「フッ素樹脂FEP被膜線」についてお話いたします。

そもそも「フッ素樹脂FEP被膜線」って何のこと?って方も多いかと思われます。


正直なところ、私もオヤイデ電気で働くまで知りませんでした。(汗)

聞いたことすらなかったし。


例えば、こんな電線です。



(写真じゃ、わかりずらいですね)
表面がツルツルしてて、ちょっと固めの配線材です。

フッ素樹脂FEP被膜線」の話をする前に、「テフロン線」って聞いたことありません?
耐熱性、耐寒性、耐水性、耐薬品性に優れている、
寒いところから、非常に高温のところまで幅広く使用いただける配線材です。
「それなら知ってるよ。あの固いやつでしょ?」って方も多いかと。



ただし、
「オヤイデ電気にはテフロン線は売っておりません!」

オヤイデ電気のオンラインショップにも、秋葉原の直売店に来られても、販売しておりません。

 
テフロン」とは、フライパンなんかにも使われてますけど、
某社の商品名とのことで、他メーカーは使えないとのこと。
わかりやすい例えだと、「宅急便」は「ヤマト運輸」しか使えなくて、
他の運送会社は「宅配便」とか「〇〇便」って使っているみたいなものでしょうか。


一般的には、フッ素樹脂被膜のものを総称して「テフロン線」と呼んじゃってる方が大多数ですけどね。


よく直売店にこられるお客様にも尋ねられます。「テフロン線ください!」って。
テフロン線は売ってないんですけど、フッ素樹脂FEP被膜線なら売ってます。




それが潤工社のジュンフロン線だったり、




0.3SQ銀メッキ

0.5SQ銀メッキ

0.75SQ銀メッキ




田中電線のタナフロン線だったり、



0.3SQ錫メッキ

0.5SQ錫メッキ

0.75SQ錫メッキ




日星電気のハイフロンだったりします。




3.5SQ錫メッキ

5.5SQ錫メッキ




テフロン」という単語が使用できないために、
各メーカーが、それぞれ「〇〇フロン」と名付けて製造しているというわけです。


オヤイデ電気のオンラインショップでは、こちら各種機器用配線・耐熱線のカテゴリーからお選びください!



じゃー、FEPってなんなのよ?って思われるかと思います。


フッ素樹脂の種類にも使用可能温度によって、いろいろ種類がございまして、よく使われているのが、
FEP・ETFE・PFA・PTFEの4種類。

オヤイデ電気で一番取り扱いが多いのがFEP電線です。



FEP被膜は-253℃から+200℃まで使用可能です。

オヤイデ電気で販売しているもので、一番耐熱・耐寒温度の優れているケーブルになります。




しかもジュンフロン銀メッキ線なんかは、オーディオ向け自作パーツとしても広く使われております。


たとえば、iPodやiPhoneなどで使用するDockケーブルの自作に!(詳細は下記ミジンコブログ参照)



・i Pod/i Phone/i pad用ドックコネクター自作キットのハンダ付け詳細!




・「オヤイデ電気ドックケーブル自作講習会」ご報告





イヤホンのリケーブル用に四つ編みにしたり(詳細は下記ショップブログ参照)

四つ編みケーブルで自作!



産業用電線として販売されているものでも、オーディオ向けにも使用いただけるものも,
 なかにはあったりします。


こんな感じで、毎週産業系電線・工業向け商品をご紹介していこうかと思っております。
興味のある方も、そうでない方も読んでいただければ幸いでございます。
「週刊産業電線」は毎週月曜日に更新予定。

では、また来週。根津でした。



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