2023年8月21日月曜日

ノイズを打ち消すツイストペアケーブル。果たしてその謎を解明出来るのか⁉️

 こんにちは、葛下です。

 
 
ツイストペアって言葉をご存知ですか?
 
 
私なんぞはツイストって聞くと世良公則を思い出すのですが、50歳オーバーの人しか判らないでしょう…(笑)
 
 
 
ツイストペアとは電線を2本対で撚り合わせたモノです。
 
なんでこんなに捻ってあるの?

 
現在では誰もが使っているLANケーブルが最もその代表格と言えるでしょう。
 
と言ってもプラグが付いた状態のケーブの中なんか見た事無いですよね。
 
 
中はこんな感じになってます。
 

 
よくケーブルで1P・2Pとか表示されているモノがあります。
 
このPがペアって意味で1Pだと1対2芯・2Pだと2対4芯って事です。
 
LANケーブルは全部でツイストペアのケーブルが4対入ってますので4P、4対8芯です。
 
 
よく、2P・4Pの数字の数がケーブルの数だと勘違いしておられる方がいらっしゃいますが、2Pは全部で4芯、4Pは全部で8芯入ってますのでお間違えなく。
 
 
 
さて、ではなぜわざわざこんな風にケーブルを捻るのか?
 

 
それはノイズを除去する為なのです。
 
 
では、捻るとなぜノイズが消えるのか?
 
 
これはね、説明するのが非常に難しいのです。
 
 
なぜ難しいか?
 
 
それは私もよく解ってないからです。(笑)
 
 
 
色々読んで勉強したのですが、言葉も難しいし図解を見てもよく解らん…

 線が平行の場合、外部のノイズ(磁場)が発生すると、それに伴い起電力が発生して、各部分での起電力が加算されるため、ノイズが累積されてしまう。
 
それがツイストすると、ねじれの前後で起電力の向きが反対になるため前後の起電力同士で打ち消しあう効果が生じるため、受信側の差分検出によってノイズの影響をなくすことができるらしいです。


なんのこっちゃ・・・(苦笑)


なんか打ち消し合うらしいんだけど、磁場とか起電力とか、目に見えない物体の事言われてもねえ…(苦笑)
 
 
マイナスイオンがどうとか言うのと同じですよ。(笑)
 
 
で、色々読んで私なりに解釈したのは…
 
 
ケーブル接続って大体2本の線を接続するでしょ?
 
そしてそれぞれ電気信号は逆方向に流れているのですよ。いわゆるプラス・マイナス信号です。
 
 
で、例えばケーブルに対して右方向からノイズの元が襲ってきます。
 
仮にこのノイズを「モヤモヤした物体」と言い表しましょう。
 
 
2本の平行ケーブルの場合、右側のケーブルだけがこのモヤモヤした物体から一方的に攻撃を受け続けます。
 
いくら右側のケーブルが「俺ばっかりやめてくれー!」と訴えても、このモヤモヤした物体は右側のケーブルにだけ、どんどん絡み付いて行って蓄積され、そのまま信号と一緒に進行して行きます。
 
 
これがノイズになるのです。
 
 
ところが、2本のケーブルが捻ってあると、右方向から攻撃されても両者まんべんなくモヤモヤ物体が絡みつきます。
 
 
 
いわゆる痛み分けですね(笑)
 
 
 
で、流れている信号はそれぞれ逆方向な訳ですよ。
 
 
その逆方向の信号同士がそれぞれ進行して行く時、道がスクリューの様に捻ってあるのでそれぞれが激しく交差するのです。
 
 
その時両者の体の周りには、双方モヤモヤした物体が絡みついてます。
 
 
ところがこの激しい交差時に、両者に絡みついたモヤモヤした物体同士が「パーン!」って衝突して振り払われる!
 
 
いわゆるこれが「打ち消し合う」と言う事ではないでしょうか?
 
 
 
どうでしょうか、私の勝手な解釈は…
 
 
おそらく当たらずとも遠からずではないでしょうか…と思うのですが…
 
 
 
「読んでるこっちの方がモヤモヤするわ!」とか言わないで下さい…
 
 
 
まあ、難しい事は考えないで、ツイストペアはノイズが減るのです!その事実だけが大事なのです。
 
 
 
弊社で在庫しているツイストペアのケーブルをご紹介します。
 
 
LANケーブルはこの間弊社の金木が紹介していたのこちらを参照して下さい。

あと、実はLANケーブルのツイストってちょっとした秘密があるのです。

よく見て下さい。
 

 各ツイストのピッチが微妙に変えてあるのが分かりますか?

なんでも長距離伝送するにあたって各ピッチを変えているらしいのですが、詳しい原理はわかりません!(笑)

今の私にこれ以上頭を使う事は出来ません!また調べておきます・・・

要は、これだけ細かい細工をわざわざ施してあるという事は、LAN配線を他のツイストペアケーブルで代用するのは好ましく無いという事ですよね。




 

AWG26のツイストペアケーブルです。

編組シールドと紙で覆われてます。
 
在庫ではSPMC-4からSPMC-12までご用意しております。
 
この数字はケーブルの総数であってペア数じゃないので気を付けて下さい。(SPMC-4=2対4芯)
 
 
AWG24では細いという方には
 


 
ドレイン線と 編組シールドとアルミ箔シールド、介在物としてビニール紐のような物が入ってます。

在庫では0.3sqの1P(2芯)~5P(10芯)までですが、他のサイズ・芯数はお取り寄せ出来ます。
 
 
これらの撚り線のツイストペアケーブルは主に通信機器の接続等(RS-232C・RS422等)に使われます。
 
 
 
次は単線のツイストペアケーブル
 
 


アルミ箔シールドにドレイン線が入ってます。
 
在庫では0.9mmの2対4芯・3対6芯・5対10芯を用意しております。
 
もちろん他サイズもお取り寄せ出来ます。
 
 
こちらは構内通信・放送用に使われます。
 
ちなみに弊社は在庫しておりませんが、Fの付かない「CPEV」と言うケーブルがありますが、
 
この2者は使用目的・規格が異なりますのでお気を付け下さい。
 
 
 
今回のサンデンを書くに当たって色々勉強しましたが、私はやはりツイストは世良公則の方が好きです…(笑)


以上、葛下でした。



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