2018年3月19日月曜日

ふたつのUL、違いは何?リスティング認証のケーブルあります。

まずはこちらをご覧ください。



どちらもULのマークですね。
ULについては過去のブログでも取り上げましたが、概要は以下の通りです。


*UL(Underwriters Laboratories Inc)とはアメリカの企業名で、
材料や部品の状態から完成品まで、機能や安全性に製品安全規格(UL規格)を策定し、同時に評価方法を設定、その評価に合格したものにUL認証マークの使用が認められています。

つまり上のマークは「UL試験合格マーク」というわけです。
UL規格対応/UL認証/UL電線など、呼び名は資料やメーカーごとにまちまちですがこれらは同じ意味合いです。

さて、ブログ冒頭にあるようにULには主にふたつのマークが存在します。
実はこのふたつのマーク、下図のようにきっちりと適応範囲が分かれています。

リスティング(Listing)認証は「ULの安全基準を満たした製品ですよ」という認証で、ケーブルに限らず機器そのものに対しても取得できます。
一方、リコグニッション(Recognition)認証とは「リスティング認証された製品に組み込む用途なら、安全基準を満たしています」といった条件付きの認証です。



このように米国の産業機器にはULリスティング認証が欠かせない条件となっています。
機器全体で認証を取らなくてもULリスティング認証を取得している部材のみで組み立てた場合も、ULの安全基準を満たしたと解釈して良さそうですね。

(※ 上記はあくまでも米国での基準なので、ULを取得していないケーブルでも安全に使用できる製品はたくさんあります。また日本ならJIS規格やPSE(電気用品安全法)、欧州ならEC指令、中国ならCCC(中国強制認証制度)など国や地域のよって安全基準が異なります。)

つまり、リスティング認証ケーブル(=リステッド対応ケーブル)のメリットは、
「米国産の製品に使用できる/米国向け製品の部材として組み込みやすい 」といった部分なんですね。


そんなリスティング対応ケーブル、オヤイデでも販売しております。

通信用 CM(UL444)>
取り扱いサイズはAWG26、AWG24

取り扱いサイズはAWG26、AWG24

取り扱いサイズはAWG22 ~ AWG16

取り扱いサイズはAWG22 ~ AWG16
KDF
取り扱いサイズはAWG25、AWG23、AWG21

KDF-SB
取り扱いサイズはAWG25、AWG23、AWG21
電力制限回路用 CL2、CL3(UL13)
取り扱いサイズはAWG24 ~ AWG16

取り扱いサイズはAWG24 ~ AWG14

取り扱いサイズはAWG24 ~ AWG18
いずれもオヤイデオンラインショップで1mからご注文可能です。
※ご注文からお届けまで2~3日ほどの納期となります。予めご了承ください。

上記以外にもCEマーキング品など各規格認証品もお取り寄せ致します。
○○規格といった条件で電線をお探しの際は是非ご相談ください。


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