今回ある世界的に有名な某DJさんからの要望がありまして、”とにかく頑丈なマルチケーブルを作ってくれ”との依頼でした。
確かに毎日機材からケーブルを抜き差ししていると、いくら丈夫なケーブルでも、形があるもの、いつかは、壊れます。
原因としては、プラグの根元の部分での接触不良が多く、いくら気を付けて機材から抜き差しをしていてもかしめ部分の所で、接触不良を起こしてしまうみたいです。
そこで、オヤイデ店舗にある部材で、いかに頑丈でトラブルを最小限に抑える事が出来るマルチケーブルが作れるか私は考えました。。。
”HPC-22W”
柔軟性に優れていて取り回しもよく、余計な負荷がケーブルにかかりにくい。また2芯シールドですので、HOT部分に2本結線でき、断線した場合最悪1本は生き残る事が出来る。
”接着剤付き熱収縮チューブ”
一番トラブルが多いプラグの根元部分。。。
ケーブルに被せる事によってかしめ部分の強化に。
その他部材
色分けの熱収縮チューブ赤、白 PANDUIT 6.4mm収縮チューブ
6本分のケーブルを束ねる為の 高密度PETチューブ 6.0mm
RCAプラグ(ブログ掲載のRCAプラグは非売品となりますのでご了承ください。)
では早速作ってみましょう!
まず6本のケーブルを束ねる為、チューブを被せて収縮チューブ収縮しましょう!
ケーブルの端末カットです。
画像にあるくらいでカットして下さい。
チューブもいい感じにカットして下さい。
次にケーブルの予備ハンダです。
青と白はねじって一緒にしてまとめて予備ハンダしましょう。
次に接着剤付きのチューブを収縮してから、色付きのチューブを収縮します。
そしてプラグへのハンダ付け、HOTに青と白を一緒につけましょう。
重いものが落っこちたり、鋭利な物が刺さってケーブルにショックを加わって事によって、断線をした場合最悪1本でも生き残れる処置です。
ハンダ付けを繰り返し、繰り返し、繰り広げ、6本分合計12ヵ所やりましてぐるぐるポンで完成です!
製作に関してポイントはプラグのかしめ部分に通常の熱収縮チューブではなく、接着材付きのチューブを使用して、がっちり固定!
そしてHOT部分の結線は、1本より2本が安心!
2本中1本切れても、もう1本あるよ!HOT部分に2本ハンダ付け!です!
海外のDJさん数人が使用してまして比較的ハードに使用しているみたですが、現在のところ接触不良の報告はきておりません。
簡単な事ですが、ひと手間加えるだけで、トラブルを最小限におさえる事が出来るかと思います。
上記方法でしたら、ギターなど楽器ケーブルにも応用が出来るかと思いますので、みなさんも是非お試しください!
水島
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