はい、こんにちは、本多です
今週のサンデンはこちらの工具について!
前回も工具について書いたような気がしますがまぁそれはさておき、オープンバレル端子用圧着工具
「HOZAN P-706」です
オープンバレル用ってのがピンとこない方もいらっしゃるのではないかと思いますので、まずはこちらを御覧ください
この、お尻にU字の爪がついている端子達のことです
ラジコンなんかのバッテリーのコネクタ、見たことありますかね?電動ガンでもいいですけど、中を覗くと画像のような端子がコードにつながってるのが見えます
コイツラを圧着加工するのに使うのが今回の主役、P-706です
P-706 |
様々な大きさのダイスがついていまして、対応する大きさのダイスを使って圧着していきます
ギザギザしている部分がダイスです
*
ではサクサクと使い方をご案内します
オープンバレル式の端子は圧着する箇所が2箇所あります
芯線を固定する部位と被覆を固定する部位です
この爪たちをそれぞれかしめる(圧着する)だけなんですけど、これが案外難しい
「対応するダイスで一発ギュッて潰せばOKなんやろ?」
普通の裸圧着端子ならそれでOKなんですが、オープンバレルは次のような形に仕上げなければいけません
わかりますか? |
これが、 |
こうなるわけなんですね ハート型に爪が曲がっていますよね |
非常に面倒くさい、そしてこれが結構難しいんです
で、最近お仕事でオープンバレル端子を大量に圧着する機会がありまして、何百個カシメたかもう覚えてないですが、やっとやり方のコツを掴んできました
ある意味我流なんですが、比較的キレイに、そして確実にかしめることができますので簡単に紹介します
今回使うのは秋葉原店で最近バラ売りを初めたこちらの端子、TL205M
まず、端子の爪の形を整えます
これを、
P-706の一番大きいダイスを使って、
徐々に徐々に力を加えながら、
ハート型の一歩手前の形までもっていきます
そう、この時点で完成形が見えるようにしてしまうんです
正直、まんまの状態で、一息に圧着できる人を見たことがありませんので、確実な方法を取るわけです
さて、形を整えましたら電線に圧着していきましょう
こうして大きいダイスから
こうやってダイスのサイズを一つずつ落としていって
こうです!被覆にもキレイに食い込んでいます
やり方を色々探していると、やっぱり、仮ドメ(仮カシメ?)をしてから、仕上げるって方法を取られる方が多い印象
つまり一回でやりきらず、数回かしめているんです
ですので、確実にかしめるために2~3段階しっかりと圧着を行います
このやり方なら、細い単線もこのとおりです
これが’’何なのか’’の説明は省かせて頂きます |
正直このやり方が正しいかどうか判断が付かないのですが、仕上がりは案外お手本通り?になっている気がします
まぁ我流なんで、よければ真似してみるぐらいでお試し下さい
というか、数本ならともかく、何十本もかしめるのにいちいちこれはやらないと思うんですよね...僕はやりましたが、えぇ、大変でした
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はい、というわけで、ざっくりとオープンバレル端子の圧着工具の紹介でした
工具そのものよりもやり方に重点を置いていたことには触れないで下さい
対応するダイスを調べる際は、HOZANのサイトに一覧がありますので参考にしてみて下さい
オープンバレル用圧着工具をお買い求めの際はコチラから!
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はい、では今回はこのへんで
本多でした!
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