2018年8月6日月曜日

ドローン自作派必見!電線の重さ気にしてますか?


こんにちは!


『週刊サンデン』ブログです。

猛暑続きの毎日で、へばり気味な柳沢が、今週はお送りします。


 1年位前から本社で勤務しているもんですから、
お客様と話したりする事がめっきり減りまして、
そんな中、このブログを書くのにも頭を抱えつつ、
何とか書き続けているわけなんですが、
今回も、毎度の如く何の事を書こうか
無い頭で考えていた時に、あるお客様を接客したことを思い出したんです。

ドローンレースに出場しているというそのお客様は、
もっとスピードを出す為に、ドローンの軽量化を図っていて、
内部配線も、より軽いものに変えてあげれば、
スピードアップに繋がるだろうと言い、色々と話した結果
屈曲性も大事だという事で、RSCB(シリコン電線)を購入されていきました。
ドローンレースに参加している人がどれだけなのか分かりませんが、
ラジコンやエアガン等でもカスタムする方はいらっしゃいますから、
重さの情報があれば、絶対に有益なハズです!


という事で、前置きが長くなりましたが、

今回のサンデンブログは、ドローンやラジコン等、
内部配線材に使えて、他では入手が難しい細い線に絞って
内部配線材の重さを量っていきたいと思います。



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計測前準備


以下のようなルールで、配線材を測定していきました。




量りは、200g×0.01gまで計量可能なデジタルメーターを使用

配線材だけだと量りに上手く乗らないので、ビニール袋に入れて量ります。
因みに、ビニール袋の重さは1gです。


このようにして、ビニール袋に入れて配線材を量っていきます。
長さは全て1mで統一しました。


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計量した商品の紹介

今回実測した商品をご紹介しておきます。太さは0.08sq~0.3sqまでの細さで、単線よりも柔軟性が良い撚り線をチョイスしました。汎用的に使われる電線は、耐熱温度や屈曲性、電気特性に優れている電線、他には、ヘッドフォンリケーブル自作用配線材として、オヤイデ電気で人気の電線を選んでみました。自作するという事を考慮して、特に初心者でも比較的扱いやすいということを
ポイントに置いてみました。



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ジュンフロンSA(銀メッキ)
使用したサイズ:0.08sq0.14sq0.3sq
特徴:FEP被膜銀メッキ線 潤工社製 銀メッキ 
高密度配線に要求される電気特性、機械特性なの高い信頼性を備え、電子電気機器の内部配線用として広く使われています。サイズ1.25sはエアガン界隈では、かなり人気の電線。銀の導電率が良好な事と、耐候性能に優れているのが理由の一つ。※FEP:連続使用温度範囲:-253℃+200℃   

BX-S
使用したサイズ:0.08sq0.18sq0.3sq
特徴:標準型架橋ポリエチレン電線「BX-S(ビーメックスーエス)」古河電工製   錫メッキ                      オヤイデ電気でも1、2を争う人気配線材。コスパに優れ、電子機器、電気機器などの内部配線に最適。耐熱温度90℃で、絶縁体に 300 〜 320℃の半田ごてで触れたり、
半田槽に絶縁体ごとつけても溶けたりしない、良好な耐半田加工性を有しています。
 

RSCB
使用したサイズ:0.1sq0.2sq

特徴: シリコーンゴム被覆電線 日星電気製 無メッキ 柔軟性を求めるなら絶対にこの電線!取り回しの良さは、ピカイチ!使用温度も−60〜180度と高温も低温もカバー出来る逞しさ!極地への撮影でも仕様さています。汎用的には、燃焼機器、厨房機器、輸送機器、OA機器等、耐熱性の必要な機器の内部配線等で使用される事が多い電線です。0.2sqサイズが富士通テン製スピーカー”エクリプス”のスピーカーケーブルとして推奨されています。


極細平行PVC電線使用したサイズ:0.08sq0.18sq 特徴:オヤイデ電気オリジナルPVC被膜極細平行線(0.08sqは耐熱温度80度のH-PVC被膜) 錫メッキ 被膜の色は、0.08sqは赤と黒、0.18sqは透明になります。PVC被膜(0.08sqはH-PVC被膜)なので取り回し易く、さらに極細なので、模型や工作などの限られたスペースへ、また配線を目立たせたくない箇所へのしようにも適しています。

4N純銀撚り線 10/0.12 (FEP被覆)使用したサイズ:0.1sq  特徴:FEPフッ素被覆4N純銀線   
銀は銅に比べて柔らかく、取り回しも良好な4N純銀線。イヤホンリケーブルやミニミニケーブルの自作に人気の電線です。 銀は銅よりも導体抵抗が少ないので、純度の高い銀の特性を生かした新しい用途も期待できます。

ジュンフロンSA(銀メッキ)OFC
使用したサイズ:0.08sq 特徴:オヤイデ電気特注PFA被覆銀メッキ線 潤工社製 銀メッキ  元々リケーブル自作派に人気のあったジュンフロンSA0.08sqからのアップデート版。導体に、より導体抵抗の少ないOFC(無酸素銅)を使用し解像度を高め、PFA被覆は、FEP被覆よりも引っ張り強度が強く、アウトドアで使用されることの多いイヤホン系リケーブル用途には最適。 さらに被覆を薄くすることで、強度を持たせながらも柔軟性を向上させることに成功したオリジナテーに溢れた電線。




精密導体102SSC撚り線 19/0.08 (PFA被覆)
使用したサイズ0.1sq  特徴:オヤイデ電気が開発した銅線「精密導体102SSC」 無メッキ
オーディオ用配線材やリケーブル用として店舗独自企画として生まれたラインナップ。透明度の高い薄さ0.15mm極薄PFA被覆。柔らかくて丈夫で高音質。ハイクオリティ銅線。


UL1015使用したサイズ:24AWG22AWG
特徴:UL規格鉛フリー耐熱塩化ビニル絶縁電線 ROHS指令対応品 定格電圧 600V,定格温度105℃  錫メッキ  鉛化合物を含まないPVC絶縁体を使用した環境配慮型電線 。カラーバリエーションは6色。サイズはAWG24~14まで。汎用の配線材では安価で求めやすいので、切り売りで、とにかく安い電線を探しているならコレ。ズ600V耐圧なので被覆厚アリ。



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実測

それでは、上気した電線の重さを図っていきましょう

ジュンフロンSA 0.14sqを計測中




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各種配線材の重さ


計測した結果を表にしてみました。
重さ(g)はビニール袋の1gを抜いた数値を記載しています。
※重さはビニール袋1gを予め抜いた数値を記載しています。

サイズで見ると、0.08sqでは銀メッキOFC線が、0.1sqは102SSC撚り線と
リケーブル用にオヤイデ電気特注品が一番軽量という結果でした。どちらもイヤホン、ヘッドホン用途での取り回しの良さを考慮した構造が結果に繋がっているのではないかと感じました。RSCBは、柔らかさではダントツに使い勝手の優れていて、機器内での取り回しには最適な電線だと思われますが、シリコーンゴムが重いのか、軽量化を図る時には、必ずしも向いていないという事がよくわかりました。ドローンレースで使用するような自作ドローンの場合は、200gの重量制限があるという事なので、この結果を参考にして頂ければ幸いです。


因みに、ここで紹介した以外で、
モガミの極細シールド線も人気が高く、
ドローン用配線材として店頭で売れている商品です。
(※今回は勝手ながらシールド線は省かせていただきました。)

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ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。

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秋葉原直営店に是非お越し下さい。
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