こんにちは三浦です!
「電源タップ」
という方も少なくないのではないでしょうか?
それもそのはず、「音が良くなる電源タップ」というキャッチフレーズで登場したOCB-1(オヤイデコンセントボックス1号)が1985年。
そこから38年余り、様々な試行錯誤を繰り返しながら今も尚、音が良くなるオヤイデの電源タップとして、皆様にご愛好頂けているからです。
そんな中私が最近宅録環境で使用している製品がこちら!
今回はこちらのブログです。
暫しお付き合いください!
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前機種である「MTS-6」はAV周辺用途を想定して開発されたモデルでしたが、「MTS-6 II」は多くのオーディオファイルを満足させることをテーマに開発された、ブラッシュアップモデルです。
MTS-6Ⅱの特徴
「MTS-6 II」は1.6mm厚のステンレスシャーシを使用していて、耐振動性、耐ノイズ性能に優れています。また見た目以上?に結構重量感があり、高級感があります。
見た目が良い←ここ重要です。
コンセント部には、専用に設計されたリン青銅無メッキのSWOモディファイモデルを採用、バフフィニッシュを施す事により高域レンジを改善しています。
内部配線には、オヤイデ電気のオリジナル精密導体102SSCを使用した3398-14とOFC単線2mmを惜しげもなく採用しています。
あくまでバランスを意識したナチュラルなレンジ感と解像度を実現しています。
スパイク部にもその拘りを垣間見ることが出来ます。
ステンレス製のスパイクOSP-SS+難燃性ハネイトワッシャーによるダブル制振性対策が施されています。
ステンレスボディからの振動と床からの振動をダブルで抑制しちゃえという感じですね。
また別途INS-BSへの換装も可能です。
インレット部には、専用に開発された純銀肉厚メッキ+ロジウムメッキの2層メッキになっています。
材質にはバフ仕上げ真鍮材を使用していたり、ロジウムメッキは通常の3倍の厚さを施していたりと抜かりがないチューニングですね。
ハンダには、オヤイデ電気オリジナルSS-47を使用しています。
細部の細部までこだわりが見られるMTS-6IIですが、オーディオシステムのマルチタップとしては勿論のこと、個人的には音楽制作をされる方にもとても扱いやすいのではないかなと思っています。
というのも私趣味で音楽制作をしていて、こちらのMTS-6IIを使用しているからです。
堅牢で安定した重量感とコンセント数、そしてアダプタが互いに干渉しにくい2×3セットのコンセント配置が特にお気に入りポイントです。
またこちらのMTS-6IIは電源ケーブルが付属していませんので、環境や制作意図によってお手軽にカスタマイズ出来る点も大きな魅力です。
私は現在PC-23+FURUTECH製リン青銅無メッキプラグのケーブルを使用していますが、そろそろステップアップしたい所存...。
肝心のサウンド面ですが、私がDAWで制作を始めた時は家庭用のタップを使っていて、そこからOCB-1STIIに変えた時も「うぉマジか」と感動したのを覚えています。
しかし今回OCB-1STIIからMTS-6IIに変えた際はさらなる変化を感じましたね。
一番は定位感とバランス感が保たれている点。
オーディオ用機器やケーブルの中には、たしかに美しいサウンドで聞いていて気持ちが良いけれど、元のニュアンスやテクスチャに着色が加わりすぎる事がよくあり、MIXの観点からは返って邪魔になったりするのですが、MTS-6IIにはそれを感じませんでした。(使用する電源ケーブルによりけりですが)
それでいてステレオバランスが向上し、音のテクスチャやマスキングしている帯域、定位の可視化が容易になりました。
一聴してすると解像度が上がったこともあり、クリアで明瞭な印象も覚えましたね。
タップまでの電源ケーブルを交換したり、タップからの電源ケーブルを交換したり、欲望が尽きる事はありませんね。これだけで暫く遊べます。
全然関係ない話なのですが、音の良し悪しの判断って難しいですよね。
人それぞれ基準としている音や求めている音、さらには聞こえている音も違う訳で、仕事柄一般のオーディオファンの方や音楽評論家の方、エンジニアやアーティストなど様々な方と音のお話をする機会を頂けているのですが、私は基本的に音や音楽を他人同士が共通理解するのは難しい事だと思っています。
私食事の時に、あまり調味料を使わないんですよ。
よく周りから「え!使わないの?」と言われることがあるのですが、中でも良く言われるのが餃子です。
醤油もお酢も何も付けずに食べます。
私にとっては今までもずっとそうやって食べてきて、当たり前に感じている基準であり、求めている味なんですよね。ただそれが基準ではなく、求めていない人からしたら理解する事が難しいと、つまり何が言いたいのかと言いますと、音も同じだと言うことです。
さながらMTS-6IIに例えるならば、本体は餃子、電源ケーブルは調味料といったところでしょうか?
まぁMTS-6IIは電源ケーブルなしでは美味しく頂けないんですけどね。
MTS-6II、皆さんもぜひ試してみてください!
以上!三浦でした〜
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