こんにちは、葛下です。
ブログにてしつこく同軸ケーブル作成について語って来た私ですが…
最近店のスタッフが普通に「同軸おじさん」と呼ぶようになって来たので緊急回避の為、今回は話題を変えてハンダ付けについて語りたいと思います。(笑)
皆様、フラックスって知ってますか?
ハンダ付け促進剤です。よく聞く言葉で言うと「ヤニ」です。
ハンダ付けは接合させる金属の表面に異物や酸化膜があると上手く行かないので、フラックスを塗って気持ちよく半田付けをするのです。
最近は最初からハンダの中にフラックスが入ってる「ヤニ入りハンダ」が多いですが、
それでもハンダの広がりが悪い時にはフラックスを塗布します。
例えば、私の前回のサンデンの「同軸ケーブル上級編」のMコネクターを作る時、シールド部分のハンダ付けが結構苦労します。
慣れない人がやると大抵こんな風にダマになるのです。
本来溶けたハンダは丸くなろうとする働きがあるので、穴の中にハンダを流し込もうとすると更に丸まろうとします。
こんな風に広がりが悪い場所にはフラックスを塗ってあげます。
でブワっと一気にハンダを流し込みますと
こんな感じでキレイに埋まります。
って、また同軸やん!!
えっと…まあ、ほんの一例としてであって…
このフラックス、弊社ではHOZANのH-722とH-728が置いてあります。
この2つ、どう違うのか…
H-722には「鉛フリー対応商品」
H-728には「ハロゲンフリー」と書かれてあります。
なんかどっち選べば良いのかわかんないですよね。
ややこしいんですが、722の「鉛フリー対応商品」…
これに至っては別に728が鉛フリーに対応していない訳ではないのです。
どちらも鉛フリーには対応しております。
要はこの2つの大きな違いはハロゲンが入ってるか入ってないかの違いなんです。
それが何なのか…
要は、ハロゲンが入っていた方が作業はやり易いんです。
ただ、ハロゲンという物質は環境に悪い!環境に悪いと言う事は身体にも良くない!
でも作業はやり易い!
さあ、どっち取る!?
話は戻りますが、先程の「鉛フリー対応商品」なんですが、
ハンダは鉛入りの方が溶け易くて使い易いんですよ。
だからもちろん鉛フリーの方が使いづらい訳です。
なのでH-722はハロゲン入りなので使いづらい鉛フリーのハンダでもより作業し易いですよ!という意味で
「鉛フリー対応商品」と明記されているのです。
たぶん…
どちらを選べば良いのかは、
よくハンダ付けをする人は環境や身体の事を考えてH-728、(オンラインショップはこちらから)
たまにしかハンダ付けをしない人は作業性を考えてH-722を選ぶと良いと思います。(オンラインショップはこちらから)
どちらを選ぶかは
あなた次第です!
以上葛下でした。
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